ダーイシュ(イスラーム国)は「来たる戦闘」に備えて女性部隊厚遇、精鋭部隊教練(2015年4月13日)

クッルナー・シュラカー(4月13日付)は、ラッカ県内の特派員の取材をもとに、ダーイシュ(イスラーム国)が、欧州出身の女性が主体となって構成されている「ハンサー大隊」への女性の入隊(兵力は約1,000人)や、精鋭部隊として知られる「カリフ軍」や「ダービク軍」(兵力は合わせて約4,000人(の秘密軍事基地での教練を奨励し、「来たるべき戦闘」に備えていると伝えた。

その一環として、ダーイシュはハンサー大隊メンバーの月給を1,500米ドルに引き上げるなどの措置を講じているという。

この額は一般の男性戦闘員の約2倍の額だという。

AFP, April 14, 2015、AP, April 14, 2015、ARA News, April 14, 2015、Champress, April 14, 2015、al-Hayat, April 15, 2015、Iraqi News, April 14, 2015、Kull-na Shuraka’, April 14, 2015、al-Mada Press, April 14, 2015、Naharnet, April 14, 2015、NNA, April 14, 2015、Reuters, April 14, 2015、SANA, April 14, 2015、UPI, April 14, 2015などをもとに作成。

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欧米諸国出身者5,000~6,000人がシリアに潜入(2015年4月13日)

欧州委員会司法基本的権利市民権担当委員のヴェラ・ジョウリヴァ(Vera Jouriva)氏は『フィガロ』(4月13日付)とのインタビューで、シリアに不法入国し、ダーイシュ(イスラーム国)などのジハード主義/アル=カーイダ系武装集団た欧州出身者が推計で5,000~6,000人に達するとの見方を示した。

AFP(4月13日付)が伝えた。

AFP, April 14, 2015、AP, April 14, 2015、ARA News, April 14, 2015、Champress, April 14, 2015、al-Hayat, April 15, 2015、Iraqi News, April 14, 2015、Kull-na Shuraka’, April 14, 2015、al-Mada Press, April 14, 2015、Naharnet, April 14, 2015、NNA, April 14, 2015、Reuters, April 14, 2015、SANA, April 14, 2015、UPI, April 14, 2015などをもとに作成。

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ダルアー県で活動する自由シリア軍南部戦線所属部隊がヌスラ戦線からの「離反」を宣言(2015年4月13日)

ダルアー県で活動する自由シリア軍南部戦線を構成する主要な武装集団はそれぞれ声明を出し、シャームの民のヌスラ戦線との共闘を行わないと発表した。

声明を出したのは、シャームの剣旅団、第1軍、イスラームの暁旅団、ヤルムーク軍、第1軍団。

声明でこれらの武装集団は、ヌスラ戦線と「軍事面、思想面においていかなる接近、協力を行わなず、シリア革命を構成するいかなる勢力もタクフィール主義思想に依拠しない」と発表、「南部戦線はシリア南部におけるシリア革命を唯一軍事的に代表する存在」と主張した。

しかし、自由シリア軍南部戦線は、シャームの民のヌスラ戦線と共闘し、ブスラー・シャーム市、ナスィーブ国境通行所の制圧を実現してきた。

Kull-na Shuraka', April 14, 2015
Kull-na Shuraka’, April 14, 2015
Kull-na Shuraka', April 14, 2015
Kull-na Shuraka’, April 14, 2015
Kull-na Shuraka', April 14, 2015
Kull-na Shuraka’, April 14, 2015
Kull-na Shuraka', April 14, 2015
Kull-na Shuraka’, April 14, 2015

AFP, April 14, 2015、AP, April 14, 2015、ARA News, April 14, 2015、Champress, April 14, 2015、al-Hayat, April 15, 2015、Iraqi News, April 14, 2015、Kull-na Shuraka’, April 14, 2015、al-Mada Press, April 14, 2015、Naharnet, April 14, 2015、NNA, April 14, 2015、Reuters, April 14, 2015、SANA, April 14, 2015、UPI, April 14, 2015などをもとに作成。

