ロシアのラヴロフ外務大臣は米国の支援を受けYPGと共闘するシリア・エリート部隊の政治部門を率いるジャルバー氏と会談(2017年6月22日)

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は、シリア・ガド潮流の代表を務めるアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー氏(シリア革命反体制勢力国民連立元代表)とモスクワで会談した。

会談で、ラブロフ外務大臣は、シリア人どうしによる和平協議と緊張緩和地帯の設置により、シリア政府と反体制派の対立を解消し、「テロとの戦い」での協力関係を築くことができるとジャルバー氏に伝えるとともに、民主主義の原則に基づき、反体制派を統合し、シリア国内の危機打開をめざそうとする同氏の取り組みを高く評価した。

これに対して、ジャルバー氏は、緊張緩和地帯設置など、ロシアのイニシアチブによる停戦に向けた努力に支持を表明する一方、国連主導によるジュネーブでのシリア政府と反体制派の和平協議(ジュネーブ会議)については、政治的解決に向けてシリア政府とすべての反体制派が参加したかたちでの協議が必要だと強調した。

なお、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が行う「ユーフラテスの怒り」作戦に参加するシリア・エリート部隊は、ジャルバー氏が代表を務めるシリア・ガド潮流のイニシアチブのもとに創設された民兵組織で、米国が支援している。


AFP, June 22, 2017、AP, June 22, 2017、ARA News, June 22, 2017、Champress, June 22, 2017、al-Hayat, June 23, 2017、Kull-na Shuraka’, June 22, 2017、al-Mada Press, June 22, 2017、Naharnet, June 22, 2017、NNA, June 22, 2017、Reuters, June 22, 2017、SANA, June 22, 2017、UPI, June 22, 2017などをもとに作成。

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米国防総省「イランはタンフ国境通行所から遠くない地点に無人航空機発着場を建設した」(2017年6月22日)

ABCニュース(6月22日付)は、米国防総省の複数の高官の話として、イランがヒムス県タドムル市近郊に無人航空機の発着場を建設したと伝えた。

同高官によると、このこの発着場は、米英軍が不法に占拠し、拠点化しているタンフ国境通行所(ヒムス県)から遠くない地点に建設されたという。

ABC News, June 22, 2017、AFP, June 22, 2017、AP, June 22, 2017、ARA News, June 22, 2017、Champress, June 22, 2017、al-Hayat, June 23, 2017、Kull-na Shuraka’, June 22, 2017、al-Mada Press, June 22, 2017、Naharnet, June 22, 2017、NNA, June 22, 2017、Reuters, June 22, 2017、SANA, June 22, 2017、UPI, June 22, 2017などをもとに作成。

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トルコ国防省「マティス米国務長官はラッカ市解放後YPGに供与した武器を回収する旨誓約」(2017年6月22日)

ARA News(6月22日付)などは、トルコ国防省の複数の消息筋の話として、ジェームズ・マティス米国務長官が、トルコのフィクリ・イシク国防大臣に宛てた書簡で、米軍が西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊に供与した武器を、ラッカ市解放後に回収することを誓約した、と伝えた。

AFP, June 22, 2017、AP, June 22, 2017、ARA News, June 22, 2017、Champress, June 22, 2017、al-Hayat, June 23, 2017、Kull-na Shuraka’, June 22, 2017、al-Mada Press, June 22, 2017、Naharnet, June 22, 2017、NNA, June 22, 2017、Reuters, June 22, 2017、SANA, June 22, 2017、UPI, June 22, 2017などをもとに作成。

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トルコのカルン大統領府報道官「ロシアとトルコはイドリブ県に部隊を展開させることで合意しつつある」(2017年6月22日)

トルコのイブラヒム・カルン大統領府報道官は、ロシア、トルコ、イランの署名を受けて5月に発効した「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」に関して、ロシアとトルコがイドリブ県に両国部隊を展開させることで合意に達しつつあることを明らかにした。

トルコの複数のメディアが伝えたところによると、カルン報道官はまた、ロシアとイランは首都ダマスカス一帯に部隊を展開させる見込みで、ダルアー県を含むシリア南部でも、ロシアは米国、ヨルダンとともに停戦監視のための人員派遣について協議を行っているという。

ロシアはまた、カザフスタン、キルギスタンの部隊の展開についても提案したという。

『ハベルトゥルク』(6月22日付)などが伝えた。

AFP, June 22, 2017、AP, June 22, 2017、ARA News, June 22, 2017、Champress, June 22, 2017、Haberturk, June 22, 2017、al-Hayat, June 23, 2017、Kull-na Shuraka’, June 22, 2017、al-Mada Press, June 22, 2017、Naharnet, June 22, 2017、NNA, June 22, 2017、Reuters, June 22, 2017、SANA, June 22, 2017、UPI, June 22, 2017などをもとに作成。

