ヌスラ戦線は6日に拉致したクルド人のうち約200人を解放(2015年4月7日)

シャームの民のヌスラ戦線が所轄するイドリブ県ダーナー市のシャリーア委員会は、6日にアレッポ県でヌスラ戦線が拘束したクルド人300人以上のうちの200人あまりを解放したと発表した。

クッルナー・シュラカー(4月7日付)が伝えた。

AFP, April 7, 2015、AP, April 7, 2015、ARA News, April 7, 2015、Champress, April 7, 2015、al-Hayat, April 8, 2015、Iraqi News, April 7, 2015、Kull-na Shuraka’, April 7, 2015、al-Mada Press, April 7, 2015、Naharnet, April 7, 2015、NNA, April 7, 2015、Reuters, April 7, 2015、SANA, April 7, 2015、UPI, April 7, 2015などをもとに作成。

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民主的変革諸勢力国民調整委員会のサーリフ・ナバワーニー氏逮捕(2015年4月7日)

民主的変革諸勢力国民調整委員会メンバーのサーリフ・ナバワーニー氏が、エジプトからレバノン経由でシリアに帰国する途上で、治安当局によって逮捕された。

ナバワーニー氏は、カイロで今月開催が予定されている民主的変革諸勢力国民調整委員会、シリア革命反体制勢力国民連立など反体制派の会合の準備のため、エジプトのカイロを訪問していた。

クッルナー・シュラカー(4月7日付)が伝えた。

AFP, April 7, 2015、AP, April 7, 2015、ARA News, April 7, 2015、Champress, April 7, 2015、al-Hayat, April 8, 2015、Iraqi News, April 7, 2015、Kull-na Shuraka’, April 7, 2015、al-Mada Press, April 7, 2015、Naharnet, April 7, 2015、NNA, April 7, 2015、Reuters, April 7, 2015、SANA, April 7, 2015、UPI, April 7, 2015などをもとに作成。

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シャーム戦線からの離反者らがシャーム革命家大隊を結成(2015年4月7日)

司令官の一人でアブー・アブドゥッラフマーンを名乗る離反士官(中佐)は声明を出し、シャーム戦線の傘下で活動していた複数の武装集団が「シャーム革命家大隊」の名で新たな武装集団を結成したと発表した。

シャーム革命家大隊に参加した組織は、アムジャード・イスラーム旅団、イスラーム・ヌール運動、フダー大隊連合。

声明によると、シャーム革命家大隊司令官には、ナージー・ムスタファー大尉が就任し、アサド政権の打倒を目指すという。

アレッポ県で2014年12月に結成された反体制武装集団の連合組織「シャーム戦線」

「シャーム戦線」は、「命じられるままに進め連合」、ムジャーヒディーン軍、ヌールッディーン・ザンキー運動、アサーラ・ワ・タンミヤ運動からなり、極秘軍事作戦の実行を目的とする。 

AFP, April 7, 2015、AP, April 7, 2015、ARA News, April 7, 2015、Champress, April 7, 2015、al-Hayat, April 8, 2015、Iraqi News, April 7, 2015、Kull-na Shuraka’, April 7, 2015、al-Mada Press, April 7, 2015、Naharnet, April 7, 2015、NNA, April 7, 2015、Reuters, April 7, 2015、SANA, April 7, 2015、UPI, April 7, 2015などをもとに作成。

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レバノン軍がジハード主義者3人を殺害(2015年4月7日)

NNA(4月7日付)によると、レバノン軍がベカーア県ラアス・バアルベック村郊外にあるジハード主義者の陣地を攻撃し、戦闘員3人を殺害した。

AFP, April 7, 2015、AP, April 7, 2015、ARA News, April 7, 2015、Champress, April 7, 2015、al-Hayat, April 8, 2015、Iraqi News, April 7, 2015、Kull-na Shuraka’, April 7, 2015、al-Mada Press, April 7, 2015、Naharnet, April 7, 2015、NNA, April 7, 2015、Reuters, April 7, 2015、SANA, April 7, 2015、UPI, April 7, 2015などをもとに作成。

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アレッポ県でダーイシュ(イスラーム国)がシリア軍、ジハード主義武装集団と交戦(2015年4月7日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(4月7日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がマーリア市にあるシャーム戦線の本部に対して自爆攻撃を行い、シャーム戦線の司令官多数を殺害した。

