ダイル・ザウル県での有志連合による爆撃で民間人25人死亡(2017年7月26日)

ダイル・ザウル県では、クッルナー・シュラカー(7月27日付)によると、米主導の有志連合が26日、マヤーディーン市と同市近郊のタイバ村を空爆し、民間人25人が死亡した。

しかし、ユーフラテス・ポスト(7月27日付)は、ロシア軍と思われる戦闘機がダーイシュ支配下のタイバ村を空爆し、民間人9人が死亡したと伝えた。

戦闘機はまた、CONOCO油田一帯に対しても空爆を実施したという。

AFP, July 27, 2017、AP, July 27, 2017、ARA News, July 27, 2017、Champress, July 27, 2017、Euphrates Post, July 27, 2017、al-Hayat, July 28, 2017、Kull-na Shuraka’, July 27, 2017、al-Mada Press, July 27, 2017、Naharnet, July 27, 2017、NNA, July 27, 2017、Reuters, July 27, 2017、SANA, July 27, 2017、UPI, July 27, 2017などをもとに作成。

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米国、サウジアラビア、英国、フランスなど14カ国は、シリア国内の人道支援をロシアが主導することに関して「国連が排除される」として「深刻な懸念」を表明(2017年7月26日)

米国、サウジアラビア、英国、フランスなど14カ国の国連ジュネーブ本部代表大使は、安保理に書簡を送り、人道支援を必要としているシリア人数百万人に対して物資が適切に配給されることを保障するための措置を講じるよう要請した。

書簡は、ロシア、トルコ、イラン、米国、ヨルダンがシリア国内の係争地域での緊張緩和地帯設置に合意し、ロシアの主導のもとに同地帯への人道支援が推し進められていることを牽制する狙いがあると見られる。

書簡では、「我々は、シリア領内の包囲に曝されている地域や往来困難な地域への人道支援車輌の派遣から国連が排除されることに深刻な懸念を持っている…。こうした傾向はこの数ヶ月で悪化している」との主張がなされている。

『ハヤート』(7月27日付)、ロイター通信(7月26日付)が伝えた。

AFP, July 26, 2017、AP, July 26, 2017、ARA News, July 26, 2017、Champress, July 26, 2017、al-Hayat, July 27, 2017、Kull-na Shuraka’, July 26, 2017、al-Mada Press, July 26, 2017、Naharnet, July 26, 2017、NNA, July 26, 2017、Reuters, July 26, 2017、SANA, July 26, 2017、UPI, July 26, 2017などをもとに作成。

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ロシアのショイグ国防大臣「シリアの緊張緩和地帯にロシア軍4個大隊を派遣した」(2017年7月26日)

ロシアのセルゲイ・ショイグ国防大臣はロシアの複数のメディアに対して、シリア領内に設置された緊張緩和地帯にロシア軍4個大隊が派遣され、停戦監視、人道支援物資搬入作業に当たっていると述べた。

『ハヤート』(7月27日付)などが伝えた。

AFP, July 26, 2017、AP, July 26, 2017、ARA News, July 26, 2017、Champress, July 26, 2017、al-Hayat, July 27, 2017、Kull-na Shuraka’, July 26, 2017、al-Mada Press, July 26, 2017、Naharnet, July 26, 2017、NNA, July 26, 2017、Reuters, July 26, 2017、SANA, July 26, 2017、UPI, July 26, 2017などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はラッカ市内でダーイシュとの戦闘を続ける(2017年7月26日)

ラッカ県では、ARA News(7月26日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がラッカ市内のナズラト・シハーダ地区、フラート地区などで、自爆攻撃を繰り返すダーイシュ(イスラーム国)との戦闘を続けた。

AFP, July 26, 2017、AP, July 26, 2017、ARA News, July 26, 2017、Champress, July 26, 2017、al-Hayat, July 27, 2017、Kull-na Shuraka’, July 26, 2017、al-Mada Press, July 26, 2017、Naharnet, July 26, 2017、NNA, July 26, 2017、Reuters, July 26, 2017、SANA, July 26, 2017、UPI, July 26, 2017などをもとに作成。

