バーブ市一帯でハワール・キリス作戦司令室がダーイシュと交戦、トルコ軍の爆撃で民間人3人が死亡(2016年12月31日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(12月31日付)によると、「ユーフラテスの盾」作戦を続行するハワール・キリス作戦司令室がトルコ軍の全面支援を受け、ダーイシュ(イスラーム国)との交戦、バーブ市西部のダグルバーシュ村を制圧した。

なお、ARA News(12月31日付)によると、トルコ軍はまたバーブ市西部一帯を空爆し、民間人3人が死亡した。

AFP, December 31, 2016、AP, December 31, 2016、ARA News, December 31, 2016、Champress, December 31, 2016、al-Hayat, January 1, 2017、Iraqi News, December 31, 2016、Kull-na Shuraka’, December 31, 2016、al-Mada Press, December 31, 2016、Naharnet, December 31, 2016、NNA, December 31, 2016、Reuters, December 31, 2016、SANA, December 31, 2016、UPI, December 31, 2016などをもとに作成。

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ラッカ市西部郊外でYPG主体のシリア民主軍とダーイシュの戦闘続く(2016年12月31日)

ラッカ県では、ARA News(12月31日付)によると、有志連合の支援を受ける西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がラッカ市西部郊外の東ジャアバル村一帯、マフムーディーヤ村一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

AFP, December 31, 2016、AP, December 31, 2016、ARA News, December 31, 2016、Champress, December 31, 2016、al-Hayat, January 1, 2017、Iraqi News, December 31, 2016、Kull-na Shuraka’, December 31, 2016、al-Mada Press, December 31, 2016、Naharnet, December 31, 2016、NNA, December 31, 2016、Reuters, December 31, 2016、SANA, December 31, 2016、UPI, December 31, 2016などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県バラダー渓谷一帯で、シリア軍が、停戦合意に応じていないシャーム・ファトフ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなる武装集団への攻撃を続ける(2016年12月31日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、アイン・フィージャ町一帯のバラダー渓谷で、戦闘機(所属明示せず)が10回ほど空爆を実施、またシリア軍、ヒズブッラーなどの親政権武装勢力が同地でシャーム・ファトフ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなる反体制武装集団と交戦した。

なお、シャーム・ファトフ戦線、シャーム自由人イスラーム運動は、ロシア・トルコ仲介によるシリア政府と反体制武装集団の停戦に応じていない。

また、クッルナー・シュラカー(12月31日付)によると、シリア軍が、バラダー渓谷一帯の町・村、東グータ地方のマイダアーニー村一帯に対して、空爆・砲撃を継続した。

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ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(12月31日付)によると、シリア軍がダルアー市内の反体制武装集団支配地域(マンシヤ地区)を砲撃、同地一帯で反体制武装集団と交戦した。

また、ARA News(12月31日付)によると、シリア軍と反体制武装集団はまたアルマー町一帯でも交戦した。

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ヒムス県では、ARA News(12月31日付)によると、シリア軍がハラーリーヤ村、ウンム・シャルシューフ村を砲撃した。

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ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターは、過去24時間(12月30日)にシリア領内で12件の停戦違反が発生したと発表した。

停戦違反は、ダマスカス郊外県で6件、アレッポ県で5件、ハマー県で1件発生し、「ヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)のテロリスト」が同地の町や街区に対して砲撃を加えたという。

AFP, December 31, 2016、AP, December 31, 2016、ARA News, December 31, 2016、Champress, December 31, 2016、al-Hayat, January 1, 2017、Iraqi News, December 31, 2016、Kull-na Shuraka’, December 31, 2016、al-Mada Press, December 31, 2016、Naharnet, December 31, 2016、NNA, December 31, 2016、Reuters, December 31, 2016、SANA, December 31, 2016、UPI, December 31, 2016などをもとに作成。

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シャーム・ファトフ戦線は、シャーム自由人イスラーム運動、「穏健な反体制派」と目されるヌールッディーン・ザンキー運動など反体制武装集団との完全統合合意を交わしたと発表(2016年12月31日)

シャーム・ファトフ戦線のフサーム・シャーフィイー報道官はテレグラムを通じて、同戦線がシャーム自由人イスラーム運動、「穏健な反体制派」と目されるヌールッディーン・ザンキー運動などからなる反体制武装集団との間で完全統合に関する合意を交わしたと発表した。

Kull-na Shuraka', December 31, 2016
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AFP, December 31, 2016、AP, December 31, 2016、ARA News, December 31, 2016、Champress, December 31, 2016、al-Hayat, January 1, 2017、Iraqi News, December 31, 2016、Kull-na Shuraka’, December 31, 2016、al-Mada Press, December 31, 2016、Naharnet, December 31, 2016、NNA, December 31, 2016、Reuters, December 31, 2016、SANA, December 31, 2016、UPI, December 31, 2016などをもとに作成。

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ファトフ軍を実質統括するサウジアラビア人説教師のムハイスィニー氏らはシャーム・ファトフ戦線、シャーム自由人イスラーム運動、「穏健な反体制派」の統合を義務とするファトワーを発出(2016年12月31日)

