駐フランス・シリア人コミュニティがシリア観光ツアーを企画(2015年4月23日)

AFP(4月23日付)は、駐フランス・シリア人コミュニティが中心となり、シリアへの観光ツアーを実施、17人のフランス人がダマスカスなど各地を訪問し、シリア人の歓待を受けたと伝えた。

ツアーは、シリア観光省との協力のもとに実施され、その企画者、参加者は「自分たちの目で西側メディアが伝えていることが真実でないことを目にするだろう」、「私たちはシリア人に会って、事態に目を向け、訪問可能な地域を訪問するために来た」と述べているという。

なお、シリア系フランス人の使節団が21日にシリアを訪問し、22日にリヤード・ヤーズジー観光大臣と会談し、フランスからの観光ツアーの意義などについて意見を交わしていた。


AFP, April 23, 2015、AP, April 23, 2015、ARA News, April 23, 2015、Champress, April 23, 2015、al-Hayat, April 24, 2015、Iraqi News, April 23, 2015、Kull-na Shuraka’, April 23, 2015、al-Mada Press, April 23, 2015、Naharnet, April 23, 2015、NNA, April 23, 2015、Reuters, April 23, 2015、SANA, April 23, 2015、UPI, April 23, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

有志連合のシリア爆撃でのダーイシュ(イスラーム国)戦闘員の死者数は1,922人(2015年4月23日)

シリア人権監視団は、2014年9月以降、有志連合の空爆によってシリア国内で死亡したダーイシュ(イスラーム国)メンバーらの数が1,922人に達していると発表した。

同監視団によると、有志連合の空爆による死者総数は2,079人で、そのうち66人が民間人、残りの1,922人がダーイシュ、90人がシャームの民のヌスラ戦線メンバーだという。


AFP, April 23, 2015、AP, April 23, 2015、ARA News, April 23, 2015、Champress, April 23, 2015、al-Hayat, April 24, 2015、Iraqi News, April 23, 2015、Kull-na Shuraka’, April 23, 2015、al-Mada Press, April 23, 2015、Naharnet, April 23, 2015、NNA, April 23, 2015、Reuters, April 23, 2015、SANA, April 23, 2015、UPI, April 23, 2015などをもとに作成。

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アル=カーイダ系武装集団がイドリブ県のシリア軍基地(煉瓦工場基地)を制圧か?(2015年4月23日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ファトフ軍作戦司令室を構成するシャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動、ジュンド・アクサー機構などジハード主義武装集団が、マストゥーマ軍事基地周辺、煉瓦工場基地周辺、ジスル・シュグール市周辺の検問所、拠点一帯でシリア軍、国防隊と激しく交戦した。

この戦闘により、ジハード主義武装集団戦闘員7人が死亡、シリア軍側も多数の兵士が死傷、ファトフ軍作戦司令室側は煉瓦工場基地周辺とジスル・シュグール市入り口に位置するシリア軍検問所5ヶ所を制圧したという。

これに関して、マサール・プレス(4月23日付)は、「革命部隊」がシリア軍との激しい戦闘の末、ジスル・シュグール市北部のアイン・サビール検問所と、煉瓦工場基地の「大部分」を制圧したと伝えた。

また、シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、「革命家が煉瓦工場基地をほぼ完全に制圧した」と発表し、歓迎の意を示した。

しかし、ファトフ軍作戦司令室はツイッターで「ムジャーヒディーンは…煉瓦工場基地周辺の大部分を制圧したが、完全制圧したとの報道は正しくない」と発表した。

またSANA(4月23日付)によると、シリア軍は煉瓦工場に潜入しようとした「武装テロ集団」を撃退する一方、工場周辺の「武装テロ集団」の拠点を空爆し、数十人を死傷させた。

シリア人権監視団によると、ファトフ軍作戦指令室側の戦闘員は1万人におよび、シリア政府がイドリブ市陥落に先立ってイドリブ県の行政機関を移転したジスル・シュグール市の制圧をめざすかたちで進軍しているという。

なお、ファトフ軍作成司令室の進軍に対して、シリア軍は同地一帯、およびザーウィヤ山一帯を空爆したが、これに対してジハード主義武装集団は、シリア政府の支配下にあるフーア市、カファルヤー町を砲撃した。

またSANA(4月23日付)によると、イドリブ市南西部郊外のアイン・スーダ村、バシュラームーン村、カトルーン村、ハッルーズ村、サルミーン市・クマイナース村回廊をシリア軍が空爆、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ガーブ平原のシリア軍検問所複数カ所で、シリア軍、国防隊がジハード主義武装集団と交戦し、ジハード主義武装集団戦闘員6人が死亡した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市ザフラー協会地区大使徒モスク周辺で、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員が、シャームの民のヌスラ戦線、アンサール・ディーン戦線と交戦した。

シリア軍はまた、アレッポ市東部および北東部各所に対して空爆を行った。

一方、SANA(4月23日付)によると、ダイル・ハーフィル市、タッル・ハッターバート村、タッル・アフマル村、アイン・ジャマージマ村、アレッポ市ジブリーン地区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がドゥーマー市各所、ハラスター市などを空爆し、15人が死亡した。

