シリア軍がダイル・ザウル県で、YPGがアレッポ県、ハサカ県でダーイシュ(イスラーム国)に対して攻勢(2015年2月25日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)が潜伏するダイル・ザウル市フワイジャト・サクル地区に4回、ハウィージャト・マリーイーヤ村に2回、ジャフラ村に5回の空爆を行った。

シリア軍はまた、ダイル・ザウル市フワイジャト・サクル地区、ダイル・ザウル航空基地周辺でダーイシュと交戦、外国人3人を含むダーイシュ戦闘員5人が死亡した。

一方、SANA(2月25日付)によると、ダイル・ザウル市工業地区、ジュバイラ地区、ハウィージャト・マリーイーヤ村、ダイル・ザウル航空基地周辺、マリーイーヤ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、ARA News(2月5日付)によると、米国など有志連合がカフターニーヤ市、ジュワーディーヤ市南部のタウィール村、フワイトリー村のダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆した。

また、西クルディスタン移行期民政局人民保護部部隊は、タッル・ハミース市郊外でダーイシュと交戦し、フバイス村、南アブタフ村、大アブタフ村、フサイウィーヤ村、下ハミース村、ブータトフ・ジャバリー村、上フーラムル村、下フーラムル村、フナイウィーヤ村、マドウィール村、ヒルバト・アブド村、小フライウィーヤ村を制圧した。

一方『ハヤート』(2月26日付)が、タッル・シャーミーラーン村一帯へのダーイシュ(イスラーム国)の襲撃と住民約90人の拉致を受け、約5,000人の住民(アッシリア教徒)が避難を余儀なくされれたと伝えた。

これに関して、アッシリア人権ネットワークを名のる組織はAFP(2月25日付)に、約800世帯がハサカ市に、約150世帯がカーミシュリー市に避難したことを明らかにした。

両市はいずれも、シリア政府、西クルディスタン移行期民政局が勢力下に置いている。

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アレッポ県では、ARA News(2月25日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊、ユーフラテスの騎士旅団が、シュユーフ・タフターニー町に隣接するクッバ村でダーイシュ(イスラーム国)と交戦、同村を制圧した。

またクッルナー・シュラカー(2月25日付)によると、「自由シリア軍」を名のる武装集団がマンビジュ市郊外のクッバ村(ユーフラテス河畔)でダーイシュと交戦、同地を制圧した。

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ヒムス県では、SANA(2月25日付)によると、ラッフーム村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, February 25, 2015、AP, February 25, 2015、ARA News, February 25, 2015、Champress, February 25, 2015、al-Hayat, February 26, 2015、Iraqi News, February 25, 2015、Kull-na Shuraka’, February 25, 2015、al-Mada Press, February 25, 2015、Naharnet, February 25, 2015、NNA, February 25, 2015、Reuters, February 25, 2015、SANA, February 25, 2015、UPI, February 25, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アレッポ県、イドリブ県などでシリア軍とヌスラ戦線らが交戦(2015年2月25日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市アシュラフィーヤ地区、ハーリディーヤ地区、シャイフ・サイード地区をジハード主義武装集団が手製の迫撃砲で砲撃した。

またアレッポ市旧市街サブア・バフラート地区一帯では、シリア軍、バアス大隊がジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(2月25日付)によると、アルド・マッラーフ地区一帯、マアーッラト・アルティーク村、アレッポ市旧市街、ブライジュ村一帯などで、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、カファルヤー町一帯で、シリア軍、国防隊がシャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦し、戦闘員3人が死亡した。

一方、SANA(2月25日付)によると、バルーマー村、カファルヤー町、サルマーニーヤ村、アイン・バーリダ村、マジュダリヤー村、フーア市で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャーム軍団、イドリブ殉教者旅団の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、マダーヤー町一帯、ドゥーマー市、リーハーン農場をシリア軍が「樽爆弾」などで空爆・砲撃し、男性1人が死亡した。

シリア軍はまたダーライヤー市内に反体制武装集団が掘削したトンネルを爆破・破壊した。

一方、SANA(2月25日付)によると、ハーン・シャイフ・キャンプ郊外、サアサア町一帯、サブサバー村一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線
の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区で、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員が、シャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、インヒル市、シャイフ・マスキーン市、タファス市、フィキーア村、ジャースィム市をシリア軍が「樽爆弾」などで空爆した。

またカフル・ナースィジュ村では、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員がシャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(2月25日付)によると、サムリーン村、ズィムリーン村、マール村、アンタル丘、シャイフ・マスキーン市、フラーク市、マアルバ町、ガズラーン農場、ダルアー市各所、ラジャート高地一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動、イスラーム・ムサンナー運動の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(2月25日付)によると、マスハラ村、ハミーディーヤ村などで、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(2月25日付)によると、ヒムス市ワアル地区、カスル・ラジャム村、スーマア村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ファールーク大隊、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, February 25, 2015、AP, February 25, 2015、ARA News, February 25, 2015、Champress, February 25, 2015、al-Hayat, February 26, 2015、Iraqi News, February 25, 2015、Kull-na Shuraka’, February 25, 2015、al-Mada Press, February 25, 2015、Naharnet, February 25, 2015、NNA, February 25, 2015、Reuters, February 25, 2015、SANA, February 25, 2015、UPI, February 25, 2015などをもとに作成。

