ヌスラ戦線がアジュナード・シャーム・イスラーム連合、イスラーム軍幹部3人を殺害(2015年2月5日)

ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(2月6日付)などによると、ハッザ町・ハムーリーヤ市間で深夜、アジュナード・シャーム・イスラーム連合のアブー・ザイド・カンナース司令官、イスラーム軍の爆弾製造の専門家「アブー・アブドゥー」、同戦線のアブー・ハリール・サアブ司令官の3人が何者かに撃たれて死亡した。

アジュナード・シャーム・イスラーム連合によると、3人を襲撃したのは、シャームの民のヌスラ戦線に所属する武装集団だという。

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ラッカ革命家旅団(自由シリア軍)司令官の一人「アブー・ダフシュ」氏がトルコのシャンウルファ市の市庁舎近くでトルコ・ナンバーのジープから発砲を受けた。

ARA News(2月6日付)が伝えた。

AFP, February 6, 2015、AP, February 6, 2015、ARA News, February 6, 2015、Champress, February 6, 2015、al-Hayat, February 7, 2015、Iraqi News, February 6, 2015、Kull-na Shuraka’, February 6, 2015、al-Mada Press, February 6, 2015、Naharnet, February 6, 2015、NNA, February 6, 2015、Reuters, February 6, 2015、SANA, February 6, 2015、UPI, February 6, 2015などをもとに作成。

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シリア国民連合が暫定政府閣僚2人を解任(2015年2月5日)

シリア革命反体制勢力国民連立(総合委員会)は、アフマド・トゥウマ暫定内閣のイリヤース・ワルダ資源大臣、イブラーヒーム・ミールー経済財務大臣の2人を解任する決定を下した。

暫定政府筋によると、解任の理由は両大臣の汚職疑惑だという。

クッルナー・シュラカー(2月6日付)が伝えた。

AFP, February 6, 2015、AP, February 6, 2015、ARA News, February 6, 2015、Champress, February 6, 2015、al-Hayat, February 7, 2015、Iraqi News, February 6, 2015、Kull-na Shuraka’, February 6, 2015、al-Mada Press, February 6, 2015、Naharnet, February 6, 2015、NNA, February 6, 2015、Reuters, February 6, 2015、SANA, February 6, 2015、UPI, February 6, 2015などをもとに作成。

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米軍はダーイシュ(イスラーム国)爆撃に参加する戦闘機墜落に備え救出チームをイラク北部に派遣(2015年2月5日)

AFP(2月6日付)は、米国防総省関係者の話として、米軍がダーイシュ(イスラーム国)への空爆に参加する有志連合の戦闘機が墜落した場合に備え、パイロットの迅速な救助を可能にするため、イラク北部に軍用機と部隊を移動させた、と伝えた。

AFP, February 6, 2015をもとに作成。

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人権団体報告(2015年2月5日)

シリア人権ネットワークは、2015年1月の1ヶ月間で「生活関連施設」43カ所が砲撃・空爆の標的となり、うち25カ所がシリア軍、3カ所が「過激派」(ジハード主義者)、11カ所が反体制武装集団による攻撃だったと発表した(http://sn4hr.org/blog/2015/02/05/3408/)。

砲撃・空爆の標的となった「生活関連施設」には、学校、病院、礼拝所、市場、救急車両などが含まれる。

AFP, February 6, 2015、AP, February 6, 2015、ARA News, February 6, 2015、Champress, February 6, 2015、al-Hayat, February 7, 2015、Iraqi News, February 6, 2015、Kull-na Shuraka’, February 6, 2015、al-Mada Press, February 6, 2015、Naharnet, February 6, 2015、NNA, February 6, 2015、Reuters, February 6, 2015、SANA, February 6, 2015、UPI, February 6, 2015などをもとに作成。

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ヨルダン当局は、ダーイシュ(イスラーム国)との「捕虜交換」交渉を仲介していたとされるイデオローグを逮捕(2015年2月5日)

『ハヤート』(2月6日付)によると、ヨルダン当局は、ジハード主義潮流のイデオローグのイサーム・バルカーウィー氏(アブー・ムハンマド・マクディスィー)を逮捕した。

同紙によると、バルカーウィー氏の逮捕は、ヨルダン人パイロット、マアーズ・カサースィバ中尉とサージダ・リーシャーウィー死刑囚ら複数名との「捕虜交換」交渉の結果を受けた動きで、バルカーウィー氏は、ダーイシュ(イスラーム国)のアブー・ムハンマド・アドナーニー氏と接触し、アブー・バクル・バグダーディー氏に「捕虜交換」についてのメッセージを伝えていた人物だという。