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トルコ軍の支援を受ける東部自由連合がアル=カーイダ系のシャーム自由人イスラーム運動とともにロジャヴァ支配下のタッル・ジージャーン村(アレッポ県)を制圧(2017年7月26日)

アレッポ県では、東部自由人連合が声明を出し、シャーム自由人イスラーム運動とともにバーブ市西部のタッル・ジージャーン村で、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と交戦し、その戦闘員多数を殺傷し、同地を制圧したと発表した。

この作戦は、トルコ軍の支援を受け、アレッポ県で西クルディスタン移行期民政局に対する「テロとの戦い」を行う「家の者たち」作戦司令室(あるいはハワール・キリス作戦司令室)の作戦を支えることが目的だという。

ARA News, July 26, 2017

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ARA News(7月26日付)によると、シャーム解放機構とシャーム自由人イスラーム運動の戦闘を受け、トルコ当局が閉鎖していたジルヴェギョズ国境通行所(ハタイ県、イドリブ県のバーブ・ハワー国境通行所に面するトルコ側の国境通行所)が再開された。

AFP, July 26, 2017、AP, July 26, 2017、ARA News, July 26, 2017、Champress, July 26, 2017、al-Hayat, July 27, 2017、Kull-na Shuraka’, July 26, 2017、al-Mada Press, July 26, 2017、Naharnet, July 26, 2017、NNA, July 26, 2017、Reuters, July 26, 2017、SANA, July 26, 2017、UPI, July 26, 2017などをもとに作成。

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シリア政府支配下のヌッブル市・ザフラー町(アレッポ県)でイドリブ県出身者55人が拉致(2017年7月26日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(7月26日付)によると、イドリブ県出身の学生および市民55人が、シリア政府支配下のヌッブル市、ザフラー町で拉致された。

ウマル・ハーッジ・アフマドを名乗る活動家によると、事件に先立ち、シャーム戦線に所属する反体制武装集団の司令官でアブー・アリーサッジューを名乗る人物が、ドイツから一時帰国したヌッブル市出身の青年を拉致しており、この青年の家族が55人を拉致したと見られる、という。

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一方、反体制政治組織の一つアラブ社会主義連合民主党は声明を出し、アレッポ市からイドリブ県方面に向かおうとしていた党幹部の一人とその娘を含む約90人が、ヌッブル市の検問所で民兵に拘束されたと発表した。

AFP, July 26, 2017、AP, July 26, 2017、ARA News, July 26, 2017、Champress, July 26, 2017、al-Hayat, July 27, 2017、Kull-na Shuraka’, July 26, 2017、al-Mada Press, July 26, 2017、Naharnet, July 26, 2017、NNA, July 26, 2017、Reuters, July 26, 2017、SANA, July 26, 2017、UPI, July 26, 2017などをもとに作成。

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シャーム解放機構とシャーム自由人イスラーム運動は緊張緩和に向けて新たな合意(2017年7月26日)

イドリブ県北西部で戦闘を続けるシャーム解放機構とシャーム自由人イスラーム運動は、緊張緩和に向けて新たな合意を交わした。

合意文書は、シャーム解放機構のアブー・ウバイダ・シャーミーを名乗る幹部とシャーム自由人イスラーム運動のアブー・サアドを名乗る幹部が署名、これまでに双方が拘束した拘置者の解放、軍事動員の解除、最近の戦闘で新設された検問所の撤去、戦闘前の検問所の配置の回復、が定められているのみ。

Kull-na Shuraka’, July 26, 2017

AFP, July 26, 2017、AP, July 26, 2017、ARA News, July 26, 2017、Champress, July 26, 2017、al-Hayat, July 27, 2017、Kull-na Shuraka’, July 26, 2017、al-Mada Press, July 26, 2017、Naharnet, July 26, 2017、NNA, July 26, 2017、Reuters, July 26, 2017、SANA, July 26, 2017、UPI, July 26, 2017などをもとに作成。

