シリア情報相「砲撃の停止は戦闘中止の一部をなす。戦闘停止はアレッポにいるすべての武装集団が行うもの」(2015年2月19日)

マフムード・ズウビー情報大臣は、「シリア政府は我々に、アレッポ市各地区で、6週間、空爆・砲撃作戦を停止する用意がある」とのスタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表の発言に関して、ロイター通信(2月19日付)に「砲撃の停止…は戦闘中止の一部をなす…。一方、戦闘停止は、アレッポにいるすべての武装集団が行うものだ。シリア政府はスタファン氏が安保理に提案したことも含めて、当初から同氏の発言を検討している」と述べた。

AFP, February 20, 2015、AP, February 20, 2015、ARA News, February 20, 2015、Champress, February 20, 2015、al-Hayat, February 21, 2015、Iraqi News, February 20, 2015、Kull-na Shuraka’, February 20, 2015、al-Mada Press, February 20, 2015、Naharnet, February 20, 2015、NNA, February 20, 2015、Reuters, February 20, 2015、SANA, February 20, 2015、UPI, February 20, 2015などをもとに作成。

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トルコ外相「穏健な反体制派はダーイシュ(イスラーム国)、シリア政府の双方と戦う」(2015年2月19日)

トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣は記者会見で、米国が教練するシリアの「穏健な反体制派」の任務に関して「ダーイシュとシリア政府双方と戦う…。我々と米国はこの点で合意している」と強調した。

チャヴシュオール外務大臣によると「米国とトルコは教練の調整をともに行い、ともに決定を下す。トルコの意思に反する決定はなされないだろう」と述べた。

チャヴシュオール外務大臣はまた「穏健な反体制派」教練に関する米国との合意に関して、米国がトルコ領内で毎年1,500~2,000人の戦闘員を教練することが取り決められていることを明らかにした。

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駐トルコ米大使報道官は、AFP(2月20日付)に対して、両国の合意文書が19日に署名されたと述べた。

文書への署名はトルコ外務省次官と米大使によって行われたという。

AFP, February 20, 2015、AP, February 20, 2015、ARA News, February 20, 2015、Champress, February 20, 2015、al-Hayat, February 21, 2015、Iraqi News, February 20, 2015、Kull-na Shuraka’, February 20, 2015、al-Mada Press, February 20, 2015、Naharnet, February 20, 2015、NNA, February 20, 2015、Reuters, February 20, 2015、SANA, February 20, 2015、UPI, February 20, 2015などをもとに作成。

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自爆テロ、暗殺などを指示したダーイシュ(イスラーム国)の手書きの命令書が流出(2015年2月19日)

アラビーヤ・チャンネル(2月19日付)は、ダーイシュ(イスラーム国)を離反し、シャームの民のヌスラ戦線に加入した複数の戦闘員が所持していたとされるダーイシュの手書きの命令書がツイッター上で公開されていると伝えた。

「#اختراق_الرسائل_السرية_للدولة_البغدادية」というハッシュタグをつけて公開されている命令書のなかには、シュハイル村(ダイル・ザウル県)で爆弾を仕掛けた車を用意し、戦闘員に自爆を指示したもの、シャームの民のヌスラ戦線の司令官の自爆攻撃での暗殺を命じたものなどがある。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊を中心とする部隊が、ダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、県内の19カ村を制圧した。

また、ドゥラル・シャーミーヤ(2月19日付)によると、米国など有志連合が、ラッカ市郊外のジャラビーヤ村を10回以上空爆した。

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アレッポ県では、ARA News(2月19日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がバーブ市郊外のクッバト・シャイフ村でイスラーム教のシャイフ9人をむち打ち刑に処した。

シャイフ9人の息子たちがほかのジハード主義武装集団に所属していることが理由だという。

 

一方、ARA News(2月20日付)は、ダーイシュ(イスラーム国)がアレッポ県バーブ市にあるパン製造器を解体し、ラッカ県内に移設した、と報じた。

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ヒムス県では、SANA(2月19日付)によると、ジャズル・ガス採掘所一帯、シャーイル油田一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、ARA News(2月20日付)によると、米国など有志連合が、ダーイシュ(イスラーム国)によって占拠されているシャッダーディー市郊外のクバイバ油田地帯を空爆し、1人が死亡した。

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また有志連合合同司令部によると、米国など有志連合は、シリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点に対して15回の空爆を行った。

うちシリア領内(アイン・アラブ市一帯)への攻撃は5回。

ARA News(2月19日付)が伝えた。

AFP, February 19, 2015、AP, February 19, 2015、ARA News, February 19, 2015、February 20, 2015、Champress, February 19, 2015、al-Durar al-Shamiya, February 19, 2015、al-Hayat, February 20, 2015、Iraqi News, February 19, 2015、Kull-na Shuraka’, February 19, 2015、al-Mada Press, February 19, 2015、Naharnet, February 19, 2015、NNA, February 19, 2015、Reuters, February 19, 2015、SANA, February 19, 2015、UPI, February 19, 2015などをもとに作成。

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アレッポ県北部でヌスラ戦線、アンサール・ディーン戦線が反転攻勢(2015年2月19日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャームの民のヌスラ戦線、アンサール・ディーン戦線などジハード主義武装集団が、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、クドス旅団、イラン人・アフガン人戦闘員との交戦の末、18日にシリア軍が制圧していたハルダトニーン村を奪還した。