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ロシアのスィロモロトフ外務副大臣「ダーイシュのバグダーディー指導者が殺害されたと言及できるだろう」(2017年6月22日)

ロシアのオレグ・スィロモロトフ(Oleg Siromolotov)外務副大臣は、5月末のロシア空軍が実施したラッカ市南部の空爆でダーイシュ(イスラーム国)の指導者アブー・バクル・バグダーディー氏が死亡したとするロシア国防省の発表に関して、「ロシア国防省の情報によると、ダーイシュのバグダーディー指導者が殺害されたと我々は言及できるだろう」と述べた。

ARA News(6月22日付)が伝えた。

AFP, June 22, 2017、AP, June 22, 2017、ARA News, June 22, 2017、Champress, June 22, 2017、al-Hayat, June 23, 2017、Kull-na Shuraka’, June 22, 2017、al-Mada Press, June 22, 2017、Naharnet, June 22, 2017、NNA, June 22, 2017、Reuters, June 22, 2017、SANA, June 22, 2017、UPI, June 22, 2017などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はダーイシュとの戦闘の末、ラッカ市ヒッティーン地区の大部分を制圧(2017年6月22日)

ラッカ県では、クッルナー・シュラカー(6月22日付)などによると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がラッカ市内西部のヒッティーン地区でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、同地の大部分を制圧した。

AFP, June 22, 2017、AP, June 22, 2017、ARA News, June 22, 2017、Champress, June 22, 2017、al-Hayat, June 23, 2017、Kull-na Shuraka’, June 22, 2017、al-Mada Press, June 22, 2017、Naharnet, June 22, 2017、NNA, June 22, 2017、Reuters, June 22, 2017、SANA, June 22, 2017、UPI, June 22, 2017などをもとに作成。

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イドリブ県のシャーム自由人イスラーム運動は他の反体制武装集団とともに、ダルアー市で戦うアル=カーイダ系組織のシャーム解放機構とともに戦うと宣言(2017年6月22日)

イドリブ県で活動を続けるシャーム自由人イスラーム運動の司令官は、ダルアー市で推し進められているロシア、米国、ヨルダン仲介による停戦交渉について、ツイッターを通じて声明を出し、反体制諸派を内乱に陥れ…、シャーム自由人イスラーム運動・自由シリア軍とシャーム解放機構を競合させ、反体制派の武器が政権やその民兵に向かないようにあうるロシアとの(停戦)合意を拒否する」と批判した。

そのうえで、この司令官は、ダルアー市一帯での戦闘に参加し、同地で活動する反体制派を支援するとしたうえで、シャーム軍団、アジュナード・シャーム・イスラーム連合、そして自由シリア軍諸派とともに「ダルアー住民救済」のための軍事活動に向け準備すると表明した。

シャーム自由人イスラーム運動は、アル=カーイダ系組織のシャーム解放機構とともに、ロシア、トルコ、イランの署名を受けて5月に発効した「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」を拒否し、イドリブ県、ハマー県北部、アレッポ県西部および北西部、ダマスカス郊外県などで戦闘を継続している一方、トルコが実質占領するアレッポ県バーブ市一帯(「安全地帯」)では停戦に応じ、ハワール・キリス作戦司令室との共闘を強めている。

AFP, June 22, 2017、AP, June 22, 2017、ARA News, June 22, 2017、Champress, June 22, 2017、al-Hayat, June 23, 2017、Kull-na Shuraka’, June 22, 2017、al-Mada Press, June 22, 2017、Naharnet, June 22, 2017、NNA, June 22, 2017、Reuters, June 22, 2017、SANA, June 22, 2017、UPI, June 22, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はダマスカス県東部の「安全回廊」一帯、ダルアー市一帯で、シャーム解放機構、イスラーム軍、ラフマーン軍団への攻勢を強める(2017年6月22日)

ダマスカス県、ダマスカス郊外県では、『ハヤート』(6月23日付)によると、シリア軍がジャウバル区に突入、また同地区およびアイン・タルマー村一帯の反体制武装集団に対して激しい砲撃を加えた。

クッルナー・シュラカー(6月22日付)、シリア人権監視団によると、シリア軍はまた、ジャウバル区、アイン・タルマー渓谷、南部環状道路一帯などいわゆる「安全回廊」一帯で反体制武装集団(ラフマーン軍団など)と交戦した。

このほか、『ハヤート』(6月23日付)によると、シリア軍は、フーシュ・ダワーヒラ村一帯で反体制武装集団(イスラーム軍)と交戦した。

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ダルアー県では、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団(「堅固な建造物」作戦司令室)は、ダルアー市難民キャンプ地区東部のシリア軍・親政権武装勢力の拠点を攻撃し、多数の兵士を殺害したと発表した。

