西クルディスタン移行期民政局使節団がフランスを訪問、オランド大統領と会談(2015年2月8日)

西クルディスタン移行期民政局使節団がフランスを訪問し、パリのエリゼ宮殿でフランソワ・オランド大統領と会談し、シリア情勢全般などについて意見を交わした。

使節団は、民主統一党共同党首のアースィヤー・アブドゥッラー女史、女性防衛部隊(YPJ)のナスリーン・アブドゥッラー女史、民主統一党在仏代表のハーリド・イーサー氏からなり、オランド大統領からの正式な招聘を受け、フランスを訪問していた。

ARA News(2月9日付)が伝えた。

AFP, February 9, 2015、AP, February 9, 2015、ARA News, February 9, 2015、Champress, February 9, 2015、al-Hayat, February 10, 2015、Iraqi News, February 9, 2015、Kull-na Shuraka’, February 9, 2015、al-Mada Press, February 9, 2015、Naharnet, February 9, 2015、NNA, February 9, 2015、Reuters, February 9, 2015、SANA, February 9, 2015、UPI, February 9, 2015などをもとに作成。

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ダーイシュ(イスラーム国)がジャラーブルス市で約200人を一斉摘発、ハサカ県、ダイル・ザウル県でシリア軍兵士、国防隊隊員を処刑(2015年2月8日)

アレッポ県では、ARA News(2月9日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員多数が撤退したジャラーブルス市に、ダーイシュの大規模部隊が再展開し、通行規制を敷き、約200人を一斉摘発した。

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ハサカ県では、ARA News(2月9日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がフール町で、国防隊の戦闘員3人を処刑した。

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ARA News(2月9日付)は、ダーイシュ(イスラーム国)ハイル州広報局が、シリア軍兵士1人を処刑する映像をツイッターを通じて公開したと伝えた。

処刑されたのはガーズィー・イブラーヒーム・ハムザ大尉と思われる人物。

AFP, February 9, 2015、AP, February 9, 2015、ARA News, February 9, 2015、Champress, February 9, 2015、al-Hayat, February 10, 2015、Iraqi News, February 9, 2015、Kull-na Shuraka’, February 9, 2015、al-Mada Press, February 9, 2015、Naharnet, February 9, 2015、NNA, February 9, 2015、Reuters, February 9, 2015、SANA, February 9, 2015、UPI, February 9, 2015などをもとに作成。

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ヨルダン空軍参謀長:「有志連合の作戦により、ダーイシュ(イスラーム国)は約20%の戦闘能力を失った」(2015年2月8日)

ヨルダン空軍のマンスール・ジャッブール参謀長は、有志連合によるダーイシュ(イスラーム国)への空爆で、約7,000人の戦闘員を殺害したと主張した。

ジャッブール参謀長はまた、有志連合の作戦により、「ダーイシュは約20%の戦闘能力を失った」と付言した。

AFP, February 8, 2015、AP, February 8, 2015、ARA News, February 8, 2015、Champress, February 8, 2015、al-Hayat, February 9, 2015、Iraqi News, February 8, 2015、Kull-na Shuraka’, February 8, 2015、al-Mada Press, February 8, 2015、Naharnet, February 8, 2015、NNA, February 8, 2015、Reuters, February 8, 2015、SANA, February 8, 2015、UPI, February 8, 2015などをもとに作成。

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アレン米退役大将:「地上攻撃のため、イラク軍12旅団の準備が完了している。我々はイラクにおいてパートナーはいるが、シリアにおいてテロとの戦いのパートナーはいない」(2015年2月8日)

イラクとシリアでダーイシュ(イスラーム国)掃討に向けた有志連合を指揮するジョン・アレン米退役大将は、ペトラ通信(2月8日付)に対して、有志連合の支援のもと、近くイラク軍部隊が指導するかたちでダーイシュに対する大規模な地上攻撃が行われる、と述べた。

