東グータ地方のシャーム自由人イスラーム運動はラフマーン軍団への武器、拠点引き渡しを受諾(2015年4月19日)

シャーム自由人イスラーム運動は声明を出し、東グータ統一司法評議会の14日の裁定(声明)に従い、ラフマーン軍団に対してすべての武器、拠点を引き渡すことで合意したと発表した。

AFP, April 20, 2015、AP, April 20, 2015、ARA News, April 20, 2015、Champress, April 20, 2015、al-Hayat, April 21, 2015、Iraqi News, April 20, 2015、Kull-na Shuraka’, April 20, 2015、al-Mada Press, April 20, 2015、Naharnet, April 20, 2015、NNA, April 20, 2015、Reuters, April 20, 2015、SANA, April 20, 2015、UPI, April 20, 2015などをもとに作成。

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治安当局が野党「シリア国民青年党」の本部を強制捜査、書記長を殴打し、広報局長を逮捕(2015年4月19日)

クッルナー・シュラカー(4月19日付)は、ダマスカス県にある野党「シリア国民青年党」の本部に対して治安当局が強制捜査を行い、広報局長のシーナル・サッターン女史を逮捕した。

強制捜査の理由は不明。

強制捜査ではまた、マーヒル・ムルヒジュ書記長が殴打されたという。

シリア国民青年党はHPを通じて声明を出し、強制捜査を政党法に対する違反と厳しく非難した。

AFP, April 19, 2015、AP, April 19, 2015、ARA News, April 19, 2015、Champress, April 19, 2015、al-Hayat, April 20, 2015、Iraqi News, April 19, 2015、Kull-na Shuraka’, April 19, 2015、al-Mada Press, April 19, 2015、Naharnet, April 19, 2015、NNA, April 19, 2015、Reuters, April 19, 2015、SANA, April 19, 2015、UPI, April 19, 2015などをもとに作成。

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シリア国家建設潮流のフサイン代表がトルコに逃走(2015年4月19日)

Elaph(4月19日付)は、複数の反体制派消息筋の話として、シリア国家建設潮流のルワイユ・フサイン代表がシリア国外に逃走したと伝えた。

フサイン氏は2014年11月に「民族感情を弱め、虚偽の情報を発信したとの罪」で逮捕された後、15年2月に保釈金を支払い釈放されていたが、国外への渡航を禁止されており、シリア政府と反体制派の和平交渉「モスクワ2」への参加を見送っていた。

国外する逃亡直前、フサイン氏はシリア国家建設潮流の幹部とともに、ハサカ県ラアス・アイン市を訪問し、西クルディスタン移行期民政局の高官らと会談していた。

これに関して、シリア国家建設潮流のアナス・ジャウダ副代表は、フサイン代表が、ムナー・ガーニム副代表とともに、ラアス・アイン市訪問後、トルコ領内に逃走したとしたうえで、「フサイン氏とガーニム氏の個人的な振る舞いを非難する。この2人が行う決定、行動、会談に対して私は何の責任も負っていないし、無関係だ」と糾弾した。

なお『ハヤート』(4月20日付)によると、ジャウダ副代表の発言を受け、「一部のメンバーが、私が規則に反して国外にいると主張している。しかし私が何度も国外を訪問していることは周知のことで、こうした発言に驚いている…。しかも私は渡航を禁止されていない」と反論した。

AFP, April 19, 2015、AP, April 19, 2015、ARA News, April 19, 2015、Champress, April 19, 2015、Elaph, April 19, 2015、al-Hayat, April 20, 2015、Iraqi News, April 19, 2015、Kull-na Shuraka’, April 19, 2015、al-Mada Press, April 19, 2015、Naharnet, April 19, 2015、NNA, April 19, 2015、Reuters, April 19, 2015、SANA, April 19, 2015、UPI, April 19, 2015などをもとに作成。

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シリア軍がイドリブ県、アレッポ県、ダルアー県で爆撃を続ける(2015年4月19日)

イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(4月19日付)によると、マストゥーマ軍事基地一帯でシリア軍ヘリコプターがシリア軍部隊に対して「樽爆弾」を誤って投下し、兵士11人が死亡した。

また、シリア人権監視団によると、シリア軍がサラーキブ市、マルイヤーン村、アルバイーン山一帯(ラーミー村)、クマイナース村、タマーニア町、イフスィム町、マガーラ村などを「樽爆弾」で空爆、またマストゥーマ軍事基地一帯、ムシャイリファ村一帯(イドリブ市・ラタキア市街道沿い)でジハード主義武装集団と交戦した。

この空爆で、サラーキブ市にある唯一の病院が破壊されたという。

これに対して、ジハード主義武装集団は、アルバイーン山のシリア軍拠点を砲撃した。

一方、SANA(4月19日付)によると、ファイルーン村西部、マクラア村、バシュラームーン村、タッル・サラムー村、アブー・ズフール町一帯、マジュダリヤー村、ナイラブ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がザバダーニー市を「樽爆弾」で空爆した。

一方、ラフマーン軍団は声明を出し、東グータ統一司法評議会の14日の裁定(声明)に従い、シャーム自由人イスラーム運動のメンバーに対して、ラフマーン軍団の指揮下で活動するよう求めた。

他方、SANA(4月19日付)によるとマディーラー市、ザマルカー橋北東部、ザバダーニー市、マガッル・ミール村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダーイル町、タファス市、東カラク村などを「樽爆弾」で空爆し、女性・子供を含む18人が死亡した。

一方、SANA(4月19日付)によると、ヌアイマ村南部ガラズ刑務所街道沿い、ラジャート高原各所、サムリーン村、ズィムリーン村、カフルシャムス町、アドワーン村、サフム・ジャウラーン村、タファス市、ダーイル町、アトマーン村北部、スーラ村、東ガーリヤ村、ダルアー市ラウダ地区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線(南部タウヒード旅団、ハウラーン・ムジャーヒディーン大隊、サジール砲兵大隊)、イスラーム・ムサンナー運動の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またSANA(4月19日付)は、ファフド・ジャースィム・フライジュ国防大臣が、アサド大統領の指示を受け、軍総司令部の士官とともに、南部地区(ダルアー県、スワイダー県、クナイトラ県一帯)の空軍基地の一つを視察したと伝えた。

視察場所は不明。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がヒムス市ワアル地区を砲撃した。

一方、SANA(4月19日付)によると、ウンム・ジャーミア村、ラジャム・アーリー村、ラジャム・カスル村、西サラーム村、ヒブラ村、スルターナ村、タルビーサ市・ラスタン市間で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)、シャームの民のヌスラ戦線、ヒムス軍団、シャーム自由人イスラーム運動、ファールーク大隊、ハーリド・ブン・ワリード旅団の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市ザフラー協会地区で、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員が、アンサール・ディーン戦線、シャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦した。

またシリア軍はアレッポ市マルジャ地区、ハイダリーヤ地区、サーフール地区、ナイラブ地区、カフルハムラ村、マサーキン・ハナーヌー地区、ファイイド地区、ナイル通り地区などを「樽爆弾」などで空爆した。

ARA News(4月19日付)によると、シリア軍はまたアレッポ市バーブ・ハディード地区を空爆し、6人が死亡したという。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団が第45監視塔からカサブ町に至る地域の制圧に向けた作戦を開始し、ファフナルク森、ナブア・ムッル村、サナーン丘一帯でシリア軍、国防隊と激しく交戦した。

これに対して、シリア軍は反体制武装集団が進軍・制圧した地域に対して「樽爆弾」を投下した。

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ダマスカス県では、SANA(4月19日付)によると、ジャウバル区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(4月19日付)によると、ナブア・サフル村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, April 19, 2015、AP, April 19, 2015、ARA News, April 19, 2015、Champress, April 19, 2015、al-Hayat, April 20, 2015、Iraqi News, April 19, 2015、Kull-na Shuraka’, April 19, 2015、al-Mada Press, April 19, 2015、Naharnet, April 19, 2015、NNA, April 19, 2015、Reuters, April 19, 2015、SANA, April 19, 2015、UPI, April 19, 2015などをもとに作成。