ファトフ軍を実質統括するサウジアラビア人説教師のアブドゥッラー・ムハイスィニー氏はツイッターを通じて、自身を含むイスラーム教のシャイフ17人が、アル=カーイダ系・非アル=カーイダ系のイスラーム過激派、「穏健な反体制派」による統合の義務とするファトワーを発した。

統合が呼びかけられた組織は、シャーム・ファトフ戦線、シャーム自由人イスラーム運動、ヌールッディーン・ザンキー運動、アジュナード・シャーム・イスラーム連合、ハック旅団、トルキスターン・イスラーム党、アンサールッディーンなど。

Kull-na Shuraka', December 31, 2016
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また、イドリブ県内で活動するイスラーム教のシャイフ26人が「シャーム・ファトフ戦線の法学者、シャリーア委員会判事、解放区説教師26人」の名で共同声明を出し、このファトワーに応じると表明した。

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シリア政府との停戦交渉に参加していた反体制武装集団の報道官は「バラダー渓谷でのシリア軍の攻撃が停止しなければ停戦遵守は免除される」と最後通告(2016年12月31日)

トルコの首都アンカラに滞在する反体制武装集団交渉団の報道官を務めるウサーマ・アブー・ザイド氏はツイッターを通じて、「バラダー渓谷での攻撃がシリア時間の午前8時までに停止されなければ、ロシア側が停戦の履行に失敗したものとし、反体制派は停戦遵守を免除される」と発表、「すべての反体制派は軍事的装備を動員し、作戦に参加することで、バラダー渓谷救済のために可能なすべてを実行」するよう呼びかけた。

Kull-na Shuraka', December 31, 2016
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東グータ総合委員会が声明を出し、東グータ地方とバラダー渓谷に対するシリア軍側の攻撃が続く限り、ロシア・トルコ仲介によるシリア政府との停戦に応じないと宣言した。

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ロシア・トルコ仲介によるシリア政府との停戦に応じた反体制武装集団3組織を含む11組織は共同声明を出し、シャーム・ファトフ戦線、ダーイシュを停戦対象の「例外」としたロシア・トルコ仲介の停戦合意が「合意違反」だと主張(2016年12月31日)

ロシア・トルコ仲介によるシリア政府との停戦に応じた反体制武装集団3組織を含む11組織は共同声明を出し、ダーイシュ(イスラーム国)とシャーム・ファトフ戦線を停戦対象から除外するとした「例外」に関して、「ロシア側高官による声明に驚かされた…。反体制派との合意に反している」としたうえで、いかなる「例外」をも拒否すると表明、「革命組織」の支配下にある地域へのシリア軍による停戦違反と空爆・攻撃継続を非難した。

共同声明を出したのは、シャームの民戦線、シャームの鷹、ラフマーン軍団、第1沿岸師団、イドリブ自由軍、イスラーム軍、ナスル軍、「命じられるまま正しく進め」連合、シャーム戦線、イスラーム殉教者旅団、イッザ軍。

うち、イドリブ自由軍、イスラーム軍、シャーム戦線は停戦合意に署名している。また、シャームの鷹、「命じられるまま正しく進め」連合はシャーム戦線に所属している。

Kull-na Shuraka', December 31, 2016
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ムアッリム外務在外居住者大臣、マムルーク国民安全保障会議議長がイランを訪問し、ロウハーニー大統領らと会談(2016年12月31日)

ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣(兼副首相)はイランの首都テヘランを訪問し、ハサン・ロウハーニー大統領、モハンマド・ジャヴァード・ザリーフ外務大臣と会談した。

ロウハーニー大統領との会談で、ムアッリム外務在外居住者大臣は、アサド大統領からの親書を手渡し、30日に発効した停戦、2017年1月に予定されているアスタナ会議(カザフスタンの首都アスタナでのシリア政府と反体制派の和平協議)などのシリア情勢、シリア・イラン二国間関係などについて意見を交わした。

会談で、ロウハーニー大統領は、シリア全土での治安と安定の回復が実現するまで、「テロとの戦い」でシリアへの支援を継続することを確認した。

SANA(12月31日付)が伝えた。

SANA, December 31, 2016
SANA, December 31, 2016

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『ハヤート』(1月1日付)によると、ムアッリム外務在外居住者大臣には、アリー・マムルーク国民安全保障会議議長も同行、同議長はアリー・シャムハーニー国家安全保障最高評議会事務局長と会談した。

AFP, December 31, 2016、AP, December 31, 2016、ARA News, December 31, 2016、Champress, December 31, 2016、al-Hayat, January 1, 2017、Iraqi News, December 31, 2016、Kull-na Shuraka’, December 31, 2016、al-Mada Press, December 31, 2016、Naharnet, December 31, 2016、NNA, December 31, 2016、Reuters, December 31, 2016、SANA, December 31, 2016、UPI, December 31, 2016などをもとに作成。

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