アサド大統領は、預言者生誕祭に合わせて、ダマスカスのモスクでの集団礼拝に参加(2016年12月11日)

アサド大統領は、預言者生誕祭(12月11日)に合わせて、ダマスカス県カフルスーサ区にあるイバードラフマーン・モスクを訪れ、集団礼拝に参加した。

集団礼拝は、フサームッディーン・ファルフール師が主導、アサド大統領のほか、ムハンマド・アブドゥッサッタール・サイイド宗教関係大臣、ハドル・シャフルール・ダマスカス郊外県宗教関係局長、政府、バアス党の幹部、イスラーム教法曹界代表らが参加した。

SANA(12月11日付)が伝えた。

SANA, December 11, 2016
SANA, December 11, 2016

 

AFP, December 11, 2016、AP, December 11, 2016、ARA News, December 11, 2016、Champress, December 11, 2016、al-Hayat, December 12, 2016、Iraqi News, December 11, 2016、Kull-na Shuraka’, December 11, 2016、al-Mada Press, December 11, 2016、Naharnet, December 11, 2016、NNA, December 11, 2016、Reuters, December 11, 2016、SANA, December 11, 2016、UPI, December 11, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ファロン英国防相「残念ながらアレッポ市は陥落するだろうが…それは誰にとっての勝利でもない」(2016年12月11日)

英国のマイケル・ファロン国防大臣はBBC(12月11日付)に対して、「残念ながらアレッポ(市)は陥落するだろう」と吐露する一方、「病院への空爆、人道物資搬入の阻止を通じてどのように勝利できるというのか…? 国土の40%しか掌握せず、大多数の国民の反抗を受けている政権が支配する国家が存在したままで、事が終わるだろうが、それは誰にとっての勝利でもない」と述べた。

AFP, December 11, 2016、AP, December 11, 2016、ARA News, December 11, 2016、BBC, December 11, 2016、Champress, December 11, 2016、al-Hayat, December 12, 2016、Iraqi News, December 11, 2016、Kull-na Shuraka’, December 11, 2016、al-Mada Press, December 11, 2016、Naharnet, December 11, 2016、NNA, December 11, 2016、Reuters, December 11, 2016、SANA, December 11, 2016、UPI, December 11, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

YPG主体のシリア民主軍はラッカ市北部の6カ村をダーイシュから奪取(2016年12月11日)

ラッカ県では、クッルナー・シュラカー(12月11日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)に対する「ユーフラテスの怒り」作戦第2段階を開始した西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、ラッカ市北部のマルワーニーヤ村、ジャバル・カラージャ村、小ハミーラ村、大ハミーラ村、カルファト・ダーニー村、ダラーニーヤ村を制圧した。

**

西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍はビデオ声明(https://youtu.be/Zs0Mj2kOcMw)を出し、ラッカ市を支配するダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員に対して、武器を棄て投降した者には「イスラーム教の教えに基づき」恩赦を行うと呼びかけ、降伏を促した。

AFP, December 11, 2016、AP, December 11, 2016、ARA News, December 11, 2016、Champress, December 11, 2016、al-Hayat, December 12, 2016、Iraqi News, December 11, 2016、Kull-na Shuraka’, December 11, 2016、al-Mada Press, December 11, 2016、Naharnet, December 11, 2016、NNA, December 11, 2016、Reuters, December 11, 2016、SANA, December 11, 2016、UPI, December 11, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダーラト・イッザ市(アレッポ県)のアル=カーイダ系組織と「穏健な反体制派」は15日以内に反体制派を統合するよう最後通告(2016年12月11日)

アレッポ県では、ダーラト・イッザ市で活動する主要な反体制武装集団の支部が共同声明を出し、アル=カーイダ系組織のシャーム・ファトフ戦線、シャーム自由人イスラーム運動など同地一帯で活動するすべての武装集団に対して、15日以内に組織を統合するよう最後通告を出した。

共同声明を出したのは、シャーム・ファトフ戦線ダーラ・イッザ支部、シャーム軍団ダーラ・イッザ支部、シャーム自由人イスラーム運動ダーラ・イッザ支部、ヌールッディーン・ザンキー運動ダーラ・イッザ支部、シャーム革命家運動ダーラ・イッザ支部、シャーム曉運動ダーラ・イッザ支部。