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ヨルダンのファトワー局がイスラーム教徒のダーイシュ(イスラーム国)への参加を禁止するファトワーを発表(2015年4月13日)

ペトラ通信(4月13日付)は、ヨルダンのファトワー局が、ダーイシュ(イスラーム国)を「テロ組織であり、イスラーム教徒の流血をもたらし、その目的、財産を侵害し、イスラーム教の原理に完全に反する」と認定したうえで、イスラーム教徒に対して、ダーイシュが掲げる「偽りのスローガン」に惑わされないよう警告、ダーイシュへの参加を禁止する一方、ダーイシュの残忍な姿勢ゆえにヨルダンはその殲滅をめざす有志連合に参加しているとするファトワーを発した。

AFP, April 13, 2015、AP, April 13, 2015、ARA News, April 13, 2015、Champress, April 13, 2015、al-Hayat, April 14, 2015、Iraqi News, April 13, 2015、Kull-na Shuraka’, April 13, 2015、al-Mada Press, April 13, 2015、Naharnet, April 13, 2015、NNA, April 13, 2015、Petra, April 13, 2015、Reuters, April 13, 2015、SANA, April 13, 2015、UPI, April 13, 2015などをもとに作成。

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ダマスカスのサウジアラビア大使館前でイエメン爆撃を批判するデモ(2015年4月13日)

SANA(4月13日付)は、与野党の呼びかけにより、ダマスカス県中心部に位置するサウジアラビア大使館前で支持者らがデモを行い、イエメン国民との連帯を表明、サウジアラビアによる軍事介入に反対の意思が表明されたと伝えた。

デモを呼びかけたのは、野党の国民青年公正成長党、与党のシリア民族社会党インティファーダ派など。

SANA, April 13, 2015
SANA, April 13, 2015

 

AFP, April 13, 2015、AP, April 13, 2015、ARA News, April 13, 2015、Champress, April 13, 2015、al-Hayat, April 14, 2015、Iraqi News, April 13, 2015、Kull-na Shuraka’, April 13, 2015、al-Mada Press, April 13, 2015、Naharnet, April 13, 2015、NNA, April 13, 2015、Reuters, April 13, 2015、SANA, April 13, 2015、UPI, April 13, 2015などをもとに作成。

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シリア外務省は駐トルコ(イスタンブール)領事を任命(2015年4月13日)

ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣は、フサームッディーン・アーラー次官を駐イスタンブール領事に異動し、駐ベルギー大使を務めていたアイマン・スーサーン氏を次官に任命する人事を発令した。

クッルナー・シュラカー(4月13日付)が伝えた。

AFP, April 13, 2015、AP, April 13, 2015、ARA News, April 13, 2015、Champress, April 13, 2015、al-Hayat, April 14, 2015、Iraqi News, April 13, 2015、Kull-na Shuraka’, April 13, 2015、al-Mada Press, April 13, 2015、Naharnet, April 13, 2015、NNA, April 13, 2015、Reuters, April 13, 2015、SANA, April 13, 2015、UPI, April 13, 2015などをもとに作成。

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反体制人権団体が反体制武装集団によるアレッポ市スライマーン地区への砲撃を非難(2015年4月13日)

反体制人権団体のアッシリア人権監視団は声明を出し、8月11日のアレッポ市スライマーン地区に対する反体制武装集団(SANAによるとシャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団)の砲撃で死亡した犠牲者20人の氏名を公表し、非難の意を示した。

声明は、シリア軍によるアレッポ市各所への「樽爆弾」による攻撃も合わせて非難しているが、反体制組織が反体制武装集団の攻撃を非難し、犠牲者の身元を公表するのはきわめて異例。

