エジプトのファトワー委員会はダーイシュのバグダーディー指導者の死亡を確認したと発表(2017年7月5日)

エジプトのファトワー委員会が所轄する「タクフィール主義ファトワー監視局」は、イスラーム国の最高指導者アブー・バクル・バグダーディー氏が死亡したことを確認する情報を得たと発表した。

同監視局によると、イラクのタッルアファル市近郊で、バグダーディー氏に近いとされるアブー・クタイバを名乗る幹部が、6月30日(金曜日)の金曜礼拝でバグダーディー氏が死亡したことを示唆、その直後に殺害されたとしたうえで、この一件がバグダーディー氏の死亡を裏付ける証拠だとしている。

バグダーディー氏の死亡については、6月16日にロシア国防省がロシア軍の空爆によって殺害したと発表している。

ARA News(7月5日付)が伝えた。

AFP, July 5, 2017、AP, July 5, 2017、ARA News, July 5, 2017、Champress, July 5, 2017、al-Hayat, July 6, 2017、Kull-na Shuraka’, July 5, 2017、al-Mada Press, July 5, 2017、Naharnet, July 5, 2017、NNA, July 5, 2017、Reuters, July 5, 2017、SANA, July 5, 2017、UPI, July 5, 2017などをもとに作成。

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ハンムーYPG総司令官「ロジャヴァには7つの米軍基地がある」「トルコ軍の増派は宣戦布告に等しい」(2017年7月5日)

西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊のスィーバーン・ハンムー総司令官は、『シャルク・アウサト』(7月5日付)とのインタビューに応じ、その中で「米軍はシリア民主軍や人民防衛隊が支配する地域に7つの基地、空港、拠点を設置した。そのなかでもっとも主要なものが、コバニ(アレッポ県アイン・アラブ市)に設置された大規模近代航空基地だ」と述べた。

ハンムー司令官によると、7つの基地のうち、2つはハサカ市近郊、1つはカーミシュリー市(ハサカ県)近郊、2つはダイリーク市(マーリキーヤ市)(ハサカ県)近郊、1つはタッル・アブヤド市(ラッカ県)近郊、1つはマンビジュ市(アレッポ県)近郊にあり、米軍主導の有志連合の将兵約1,300人がこれらの基地に駐留しているという。

またシリア北東部のほかにも、米軍やヒムス県のイラク国境に位置するタンフ国境通行所を拠点化している。

一方、アレッポ県北西部のアフリーン市一帯へのトルコ軍の増派について、ハンムー総司令官は「トルコ、ロシア、アサド政権が、テーブルの下で共謀していることは明らかだ」と述べた。

ARA News, July 5, 2017

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一方、ハンムー報道官は、ロイター通信(7月5日付)の取材に対して、アレッポ県北西部のアフリーン市一帯へのトルコ軍の増派に関して「こうした軍事的な準備は、宣戦布告のレベルに達した。近いうちに実際に戦闘が起こるかもしれない」と危機感を露わにした。

AFP, July 5, 2017、AP, July 5, 2017、ARA News, July 5, 2017、Champress, July 5, 2017、al-Hayat, July 6, 2017、Kull-na Shuraka’, July 5, 2017、al-Mada Press, July 5, 2017、Naharnet, July 5, 2017、NNA, July 5, 2017、Reuters, July 5, 2017、SANA, July 5, 2017、al-Sharq al-Awsat, July 5, 2017、UPI, July 5, 2017などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はラッカ市内のサイフ・ダウラ街道を制圧(2017年7月5日)

ラッカ県では、クッルナー・シュラカー(7月5日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がラッカ市内でダーイシュ(イスラーム国)と交戦の末、サイフ・ダウラ街道を制圧した。

syria.liveuamap.com, July 5, 2017

また、ARA News(7月5日付)によると、シリア民主軍は市内のダルイーヤ地区などでダーイシュと交戦した。

AFP, July 5, 2017、AP, July 5, 2017、ARA News, July 5, 2017、Champress, July 5, 2017、al-Hayat, July 6, 2017、Kull-na Shuraka’, July 5, 2017、al-Mada Press, July 5, 2017、Naharnet, July 5, 2017、NNA, July 5, 2017、Reuters, July 5, 2017、SANA, July 5, 2017、UPI, July 5, 2017などをもとに作成。

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ダルアー県で反体制武装集団がダーイシュ掃討作戦を開始(2017年7月5日)

ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(7月5日付)によると、反体制武装集団がダーイシュ(イスラーム国)掃討に向けた新たな作戦(サッフ・アウワル作戦)を開始し、ジッリーン村とサフム・ジャウラーン村を結ぶ回廊地帯でダーイシュと交戦した。

AFP, July 5, 2017、AP, July 5, 2017、ARA News, July 5, 2017、Champress, July 5, 2017、al-Hayat, July 6, 2017、Kull-na Shuraka’, July 5, 2017、al-Mada Press, July 5, 2017、Naharnet, July 5, 2017、NNA, July 5, 2017、Reuters, July 5, 2017、SANA, July 5, 2017、UPI, July 5, 2017などをもとに作成。