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ヨルダンのアブドゥッラー2世国王は、ヨルダン軍がダーイシュ(イスラーム国)の本拠地ラッカ市に対して空爆を行ったことを明らかにした。

アブドゥッラー国王は、ダーイシュに殺害されたヨルダン軍パイロット、マアーズ・カサースィバ中尉の遺族への弔問のため訪問していたカラク県アイ町で、中尉の父親に対して、ラッカ市上空を飛行中のヨルダン軍戦闘機がラッカ市での空爆を終えたことを伝えた。

『ハヤート』(2月6日付)が伝えた。

AFP, February 5, 2015、AP, February 5, 2015、ARA News, February 5, 2015、Champress, February 5, 2015、al-Hayat, February 6, 2015、Iraqi News, February 5, 2015、Kull-na Shuraka’, February 5, 2015、al-Mada Press, February 5, 2015、Naharnet, February 5, 2015、NNA, February 5, 2015、Reuters, February 5, 2015、SANA, February 5, 2015、UPI, February 5, 2015などをもとに作成。

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バイデン米副大統領「シリア領内での作戦においてシリア政府とまったく調整していない」(2015年2月5日)

ジョー・バイデン米副大統領は、シリア領内でのダーイシュ(イスラーム国)空爆に関して、欧州諸国記者団に対し「シリア領内での作戦においてシリア政府とまったく調整していない」と主張した。

また「アサドがシリア政府に残ることはできない」とも述べた。

ARA News(2月5日付)が伝えた。

AFP, February 5, 2015、AP, February 5, 2015、ARA News, February 5, 2015、Champress, February 5, 2015、al-Hayat, February 6, 2015、Iraqi News, February 5, 2015、Kull-na Shuraka’, February 5, 2015、al-Mada Press, February 5, 2015、Naharnet, February 5, 2015、NNA, February 5, 2015、Reuters, February 5, 2015、SANA, February 5, 2015、UPI, February 5, 2015などをもとに作成。

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ダーイシュ(イスラーム国)がアレッポ市スーラーン町一帯から撤退か(2015年2月5日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(2月5日付)がスーラーン・アアザーズ町の住民からの情報として、ダーイシュ(イスラーム国)が同町からの撤退を決定したと伝えた。

撤退の理由は定かではないが、ダーイシュはラッカ市方面へ撤退するものと見られるという。

またクッルナー・シュラカー(2月5日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊がアイン・アラブ市南部郊外で、チュニジア人戦闘員を含むダーイシュ(イスラーム国)メンバー2人を捕捉した。

さらに、ARA News(2月5日付)によると、人民防衛隊はアイン・アラブ市南部のハズィーナ村、タッル・ガザール村、スーフィヤーン村、ダイブリク村、マフラジュ村、マズリー村、アイン・アラブ市東部のターシュルーク村をダーイシュから奪還、制圧した。

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ハサカ県では、SANA(2月5日付)によると、シリア軍がハサカ市東部郊外でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、同地の16村・農場を制圧した。

シリア軍が制圧したのは、ザッラーザ村、シャンマーサ村、タッル・ムハンマド村、タブン村、ハーリド村、フワイディカ村、アークーラー村と9つの農場。

またARA News(2月5日付)によると、米国など有志連合戦闘機4機がシャッダーディー市内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などを空爆した。

AFP, February 5, 2015、AP, February 5, 2015、ARA News, February 5, 2015、Champress, February 5, 2015、al-Hayat, February 6, 2015、Iraqi News, February 5, 2015、Kull-na Shuraka’, February 5, 2015、al-Mada Press, February 5, 2015、Naharnet, February 5, 2015、NNA, February 5, 2015、Reuters, February 5, 2015、SANA, February 5, 2015、UPI, February 5, 2015などをもとに作成。

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シリア国民連合はイスラーム軍によるダマスカス無差別砲撃を支持(2015年2月5日)

シリア革命反体制勢力国民連立のハーリド・ハウジャ代表は、イスラーム軍によるダマスカス県への無差別砲撃に関して、「シリア政府にはもはや首都ダマスカスを防衛するための軍も持ち合わせていない」と述べた。

AFP, February 5, 2015、AP, February 5, 2015、ARA News, February 5, 2015、Champress, February 5, 2015、al-Hayat, February 6, 2015、Iraqi News, February 5, 2015、Kull-na Shuraka’, February 5, 2015、al-Mada Press, February 5, 2015、Naharnet, February 5, 2015、NNA, February 5, 2015、Reuters, February 5, 2015、SANA, February 5, 2015、UPI, February 5, 2015などをもとに作成。

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イスラーム軍がダマスカス県に対して無差別砲撃、シリア軍が東グータ地方を報復爆撃(2015年2月5日)