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第四師団、イラン人民動員隊が、米・ロシアの停戦合意を受けてダルアー市から撤退(2017年7月26日)

ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(7月26日付)によると、ダルアー市パノラマ競技場に本営を設置し、市内各所に展開していた第4師団の部隊(戦車15両以上、軍用車輌数十両)が、米国とロシアによるシリア南西部での停戦合意を受け、ダマスカス県方面に撤退した。

また、ガイス・ダッラー大佐が司令官を務める第4師団所属部隊400~500人、イラクの人民動員隊所属のイマーム・フサイン旅団も、ダマスカス県方面に撤退した。

AFP, July 26, 2017、AP, July 26, 2017、ARA News, July 26, 2017、Champress, July 26, 2017、al-Hayat, July 27, 2017、Kull-na Shuraka’, July 26, 2017、al-Mada Press, July 26, 2017、Naharnet, July 26, 2017、NNA, July 26, 2017、Reuters, July 26, 2017、SANA, July 26, 2017、UPI, July 26, 2017などをもとに作成。

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アレッポ県ナイラブ航空基地にイラン革命防衛隊増援部隊200人が新たに到着(2017年7月26日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(7月26日付)が反体制派消息筋の話として伝えたところによると、イラン・イスラーム革命防衛隊の増援部隊がナイラブ航空基地に到着した。

増援部隊は約200人からなり、21日と24日の2度にわたってダマスカス国際空港からナイラブ航空基地に移動、アレッポ市周辺地域での戦闘に参加すると見られる。

ドゥラル・シャーミーヤ(7月26日付)もまた、監視を続けてきたイラン人戦闘員のSNSアカウントから、イラン人戦闘員がダマスカス国際空港からアレッポ市方面に空路で移動したことを確認したと伝えた。

AFP, July 26, 2017、AP, July 26, 2017、ARA News, July 26, 2017、Champress, July 26, 2017、al-Durar al-Shamiya, July 26, 2017、al-Hayat, July 27, 2017、Kull-na Shuraka’, July 26, 2017、al-Mada Press, July 26, 2017、Naharnet, July 26, 2017、NNA, July 26, 2017、Reuters, July 26, 2017、SANA, July 26, 2017、UPI, July 26, 2017などをもとに作成。

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シリア軍は緊張緩和地帯に設置された東グータ地方(ダマスカス郊外県)で爆撃を継続(2017年7月26日)

ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(7月26日付)によると、シリア軍がアイン・タルマー村一帯、ザマルカー町、ウーターヤー町一帯を空爆した。

シリア軍はまた、アイン・タルマー村への突入を試み、ラフマーン軍団と交戦した。

シリア人権監視団によると、この空爆で民間人11人が死亡したという。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がラターミナ町、ムーリク市一帯を砲撃した。

AFP, July 26, 2017、AP, July 26, 2017、ARA News, July 26, 2017、Champress, July 26, 2017、al-Hayat, July 27, 2017、Kull-na Shuraka’, July 26, 2017、al-Mada Press, July 26, 2017、Naharnet, July 26, 2017、NNA, July 26, 2017、Reuters, July 26, 2017、SANA, July 26, 2017、UPI, July 26, 2017などをもとに作成。

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シリア国民連合はPYDを国際テロ組織に指定するよう国連に求める(2017年7月26日)

トルコのイスタンブールで活動するシリア革命反体制勢力国民連立は、国連事務総長および安保理議長宛に書簡を送り、そのなかでクルド民族主義政党で西クルディスタン移行期民政局を主導する民主統一党(PYD)を、トルコのクルディスタン労働者党(PKK)の分派として国際テロ組織に追加指定するよう要請した。

ARA News(7月26日付)が伝えた。

AFP, July 26, 2017、AP, July 26, 2017、ARA News, July 26, 2017、Champress, July 26, 2017、al-Hayat, July 27, 2017、Kull-na Shuraka’, July 26, 2017、al-Mada Press, July 26, 2017、Naharnet, July 26, 2017、NNA, July 26, 2017、Reuters, July 26, 2017、SANA, July 26, 2017、UPI, July 26, 2017などをもとに作成。