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アサド大統領はフランス議員使節団と会談(2015年2月25日)

アサド大統領は、シリア訪問中のフランス国会議員使節団と会談した。

使節団は、フランス・シリア友好委員会代表のジャン=ピエール・ヴィアル元老院(上院)議員を団長とし、同委員会副代表のジャック・ムヤールド国民議会(下院)議員らからなる。

SANA(2月25日付)によると、使節団メンバーは、フランスの議員の多くが、シリアの実情をフランス国民に伝え、両国共通の懸案において両国の調整や情報交換を行う必要があると考えていると述べたという。

また、中東地域における治安と安定の確立がフランスの国益につながり、シリアとテロ根絶で協力する必要があると表明したという。

これに対して、アサド大統領は、主権尊重、内政不干渉の原則のもとに外国との関係強化を進めるべきだ強調するとともに、「テロとの戦い」が真の政治的意思を必要とすると述べたという。

アサド大統領との会談後、使節団は、ムハンマド・ジハード・ラッハーム人民議会議長、ワリード・ムアッリム外務在外居住大臣ら外務在外居住者省幹部、アフマド・バドルッディーン・ハッスーン共和国ムフティーらイスラーム教・キリスト教法曹界代表と個別に会談し、シリア情勢、中東情勢、両国間関係などについて意見を交わした。

SANA, February 25, 2014
SANA, February 25, 2014

 

AFP, February 25, 2015、AP, February 25, 2015、ARA News, February 25, 2015、Champress, February 25, 2015、al-Hayat, February 26, 2015、Iraqi News, February 25, 2015、Kull-na Shuraka’, February 25, 2015、al-Mada Press, February 25, 2015、Naharnet, February 25, 2015、NNA, February 25, 2015、Reuters, February 25, 2015、SANA, February 25, 2015、UPI, February 25, 2015などをもとに作成。

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シリア国家建設潮流のフサイン・ルワイユ代表の保釈決定(2015年2月25日)

クッルナー・シュラカー(2月25日付)は、ダマスカスの刑事裁判所第2法廷は、拘束中のシリア国家建設潮流のルワイユ・フサイン代表に対して、5,000シリア・ポンドでの保釈を決定した、と伝えた。

同法廷は合わせて、ルワイユ代表の国外渡航禁止を決定した。

AFP, February 25, 2015、AP, February 25, 2015、ARA News, February 25, 2015、Champress, February 25, 2015、al-Hayat, February 26, 2015、Iraqi News, February 25, 2015、Kull-na Shuraka’, February 25, 2015、al-Mada Press, February 25, 2015、Naharnet, February 25, 2015、NNA, February 25, 2015、Reuters, February 25, 2015、SANA, February 25, 2015、UPI, February 25, 2015などをもとに作成。

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民主的変革諸勢力国民調整委員会とシリア国民連合がパリで会合(2015年2月25日)

民主的変革諸勢力国民委員会とシリア革命反体制勢力国民連立の代表が、反体制派の活動統合と統一ヴィジョン策定のため、パリで会合を開いた。

AKI(2月25日付)によると、シリア革命反体制勢力国民連立は、この会合で、ジュネーブ合意が定める政治プロセスの実施、政権交代と政治的多元主義などを保証する民主的文民体制の樹立を目的としたシリア政府との交渉を骨子とする政治的解決に向けた行程表案に関して合意に達したことを明らかにした。

しかし、民主的変革諸勢力国民調整委員会執行部は声明を出し、1月のカイロ声明、反体制派統合を完了させるために4月に予定されているカイロでの会合などについて最終合意がなされていない、と発表、シリア革命反体制勢力国民連立の主張を否定した。

Kull-na Shuraka', February 26, 2015
Kull-na Shuraka’, February 26, 2015

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なお、シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、ハーリド・ハウジャ代表がスタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表とイスタンブールで会談し、アレッポ市での「戦闘中止」イニシアチブについて協議した、と発表した。

AFP, February 25, 2015、AKI, February 25, 2015、AP, February 25, 2015、ARA News, February 25, 2015、Champress, February 25, 2015、al-Hayat, February 26, 2015、Iraqi News, February 25, 2015、Kull-na Shuraka’, February 25, 2015、February 26, 2015、al-Mada Press, February 25, 2015、Naharnet, February 25, 2015、NNA, February 25, 2015、Reuters, February 25, 2015、SANA, February 25, 2015、UPI, February 25, 2015などをもとに作成。

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