また、クッルナー・シュラカー(6月22日付)によると、シリア軍は過去48時間でダルアー市各所およびガラズ刑務所一帯に「樽爆弾」138発を投下、またロシア軍戦闘機が35回にわたり空爆を実施した。

Kull-na Shuraka’, June 22, 2017

一方、SANA(6月22日付)によると、シリア軍がラジャート高原(マドゥーラ村一帯)、ダルアー市各所で反体制武装集団の拠点を重点的に攻撃した。

これに対して、反体制武装集団はダルアー市カーシフ地区の私立東病院入り口一帯を砲撃し、1人が死亡、3人が負傷した。

反体制武装集団はまた、ダルアー市郊外地区を砲撃し、1人が死亡、女性5人を含む6人が負傷した。

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イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(6月22日付)によると、アルマナーズ市・カフルタハーリーム町間の街道で爆弾が爆発し、近くを走行していたシャーム軍団の車輌に乗っていた1人が死亡した。

AFP, June 22, 2017、AP, June 22, 2017、ARA News, June 22, 2017、Champress, June 22, 2017、al-Hayat, June 23, 2017、Kull-na Shuraka’, June 22, 2017、al-Mada Press, June 22, 2017、Naharnet, June 22, 2017、NNA, June 22, 2017、Reuters, June 22, 2017、SANA, June 22, 2017、UPI, June 22, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はヒムス県東部、ダイル・ザウル県でダーイシュとの戦闘を続ける(2017年6月22日)

ヒムス県では、SANA(6月22日付)によると、シリア軍が予備部隊とともにアーラーク油田東部でダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討作戦を継続し、ザフル・アバー地区を制圧した。

シリア軍はまた、アブー・タバービール村、アブー・ファートゥール村、ジュッブ・ハブル村、ラスム・タウィール村でダーイシュ拠点を空爆した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(6月22日付)によると、シリア軍がジュナイナ村、フサイニーヤ町、アイヤーシュ村、ブガイリーヤ村、ダイル・ザウル市工業地区、ハミーディーヤ地区、ハスラート村、カナーマート地区、パノラマ交差点一帯でダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆した。

シリア軍はまたダイル・ザウル市西部郊外の開発地区でダーイシュと交戦したほか、ダイル・ザウル市ハラービス地区で爆発物を搭載したダーイシュの無人航空機を撃墜した。

AFP, June 22, 2017、AP, June 22, 2017、ARA News, June 22, 2017、Champress, June 22, 2017、al-Hayat, June 23, 2017、Kull-na Shuraka’, June 22, 2017、al-Mada Press, June 22, 2017、Naharnet, June 22, 2017、NNA, June 22, 2017、Reuters, June 22, 2017、SANA, June 22, 2017、UPI, June 22, 2017などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは7件の停戦違反を、トルコ側は6件の違反を確認(2017年6月22日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(6月22日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を7件(ダマスカス県・ダマスカス郊外県6件、ラタキア県1件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも6件(ダルアー県2件、ヒムス県2件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県2件)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

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一方、過去24時間に11カ村の代表がシリア政府との停戦合意に署名した。

これにより、シリア政府との停戦に応じた自治体は1,828市町村、武装組織の数は223組織に達したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, June 22, 2017をもとに作成。

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米主導の有志連合は6月21日、ラッカ市近郊のみで爆撃を実施(2017年6月22日)

米中央軍(CENTCOM)は、6月21日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して20回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は14回でラッカ市近郊で実施された。

CENTCOM, June 22, 2017をもとに作成。

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ロシアのラヴロフ外務大臣「シリア軍戦闘機撃墜についての米国の釈明を待っている」「米国はヌスラ戦線の爆撃を避けてきた」(2017年6月21日)

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣はフランスのジャン=マルク・エロー外務大臣との会談後の共同記者会見でシリア情勢について触れ、そのなかで20日の米軍による親政権武装勢力の無人航空機の撃墜に関して、「シリア政府の同盟部隊に対する空爆で、シリア国内での「テロとの戦い」に向けた取り組みが減退しないことをロシアは望んでいる」とする一方、19日のシリア軍戦闘機撃墜については「ロシアは米国からの釈明をいまだ待っている」と述べた。

また「シリアの領土、領空での混戦が目に付くようになっている…。一部の当事者はシリア政府の要請に基づいて活動しているが、「テロとの戦い」を目的していると主張しているにもかかわらず、シリア政府の許可を得ずに領内に侵入している当事者もいる…シリア軍戦闘機への攻撃は、こうした当事者が「テロとの戦い」に向けた取り組みの効率を奪おうとしているために起きたと言えるのか…? ロシアは米国が、シリア危機の当初からさまざまなかたちでヌスラ戦線(現シャーム解放機構)への空爆を避けようとしてきた…。この問題についてはレックス・ティラーソン国務長官と早急に協議したい」と述べ、米国を批判した。