なお、この通告に応じない場合、ダーラト・イッザ市はすべての武装集団との関係を解消し、独立した政体となることを宣言する、という。

Kull-na Shuraka', December 11, 2016
Kull-na Shuraka’, December 11, 2016

 

AFP, December 11, 2016、AP, December 11, 2016、ARA News, December 11, 2016、Champress, December 11, 2016、al-Hayat, December 12, 2016、Iraqi News, December 11, 2016、Kull-na Shuraka’, December 11, 2016、al-Mada Press, December 11, 2016、Naharnet, December 11, 2016、NNA, December 11, 2016、Reuters, December 11, 2016、SANA, December 11, 2016、UPI, December 11, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

リャブコフ露副外相は「米国は停戦に関して、受け容れがたい前提条件に固執している」と述べ、アレッポ市東部からの戦闘員退去に関して米国と合意に達したとの報道を否定(2016年12月11日)

ロシアのセルゲイ・リャブコフ外務副大臣は、米・ロシアが48時間以内にシャーム・ファトフ戦線の戦闘員のアレッポ市南東部からイドリブ県への退去で合意したとするロイター通信(12月11日付)の報道について、「米国は停戦に関して、受け容れがたい前提条件に固執している」と述べ、これを否定した。

SANA(12月11日付)が伝えた。

なお、『ハヤート』(12月12日付)によると、米国・ロシアが交わしたとロイター通信が報じた停戦合意は、①300~900人とされるシャーム・ファトフ戦線の戦闘員のアレッポ市南東部からイドリブ県への退去、②5,000人以上とされるそれ以外の武装集団の戦闘員および住民の希望する地域への退去、③退去する武装集団戦闘員の軽火器携帯許可などを骨子としていたという。

AFP, December 11, 2016、AP, December 11, 2016、ARA News, December 11, 2016、Champress, December 11, 2016、al-Hayat, December 12, 2016、Iraqi News, December 11, 2016、Kull-na Shuraka’, December 11, 2016、al-Mada Press, December 11, 2016、Naharnet, December 11, 2016、NNA, December 11, 2016、Reuters, December 11, 2016、SANA, December 11, 2016、UPI, December 11, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア国民連合の主要幹部が次々と脱会(2016年12月11日)

トルコのイスタンブールで開催中のシリア革命反体制勢力国民連立の総合委員会会合で、主要幹部が次々と脱会した。

会合は9日に開幕し、『ハヤート』(12月12日付)によると、委員会メンバー111人中82人が参加(うち10人はSkypeでの参加)していたが、閉幕声明の文言などをめぐって普及、Elaph(12月11日付)によると、リヤード・サイフ、ミシェル・キールー、サミール・ナッシャールといった幹部メンバーが次々と脱会したという。

彼らの多くは、その理由について明らかしないまま、脱会したという。

一方、『ハヤート』(12月12日付)によると、会合では、委員会メンバーの一人が、ドイツのベルリンで危篤(11日死亡)の幹部メンバーの一人サーディク・ジャラール・アズム氏の回復を願うことを提案したが、アブドゥッラー・ファフド氏は「アズム氏は世俗主義者だ」と非難し、この提案を拒否した。

また、閉幕決議草案での審議では、アル=カーイダ系組織のシャーム・ファトフ戦線の処遇に関して、国連安保理の決定に従い、同組織をテロ組織とみなすとする文言をめぐって意見の対立が生じたという。

AFP, December 11, 2016、AP, December 11, 2016、ARA News, December 11, 2016、Champress, December 11, 2016、Elaph, December 11, 2016、al-Hayat, December 12, 2016、Iraqi News, December 11, 2016、Kull-na Shuraka’, December 11, 2016、al-Mada Press, December 11, 2016、Naharnet, December 11, 2016、NNA, December 11, 2016、Reuters, December 11, 2016、SANA, December 11, 2016、UPI, December 11, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍の支援を受けるハワール・キリス作戦司令室がダーイシュの拠点都市バーブ市(アレッポ県)市内に侵攻(2016年12月11日)