ダーイシュによる自爆攻撃はバーブ市郊外のハワール・キリス村にあるシャーム戦線所属の武装集団(「自由シリア軍」)に対しても行われた。

また、シリア人権監視団によると、シリア軍が、ダーイシュ(イスラーム国)によって包囲されているクワイリス軍事基地の一帯を砲撃し、6人が死傷した。

一方、ARA News(4月7日付)によると、ダーイシュは、ジャラーブルス市で、18歳以上の成年全員に徴兵義務を課すことを決定し、8日付で発効すると発表した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(4月7日付)によると、ダイル・ザウル市北部入り口、ジスル・スィヤーサ一帯、サーリヒーヤ村で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

一方、ARA News(4月7日付)は、ダーイシュは最近になって、スワル町近郊に新たな訓練キャンプを開設、ダイル・ザイル航空基地でのシリア軍との戦闘への投入をめざしていると伝えた。

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ハマー県では、SANA(4月7日付)によると、サラミーヤ市東部郊外(ジャニー・アルバーウィー村、クナイトラート村、ジュッブ・マラービーアー村、そしてイドリブ県南部のアブー・ダーリー村)で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、SANA(4月7日付)によると、ウンム・カブル村、マフルージャ村で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(4月7日付)によると、ラッフーム村、シャーイル・ガス採掘所一帯、ジャズル村一帯で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クッルナー・シュラカー(4月7日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)は幹部司令官2人をラッカ県からイラクに転属させた。

イラクに転属となったのは、サウジ人司令官のアブー・アリー・ハルビー氏と、シリア人司令官のアブー・タンスィーム・スーリー氏。

AFP, April 7, 2015、AP, April 7, 2015、ARA News, April 7, 2015、Champress, April 7, 2015、al-Hayat, April 8, 2015、Iraqi News, April 7, 2015、Kull-na Shuraka’, April 7, 2015、al-Mada Press, April 7, 2015、Naharnet, April 7, 2015、NNA, April 7, 2015、Reuters, April 7, 2015、SANA, April 7, 2015、UPI, April 7, 2015などをもとに作成。

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シリア軍がイドリブ県、ダルアー県での攻撃を激化(2015年4月7日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シャイフ・マスキーン町、サムリーン村、ウンム・マヤーズィン町、カフルシャムス町、イブタア町をシリア軍が「樽爆弾」などで空爆し、サムリーン村では住民2人が死亡した。

シリア軍はまたインヒル市、ズィムリーン村を4度にわたって空爆し、インヒル市で女性1人が死亡した。

このほか、フラーク市、ダーイル町、ハーッラ市、ダルアー市のパレスチナ難民キャンプ一帯などが砲撃を受けた。

一方、ジャディーヤ町のシリア軍大隊基地一帯でシリア軍とジハード主義武装集団が交戦した。

他方、ARA News(4月7日付)は、反体制武装集団がカフルシャムス町を制圧したと発表したと伝えた。

また、SANA(4月7日付)によると、ウンム・マヤーズィン町、イブタア町、インヒル市、サムリーン村、ズィムリーン村、ハーッラ丘、カフル・ナースィジュ村、ウンム・アウサジュ村、カフルシャムス町、ダルアー市各所、ラジャート高地で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がイドリブ市、クーリーン村、カフルタハーリーム町、ナイラブ村、フバイト村、サルミーン市、ビーニーン村、サラーキブ市、タフタナーズ市、クマイナース村、サルキーン村などを「樽爆弾」で空爆した。

またドゥラル・シャーミーヤ(4月7日付)によると、シリア軍の増援部隊が海岸地方(ラタキア県方面)からイドリブ県に派遣され、ジスル・シュグール市近郊に到着した。

一方、クッルナー・シュラカー(4月7日付)によると、フーア市を包囲するジハード主義武装集団が同地を砲撃し、国防隊戦闘員5人が死亡、15人が負傷した。

また、SANA(4月7日付)によると、イドリブ市、ビンニシュ市、サラーキブ市、タッル・サラムー村、ハミーディーヤ村、カフルジャーリス村、マアッラトミスリーン市、ビダーマー町、アイン・バイダー村、アイン・フール村、ハッルーズ村、ズアイニーヤ村、ガッサーニーヤ村、クーリーン村、ナリラヤー村、フバイト村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

イドリブ市を制圧したファトフ軍はフェイスブックを通じて声明を出し、参加するすべての武装集団に対して、略奪した財産(水、電気、通信機器、医薬品、銀行など)を民政福祉部門に速やかに返還し、略奪行為を行わないよう呼びかけた。