AFP, June 21, 2017、AP, June 21, 2017、ARA News, June 21, 2017、Champress, June 21, 2017、al-Hayat, June 21, 2017、Kull-na Shuraka’, June 21, 2017、al-Mada Press, June 21, 2017、Naharnet, June 21, 2017、NNA, June 21, 2017、Reuters, June 21, 2017、SANA, June 21, 2017、UPI, June 21, 2017などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はラッカ市内でダーイシュとの戦闘を続ける(2017年6月21日)

ラッカ県では、ARA News(6月21日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がラッカ市内西部のカーディスィーヤ地区に突入し、ダーイシュ(イスラーム国)と交戦、また同地区内でダーイシュが掘削した地下トンネルを発見し破壊した。

ARA News, June 21, 2017

また、シリア民主軍のヌーリー・マフムード報道官は、ロイター通信(6月21日付)に対し、シリア民主軍が米主導の有志連合の支援をウケ、ラッカ市南岸のダーヒヤト・カスラト・ファラジュ地区を制圧したと発表した。

AFP, June 21, 2017、AP, June 21, 2017、ARA News, June 21, 2017、Champress, June 21, 2017、al-Hayat, June 21, 2017、Kull-na Shuraka’, June 21, 2017、al-Mada Press, June 21, 2017、Naharnet, June 21, 2017、NNA, June 21, 2017、Reuters, June 21, 2017、SANA, June 21, 2017、UPI, June 21, 2017などをもとに作成。

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フランスのマクロン大統領は「アサド大統領に代わる正統なオルターナティブを見たことはない」(2017年6月21日)

フランスのエマニュエル・マクロン大統領は欧州日刊紙8社とのインタビューに応じ、そのなかでシリア情勢について触れ、「この問題に関して、私はバッシャール・アサド退任があらゆることの前提条件だと言ったことはない。なぜなら、正統なオルターナティブを見たことがないからだ」と述べた。

マクロン大統領はまた「アサドはシリア国民の的だが、フランスの敵ではない…。パリにとっての最優先課題はテロ集団との戦いに専念することで、シリアが破綻国家にならないようにすることだ」と付言した。

ARA News(6月21日付)が伝えた。

ARA News, June 21, 2017

AFP, June 21, 2017、AP, June 21, 2017、ARA News, June 21, 2017、Champress, June 21, 2017、al-Hayat, June 21, 2017、Kull-na Shuraka’, June 21, 2017、al-Mada Press, June 21, 2017、Naharnet, June 21, 2017、NNA, June 21, 2017、Reuters, June 21, 2017、SANA, June 21, 2017、UPI, June 21, 2017などをもとに作成。

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トルコ軍の大規模増援部隊がアレッポ県北西部のロジャヴァ支配地域奪取を狙ってシリア領内に侵入(2017年6月21日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(6月21日付)が、ムウタスィム旅団政治局長のムスタファー・スィージャリー氏の話として伝えたところによると、多数の装甲車輌、兵員からなるトルコ軍大規模増援部隊が20日から21日かけて、県北西部の反体制武装集団(ハワール・キリス作戦司令室)の拠点都市マーリア市に入り、同地で暮らすタッル・リフアト市などの住民の歓迎を受けた(https://youtu.be/8Q9CE9AbU1k)。

シリア人権監視団によると、トルコ軍の増援部隊は、マーリア市とダイル・ジャマール村を結ぶ一帯の制圧に向けた作戦を準備しているという。

タッル・リフアト市はそのほぼ中間に位置し、西クルディスタン移行期民政局の支配下にある。

Kull-na Shuraka’, June 21, 2017
Kull-na Shuraka’, June 21, 2017
ARA News, June 21, 2017
Kull-na Shuraka’, June 21, 2017
al-Hayat, June 23, 2017
Kull-na Shuraka’, June 21, 2017
Kull-na Shuraka’, June 21, 2017
syria.liveuamap.com, June 17, 2017
Kull-na Shuraka’, June 21, 2017

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一方、『ハヤート』(6月22日付)によると、西クルディスタン移行期民政局の拠点都市アフリーン市郊外のアズラー村、トゥーバール村一帯で、シリア民主軍とトルコ軍が交戦した。

AFP, June 21, 2017、AP, June 21, 2017、ARA News, June 21, 2017、Champress, June 21, 2017、al-Hayat, June 21, 2017、Kull-na Shuraka’, June 21, 2017、al-Mada Press, June 21, 2017、Naharnet, June 21, 2017、NNA, June 21, 2017、Reuters, June 21, 2017、SANA, June 21, 2017、UPI, June 21, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はダイル・ザウル市一帯などでダーイシュとの戦闘を続ける(2017年6月21日)

ダイル・ザウル県では、クッルナー・シュラカー(6月21日付)によると、ロシア軍がダーイシュ(イスラーム国)支配下のヒシャーム村を空爆し、女性と子供を含む市民14人が死亡、数十人が負傷した。