両者の戦闘は、マーシュカウィー村一帯でも続いており、シリア軍が同地を空爆しているという。

18日に始まったシリア軍のアレッポ県北部での攻撃に関して、シリア人権監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン代表は「悪天候や戦況ゆえに、シリア軍が同地域に増援部隊を派遣できなかったため、攻撃は失敗した」と述べた。

なお3日目を迎えた戦闘で、外国人戦闘員25人を含む反体制武装集団戦闘員90人以上が死亡、またシリア軍側も80人以上(うちシリア軍兵士は50人)が戦死し、32人が捕捉されたという。

シリア軍はまた、アレッポ市ラーシディーン地区を「樽爆弾」で空爆、ハーン・トゥーマーン村などで国防隊、ヒズブッラー戦闘員、クドス旅団とともに、アンサール・ディーン戦線などジハード主義武装集団と応戦した。

一方、シャームの民のヌスラ戦線は声明を出し、ハズム運動が拘束中の戦線メンバー複数名をただちに釈放するよう求めた。

ヌスラ戦線は、反体制武装集団の対立を「ヌサイリー体制」が利さないようにするため、シャイフ・スライマーン村の明け渡しと拘束中のヌスラ戦線メンバーの釈放を条件に、アレッポ県で活動する武装集団との停戦に応じ、同村を回復したが、メンバーの解放が行われていないと批判、シャーム戦線に対して、ハズム運動に解放を迫った。

シャーム運動は、ハズム運動を糾合したとの声明を発表していた。

これを受け、ジハード布教者センターを名のる集団がインターネットを通じて声明を出し、シャーム戦線をはじめとする武装集団に対して、ハズム運動が拘束中のヌスラ戦線メンバーを釈放するよう求めた。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がウンム・サフリージュ村、東サラーム村、アブー・ハワーディード村、タフハ村を砲撃、ヒムス市ワアル地区で反体制武装集団と交戦した。

一方、SANA(2月19日付)によると、ウンム・リーシュ村、ウンク・ハワー村、ラジャム・カスル村、ムシャイリファ村、アブー・ハダーディート村、タフハ村、ザアフラーナ村、ヒムス市ワアル地区などで、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がザバダーニー市各所を砲撃する一方、タッル・クルディー町一帯、アルバイン市周辺、ハラスター市周辺で、国防隊とともにジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(2月19日付)によると、ドゥーマー市郊外(アーリヤ農場など)、アルバイーン市、ハラスター市、カラムーン地方山岳地帯、ダナージー村一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

イスラーム軍のザフラーン・アッルーシュ司令官はツイッターで、東グータ地方でのシリア軍との交戦で、兵士15人を殺害したと主張した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、カフル・ナースィジュ村、カフルシャムス町で、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、イラン・イスラーム革命防衛隊が、ジハード主義武装集団と交戦、戦闘員2人が死亡した。

一方、SANA(2月19日付)によると、ヨルダン領内から潜入を試みた武装集団をシリア軍が撃退した。

またダルアー市各所、アクラバー村、タッル・アラーキーヤ、ダイル・アダス村・カフル・ナースィジュ村・カフルシャムス町間で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(2月19日付)によると、ダキーラ村、バルアース山一帯、南カスタル村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(2月19日付)によると、ナブア・サフル村、西サムダーニーヤ村北部、ハミーディーヤ村、マスハラ丘で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(2月19日付)によると、アブー・ズフール町一帯、ハミーディーヤ村、ウンム・ジャリーン村、タッル・サラムー村、ジャディーダ村、ハッルーズ村、アイン・アルース村、ダーナー市で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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スワイダー県では、SANA(2月19日付)によると、タッル・アスファル地区で、シリア軍が「テロ集団」の拠点と武器庫を破壊した。

AFP, February 19, 2015、AP, February 19, 2015、ARA News, February 19, 2015、Champress, February 19, 2015、al-Hayat, February 20, 2015、Iraqi News, February 19, 2015、Kull-na Shuraka’, February 19, 2015、al-Mada Press, February 19, 2015、Naharnet, February 19, 2015、NNA, February 19, 2015、Reuters, February 19, 2015、SANA, February 19, 2015、UPI, February 19, 2015などをもとに作成。

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シリア国民連合代表「シリア軍はすべての都市で砲撃を停止し、全土で殺戮を止めるべき」(2015年2月19日)

シリア革命反体制勢力国民連立のハーリド・ハウジャ議長は、「シリア政府は我々に、アレッポ市各地区で、6週間、空爆・砲撃作戦を停止する用意がある」とのスタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表の発言(18日)に関して、「シリア軍はすべての都市で砲撃を停止し、全土で殺戮を止めるべき」と述べた。

『ハヤート』(2月20日付)が伝えた。

AFP, February 19, 2015、AP, February 19, 2015、ARA News, February 19, 2015、Champress, February 19, 2015、al-Hayat, February 20, 2015、Iraqi News, February 19, 2015、Kull-na Shuraka’, February 19, 2015、al-Mada Press, February 19, 2015、Naharnet, February 19, 2015、NNA, February 19, 2015、Reuters, February 19, 2015、SANA, February 19, 2015、UPI, February 19, 2015などをもとに作成。

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