一方、SANA(4月23日付)によると、ザブディーン村、ハラスター市、アッサール・ワルド町無人地帯、ジャッバ村無人地帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区でシリア軍とシャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団が交戦し、シリア軍士官(大尉)が死亡した。

一方、SANA(4月23日付)によると、ジャウバル区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がジャダル村、シューマラ村各所を「樽爆弾」で空爆した。

一方、SANA(4月23日付)によると、ガズラーン農場で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(4月23日付)によると、アブー・フバイラート村、中カスタル村、アンカーウィー村、タンジャラ村、クライディーン村、カストゥーン村、アブー・サイヤード山一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(4月23日付)によると、ラジャム・カスル村、ウンク・ハワー村、サーリヒーヤ村、ムシャイリファ村、ダイル・フール村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(4月23日付)によると、ルワイヒナ村、ナブア・サフル村、ラスム・ラワーディー村、アジュラフ村、バアス市、リーハーニーヤ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, April 23, 2015、AP, April 23, 2015、ARA News, April 23, 2015、Champress, April 23, 2015、al-Hayat, April 24, 2015、Iraqi News, April 23, 2015、Kull-na Shuraka’, April 23, 2015、al-Mada Press, April 23, 2015、Masar Press Agency, April 23, 2015、Naharnet, April 23, 2015、NNA, April 23, 2015、Reuters, April 23, 2015、SANA, April 23, 2015、UPI, April 23, 2015などをもとに作成。

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シリア軍がハサカ県、ヒムス県、アレッポ県でダーイシュ(イスラーム国)と交戦(2015年4月23日)

ハサカ県では、SANA(4月23日付)によると、ハサカ市南部および南東部のバドラーン村、ウワイナ村、ラフラフ村周辺、バーブ・ハイル村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

また、ARA News(4月23日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)はシャッダーディー市の住民に対して、「遺族の墓地を正常化」するとして1週間以内に破壊するよう命じ、破壊しない住民を処罰すると脅迫した。

このほか、シリア人権監視団によると、クルド人部隊を支持したとの理由で、ハサカ市郊外で男性1人を公開処刑した。

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ヒムス県では、SANA(4月23日付)によると、ジャズル・ガス採掘所地帯、シャーイル・ガス採掘所一帯、アルヤーニーヤ村などで、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)が占拠するバーブ市郊外のシャルバア村、ダーイシュが包囲するクワイリス航空基地周辺をシリア軍が空爆し、ダーイシュ戦闘員10人以上、女性、子供を含む住民10人以上が死亡した。

シリア軍はまた、ダイル・ハーフィル市の病院、タッル・アフマル村などを「樽爆弾」で空爆し、女性、子供を含む15人が死亡した。

一方、SANA(4月23日付)によると、マンビジュ市に対してシリア軍が「正確な」空爆を行い、ダーイシュ(イスラーム国)戦闘員1人を殺害した。

AFP, April 23, 2015、AP, April 23, 2015、ARA News, April 23, 2015、Champress, April 23, 2015、al-Hayat, April 24, 2015、Iraqi News, April 23, 2015、Kull-na Shuraka’, April 23, 2015、al-Mada Press, April 23, 2015、Naharnet, April 23, 2015、NNA, April 23, 2015、Reuters, April 23, 2015、SANA, April 23, 2015、UPI, April 23, 2015などをもとに作成。

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バーブ・ハワー国境通行所管理局が反体制派日刊紙77紙の流通を禁止(2015年4月23日)

反体制派系日刊紙『タマッドゥン』(4月23日付)は、イドリブ県のバーブ・ハワー国境通行所管理局が、シリア北部の「解放区」での反体制派系の新聞77紙の流通を禁止する措置を講じたと報じた。

ARA New(4月23日付)は、ディヤーブ・スィッリーヤ編集長の話として、この措置が、ダイル・ザウル県から避難するキリスト教徒について報じた『タマッドゥン』紙の記事が、イスラーム教のイメージをゆがめ、啓典の民の処遇に関するイスラーム法の教えに反する内容だったための制裁措置だと伝えた。

同様の措置は先週、反体制日刊紙『イナブ・バラディー』が、サウジアラビア人説教師でジハード布教者センター代表のアブドゥッラー・ムハイスィニー氏(シャームの民のヌスラ戦線)を批判する記事を掲載した際にもとられたという。

なおARA Newsは、バーブ・ハワー国境通行所に関して、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などの支配下にあると報じている。

AFP, April 23, 2015、AP, April 23, 2015、ARA News, April 23, 2015、Champress, April 23, 2015、al-Hayat, April 24, 2015、Iraqi News, April 23, 2015、Kull-na Shuraka’, April 23, 2015、al-Mada Press, April 23, 2015、Naharnet, April 23, 2015、NNA, April 23, 2015、Reuters, April 23, 2015、SANA, April 23, 2015、UPI, April 23, 2015などをもとに作成。

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