YPGはトルコ軍が圧力を強めるアフリーン市(アレッポ県)一帯に侵攻したアル=カーイダ系のシャーム解放機構、シャーム自由人イスラーム運動を撃退(2017年7月1日)

アレッポ県では、ARA News(7月1日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊がアフリーン市郊外に進攻したアル=カーイダ系組織のシャーム解放機構、シャーム自由人イスラーム運動などからなる武装集団と交戦、これを撃退した。

シャーム解放機構などによる攻撃は、ダーラト・イッザ市方面からイースカー村のYPG拠点に対して行われたという。

アフリーン市郊外一帯にはトルコ軍が地上部隊を増派し、西クルディスタン移行期民政局への圧力を強めており、人民防衛隊主体のシリア民主軍との間で戦闘が散発している。

AFP, July 1, 2017、AP, July 1, 2017、ARA News, July 1, 2017、Champress, July 1, 2017、al-Hayat, July 2, 2017、Kull-na Shuraka’, July 1, 2017、al-Mada Press, July 1, 2017、Naharnet, July 1, 2017、NNA, July 1, 2017、Reuters, July 1, 2017、SANA, July 1, 2017、UPI, July 1, 2017などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はラッカ市南部のフサイニーヤ村を制圧(2017年7月1日)

ラッカ県では、ARA News(7月1日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がラッカ市内のカーディスィーヤ地区に進攻したダーイシュ(イスラーム国)を撃退した。

シリア民主軍はまた、ラッカ市南部郊外のフサイニーヤ村を制圧した。

AFP, July 1, 2017、AP, July 1, 2017、ARA News, July 1, 2017、Champress, July 1, 2017、al-Hayat, July 2, 2017、Kull-na Shuraka’, July 1, 2017、al-Mada Press, July 1, 2017、Naharnet, July 1, 2017、NNA, July 1, 2017、Reuters, July 1, 2017、SANA, July 1, 2017、UPI, July 1, 2017などをもとに作成。

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シリア外務省はハーン・シャイフーン市でサリンが使用されたとするOPCWの報告書を「信用できない作り話で、受け入れられない」と非難(2017年7月1日)

外務在外居住者省は声明を出し、4月4日に発生した化学兵器使用疑惑事件にかかる調査でサリンが使用されたとの報告書を作成したとする化学兵器禁止機関(OPCW)のアフメト・ウズムジュ事務総長の発表(6月30日)に関して、「信用できない作り話で、受け入れられない」と非難した。

SANA(7月1日付)が伝えた。

AFP, July 1, 2017、AP, July 1, 2017、ARA News, July 1, 2017、Champress, July 1, 2017、al-Hayat, July 2, 2017、Kull-na Shuraka’, July 1, 2017、al-Mada Press, July 1, 2017、Naharnet, July 1, 2017、NNA, July 1, 2017、Reuters, July 1, 2017、SANA, July 1, 2017、UPI, July 1, 2017などをもとに作成。

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2014年にアレッポ県の60%以上を手中に収めていたダーイシュの県内の支配地域は完全に消滅(2017年7月1日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、30日にシリア軍がラッカ県ラサーファ市とハマー県イスリヤー村を結ぶ幹線道路一帯を制圧し、同街道とユーフラテス川南岸の一帯で孤立したダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員らが、シリア軍によって確保された通路を通って、同地から退去した。

これにより、2014年にはアレッポ県の60%以上を手中に収めていたダーイシュの県内の支配地域は完全に消滅した。

syria.liveuamap.com, July 1, 2017

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ヒムス県では、SANA(7月1日付)によると、シリア軍が同盟部隊とともに県東部の砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討作戦を継続し、ダイル・ザウル県との県境に位置するハミーマ砂漠一帯の拠点、丘陵地帯複数カ所を新たに制圧した。

これに対し、ダーイシュは、上ムハッラム町を砲撃し、女性1人が負傷した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍は、ダーイシュ(イスラーム国)支配下のスフナ市に近いラートゥーム村を空爆した。

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ハマー県では、SANA(7月1日付)によると、シリア軍はシャイフ・ハラール村(サラミーヤ市東方)東部でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、戦略拠点複数カ所を制圧した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(7月1日付)によると、シリア軍がサヌーフ丘、ダイル・ザウル市ラシュディーヤ地区、カナーマート地区、ハウィーカ地区、墓地地区、パノラマ交差点、サルダ山一帯、アイヤーシュ村、ブガイリーヤ村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆・攻撃した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍はダイル・ザウル市ハウィーカ地区、カナーマート地区、ブガイリーヤ村を空爆した。