アレン退役大将はまた、ダーイシュが制圧地域の22%を喪失したとの見方を示した。

一方、シリアでの戦況に関して、アレン退役大将は「地上攻撃のため、イラク軍12旅団の準備が完了している。我々はイラクにおいてパートナーはいるが、シリアにおいてテロとの戦いのパートナーはいない」と付言した。

AFP, February 8, 2015、AP, February 8, 2015、ARA News, February 8, 2015、Champress, February 8, 2015、al-Hayat, February 9, 2015、Iraqi News, February 8, 2015、Kull-na Shuraka’, February 8, 2015、al-Mada Press, February 8, 2015、Naharnet, February 8, 2015、NNA, February 8, 2015、Petra News Agency, February 8, 2015、Reuters, February 8, 2015、SANA, February 8, 2015、UPI, February 8, 2015などをもとに作成。

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ダーイシュ(イスラーム国)がアレッポ県、ラッカ県から離散・逃走に拍車(2015年2月8日)

ARA News(2月8日付)は、アイン・アラブ市(アレッポ県)一帯でダーイシュ(イスラーム国)の放逐を続ける西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊の進軍を受け、ダーイシュに忠誠を誓っていたアラブ系部族の子息多数がタッル・アブヤド市(ラッカ県)を経由してトルコ領内に避難している、と伝えた。

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またマンビジュ市(アレッポ県)の自由シリア軍匿名筋は、ARA News(2月8日付)に対して、マンビジュ市のダーイシュ(イスラーム国)戦闘員が減少、またダーイシュは戦闘員の逃亡を警戒し、同市からの戦闘員派遣を躊躇するようになっていると明かした。

同匿名筋によると、ダーイシュはアイン・アラブ市南部のアイン・イーサー市からもほぼ完全に撤退し、市内のシャリーア法廷、本部をラッカ県スルーク町に移転、また多数の戦闘員がラッカ県、トルコに逃亡しているという。

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さらに、ARA News(2月8日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)戦闘員は、アレッポ県ジャラーブルス市からも、アミールら一部を除いてほとんどが離散し、市郊外やトルコに逃れたという。

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ラッカ県では、ARA News(2月8日付)によると、米国など有志連合がラッカ市にビラを投下し、住民に対して、ただちに退去するよう呼びかけた。

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アレッポ県では、ARA News(2月8日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が、アイン・アラブ市郊外のバルフ・ブーターン村での戦闘で、ダーイシュ(イスラーム国)幹部の一人で、マンビジュ刑務所長官(アミール)のアブー・アナス・ハラビー氏を拘束した。

アブー・ウンス氏は、アイン・アラブ市で拘束した子供を拘置していた刑務所を監督する役職に就いていたという。

また人民防衛隊は、イラク・クルディスタン地域のペシュメルガ戦闘員、北の太陽大隊の支援を受け、アイン・アラブ市から南30キロの距離を通るアレッポ市・ハサカ市街道にいたる地域からダーイシュを放逐、制圧した。

人民防衛隊が制圧したのは、ザルハク村、クームシー村、バルフ・ブーターン村など。

なおシリア人権監視団は、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が、ラッカ革命家旅団、北の太陽大隊の支援を受け、1月24日以降、ダーイシュ(イスラーム国)から奪還したアイン・アラブ市周辺の村の数は128にのぼり、同市周辺地域の35%以上を制圧した、と発表した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(2月8日付)によると、ダイル・ザウル市フワイジャト・サクル地区、ブーウマル、ジャフラ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, February 8, 2015、AP, February 8, 2015、ARA News, February 8, 2015、Champress, February 8, 2015、al-Hayat, February 9, 2015、Iraqi News, February 8, 2015、Kull-na Shuraka’, February 8, 2015、al-Mada Press, February 8, 2015、Naharnet, February 8, 2015、NNA, February 8, 2015、Reuters, February 8, 2015、SANA, February 8, 2015、UPI, February 8, 2015などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県などでシリア軍とジハード主義武装集団の戦闘続く(2015年2月8日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ダーライヤー市北東部前線で、シリア軍、国防隊がジハード主義武装集団と交戦、シリア軍が同地一帯を迫撃砲、地対地ミサイルで攻撃した。