Kull-na Shuraka', April 13, 2015
Kull-na Shuraka’, April 13, 2015

 

AFP, April 13, 2015、AP, April 13, 2015、ARA News, April 13, 2015、Champress, April 13, 2015、al-Hayat, April 14, 2015、Iraqi News, April 13, 2015、Kull-na Shuraka’, April 13, 2015、al-Mada Press, April 13, 2015、Naharnet, April 13, 2015、NNA, April 13, 2015、Reuters, April 13, 2015、SANA, April 13, 2015、UPI, April 13, 2015などをもとに作成。

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アサーイシュがダーイシュ(イスラーム国)の再侵入に備えアイン・アラブ市周辺に堀を建設(2015年4月13日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(4月13日付)によると、西クルディスタン移行期民政局アサーイシュが、ダーイシュ(イスラーム国)の侵入を阻止するため、アイン・アラブ市周辺一帯に掘を作った。

堀は幅4メートル、深さ4メートルでトルコ国境~バスィーラーン村~ハルナジュ村~ダーウド農場~トルコ国境へと続いており、堀と合わせて土塁も作られている。

Kull-na Shuraka', April 13, 2015
Kull-na Shuraka’, April 13, 2015

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ハマー県では、SANA(4月13日付)によると、タナーヒジュ村、タワービヤ村、カティーシャ村、マアザミーヤ村で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(4月13日付)によると、ムシャイリファ村、ジュッブ・ジャッラー村、シャンダーヒーン村、ラジャム・アーリー村、ジャズル・ガス採掘所東部で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トゥファイリーヤ村近郊で、国防隊とダーイシュ(イスラーム国)が交戦し、双方に複数の死傷者が出た。

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スワイダー県では、シリア人権監視団によると、ハルハラ航空基地東部で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)を名乗る武装集団と交戦した。

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ラッカ県では、クッルナー・シュラカー(4月14日付)によると、タッル・アブヤド市内でダーイシュ(イスラーム国)宗教警察(ヒスバ)が、結婚披露宴会場に立ち入り調査を行い、式を中止させ、花嫁の父を連行した。

披露宴の開催に関する法律に違反し、音楽をかけていたというのが介入の理由。

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有志連合合同司令部は声明を出し、シリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点を14回にわたって空爆したと発表した。

うち3回はシリア領内のダーイシュ拠点に対して行われたという。

 

AFP, April 13, 2015、AP, April 13, 2015、ARA News, April 13, 2015、Champress, April 13, 2015、al-Hayat, April 14, 2015、Iraqi News, April 13, 2015、Kull-na Shuraka’, April 13, 2015、al-Mada Press, April 13, 2015、Naharnet, April 13, 2015、NNA, April 13, 2015、Reuters, April 13, 2015、SANA, April 13, 2015、UPI, April 13, 2015などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県ザバダーニー市一帯、アレッポ市などでシリア軍と反体制武装集団の戦闘続く(2015年4月13日)

ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(4月13日付)によると、反体制武装集団がザバダーニー市西部山岳地帯のシリア軍検問所2カ所を制圧した。 また『ハヤート』(4月14日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線はフライタ村近郊のヒズブッラー戦闘員の検問所を制圧したと発表した。 これに関して、シリア・メディア委員会(4月13日付)は、反体制武装集団が、カルアト・タッル村検問所、マディーク村検問所を襲撃し、シリア軍、ヒズブッラー戦闘員と交戦、戦車3輌を含む大量の武器を捕獲、またシリア軍兵士ら40人を殺害・捕捉したと伝えた。 一方、SANA(4月13日付)によると、ザブディーン東部農場地帯、ザマルカー町、アーリヤ農場、マシュラファ村無人地帯、アッサール・ワルド町無人地帯、アイン・ブスターン村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム軍の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。 このほか、シリアのパレスチナ人のための行動グループによると、シリア軍・治安当局がクドスィーヤー市に通じる道路を閉鎖した。 この道路閉鎖は、反体制武装集団がシリア治安機関隊員1人を「誤って」誘拐したことを受けた措置で、現在この隊員の解放をめぐる交渉が行われているという。 なおクドスィーヤー市一帯は、ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプへのダーイシュ(イスラーム国)の侵攻・占拠を受けて避難したパレスチナ人約6,000世帯が流入し、市内で治安当局によって避難民が逮捕・拘束されるなど、治安状況が不安定化しているという。

