解散を決定したシャーム戦線はアレッポ市一帯での民間人への武器配給を認可制に(2015年4月18日)

17日に解散を決定したシャーム戦線の治安機構は声明を出し、アレッポ市などでの「公共の福利」を維持するため、民間人への武器拡散を規制、民間人への武器売買を認可制にすると発表した。

民間人への無規制な武器拡散によって、市民への犠牲が増加していることに対処するためのものだという。

Kull-na Shuraka', April 19, 2015
Kull-na Shuraka’, April 19, 2015

AFP, April 19, 2015、AP, April 19, 2015、ARA News, April 19, 2015、Champress, April 19, 2015、al-Hayat, April 20, 2015、Iraqi News, April 19, 2015、Kull-na Shuraka’, April 19, 2015、al-Mada Press, April 19, 2015、Naharnet, April 19, 2015、NNA, April 19, 2015、Reuters, April 19, 2015、SANA, April 19, 2015、UPI, April 19, 2015などをもとに作成。

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国連でシリア軍による塩素ガス使用について証言した医師2人がロシアに医療物資搬入のための圧力をかけるよう要請(2015年4月18日)

17日の国連安保理非公式会合で、イドリブ県サルミーン市でのシリア軍による塩素ガス使用疑惑について証言を行った米シリア医学協会代表のサーヒル・サフルール氏とムハンマド・タナーリー医師は、会合後にロシアの外交官らと会談し、シリア軍が包囲する反体制武装集団支配地域への医療機器の搬入を認めさせるようシリア政府に圧力をかけるよう要請した。

サフルール氏によると、ダマスカス郊外県では透析を受けられなかった患者10人が死亡したほか、23人が透析の必要があるという。

これに対して、ロシアの外交官らは、透析器など医療機器・物資搬入のために可能なことを行うと回答したという。

ロイター通信(4月18日付)、AFP(4月18日付)が伝えた。

AFP, April 18, 2015、AP, April 18, 2015、ARA News, April 18, 2015、Champress, April 18, 2015、al-Hayat, April 19, 2015、Iraqi News, April 18, 2015、Kull-na Shuraka’, April 18, 2015、al-Mada Press, April 18, 2015、Naharnet, April 18, 2015、NNA, April 18, 2015、Reuters, April 18, 2015、SANA, April 18, 2015、UPI, April 18, 2015などをもとに作成。

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ダマスカスおよび同郊外軍事評議会(自由シリア軍)は、サウジアラビアなどによるイエメン軍事介入(ハズムの嵐作戦)のシリアへの拡大を求める(2015年4月18日)

ダマスカスおよび同郊外軍事評議会は、ダマスカス郊外県東グータ地方で初の記者会見を開いた。

会見ではアンマール・ニムル空軍大佐らが「シリアの現体制は、軍機関、民政機関のいずれにおいても破綻しており…、国際社会はこの体制を根絶する方策を検討すべきだ」と述べる一方、サウジアラビアの主導のもとに行われているイエメンへの軍事介入(ハズムの嵐作戦)を賞賛し、「アサドの体制を死滅させるため…ハズムの嵐作戦がシリアに及ぶことを望む」と述べた。

Kull-na Shuraka', April 18, 2015
Kull-na Shuraka’, April 18, 2015

 

AFP, April 18, 2015、AP, April 18, 2015、ARA News, April 18, 2015、Champress, April 18, 2015、al-Hayat, April 19, 2015、Iraqi News, April 18, 2015、Kull-na Shuraka’, April 18, 2015、al-Mada Press, April 18, 2015、Naharnet, April 18, 2015、NNA, April 18, 2015、Reuters, April 18, 2015、SANA, April 18, 2015、UPI, April 18, 2015などをもとに作成。

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シリア軍はダーイシュ(イスラーム国)、ヌスラ戦線の侵攻に備えハマー市を「要塞化」(2015年4月18日)

タッル・タルイー村、ハマー県では、『ハヤート』(4月19日付)は、複数の反体制活動家らの話として、シリア軍がイドリブ県、アレッポ県の戦闘の波及を回避するため、ハマー市を北部一帯から「隔離」する措置を講じていると伝えた。

活動家によると、シリア軍は最近になって、ハマー市住民が同市を避難した家族を訪れるために市外を離れることを禁じる一方、イドリブ県、アレッポ県とを結ぶ旅客バスもサラミーヤ市・アレッポ市(ハナースィル市経由)以外は運行中止となっているという。

またシリア軍はハマー市に対するダーイシュ(イスラーム国)のスリーパー・セルの進入やシャームの民のヌスラ戦線などの攻撃に備えて、増援部隊を同地に派遣し、ハマー市の「要塞化」をめざしているという。