また、シリア人権監視団によると、シリア軍戦闘機がダイル・ザウル市ハウィーカ地区、ハミーディーヤ地区を空爆、これに対してダーイシュ(イスラーム国)はシリア政府支配下のジャウラ地区を砲撃した。

一方、SANA(6月21日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市ジュバイラ地区、開発地区、墓地地区一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦、サヌーフ丘、ティーム油田、ハウィーカ地区、労働者住宅地区を砲撃した。

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ハマー県では、SANA(6月21日付)によると、シリア軍がサラミーヤ市東部郊外のパイプライン一帯、ティバーラト・ディーバ村一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

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ハサカ県では、クッルナー・シュラカー(6月21日付)によると、ダイル・ザウル県での作戦に参加中にダーイシュ(イスラーム国)の攻撃を受け、被弾したシリア空軍ヘリコプターがカーミシュリー国際空港に併設されている航空基地に不時着した。

Kull-na Shuraka’, June 21, 2017

AFP, June 21, 2017、AP, June 21, 2017、ARA News, June 21, 2017、Champress, June 21, 2017、al-Hayat, June 21, 2017、Kull-na Shuraka’, June 21, 2017、al-Mada Press, June 21, 2017、Naharnet, June 21, 2017、NNA, June 21, 2017、Reuters, June 21, 2017、SANA, June 21, 2017、UPI, June 21, 2017などをもとに作成。

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シリア・アラブ・テレビは米国とロシアがダルアー県を含むシリア南西部での「緊張緩和地域」の設置に向けた秘密協議を再開したと報道(2017年6月21日)

シリア・アラブ・テレビ(6月22日付)は、シリア軍、親政権武装勢力がシャーム解放機構などからなる反体制武装集団(「堅固な建造物」作戦司令室)の支配下にあるダルアー市マンシヤ地区などに対する攻撃を再開する一方、米国とロシアの高官は、ダルアー県を含むシリア南西部での「緊張緩和地域」の設置に向けた秘密協議を再開したと伝えた。

『ハヤート』(6月22日付)がヨルダンに駐在する複数の外交官の話として伝えたところによると、米国とロシアの高官はアンマンでの協議で、「緊張緩和地帯」設置の詳細についての協議を開始するのに先だって、善意を示すため、シリア軍と反体制武装集団の戦闘を中止させることで合意していたが、19日に戦闘は再開、ロシアがダルアー市の反体制武装集団の拠点に対して率先して空爆を実施したという。

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ダルアー県では、SANA(6月21日付)によると、シリア軍がムライハト・アトシュ村、ダルアー市各所、サルマーン丘(スワイダー県)でシャーム解放機構の拠点に対して集中的な攻撃を行った。

AFP, June 21, 2017、AP, June 21, 2017、ARA News, June 21, 2017、Champress, June 21, 2017、al-Hayat, June 21, 2017、Kull-na Shuraka’, June 21, 2017、al-Mada Press, June 21, 2017、Naharnet, June 21, 2017、NNA, June 21, 2017、Reuters, June 21, 2017、SANA, June 21, 2017、UPI, June 21, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はダマスカス郊外県東部のビイル・カサブ地区からアル=カーイダを排除したと発表、東部獅子軍はこれを否定(2017年6月21日)

SANA(6月21日付)は、シリア軍消息筋の話として、シリア軍が予備部隊とともにダマスカス郊外東部のビイル・カスブ地区とその周辺の丘陵地帯(ヒルバト・カスブ地区、ラワービー丘、サリーヒー丘、ウライニバ丘)を制圧し、同地からアル=カーイダ系組織のシャーム解放機構を掃討したと伝えた。

なお、ビイル・カスブ地区では、米国の支援を受ける「ハマード浄化のために我らは馬具を備えし」作戦司令室(自由シリア軍砂漠諸派、「土地は我らのものだ」作戦司令室)の活動地とされており、シャーム解放機構が展開していたとの報道は、親政権メディア、反政権メディアの双方において確認されていなかった。

syria.liveuamap.com, June 17, 2017

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しかし、「ハマード浄化のために我らは馬具を備えし」作戦司令室を主導する東部獅子軍のサアド・ハーッジ報道官は、ロシア軍の航空支援を受けたシリア軍と民兵が早朝、ビイル・カサブ地区に進軍、同地を制圧しようとしている」が、「革命家は拠点を死守している」と述べ、ビイル・カサブ地区喪失を否定した。

AFP, June 21, 2017、AP, June 21, 2017、ARA News, June 21, 2017、Champress, June 21, 2017、al-Hayat, June 21, 2017、Kull-na Shuraka’, June 21, 2017、al-Mada Press, June 21, 2017、Naharnet, June 21, 2017、NNA, June 21, 2017、Reuters, June 21, 2017、SANA, June 21, 2017、UPI, June 21, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍は首都ダマスカスの「安全回廊」確保に向け、ジャウバル区、東グータ地方でラフマーン軍団と激しく交戦(2017年6月21日)