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ダーイシュ掃討作戦を続けるシリア軍はラッカ県・ダイル・ザウル県境に位置する交通の要衝マアダーン市とヒムス県の交通の要衝スフナ市に迫る(2017年7月26日)

ヒムス県では、SANA(7月26日付)によると、シリア軍が県東部の砂漠地帯で進軍を続け、ダイル・ザウル市とタドムル市、ダイル・ザウル市とラッカ市を結ぶ要衝のスフナ市の南西約8キロに位置する丘陵地帯、重要拠点からダーイシュ(イスラーム国)を掃討、同地を制圧した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍、親政権武装勢力が県南部でダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討作戦を続行し、ダイル・ザウル県とのユーフラテス川河畔に位置する交通の要衝マアダーン町の西6キロの地点に到達した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(7月26日付)によると、シリア軍がブガイリーヤ村、ダイル・ザウル市南部の墓地地区、パノラマ交差点一帯、ダイル・ザウル航空基地一帯、第137連隊基地一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆、また同地各所でダーイシュと交戦した。

一方、クッルナー・シュラカー(7月27日付)によると、マヤーディーン市で「カアカーア」を名乗るグループがダーイシュ(イスラーム国)の車に爆弾を仕掛けて爆破、乗っていた4人を殺害した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が県東部のダキーカ村、ハルダーナー村、ジャニー・アルバーウィー村、アブー・ハナーヤー村、アブー・フバイラート村、サルバー村、ジュッブ・マザーリア村などでダーイシュ(イスラーム国)に対して空爆を行った。

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ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(7月26日付)によると、ダマスカス県南部のザイン地区などで活動を続けるダーイシュ(イスラーム国)がヤルダー市に潜入を試み、同地一帯でイスラーム軍と交戦、イスラーム軍はダーイシュが掘削した地下トンネルを破壊し、潜入を阻止した。

AFP, July 26, 2017、AP, July 26, 2017、ARA News, July 26, 2017、Champress, July 26, 2017、al-Hayat, July 27, 2017、Kull-na Shuraka’, July 26, 2017、July 27, 2017、al-Mada Press, July 26, 2017、Naharnet, July 26, 2017、NNA, July 26, 2017、Reuters, July 26, 2017、SANA, July 26, 2017、UPI, July 26, 2017などをもとに作成。

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ダーイシュの支配から解放されたダイル・ハーフィル市(アレッポ県)一帯に住民数百世帯が帰宅(2017年7月26日)

アレッポ県では、SANA(7月26日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)の支配から今年3月に解放されていたダイル・ハーフィル市およびダイル・ハーフィル郡の村々への避難民の帰還が続き、住民数百人が避難先から帰宅した。

住民の帰還は、7月16日に軍武装部隊総司令部がマスカナ市およびダイル・ハーフィル市一帯地域の住民に対して帰宅を呼びかけたことを受けたもの。

SANA, July 26, 2017

AFP, July 26, 2017、AP, July 26, 2017、ARA News, July 26, 2017、Champress, July 26, 2017、al-Hayat, July 27, 2017、Kull-na Shuraka’, July 26, 2017、al-Mada Press, July 26, 2017、Naharnet, July 26, 2017、NNA, July 26, 2017、Reuters, July 26, 2017、SANA, July 26, 2017、UPI, July 26, 2017などをもとに作成。

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シャーム解放機構は爆弾を搭載したヒズブッラーの無人航空機を撃墜(2017年7月26日)

シャーム解放機構は、ベカーア県バアルベック郡アルサール村郊外砂漠地帯で爆弾を搭載したヒズブッラーの無人航空機を撃墜したと発表、同航空機が搭載していたカメラに録音されていた画像と墜落した航空機の残骸の画像をイバー通信(7月26日付)を通じて公開した。