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍がウンム・ハーラタイン村、アトシャーン村、マスアダ村、アクラブ町などを空爆した。

なおハマー市北部一帯での戦闘では、ジハード主義武装集団戦闘員20人以上、シリア軍兵士13人が死亡したという。

これに対して、ダーイシュ(イスラーム国)がハマー市東部郊外のアカーリブ村一帯を砲撃し、シリア軍兵士1人が死亡、また同地でのダーイシュとシリア軍、国防隊の戦闘で双方に死傷者が出た。

また、ARA News(4月18日付)によると、ダーイシュは、サラミーヤ市・ハナースィル市(アレッポ県)街道のシリア軍検問所複数カ所を襲撃した。

攻撃は17日に開始され、ダーイシュはハナースィル検問所を制圧したという。

このほか、SANA(4月18日付)によると、アイドゥーン村、ハスラーヤー村、ジャニー・アルバーウィー村、マスウード村、クライブ・サウル村、タバーラト・ディーバ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がマアッラト・ヌウマーン市各所、タマーニア町南部一帯、ラーミー村、ハーン・シャイフーン市、クーリーン村、カフルラーター村を「樽爆弾」などで空爆し、子供1人が死亡した。

なおシリア人権監視団によると、ファトフ軍作戦司令室がイドリブ市を制圧して以降、シリア軍はイドリブ市に対して349回の空爆を行い、同県全体での空爆回数は684回に及んでいるという。

同監視団によると、空爆およびシリア軍とアル=カーイダ系武装集団などとの戦闘で、子供25人、女性21人を含む民間人125人が死亡、700人以上が負傷、またアル=カーイダ系武装集団戦闘員160人、シリア軍兵士数十人が死亡したという。

一方、SANA(4月18日付)によると、イドリブ市およびその一帯、ブカフルーン村、アイン・バーリダ村、アブー・ズフール町一帯、タッル・サラムー村、ハーン・シャイフーン市、ルーリーン村、タフタナーズ市、タマーニア町、ファイルーン村、アイン・シーブ村、イフスィム町、マルイヤーン村、ムクビラ村、カフルラーター村、サラーキブ市北部、ヒルバト・アサディーヤ村、タッル・タルイー村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市ナイル通り地区各所を反体制武装集団が砲撃する一方、ジャミイーヤト・ザフラー地区の大使徒モスク周辺で、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員が、ムハージリーン・ワ・アンサール軍、アンサール・ディーン戦線と交戦した。

またシリア軍はバーブ・ハディード地区を「樽爆弾」で空爆した。

アレッポ市での戦闘と並行して、シリア軍は県南部のハナースィル市近郊のラシャーディーヤ村一帯に進軍し、シャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦し、ジハード主義武装集団戦闘員3人が死亡した。

またアレッポ市北部のバーシュカウィー村周辺、ハンダラート・キャンプ周辺でも、シリア軍、国防隊、および外国人戦闘員は、ヌスラ戦線、アンサール・ディーン戦線と交戦した。

一方、SANA(4月18日付)によると、アレッポ市バニー・ザイド地区、バーブ・ハディード地区、ジュダイダ地区、カーディー・アスカル地区、ハーン・アサル村、ラスム・キバール村、クワイリス村、バーシュカウィー村周辺、ラドワーニーヤ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ドゥーリーン山一帯をシリア軍が空爆し、ジハード主義武装集団1人が死亡した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がタルビーサ市、ザアフラーナ村一帯を「樽爆弾」などで空爆した。

一方、SANA(4月18日付)によると、ウンム・サフリージュ村、アルシューナ村、サーリヒーヤ村、ヒブラ村、タルビーサ市で、シリア軍がシャームの民のヌスラ戦線、ヒムス軍団、ファールーク大隊と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

ラッフーム村では、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ザブディーン村一帯をシリア軍が5回にわたって空爆、またダーライヤー市一帯でシリア軍、国防隊がジハード主義武装集団と交戦した。

また、ドゥラル・シャーミーヤ(4月18日付)によると、シャーム解放軍が、ドゥマイル空軍基地を見下ろすことができる哨所、レーダー基地があるとされるターバ哨所一帯を、シリア軍、ヒズブッラー戦闘員との戦闘の末に制圧した。

一方、SANA(4月18日付)によると、ザブディーン村、ザマルカー町、ドゥーマー市各所、アッサール・ワルド町無人地帯、ザバダーニー市一帯、ハーン・シャイフ・キャンプ一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム旅団の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、マスハラ村に突入しようとした「シリア軍部隊、ヒズブッラー戦闘員、イラン・イスラーム革命防衛隊」と反体制武装集団(自由シリア軍南部戦線第1軍)が交戦し、兵士複数名が死亡した。