 

**ダマスカス県・ダマスカス郊外県では、『ハヤート』(6月22日付)によると、ジャウバル区、アイン・タルマー村、ザマルカー町、アルバイン市を結ぶ回廊地帯(いわゆる「安全回廊」で、シリア軍が反体制武装集団(ラフマーン軍団)と激しく交戦した。

シリア人権監視団によると、ジャウバル区には、シリア軍が撃った地対地ミサイルと思われる砲弾が着弾、またシリア軍戦闘機が同区を10回にわたって空爆した。

シリア軍戦闘機はまた、ハッザ町に対しても空爆を行った。

これに対して、反体制武装集団はハラスター市近郊のダーヒヤト・アサド町を砲撃した。

一方、SANA(6月21日付)によると、中心街のバラーミカ地区、サブア・バフラート地区に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾した。

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イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(6月22日付)によると、イドリブ市中心街のサリーバ地区にあるヒムスィー・モスク近くでオートバイによる自爆攻撃が発生し、反体制武装集団戦闘員5人が死亡した。

AFP, June 21, 2017、AP, June 21, 2017、ARA News, June 21, 2017、Champress, June 21, 2017、al-Hayat, June 21, 2017、Kull-na Shuraka’, June 21, 2017、June 22, 2017、al-Mada Press, June 21, 2017、Naharnet, June 21, 2017、NNA, June 21, 2017、Reuters, June 21, 2017、SANA, June 21, 2017、UPI, June 21, 2017などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは7件の停戦違反を、トルコ側は8件の違反を確認(2017年6月21日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(6月21日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を7件(ダマスカス県・ダマスカス郊外県7件、ハマー県1件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも8件(ダルアー県1件、ハマー県1件、イドリブ県1件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県5件)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

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一方、過去24時間にヒムス県の3カ村の代表がシリア政府との停戦合意に署名した。

これにより、シリア政府との停戦に応じた自治体は1,817市町村、武装組織の数は223組織に達したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, June 21, 2017をもとに作成。

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米主導の有志連合は6月20日、ラッカ市近郊のみで爆撃を実施(2017年6月21日)

米中央軍(CENTCOM)は、6月20日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して14回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は12回でラッカ市近郊で実施された。

CENTCOM, June 21, 2017をもとに作成。

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ラッカ市内でYPG主体のシリア民主軍とダーイシュの戦闘続く(2017年6月20日)

ラッカ県では、ARA News(6月20日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、ラッカ市南部のラッカ新橋地区一帯、バリード地区、カーディスィーヤ地区でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

クッルナー・シュラカー(6月21日付)によると、ダーイシュによって拉致されていたヤズィード教徒女性5人が解放された。

AFP, June 20, 2017、AP, June 20, 2017、ARA News, June 20, 2017、Champress, June 20, 2017、al-Hayat, June 21, 2017、Kull-na Shuraka’, June 20, 2017、June 21, 2017、al-Mada Press, June 20, 2017、Naharnet, June 20, 2017、NNA, June 20, 2017、Reuters, June 20, 2017、SANA, June 20, 2017、UPI, June 20, 2017などをもとに作成。

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アレッポ県北西部でYPG主体のシリア民主軍と反体制武装集団が交戦、トルコが後者を砲撃で援護(2017年6月20日)

アレッポ県では、ARA News(6月20日付)によると、県北西部のカフルカルビーン村、カフルハーシル村、バルサーヤー山、シャイフ・イーサー村一帯で、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が反体制武装集団と交戦、トルコ軍が同地を砲撃し、後者を援護した。

AFP, June 20, 2017、AP, June 20, 2017、ARA News, June 20, 2017、Champress, June 20, 2017、al-Hayat, June 21, 2017、Kull-na Shuraka’, June 20, 2017、al-Mada Press, June 20, 2017、Naharnet, June 20, 2017、NNA, June 20, 2017、Reuters, June 20, 2017、SANA, June 20, 2017、UPI, June 20, 2017などをもとに作成。

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ダーイシュは米軍が占拠するタンフ国境通行所(ヒムス県)に近いイラク軍部隊の本部を攻撃(2017年6月20日)

ダーイシュ(イスラーム国)の戦果を喧伝するアアマーク通信(6月20日付)は、米軍らが不法に占拠するタンフ国境通行所(ヒムス県)に面するイラク領側のワリード国境通行所に近いジャムーナ地区にあるイラク軍部隊の本部を、ダーイシュが攻撃し、兵士17人を殲滅、車輌31輌を破壊した、と伝えた。

Kull-na Shuraka’, June 20, 2017

 

