スィルヤーニー連合党がダーイシュ(イスラーム国)と戦うため、シリア正教徒女性民兵を結成(2015年8月31日)

スィルヤーニー連合党は声明を出し、ハサカ県カフターニーヤ市でシリア正教徒女性からなる軍事評議会「バイス・ナフラインの女性防衛部隊」を結成したと発表した。

ARA News(8月31日付)が伝えた。

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スワイダー県では、SANA(8月31日付)によると、ムアーッズ丘一帯、シャカー村で、シリア軍が人民防衛諸集団とともにダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(8月31日付)によると、カルヤタイン市西部のサリーバ農場、ラジャム・カスル村、柑橘農園、ジャズル・ガス採掘所東部一帯、タドムル市郊外採石場一帯、ラッフーム村をシリア軍が空爆し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、SANA(8月31日付)によると、アレッポ市東部航空士官学校一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, August 31, 2015、AP, August 31, 2015、ARA News, August 31, 2015、Champress, August 31, 2015、al-Hayat, September 1, 2015、Iraqi News, August 31, 2015、Kull-na Shuraka’, August 31, 2015、al-Mada Press, August 31, 2015、Naharnet, August 31, 2015、NNA, August 31, 2015、Reuters, August 31, 2015、SANA, August 31, 2015、UPI, August 31, 2015などをもとに作成。

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イドリブ県フーア市、カファルヤー町からの避難民がダマスカス国際空港街道で座り込みを行い、反体制武装集団による包囲解除に向けた行動をシリア政府に要求(2015年8月31日)

ARA News(8月31日付)などによると、ダマスカス国際空港街道では、イドリブ県フーア市、カファルヤー町から避難した住民が座り込みを行い、道路を封鎖、反体制武装集団による両市の包囲解除のための行動をシリア政府に求めた。

ARA News, August 31, 2015
ARA News, August 31, 2015

 

AFP, August 31, 2015、AP, August 31, 2015、ARA News, August 31, 2015、Champress, August 31, 2015、al-Hayat, September 1, 2015、Iraqi News, August 31, 2015、Kull-na Shuraka’, August 31, 2015、al-Mada Press, August 31, 2015、Naharnet, August 31, 2015、NNA, August 31, 2015、Reuters, August 31, 2015、SANA, August 31, 2015、UPI, August 31, 2015などをもとに作成。

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ザバダーニー市(ダマスカス郊外県)でシリア軍、ヒズブッラー戦闘員が進撃を続ける一方、ファトフ軍もフーア市、カファルヤー町(イドリブ県)で攻勢(2015年8月31日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍第4師団、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、パレスチナ解放軍がザバダーニー市内でジハード主義武装集団、地元武装集団と交戦し、武装集団戦闘員6人が死亡した。

また、数ヶ月前にムライハ市での戦闘で負傷していたアジュナード・シャーム・イスラーム連合の司令官が死亡した。

一方、SANA(8月31日付)によると、シリア軍がレバノンのレジスタンス(ヒズブッラー)とともに、ザバダーニー市内で反体制武装集団の掃討作戦を継続し、市内のジスル地区および西部地区中心街、シャリーフ・イドリースィー学校一帯を制圧した。

シリア軍はまた、ハラスター市で、イスラーム軍、ウンマの暁と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にとどまるフーア市、カファルヤー町一帯で、国防隊、人民諸委員会、ヒズブッラー戦闘員がジュンド・アクサー機構、シャームの民のヌスラ戦線などアル=カーイダ系組織からなるジハード主義武装集団と交戦、また武装集団は両市に対して手製の迫撃砲などで攻撃を加えた。

また、ARA News(8月31日付)によると、ファトフ軍がフーア市、カファルヤー町に近いサワーギヤ村一帯で、シリア軍、国防隊らと交戦し、同地を制圧した。

一方、SANA(8月31日付)によると、ムハムバル村、カフルナブル市、サラーキブ市、トゥウーム村、トゥルア村、アウラム・ジャウズ村、カフルウワイド、バサーミス村、ハミーマート村、ズィヤーディーヤ村、マジャース村、タッル・サラムー村、アブー・ズフール航空基地周辺、タルマラ村、マアッルズィーター村、そしてフーア市とカファルヤー町への砲撃の拠点となっているタフタナーズ市、マアッラトミスリーン市、ラーム・ハムダーン村一帯をシリア軍が空爆し、シャームの民のヌスラ戦線などからなるファトフ軍の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(8月31日付)によると、マンスーラ村、タッル・ワースィト村、ハウワーシュ村、ドゥワイル・アクラード村をシリア軍が空爆し、ファトフ軍の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、ARA News(8月31日付)によると、アレッポ市スライマーン・アラビー地区で、シャーム戦線が地下トンネルを掘削し、シリア軍関連の建物の地下に爆弾を仕掛け爆破、兵士数十人を殺傷した。