AFP, July 1, 2017、AP, July 1, 2017、ARA News, July 1, 2017、Champress, July 1, 2017、al-Hayat, July 2, 2017、Kull-na Shuraka’, July 1, 2017、al-Mada Press, July 1, 2017、Naharnet, July 1, 2017、NNA, July 1, 2017、Reuters, July 1, 2017、SANA, July 1, 2017、UPI, July 1, 2017などをもとに作成。

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ナスィーブ国境通行所(ダルアー県)に面するヨルダンのジャービル国境通行所一帯にシリア領内から発射されたロケット弾3発が着弾(2017年7月1日)

『ハヤート』(7月2日付)によると、ダルアー県のナスィーブ国境通行所に面するヨルダン領側のジャービル国境通行所一帯に、シリア領内から発射されたロケット弾3発が着弾した。

うち2発は民間防衛隊の拠点近くに、残る1発はジャービル国境通行所とラムサー国境通行所を結ぶ街道近くに着弾した。

AFP, July 1, 2017、AP, July 1, 2017、ARA News, July 1, 2017、Champress, July 1, 2017、al-Hayat, July 2, 2017、Kull-na Shuraka’, July 1, 2017、al-Mada Press, July 1, 2017、Naharnet, July 1, 2017、NNA, July 1, 2017、Reuters, July 1, 2017、SANA, July 1, 2017、UPI, July 1, 2017などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機が対ヨルダン国境のナスィーブ国境通行所一帯を爆撃する一方、反体制武装集団はダルアー市を砲撃(2017年7月1日)

ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(7月1日付)によると、ロシア軍戦闘機が対ヨルダン国境のナスィーブ国境通行所一帯を空爆した。

一方、SANA(7月1日付)によると、反体制武装集団がダルアー市カーシフ地区(シリア政府支配下)を砲撃し、25人が負傷した。

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ダマスカス県・ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(7月1日付)によると、シリア軍、親政権武装勢力がジャウバル区一帯、南部環状道路一帯で反体制武装集団と交戦した。

また、シリア人権監視団によると、シリア軍はザマルカー市、アイン・タルマー村一帯を空爆・砲撃した。

一方、SANA(7月1日付)によると、反体制武装集団がアドラー市一帯やジャルマーナー市を砲撃し、女性1人が死亡、20人が負傷した。

このほか、シリア軍武装部隊総司令部は声明を出し、「テロ集団」の一部サイトで、シリア軍がダマスカス郊外県アイン・タルマー村一帯でのラフマーン軍団との戦闘で塩素ガスを使用したとの情報が拡散されていることに関して、「事実無根」と発表、全面否定した。

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クナイトラ県では、SANA(7月1日付)によると、シャーム解放機構がハドル村を砲撃し、1人が死亡、2人が負傷した。

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ハマー県では、クッルナー・シュラカー(7月1日付)によると、イドリブ自由軍が声明を出し、マサースィナ村にあるシリア軍の武器庫を破壊したと発表した。

またシリア軍がカフルズィーター市内にあるホワイト・ヘルメットの拠点を砲撃した。

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イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(7月2日付)によると、シャイフ・ユースム村で子供のメンタルヘルスを専門とするNGO「バンビーノ」の移動レクリエーション・チームの車の近くで爆発が発生し、スタッフ3人が死亡した。

AFP, July 1, 2017、AP, July 1, 2017、ARA News, July 1, 2017、Champress, July 1, 2017、al-Hayat, July 2, 2017、Kull-na Shuraka’, July 1, 2017、July 2, 2017、al-Mada Press, July 1, 2017、Naharnet, July 1, 2017、NNA, July 1, 2017、Reuters, July 1, 2017、SANA, July 1, 2017、UPI, July 1, 2017などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは8件の停戦違反を、トルコ側は7件の違反を確認(2017年7月1日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(7月1日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を8件(ダマスカス県・ダマスカス郊外県6件、ラタキア県1件、ハマー県1件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも7件(ダルアー県2件、ヒムス県2件、クナイトラ県1件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県2件)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, July 1, 2017をもとに作成。

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