ダマスカス県では、SANA(2月5日付)によると、「東グータ地方のタクフィール主義テロ集団」が住宅地を砲撃し、6人が死亡、53人が負傷したと伝えた。

またシリア人権監視団によると、イスラーム軍がウマイヤ・モスク周辺の旧市街を含む各所に対して無差別砲撃を行い、63発以上の砲弾が着弾、5人が死亡、少なくとも33人が負傷、住宅、自動車など多数が損害を受けた。

イスラーム軍による無差別砲撃の被害にあったのは旧市街、アダウィー地区、ガッサーニー地区、バラームカ地区、アミーン地区、シャーグール区、アブー・ルンマーナ地区、税関地区、ムジュタヒド地区、マズラア地区、ザバダーニー地区、カッサーア地区、マッザ区、ルクン・ディーン区。

無差別砲撃が始まったのは、午前8時頃のラッシュ時間だったが、砲撃開始から数分で住民らは屋内に避難し、公立・私立学校が休校となったほか、通勤通学の足に影響が出たという。

反体制活動家らによると、迫撃砲は、マーリキー地区、ムハージリーン区、サブア・バフラート地区、マッザ86地区、税関地区の治安厳戒地区、カフルスーサ区の総合情報部、人民議会議事堂周辺、シャアラーン地区(将校クラブ周辺)、サーリヒーヤ区、アイン・クルシュ地区、バグダード通り、サウラ通り、カッサーア地区、ファイハー地区、マズラア地区、アマーラ地区、ザバダーニー地区、アッバースィーイーン地区(バス発着場)に着弾し、「治安機関拠点などが標的となった」という。

一方、SANA(2月5日付)によると、ジャウバル区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、イスラーム国のイスラーム・アッルーシュ大尉が、ラタキア市内の治安関連施設に対する砲撃作戦を開始したと発表、ドゥラル・シャーミーヤ(2月5日付)によると、ラタキア市内のラムル地区、アズハリー交差点近くなどで迫撃砲が着弾したと思われる爆発音が3回にわたって聞こえた。

一方、SANA(2月5日付)によると、ラタキア市のアズハリー地区に対して「テロリスト」が迫撃砲2発を発射し、住民2人が負傷した。

Kull-na Shuraka', February 5, 2015
Kull-na Shuraka’, February 5, 2015

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が、イスラーム軍によるダマスカス県各所への無差別砲撃に報復するかたちで、ドゥーマー市、アルバイン市、カフルバトナー町、アイン・タルマー村など東グータ地方各所に対して激しい空爆・砲撃を行い、少なくとも45人(うち子供4人、女性5人)が死亡、140人以上が負傷した。

クッルナー・シュラカー(2月5日付)によると、この空爆で、ドゥーマー市に唯一あった野戦病院が完全に破壊されたという。

一方、SANA(2月5日付)によると、アーリヤ農場、アイン・タルマー村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

Kull-na Shuraka', February 5, 2015
Kull-na Shuraka’, February 5, 2015
Kull-na Shuraka', February 5, 2015
Kull-na Shuraka’, February 5, 2015

 

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、クナイトラート村、ラターミナ町をシリア軍が空爆する一方、ムハルダ市一帯、ザッリーン検問所に対してジハード主義武装集団が砲撃を行った。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、アブー・ズフール航空基地周辺、タッルアース村、クマイナース村、ファイルーン村、カフルナブル市・ヒザーリーン村間、シャーグーリート村

をシリア軍が「樽爆弾」などで空爆、砲撃した。

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アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(2月5日付)によると、シャイフ・アリー村一帯で、シャームの民のヌスラ戦線とハズム運動が再び交戦した。

またシリア人権監視団によると、ブライジュ村一帯で、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、クドス旅団、イラン人・アフガン人戦闘員が、シャームの民のヌスラ戦線、アンサール・ディーン戦線などジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(2月5日付)によると、「タクフィール主義テロリスト」がアレッポ市ナイル通り地区、バニー・ザイド地区、アフュラフィーヤ地区を砲撃し、1人が負傷、住宅などが被害を受けた。

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ヒムス県では、SANA(2月5日付)によると、イッズッディーン町、サアン村、西サラーム村、ドゥワイバ村、ウンム・リーシュ村、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, February 5, 2015、AP, February 5, 2015、ARA News, February 5, 2015、Champress, February 5, 2015、al-Durar al-Shamiya, February 5, 2015、al-Hayat, February 6, 2015、Iraqi News, February 5, 2015、Kull-na Shuraka’, February 5, 2015、al-Mada Press, February 5, 2015、Naharnet, February 5, 2015、NNA, February 5, 2015、Reuters, February 5, 2015、SANA, February 5, 2015、UPI, February 5, 2015などをもとに作成。

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