一方、SANA(8月31日付)によると、アレッポ市西部科学技術センター一帯、ハンダラート・キャンプ一帯、カフルハムラ村、バシュカーティーン村、アレッポ市ラーシディーン地区、バニー・ザイド地区、旧市街、シャイフ・カクスード地区などで、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、SANA(8月31日付)によると、ガドル山、ファルラク休憩所で、シリア軍が人民防衛諸集団とともに反体制武装集団と交戦し、戦闘員25人を殲滅した。

シリア軍はまた、キンサッバー町一帯、サルマー町一帯、マールーニーヤート村、カサーティル村の反体制武装集団拠点を空爆するとともに、トルコ領内から潜入を試みた武装集団と交戦し、チェチェン人戦闘員34人を殲滅、拠点・装備を破壊した。

シリア軍はこのほか、アラースィート村、ガニーマ村、アイン・カンタラ村、上カルト村、ラビーア町一帯を空爆した。

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ダルアー県では、SANA(8月31日付)によると、東カラク村、アトマーン村、ダルアー市バジャービジャ地区、旧税関地区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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スワイダー県では、SANA(8月31日付)によると、シャアフ村周辺、シリア軍と人民防衛諸集団が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(8月31日付)によると、キースィーン村、ウンム・シャルシューフ村西部、タッルドゥー市一帯、タルビーサ市、ラスタン市、カフルラーハー市、フーシュ・ザバーディー村などで、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、ヒムス軍団、ファールーク大隊の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, August 31, 2015、AP, August 31, 2015、ARA News, August 31, 2015、Champress, August 31, 2015、al-Hayat, September 1, 2015、Iraqi News, August 31, 2015、Kull-na Shuraka’, August 31, 2015、al-Mada Press, August 31, 2015、Naharnet, August 31, 2015、NNA, August 31, 2015、Reuters, August 31, 2015、SANA, August 31, 2015、UPI, August 31, 2015などをもとに作成。

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ダーイシュ(イスラーム国)がタドムル市にあるUNESCO世界文化遺産パルミラ遺跡のベル神殿を破壊(2015年8月31日)

シリア人権監視団は8月30日に声明を発表し、ヒムス県タドムル市にあるUNESCO世界文化遺産のパルミラ遺跡にあるベル神殿の一部が、ダーイシュ(イスラーム国)によって破壊されたと発表した。

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『ハヤート』(9月1日付)によると、ベル神殿の一部が破壊されたとのシリア人権監視団の発表(30日)に関して、シリアの遺跡博物館局のマアムーン・アブドゥルカリーム局長は「神殿の面積は約4万3,000平方メートルと非常に広いが、ダーイシュは遺跡の調査員らが近づくことを禁止している」と述べ、事実確認がとれていないことを明らかにした。

BBC(8月31日付)によると、アブドゥルカリーム局長はまた、ベル神殿の一帯で大きな爆発が起きたことを認めつつも、「その中心部、柱、敷地は被害を受けていない」と述べた。

Alarabia.net, August 31, 2015
Alarabia.net, August 31, 2015

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しかし、AFP(9月1日付)によると、国連のUNESCOは、ヒムス県タドムル市にある世界文化遺産のパルミラ遺跡の衛星画像によって、ベル神殿の中心部の建物およびその両脇に並んでいた円柱の列が破壊されていることを確認した、と発表した。

UNESCOによると、8月27日に撮影された衛星画像では、ベル神殿の遺構ははっきりと確認ができたが、31日の画像では中止部の建物とその両脇に並んでいた円柱の列は消滅し、周辺の円柱の列が確認できるのみだったという。

twitter.com/OnlineMagazin
twitter.com/OnlineMagazin

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なお、SANA(9月1日付)はその後、ベル神殿破壊に関して、「シリアは、この野蛮な攻撃に震撼しつつも、不正に満ちたタクフィール主義者のテロを根絶するための誠実な努力を増大させ、地域、そして国際社会の安定を維持し、全人類の文明・文化遺産の保護をめざすよう、改めて呼びかける」とする外務在外居住者省の談話を伝えた。

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米中央軍(CENTCOM)は、8月31日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して19回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は6回におよび、フール町(ハサカ県)近郊(1回)、アイン・アラブ市近郊(2回)、マーリア市近郊(2回)のダーイシュに対して攻撃が行われたという。