またアルバイン市一帯、ドゥーマー市各所、ザブディーン村、ドゥーマー市・ミスラーバー市間、ムライハ市、カフルバトナー町をシリア軍が空爆、砲撃し、少なくとも2人が死亡した。

クッルナー・シュラカー(2月8日付)によると、ドゥーマー市での戦闘で、イスラーム軍はシリア軍士官6人を殺害したという。

このほか、ダーヒヤト・アサド町各所、アッバースィーイーン地区(バス発着所)、ジャウバル区に、イスラーム軍が撃った迫撃砲弾複数発が着弾した。

一方、ARA News(2月8日付)によると、シリア軍がジハード主義武装集団、自由シリア軍との交戦の末、ダルアー県とクナイトラ県を結ぶマルイー丘一帯を制圧した。

また、SANA(2月8日付)によると、ラアス・マアッラ町無人地帯、マシュラファ村無人地帯、ザバダーニー市一帯、ドゥーマー市、シャイフーニーヤ村、アーリヤ農場、アッブ農場で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、イスラーム軍、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダイル・アダス村、インヒル市、ジャースイム市・カフルシャムス町間、イブタア町、ハーッラ丘、アクラバー・ハーッラ市間街道で、シリア軍、国防隊がジハード主義武装集団と交戦した。

またシリア広報委員会によると、自由シリア軍南部戦線所属の第1軍が、「民間人に対する政府の虐殺」への報復として、「ダルアー県砕爪の戦い」を開始し、サナマイン市、ジャッバーブ村、カフルシャムス町などの軍治安部隊拠点を攻撃した。

これに関して、シリア人権監視団は、カフルシャムス町一帯での戦闘で、ジハード主義武装集団戦闘員11人が死亡したと発表した。

一方、SANA(2月8日付)によると、ジャースィム市、インヒル市、ダルアー市各所、カルファー村、ムサイフラ町、ヒルバト・ガザーラ町一帯、タファス市、カフルシャムス町で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ジャイドゥール・ハウラーン旅団、ハムザ・アサドッラー旅団、イスラームの剣中隊の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、タルビーサ市一帯、ウンム・シャルシューフ村、ガジャル村、ダフラト・カフルナーン村で、シリア軍、国防隊がジハード主義武装集団と交戦した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ラターミナ町、ザカート村をシリア軍が空爆した。

一方、SANA(2月8日付)によると、南カスタル村、ハッダージュ村、ラスム・クタイシャ村、ハマーディー・ウマル村、アクラブ町、カフルズィーター市、ラターミナ町で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、サルマダー市、ダイル・シャルキー村、タフターヤー村で、シリア軍がシャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(2月8日付)によると、ハミーマート・ダーイル村、ウンム・ジャリーン村、タッル・サラムー村、ハミーディーヤ村、アブー・ズフール町一帯、アイン・バーリダ村、マアヤーン村、カフィール村、カフルタハーリーム町、ハーン・シャイフーン市で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

他方、マアッラト・ヌウマーン市では、シャームの民のヌスラ戦線によって拉致された家族の解放と同戦線の退去を求めるデモが発生し、多数の女性が参加した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市ザフラー協会地区、バニー・ザイド地区で、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員が、アンサール・ディーン戦線、シャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦、シリア軍が同地一帯を砲撃した。

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ダマスカス県では、SANA(2月8日付)によると、ジャウバル区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、イスラーム軍の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、ARA News(2月8日付)によると、ハサカ市北部一帯に展開していたシリア軍、国防隊と、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊、アサーイシュの双方が、検問所などからの撤退を開始した。

AFP, February 8, 2015、AP, February 8, 2015、ARA News, February 8, 2015、Champress, February 8, 2015、al-Hayat, February 9, 2015、Iraqi News, February 8, 2015、Kull-na Shuraka’, February 8, 2015、al-Mada Press, February 8, 2015、Naharnet, February 8, 2015、NNA, February 8, 2015、Reuters, February 8, 2015、SANA, February 8, 2015、UPI, February 8, 2015などをもとに作成。

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