Kull-na Shuraka', April 6, 2015
Kull-na Shuraka’, April 6, 2015

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市バニー・ザイド地区、ハーリディーヤ地区、ライラムーン地区、アズィーザ村でシリア軍、国防隊が、アンサール・ディーン戦線、シャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(4月7日付)によると、アレッポ市サラーフッディーン地区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(4月7日付)によると、アイドゥーン村、カフルズィーター市、ザカート村、アトシャーン村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(4月7日付)によると、ドゥーズィーン村、ラスム・ワサーナ村、フライジャ村、マズバル村、西サラーム村、マシュラファ村、ラスム・カスル村、タッル・マドラジャ村、マクサル・ヒサーン村、ラスタン市、タルビーサ市などで、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(4月7日付)によると、マスハラ村、ウンム・バーティナ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, April 7, 2015、AP, April 7, 2015、ARA News, April 7, 2015、Champress, April 7, 2015、al-Durar al-Shamiya, April 7, 2015、al-Hayat, April 8, 2015、Iraqi News, April 7, 2015、Kull-na Shuraka’, April 7, 2015、al-Mada Press, April 7, 2015、Naharnet, April 7, 2015、NNA, April 7, 2015、Reuters, April 7, 2015、SANA, April 7, 2015、UPI, April 7, 2015などをもとに作成。

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ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプに対するシリア軍の爆撃・砲撃、ダーイシュ(イスラーム国)とジハード主義武装集団の戦闘続く;PFLP-GC報道官「シリア国家との調整のもと、ダーイシュに対して軍事力をもって対抗すべき」(2015年4月7日)

PFLP-GC(パレスチナ解放人民戦線総司令部派)のアンワル・ラジャー報道官はAFP(4月7日付)に対して、シリア国内で活動するパレスチナ諸派14組織が7日か8日に会合を開き、ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプの情勢やダーイシュ(イスラーム国)への対抗策について協議することを明らかにした。

ラジャー報道官は、「軍事力をもってダーイシュに対抗するために、統合的な姿勢をパレスチナ諸派がとることが求められている」としたうえで、ダーイシュによるキャンプ占拠によって「状況が変わり、キャンプからテロリストを放逐するために力を行使する(ことが必要とされている)」との認識を示した。

そのうえで「会合でこの点に関して、合意がなされれば、シリア国家との調整のもとに(ダーイシュ掃討軍事作戦が)行われるだろう…。そうしたことは当然のことだ。なぜなら(キャンプは)シリア領であり、パレスチナ人によるいかなる決定もシリア国家の庇護のもとでなされるからだ」と強調した。

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ラーマッラー(ヨルダン川西岸)を発っていたPLO(パレスチナ解放機構)執行委員会のアフマド・マジュダラーニー氏を団長とする使節団がダマスカスに到着し、シリア政府高官、パレスチナ諸派代表らと会談し、ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプの住民の保護の方途などについて協議した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)とシャームの民のヌスラ戦線が占拠するヤルムーク・パレスチナ難民キャンプを、シリア軍が「樽爆弾」を投下する一方、地対地ミサイルなどで攻撃を加えた。

同監視団によると、シリア軍ヘリコプターが投下した「樽爆弾」のうち6発がウルーバ通り、殉教者墓地、ヌーフ通り、マンスーラ通り一帯に着弾し、過去3日間で投下された「樽爆弾」の数は25発に上っているという。

またキャンプ内では、ダーイシュ、ヌスラ戦線とアクナーフ・バイト・マクディス大隊などからなるジハード主義武装集団の戦闘が続き、アクナーフ・バイト・マクディス大隊とともに戦闘に参加していたパレスチナ解放軍の大佐1人が死亡した。

シリア人権監視団によると、ダーイシュとの戦闘による死者は、この大佐、アクナーフ・バイト・マクディス大隊戦闘員ら4人、ダーイシュ戦闘員3人の合わせて8人に達したという。

AFP, April 7, 2015、AP, April 7, 2015、ARA News, April 7, 2015、Champress, April 7, 2015、al-Hayat, April 8, 2015、Iraqi News, April 7, 2015、Kull-na Shuraka’, April 7, 2015、al-Mada Press, April 7, 2015、Naharnet, April 7, 2015、NNA, April 7, 2015、Reuters, April 7, 2015、SANA, April 7, 2015、UPI, April 7, 2015などをもとに作成。

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