イバー通信はまた、シャーム解放機構がヒズブッラーの武装部隊によって制圧されたすべての拠点を奪還したと主張しるとともに、ヒズブッラーの車列を攻撃し、戦車などを破壊、多数の戦闘員を殺害したと伝えた。

Youtube, July 26, 2017
Youtube, July 26, 2017
Youtube, July 26, 2017

一方、NNA(7月26日付)によると、ヒズブッラーの武装部隊がベカーア県バアルベック郡アルサール村郊外砂漠地帯でシャーム解放機構に対する掃討作戦を続行、司令官の一人アンマール・ワルディー氏を殺害した。

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クッルナー・シュラカー(7月26日付)によると、シャーム解放機構と共闘してきたシャームの民中隊がヒズブッラーとの停戦合意に正式に署名した。
同合意では、シャームの民中隊メンバーが、ワーディー・フマイドにあるシリア人避難民キャンプに身を寄せる3,000~5,000人を伴い、同地を退去し、シリア領内(ダマスカス郊外県)のルハイバ市、ジャイルード市方面に移動することが定められているという。
なお、シャームの民中隊メンバーは400人、これに対してヒズブッラーとの戦闘を続けるシャーム解放機構メンバーは500人、ワーディー・ハミーディーで暮らすシリア人避難民は1万から2万と推計される。

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一方、『ハヤート』(7月27日付)によると、レバノン軍はアルサール村北部一帯に潜伏するダーイシュ(イスラーム国)の掃討作戦に向け、カーア村無人地帯、ラアス・バアルベック村無人地帯などに増援部隊を派遣した。

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ヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長は2006年のレバノン紛争の「戦勝」を記念してテレビ演説を行い、ベカーア県バアルベック郡アルサール村郊外無人地帯でのシャーム解放機構に対する掃討作戦について、「疑う余地のない明確な権利」を行使していると主張した。

演説のなかで、ナスルッラー書記長は、アルサール村郊外無人地帯での掃討作戦について、2015年に立案されていたとしたうえで、今月下旬に入って実行に移された背景として、同地が自爆戦闘員の隠れ家となっていることが確認されたためだと述べた。

そのうえで、「この決定は自発的なもので、いかなる(中東)地域内勢力もかかわっていない…。イランの決定でもなければ、シリアの決定でもない…。我々はシリアの指導部に連絡し、彼らと協議、彼らに作戦に対する支援を要請した」と強調した。

ナスルッラー書記長はまた「我々は現地での軍事的大勝利の目前にいる。これほどまでの速度、正確さで達成されたこの勝利に皆が驚嘆している」と鼓舞した。

一方、レバノン軍の役割については「アルサール村一帯でのレバノン軍の活動はこの勝利を作り出す基礎をなした」と称賛した。

SANA, July 26, 2017

AFP, July 26, 2017、AP, July 26, 2017、ARA News, July 26, 2017、Champress, July 26, 2017、al-Hayat, July 27, 2017、Kull-na Shuraka’, July 26, 2017、al-Mada Press, July 26, 2017、Naharnet, July 26, 2017、NNA, July 26, 2017、Qanat al-Manar, July 26, 2017、Reuters, July 26, 2017、SANA, July 26, 2017、UPI, July 26, 2017、Wikalat al-Iba’ al-Ikhbariya, July 26, 2017などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは11件の停戦違反を、トルコ側は10件の違反を確認(2017年7月26日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(7月25日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を11件(ラタキア県7件、アレッポ県3件、ハマー県1件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも10件(ダマスカス県・ダマスカス郊外県5件、ハマー県3件、ヒムス県1件)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, July 26, 2017をもとに作成。

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米主導の有志連合は7月25日、ラッカ市近郊などで25回の爆撃を実施(2017年7月26日)

米中央軍(CENTCOM)は、7月25日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して27回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は25回で、ダイル・ザウル市近郊(1回)、ラッカ市近郊(24回)で実施された。

CENTCOM, July 26, 2017をもとに作成。

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