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ARA News(9月1日付)によると、有志連合による空爆で、ヨルダン人司令官のアブー・ムスリム・タウヒーディー氏が死亡したという。

AFP, August 31, 2015、Alarabia.net, September 1, 2015、AP, August 31, 2015、ARA News, August 31, 2015、September 1, 2015、BBC, August 31, 2015、Champress, August 31, 2015、al-Hayat, September 1, 2015、Iraqi News, August 31, 2015、Kull-na Shuraka’, August 31, 2015、al-Mada Press, August 31, 2015、Naharnet, August 31, 2015、NNA, August 31, 2015、Reuters, August 31, 2015、SANA, August 31, 2015、September 1, 2015、Syriahr.com,August 30, 2015、UPI, August 31, 2015などをもとに作成。

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首都ダマスカスに「金日成公園」が開園、隣接する広場、道路は「金日成広場」、「金日成通り」と名づけられる(2015年8月31日)

ダマスカス県カフルスーサ区に金日成記念公園の新しい公園が開園した。

ファイサル・ミクダード外務在外居住者副大臣は、AFP(8月31日付)に対して、「北朝鮮の故金日成元国家主席を批判する者は愚かで、そうした人間の知性は少ない…。彼は解放と国家建設に向けたその闘争において広く知られている歴史的指導者であり、シリアにおいて敬意を示すに値する人物だ」と述べた。

Kull-na Shuraka', September 1, 2015
Kull-na Shuraka’, September 1, 2015

金日成記念公園は、面積が約9,000平方メートルで、不法定住者の住居を撤去して建設された。

またこの公園に隣接する広場と道路にも、金日成広場、金日成記念通りという名がつけられ、広場には、金正恩氏を讃える石碑が設置されたという。

AFP, August 31, 2015、AP, August 31, 2015、ARA News, August 31, 2015、Champress, August 31, 2015、al-Hayat, September 1, 2015、Iraqi News, August 31, 2015、Kull-na Shuraka’, August 31, 2015、al-Mada Press, August 31, 2015、Naharnet, August 31, 2015、NNA, August 31, 2015、Reuters, August 31, 2015、SANA, August 31, 2015、UPI, August 31, 2015などをもとに作成。

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ロシアのラブロフ外相が民主的変革国民調整委員会、変革解放人民戦線、PYDの代表と会談(2015年8月31日)

ロシア外務省報道官は、セルゲイ・ラブロフ外務大臣がモスクワ訪問中の反体制組織代表らと会談し、シリア政府と反体制派の和平交渉「ジュネーブ3」開催に向けて意見を交わした、と発表した。

ラブロフ外務大臣と会談したのは、民主的変革国民調整委員会代表のハサン・アブドゥルアズィーム弁護士、変革解放人民戦線代表のカドリー・ジャミール前副首相(在モスクワ)、民主統一党(PYD)のハーリド・イーサー氏、シリア・アッシリア連合のナムルード・スライマーン氏。

SANA(8月31日付)などが伝えた。

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シリア国内で活動する反体制組織の国民民主的行動委員会(民主的変革国民調整委員会の元メンバーのマフムード・マルイー氏が事務局長)は声明を出し、同委員会を含む国内の野党、反体制組織が、「ジュネーブ3」に参加する国内の反体制派代表を選出したと発表し、スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表にその旨報告することを明らかにした。

国内の野党・反体制派の代表選出に参加したのは、国民民主的行動委員会、反暴力・テロシリア人連合、国民青年党、シリア栄光潮流、国民ブロック諸勢力連立、ナウワーフ・マナード・ファーリス(部族代表)、シリア国民潮流、「手に手をとって」シリア人女性連合、自由主義潮流、自由人開発運動、民主主義のためのシリア人、ファフル・ザイダーン、ヴィクトゥール・ハンナー。

合意がダマスカス県になる国民民主行動委員会本部で29日に開かれた会合でなされたという

『ワタン』(8月31日付)が伝えた。

AFP, August 31, 2015、AP, August 31, 2015、ARA News, August 31, 2015、Champress, August 31, 2015、al-Hayat, September 1, 2015、Iraqi News, August 31, 2015、Kull-na Shuraka’, August 31, 2015、al-Mada Press, August 31, 2015、Naharnet, August 31, 2015、NNA, August 31, 2015、Reuters, August 31, 2015、SANA, August 31, 2015、UPI, August 31, 2015、al-Watan, August 31, 2015などをもとに作成。

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