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ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプ一帯でシリア軍、PLFP-GC、ダーイシュ(イスラーム国)、ジハード主義武装集団が混戦(2015年4月19日)

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプ周辺各所で、シリア軍、PFLP-GCの民兵がダーイシュ(イスラーム国)、シャームの民のヌスラ戦線と交戦した。

シリア軍、国防隊はまた、キャンプを占拠するダーイシュと戦うジハード主義武装集団との交戦する一方、カーブーン区、ヤルザ地区では、イスラーム軍や第1旅団がダーイシュと交戦し、ダーイシュ戦闘員12人が死亡したという。

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東グータ・シャリーア委員会のアブドゥッラフマーン・カアカ委員長は声明を出し、ダマスカス郊外県東グータ地方一帯で活動する武装集団に対して、ダーイシュ(イスラーム国)を「ハワーリジュ派」と断じ、その根絶を呼びかけた。

AFP, April 19, 2015、AP, April 19, 2015、ARA News, April 19, 2015、Champress, April 19, 2015、al-Hayat, April 20, 2015、Iraqi News, April 19, 2015、Kull-na Shuraka’, April 19, 2015、al-Mada Press, April 19, 2015、Naharnet, April 19, 2015、NNA, April 19, 2015、Reuters, April 19, 2015、SANA, April 19, 2015、UPI, April 19, 2015などをもとに作成。

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ダーイシュ(イスラーム国)がスワイダー県北部の村を襲撃、タドムル砂漠のイスラーム軍、東部獅子旅団拠点を制圧(2015年4月19日)

スワイダー県では、クッルナー・シュラカー(4月19日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)を名乗る武装集団が18日に県北部のカスル村を襲撃・占拠、19日早朝にシリア軍、国防隊と激しく交戦した。

複数の地元消息筋によると、ダーイシュはダマスカス郊外県南部のビール・カスブ区(ダクワ丘一帯)から南下し、カスル村を占拠したという。

またダーイシュはハルハラ航空基地の第1防衛戦上に位置するザルファル丘のシリア軍哨所などを襲撃したという。

Kull-na Shuraka', April 19, 2015
Kull-na Shuraka’, April 19, 2015

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ドゥラル・シャーミーヤ(4月19日付)によると、イスラーム軍と東部獅子旅団が掌握していたタドムル砂漠(ヒムス県)からダマスカス郊外県のウルヤーニヤ村にいたる一帯をダーイシュ(イスラーム国)が制圧した。

また、クッルナー・シュラカー(4月19日付)によると、ダーイシュはヒムス県東部(タドムル砂漠)にあるアーダ山の反体制武装集団拠点を襲撃し、同地を制圧した。

Kull-na Shuraka', April 19, 2015
Kull-na Shuraka’, April 19, 2015


一方、シリア人権監視団によると、シリア軍がタドムル市郊外の砂漠地帯でダーイシュと交戦した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)が包囲するクワイリス航空基地一帯で、シリア軍がダーイシュと交戦した。

また、ARA News(4月19日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊などからなる武装部隊がダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、スーラーン・アアザーズ町東部のラアス・アイン市を制圧した。

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ハサカ県では、ARA News(4月20日付)によると、シリア軍がハサカ市南部郊外ミールビーヤ連隊基地一帯、バーブ・ハイル村、ハマーイル町、シャビーブ村のダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆した。

AFP, April 19, 2015、AP, April 19, 2015、ARA News, April 19, 2015、April 20, 2015、Champress, April 19, 2015、al-Durar al-Shamiya, April 19, 2015、al-Hayat, April 20, 2015、Iraqi News, April 19, 2015、Kull-na Shuraka’, April 19, 2015、al-Mada Press, April 19, 2015、Naharnet, April 19, 2015、NNA, April 19, 2015、Reuters, April 19, 2015、SANA, April 19, 2015、UPI, April 19, 2015などをもとに作成。

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