アレッポ県では、RT(12月11日付)によると、トルコ軍の全面支援を受け「ユーフラテスの盾」作戦を続行するハワール・キリス作戦司令室が、ダーイシュ(イスラーム国)の拠点都市バーブ市内に侵攻、ザルズール丘を制圧し、進軍を続けた。

またアナトリア通信(12月11日付)によると、バーブ市内での戦闘で、ダーイシュ戦闘員9人が死亡したという。

これに対して、アアマーク通信(12月10日付)は、ハワール・キリス作戦司令室戦闘員14人を殺害したと報じた。

AFP, December 11, 2016、Anadolu Ajansı, December 11, 2016、AP, December 11, 2016、ARA News, December 11, 2016、Champress, December 11, 2016、al-Hayat, December 12, 2016、Iraqi News, December 11, 2016、Kull-na Shuraka’, December 11, 2016、al-Mada Press, December 11, 2016、Naharnet, December 11, 2016、NNA, December 11, 2016、Reuters, December 11, 2016、RT, December 11, 2016、SANA, December 11, 2016、UPI, December 11, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダーイシュがUNESCO世界文化遺産パルミラ遺跡を擁するタドムル市全域を再びシリア軍から奪取(2016年12月11日)

ヒムス県では、ダーイシュ(イスラーム国)の戦果を喧伝するアアマーク通信(12月11日付)が、UNESCO世界文化遺産パルミラ遺跡を擁するタドムル市からのシリア軍および親政権武装勢力の撤退を受け、ダーイシュが同市の全街区を制圧したと発表した。

ダーイシュは10日、タドムル市に突入し、複数街区を制圧後、一端撤退していたが、11日に入って再び攻勢を強め、同地を奪還した。

クッルナー・シュラカー(12月11日付)によると、ダーイシュはまた、タドムル市制圧と平行して、同市東部郊外の穀物サイロ一帯、タドムル市西部郊外の柑橘農園、ドゥーワ地区、ヒヤーン・ガス社を制圧した。

なお、アアマーク通信によると、この戦闘でシリア軍および親政権武装勢力の将兵100人を殺害、戦車30輌などを捕獲したという。

Kull-na Shuraka', December 11, 2016
Kull-na Shuraka’, December 11, 2016
Youtube, December 11, 2016
Youtube, December 11, 2016
Youtube, December 11, 2016
Youtube, December 11, 2016
Youtube, December 11, 2016
Youtube, December 11, 2016
Youtube, December 11, 2016
Youtube, December 11, 2016
Youtube, December 11, 2016
Youtube, December 11, 2016
Youtube, December 11, 2016
Youtube, December 11, 2016
Youtube, December 11, 2016
Youtube, December 11, 2016
Youtube, December 11, 2016
Youtube, December 11, 2016
Youtube, December 11, 2016
Youtube, December 11, 2016

**

ラタキア県フマイミーム航空基地の駐留ロシア空軍司令部は声明を出し、タドムル市へのダーイシュの侵攻を阻止するため同市一帯に対して64回の空爆を実施し、これまで使用したことのない戦略兵器を投入するなどして、297人の戦闘員を殲滅したが、ダーイシュが同市を制圧したと発表、早急に同地を奪還すると表明した。

**

ファルス通信(12月11日付)によると、イラン人の民兵組織「ファーティミーユーン旅団」の特殊部隊がダーイシュの侵攻を受け、タドムル市に投入された。

tm11122016

**

アレッポ県では、SANA(12月11日付)によると、シリア軍がアレッポ市東部郊外のタッル・アイユーブ村一帯でダーイシュ(イスラーム国)に対して特殊作戦を実施した。

**

ダイル・ザウル県では、ARA News(12月11日付)によると、所属不明の戦闘機が、ダーイシュ(イスラーム国)支配下のヒシャーム村一帯を空爆した。

AFP, December 11, 2016、AP, December 11, 2016、ARA News, December 11, 2016、Champress, December 11, 2016、FARS, December 11, 2016、al-Hayat, December 12, 2016、Iraqi News, December 11, 2016、Kull-na Shuraka’, December 11, 2016、al-Mada Press, December 11, 2016、Naharnet, December 11, 2016、NNA, December 11, 2016、Reuters, December 11, 2016、SANA, December 11, 2016、UPI, December 11, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はイドリブ県、ハマー県でファトフ軍の拠点に対して爆撃を実施(2016年12月11日)

イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(12月11日付)によると、戦闘機(所属明示せず)が、ファトフ軍支配下のサラーキブ市、マアッラト・ヌウマーン市を空爆し、11人が死亡した。

一方、SANA(12月11日付)によると、シリア軍がジスル・シュグール市郊外のキンダ村、ウンム・ガール村で反体制武装集団の拠点を空爆した。

**

ハマー県では、ARA News(12月11日付)によると、シリア軍ヘリコプターがウカイリバート町を有毒ガスを装填したと思われる爆弾で空爆し、20人以上が死亡した。

一方、SANA(12月11日付)によると、ファトフ軍がサルハブ市を砲撃し、複数の住民が負傷した。

**

ラタキア県では、SANA(12月11日付)によると、シリア軍がトルコ国境に近いトゥッファーヒーヤ村一帯で反体制武装集団の拠点を攻撃した。

AFP, December 11, 2016、AP, December 11, 2016、ARA News, December 11, 2016、Champress, December 11, 2016、al-Hayat, December 12, 2016、Iraqi News, December 11, 2016、Kull-na Shuraka’, December 11, 2016、al-Mada Press, December 11, 2016、Naharnet, December 11, 2016、NNA, December 11, 2016、Reuters, December 11, 2016、SANA, December 11, 2016、UPI, December 11, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はアレッポ市南東部のアスィーラ地区を新たに制圧(2016年12月11日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がアレッポ市旧市街に近いアスィーラ地区全域とマアーディー地区の大部分を反体制武装集団から奪取し、制圧した。

また、SANA(12月11日付)によると、シリア軍が予備部隊、同盟部隊とともにアレッポ市南東部で反体制武装集団の掃討作戦を継続し、アレッポ城南東部のアスィーラ地区全域とカラム・ダアダア地区の南東部を制圧、治安と安全を回復した。

シリア人権監視団によると、シリア軍はさらに、反体制武装集団の支配下にとどまるアレッポ市南東部一帯で反体制武装集団と交戦、これに対して反体制武装集団はシリア政府支配下の街区を砲撃した。

これに対して、SANA(12月11日付)によると、反体制武装集団がアレッポ市バーブ・ナスル地区を砲撃し、子供3人が負傷した。

AFP, December 11, 2016、AP, December 11, 2016、ARA News, December 11, 2016、Champress, December 11, 2016、al-Hayat, December 12, 2016、Iraqi News, December 11, 2016、Kull-na Shuraka’, December 11, 2016、al-Mada Press, December 11, 2016、Naharnet, December 11, 2016、NNA, December 11, 2016、Reuters, December 11, 2016、SANA, December 11, 2016、UPI, December 11, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

反体制武装集団の支配下にとどまるアレッポ市南東部から1万2,000人の住民が新たに脱出(2016年12月11日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、10日夜から11日にかけて、アレッポ市南東部住民の脱出は続き、約9,000人がシリア政府支配下のアレッポ市西部、北東部に、3,000人以上が西クルディスタン移行期民政局支配下のシャイフ・マクスード地区に避難した。

また、SANA(12月11日付)によると、反体制武装集団の支配下にとどまるアレッポ市南東部から8,000人以上の住民が退去、うち約4,000人がシリア政府支配下のアレッポ市西部側の仮設居住センターに収容され、残りの約4,000人はアレッポ市内の親類に身を寄せた。

住民は、バーブ・ハディード交差点一帯、カーディー・アスカル地区、バーブ・ナイラブ地区、マーリキーヤ地区、アズィーザ地区の居住者。

SANA, December 11, 2016
SANA, December 11, 2016

AFP, December 11, 2016、AP, December 11, 2016、ARA News, December 11, 2016、Champress, December 11, 2016、al-Hayat, December 12, 2016、Iraqi News, December 11, 2016、Kull-na Shuraka’, December 11, 2016、al-Mada Press, December 11, 2016、Naharnet, December 11, 2016、NNA, December 11, 2016、Reuters, December 11, 2016、SANA, December 11, 2016、UPI, December 11, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.