一方、SANA(4月18日付)によると、西サムダーニーヤ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(4月18日付)によると、カフルシャムス町、ダイル・アダス村、ダーイル町、ブラーク村、アトマーン村、ヤードゥーダ村一帯、ダルアー県旧税関地区などで、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またナワー市では、シャームの民のヌスラ戦線の退去を求めるデモが発生したという。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダイル・ザウル市フワイジャト・サクル地区、ダイル・ザウル航空基地周辺のダーイシュ(イスラーム国)に対して砲撃・空爆を行う一方、ダイル・ザウル市ラサーファ地区で、シリア軍、国防隊がダーイシュと交戦した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、タッル・タムル町一帯で、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊、ハーブール護衛部隊、シリア正教軍事評議会民兵がダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

またARA News(4月18日付)によると、アイン・アラブ市南部のジャディーダ村で、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊がダーイシュ(イスラーム国)と交戦、同地を制圧した。

また人民防衛隊は、シリア軍、国防隊とともにハサカ市西部のシーハ村奪還に向けた攻撃のため、同地への進軍を開始した。

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ラッカ県では、SANA(4月18日付)によると、ラッカ県北部のダーイシュ(イスラーム国)のアジト2ヶ所をシリア軍が攻撃、破壊した。

また、ARA News(4月19日付)によると、ラッカ市でダーイシュ(イスラーム国)はザカート(50万シリア・ポンド)を着服したという男性1人をむち打ち刑に処した。

AFP, April 18, 2015、AP, April 18, 2015、ARA News, April 18, 2015、April 19, 2015、Champress, April 18, 2015、al-Durar al-Shamiya, April 18, 2015、al-Hayat, April 19, 2015、Iraqi News, April 18, 2015、Kull-na Shuraka’, April 18, 2015、al-Mada Press, April 18, 2015、Naharnet, April 18, 2015、NNA, April 18, 2015、Reuters, April 18, 2015、SANA, April 18, 2015、UPI, April 18, 2015などをもとに作成。

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シリア軍はヤルムーク難民キャンプでの戦闘をパレスチナ諸派に「外注」:イスラーム軍はカーブーン地区、バルザ地区でのダーイシュ(イスラーム国)掃討作戦を終了(2015年4月18日)

クッルナー・シュラカー(4月18日付)は、複数の軍消息筋およびパレスチナ消息筋の話として、シリア軍がヤルムーク・パレスチナ難民キャンプ一帯および周辺地区に対する地上部隊の投入を「拒否」し、PFLP-GC、ファタハ・インティファーダ、パレスチナ人民闘争戦線といった親シリア政府のパレスチナ諸派や、ヤルムーク区とタダームン区の国防隊、軍事情報局の志願者に地上での戦闘を委ねた、と伝えた。

シリア軍の同地での軍事作戦は、空爆、砲撃に限定されるという。

またPFLP-GCのアンワル・ラジャー報道官は、シリア政府が、レバノンからヤルムーク・パレスチナ難民キャンプ一帯へのパレスチナ人民兵の派遣と戦闘参加を推し進めようとしていることを明らかにした。

レバノンから派遣される民兵のなかには、バーティル・ニムル准将(アブー・ラーティブ)が司令官を務めるベイルート・フィダーイー部隊、殉教者ジハード・アフマド・ジブリール大隊、特殊作戦部隊などが含まれており、いずれも市街戦の経験が豊富だという。

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イスラーム軍は声明を出し、ダマスカス県カーブーン区、バルザ区で行っていたダーイシュ(イスラーム国)掃討作戦で、戦闘の末に司令官(アミール)1人を捕捉、17日晩に作戦を終了したと発表した。

クッルナー・シュラカー(4月18日付)によると、イスラーム軍の作戦には第1旅団(自由シリア軍)も参加し、ダーイシュ戦闘員25人以上を殲滅したという。

また戦闘員の一部はイスラーム軍戦闘員と戦闘せず自爆したという。

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シリア人権監視団によると、ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプ一帯でのダーイシュ(イスラーム国)とジハード主義武装集団の戦闘によりダーイシュ戦闘員3人が死亡した。

ジハード主義武装集団側の死者は不明。

また同地ではダーイシュがジハード主義武装集団の拠点近くに爆弾を仕掛け爆破した。

一歩、『ハヤート』(4月19日付)によると、ダーイシュは、ダマスカス郊外県ハジャル・アスワド市内(ザイン地区)にある反体制武装集団哨所を爆弾を仕掛けた車で爆破した。

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