AFP, June 20, 2017、AP, June 20, 2017、ARA News, June 20, 2017、Champress, June 20, 2017、al-Hayat, June 21, 2017、Kull-na Shuraka’, June 20, 2017、al-Mada Press, June 20, 2017、Naharnet, June 20, 2017、NNA, June 20, 2017、Reuters, June 20, 2017、SANA, June 20, 2017、UPI, June 20, 2017などをもとに作成。

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米軍戦闘機がシリア領内(ヒムス県南東部)で親政権武装勢力の無人航空機を再び撃墜(2017年6月20日)

米中央軍(CENTCOM)は声明を出し、20日午後12時30分頃、米空軍のF-15E戦闘機が、親政権勢力(pro-Syrian regime)の武装した無人航空機を撃墜したと発表した。

この航空機は、イラン製の「シャヒード129」型の無人航空機で、米国をはじめとする有志連合が、イスラーム国(ダーイシュ)に対する戦闘に参加する「協力部隊」を教練・指導するために拠点化しているタンフ国境通行所(ヒムス県南東部)近くの有志連合部隊陣地に向かって飛来し、敵意を示してきたので、米空軍のF-15E戦闘機がこれを撃墜したという。

無人航空機が飛来したのは、6月8日に米軍が同様の無人航空機を撃墜したのと同じ場所(ザクフ地区)だという。

CENTCOM, June 20, 2017をもとに作成。

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シリア軍、親政権武装勢力、ロシア軍はダマスカス郊外県東部の砂漠地帯に進軍し、米国の支援を受ける「ハマード浄化のために我らは馬具を備えし」司令室と交戦(2017年6月20日)

ダマスカス郊外県では、米国の支援を受ける「ハマード浄化のために我らは馬具を備えし」作戦司令室(自由シリア軍砂漠諸派、「土地は我らのものだ」作戦司令室)を主導する東部獅子軍のサアド・ハーッジ広報局長がクッルナー・シュラカー(6月20日付)によると、シリア軍が、イラン・イスラーム革命防衛隊の支援を受ける民兵組織、パレスチナ解放軍とともに県東部のビイル・カスブ地区に進軍し、「ハマード浄化のために我らは馬具を備えし」諸派と交戦、ロシア軍航空部隊がこれを航空支援した。

これに関して、シリア軍の戦争広報局は、武装集団との戦闘の末にビイル・カスブ地区を制圧したと発表した。

シリア軍がビイル・カサブ地区を制圧すれば、同地に近いティシュリーン発電所の安全は完全に確保されるかたちとなる。

AFP, June 20, 2017、AP, June 20, 2017、ARA News, June 20, 2017、Champress, June 20, 2017、al-Hayat, June 21, 2017、Kull-na Shuraka’, June 20, 2017、al-Mada Press, June 20, 2017、Naharnet, June 20, 2017、NNA, June 20, 2017、Reuters, June 20, 2017、SANA, June 20, 2017、UPI, June 20, 2017などをもとに作成。

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トルコの占領下にある「安全地帯」南端のバーブ市(アレッポ県)でダーイシュが反体制武装集団の本部を自爆攻撃(2017年6月20日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(6月20日付)によると、トルコが事実上占領する「安全地帯」の南端に位置するバーブ市内(ワアル地区)にある反体制武装集団の本部の一つで爆弾が爆発し、司令官のアブー・ハラール・ヒムスィー氏を含む2メンバー2人が死亡、13人が負傷した。

Kull-na Shuraka’, June 20, 2017

ARA News(6月20日付)によると、狙われたのはハワール・キリス作戦司令室を主導するスルターン・ムラード師団の本部の一つで、爆発はダーイシュ(イスラーム国)のメンバーによる自爆攻撃だという。

AFP, June 20, 2017、AP, June 20, 2017、ARA News, June 20, 2017、Champress, June 20, 2017、al-Hayat, June 21, 2017、Kull-na Shuraka’, June 20, 2017、al-Mada Press, June 20, 2017、Naharnet, June 20, 2017、NNA, June 20, 2017、Reuters, June 20, 2017、SANA, June 20, 2017、UPI, June 20, 2017などをもとに作成。

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アサド大統領は閣議で「行政改革国家プロジェクト」を立ち上げると発表(2017年6月20日)

アサド大統領は、首都ダマスカス県カフルスーサ地区にある内閣府で開催された閣議に出席し、「行政改革国家プロジェクト」を立ち上げると発表した。

閣議において基調報告を行ったアサド大統領は、そのなかで「行政改革国家プロジェクト」に関して、「行政評価支援センター」、「人材福祉センター」といった機関の新設を柱としていることを明らかにした。

「行政評価支援センター」は、各省が行政を行うにあたっての画一的且つ均質的な方法論を確立することを目的としており、同センターによって、行政の骨格や具体的内容、評価方法などが策定されるという。