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ダマスカス県では、クッルナー・シュラカー(4月13日付)によると、ジャウバル区でシリア軍が制圧した建物複数棟に反体制武装集団が突入し、シリア軍兵士数十人を死傷させた。 また、シリア人権監視団によると、ジャウバル区で、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員が、シャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦した。<br> 同監視団によると戦闘はティシュリーン地区にまで及んだという。 一方、クッルナー・シュラカーによると、マイダーン地区のコルニーシュ通りにある検問所に駐留するシリア軍兵士が、共和国護衛隊隊員を名乗って、カワーキビー学校近くに新たな検問所を設置すると主張するる国防隊隊員2人と口論の末、戦闘となった。 この戦闘で国防隊隊員1人が負傷し、2人とも逮捕、連行された。 このほか、SANA(4月13日付)によると、ジャウバル区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(4月13日付)によると、「カリフの暁大隊」が、アレッポ市ザフラー協会地区にある空軍情報部内のビル地下にトンネルを掘り、爆弾を仕掛け爆破したとする映像(https://www.youtube.com/watch?v=bem–dZK7Ow&feature=youtu.be)を公開した。 一方、SANA(4月13日付)によると、アレッポ市ザフラー地区、バーブ・ハディード地区、カーディー・アスカル地区、シャイフ・ハドル地区、バニー・ザイド地区、ハーン・トゥーマーン村、ドゥワイル・ザイトゥーン村、アルド・マッラーフ地区一帯、ハンダラート・キャンプ一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。 バーブ・ハディード地区、カーディー・アスカル地区などでの戦闘では、シリア軍は約70人の「テロリスト」を殲滅したという。

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イドリブ県では、SANA(4月13日付)によると、クーリーン村、ビンニシュ市、マアッラト・ヌウマーン市、ハーン・シャイフーン市、マアッルザーフ町、サルミーン市、ハッルーズ村、カフルジャーリス村、シャンナーン村、サルジャ村、バザーブール村、バサーミス村、フライカ村北部、カフルルーマー村、カフルラーター村、クマイナース村、イドリブ市で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動、イスラーム戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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また、シリア人権監視団によると、ジャウバル区で、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員が、シャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦した。 同監視団によると戦闘はティシュリーン地区にまで及んだという。 一方、SANA(4月13日付)によると、ダルアー市ダム街道地区、東ムライハ町、西ムライハ村、カフルシャムス町、シューマラ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(4月13日付)によると、ビイル・アジャム村、アジュラフ村、ウンム・アッザーム村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(4月13日付)によると、カフルズィーター市、ラターミナ町、アトシャーン村、スカイク村、ザアタル丘、ウンム・ハーラタイン村、ファースィダ村、マスアダ村、ハマーディー・ウマル村、カティーシャ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(4月13日付)によると、ヒブラ村、ウンム・サフリージュ村、ラスタン市、ガントゥー市、ハヌーラ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。 AFP, April 13, 2015、AP, April 13, 2015、ARA News, April 13, 2015、Champress, April 13, 2015、al-Hayat, April 14, 2015、Iraqi News, April 13, 2015、Kull-na Shuraka’, April 13, 2015、al-Mada Press, April 13, 2015、Naharnet, April 13, 2015、NNA, April 13, 2015、Reuters, April 13, 2015、SANA, April 13, 2015、SMO, April 13, 2015、UPI, April 13, 2015などをもとに作成。

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