また、行政を監視するための機関を設置し、「行政評価支援センター」の指導に基づき、住民の要望に添った行政が行われているかを審査するとともに、汚職撲滅対策を推進するという。

「人材福祉センター」は人的資源の効率的な配置を目的としているという。

このほか、「行政改革国家プロジェクト」においては、住民と行政のコミュニケーションを円滑化するためのインターネットサイトを設置し、住民の提案や苦情に対応することが計画されているという。

SANA, June 20, 2017

 

AFP, June 20, 2017、AP, June 20, 2017、ARA News, June 20, 2017、Champress, June 20, 2017、al-Hayat, June 21, 2017、Kull-na Shuraka’, June 20, 2017、al-Mada Press, June 20, 2017、Naharnet, June 20, 2017、NNA, June 20, 2017、Reuters, June 20, 2017、SANA, June 20, 2017、UPI, June 20, 2017などをもとに作成。

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ダルアー市でシリア・ロシア軍がアル=カーイダ系のシャーム解放機構などからなる反体制武装集団への攻撃を再開(2017年6月20日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍部隊が、ダルアー市西部・北西部と同氏東部・北東部の反体制武装集団(アル=カーイダ系組織のシャーム解放機構などからなる反体制武装集団)支配地域を分断するべく、ダルアー市西部郊外のサイーリーヤ丘、防空大隊基地一帯に進軍し、反体制武装集団と激しく交戦、同地を制圧した。

しかし、「堅固な建造物」作戦司令室はこれを撃退、同地を再制圧したという。

シリア軍はまた、ダルアー市内各所(マンシヤ地区など)で、シャーム解放機構が主導する「堅固な建造物」作戦司令室と交戦、同地に「樽爆弾」55発を投下、地対地ミサイルと思われる砲弾17発を発射した。

また戦闘機が20回以上にわたり空爆を実施した。

ダルアー市一帯での戦闘激化に関して、クッルナー・シュラカー(6月20日付)は、ロシア軍戦闘機が「堅固な建造物」作戦司令室の支配下にあるマンシヤ地区、ガザル刑務所一帯への空爆を再開し、反体制武装集団戦闘員1人とその妻が死亡したと伝えた。

また、ロシア軍の空爆再開を受けるかたちで、シリア軍ヘリコプターもダルアー市内各所に対して「樽爆弾」8発を投下したと付言した。

一方、県北部のラジャート高原(ナジーフ村・ハーミル村間)の街道では、シャーム解放機構のアブー・ムサンナー・マジャーリーシュ司令官が乗った車の近くで爆弾が爆発し、同氏が死亡した。

ダルアー市では、17日にロシア、米国、ヨルダンの仲介によりシリア軍と南部戦線の停戦が発効し、南部戦線と連携する「堅固な建造物」作戦司令室もこれに同調、「国民和解」に向けたプロセスが加速するかに見えていた。

Kull-na Shuraka’, June 20, 2017

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ダマスカス県では、クッルナー・シュラカー(6月20日付)によると、ジャウバル区でシリア軍が反体制武装集団(ラフマーン軍団など)と交戦した。

一方、SANA(6月20日付)によると、ダマスカス郊外県東グータ地方で活動する反体制武装集団がアッバースィーイーン地区、カフルスーサ地区の住宅街を砲撃し、4人が負傷した。

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ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(6月20日付)によると、アイン・タルマー村一帯でシリア軍が反体制武装集団(ラフマーン軍団など)と交戦した。

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ハマー県では、SANA(6月20日付)によると、反体制武装集団がムハルダ発電所を砲撃した。

AFP, June 20, 2017、AP, June 20, 2017、ARA News, June 20, 2017、Champress, June 20, 2017、al-Hayat, June 21, 2017、Kull-na Shuraka’, June 20, 2017、al-Mada Press, June 20, 2017、Naharnet, June 20, 2017、NNA, June 20, 2017、Reuters, June 20, 2017、SANA, June 20, 2017、UPI, June 20, 2017などをもとに作成。

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ダーイシュはダイル・ザウル市、ヒムス県東部を砲撃し、3人を殺害(2017年6月20日)

ダイル・ザウル県では、SANA(6月20日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がダイル・ザウル市クスール地区を砲撃し、2人が死亡、8人が負傷した。

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ヒムス県では、SANA(6月20日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が県東部のマスウーディーヤ村を砲撃し、1人が死亡した。

AFP, June 20, 2017、AP, June 20, 2017、ARA News, June 20, 2017、Champress, June 20, 2017、al-Hayat, June 21, 2017、Kull-na Shuraka’, June 20, 2017、al-Mada Press, June 20, 2017、Naharnet, June 20, 2017、NNA, June 20, 2017、Reuters, June 20, 2017、SANA, June 20, 2017、UPI, June 20, 2017などをもとに作成。

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