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トルコが実質占領するアレッポ県ジャラーブルス市にこの11ヶ月で難民4万人以上が流入(2017年7月5日)

クッルナー・シュラカー(7月5日付)は、トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団(ハワール・キリス作戦司令室)が「ユーフラテスの盾」作戦による2016年8月の制圧後にアレッポ県ジャラーブルス市に流入したシリア人難民の数が、4万4,106人に達すると伝えた。

ジャラーブルス市に移動したシリア人難民はいずれもトルコから同地に入っており、1日平均で200人が同市に向かっているという。

Kull-na Shuraka’, July 5, 2017

AFP, July 5, 2017、AP, July 5, 2017、ARA News, July 5, 2017、Champress, July 5, 2017、al-Hayat, July 6, 2017、Kull-na Shuraka’, July 5, 2017、al-Mada Press, July 5, 2017、Naharnet, July 5, 2017、NNA, July 5, 2017、Reuters, July 5, 2017、SANA, July 5, 2017、UPI, July 5, 2017などをもとに作成。

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アスタナ5会議が閉幕:停戦監視、人道支援などにかかるロシア・トルコ・イラン合同作業グループを設置するも、緊張緩和地帯の処遇に関する最終合意には至らず(2017年7月5日)

カザフスタンの首都アスタナで4日に開幕したシリア政府と反体制武装集団による停戦協議「アスタナ5会議」は、共同声明を採択して閉幕した。

開催国であるカザフスタンのカイラット・アブドラフマノフ外務大臣が5日に開かれた全体会合で読み上げた共同声明では、停戦の保障国であるロシア、トルコ、イランが5月に発効した「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」に従い、停戦(監視)態勢の維持強化、当事者間の信頼醸成に務めることを確認、当事者に停戦の順守・維持、信頼醸成に努めるよう呼びかけた。

また、保障国であるロシア、トルコ、イランからなる合同作業グループを設置し、緊張緩和地帯での停戦監視などにかかる技術的諸条件の最終調整作業を付託、8月1~2日にイランでそのための会合を開催することを決定したことを明らかにした。

一方、7月10日にスイスの首都ジュネーブで予定されているジュネーブ7会議に関しては、開催に歓迎の意を示すとともに、停戦プロセスを強化するうえでアスタナでの会議が役割を果たすことが重要である旨確認した。

SANA(7月5日付)などが伝えた。

SANA, July 5, 2017

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『ハヤート』(7月6日付)によると、緊張緩和地帯での停戦監視、人道支援などに関する最終合意には至らなかった。

これに関して、シリア政府代表団を率いるバッシャール・ジャアファリー国連シリア代表は、記者団に対して、トルコが合意成立を妨害したため「交渉の結果は極めて控えめなものにとどまった」と非難した。

またロシアに近い複数の消息筋によると、シリア中部(ヒムス県、ダマスカス郊外県)に設置された緊張緩和地帯では停戦監視、人道支援などに関する最終合意が成立したものの、イドリブ県の緊張緩和地帯をめぐっては、ロシア、トルコ、イランの間で合意を見なかった。

また南部(ダルアー県)に設置された緊張緩和地帯をめぐっては、米国、ヨルダンが戦闘に関与していることもあり、審議事項とはならなかった。

最終的には、トルコが、ロシア、イランに対して、すべての緊張緩和地帯での調整が完了した段階で最終合意を交わすことを求め、ロシア、イランがこれを受け入れるかたちとなったという。

RT(7月5日付)によると、遺跡地帯での地雷撤去、逮捕者の解放などをめぐって当事者(シリア政府・イランとトルコ)の意見対立が続いているという。

AFP, July 5, 2017、AP, July 5, 2017、ARA News, July 5, 2017、Champress, July 5, 2017、al-Hayat, July 6, 2017、Kull-na Shuraka’, July 5, 2017、al-Mada Press, July 5, 2017、Naharnet, July 5, 2017、NNA, July 5, 2017、Reuters, July 5, 2017、RT, July 5, 2017、SANA, July 5, 2017、UPI, July 5, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はダマスカス郊外県、ダルアー県で反体制武装集団との戦闘を続ける(2017年7月5日)

ダマスカス県・ダマスカス郊外県では、『ハヤート』(7月6日付)によると、ジャウバル区、アイン・タルマー村一帯でシリア軍が親政権武装勢力とともに反体制武装集団(ラフマーン軍団)との戦闘を続け、同地を13回以上にわたり空爆した。

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ダルアー県では、『ハヤート』(7月6日付)によると、シリア軍が西ガーリヤ村、イーブ村を砲撃した。

AFP, July 5, 2017、AP, July 5, 2017、ARA News, July 5, 2017、Champress, July 5, 2017、al-Hayat, July 6, 2017、Kull-na Shuraka’, July 5, 2017、al-Mada Press, July 5, 2017、Naharnet, July 5, 2017、NNA, July 5, 2017、Reuters, July 5, 2017、SANA, July 5, 2017、UPI, July 5, 2017などをもとに作成。

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ロシア軍の戦略爆撃機がロシア本土からハマー県東部に飛来し、ダーイシュの拠点を巡航ミサイルで攻撃(2017年7月5日)

ロシア国防省は、ロシア領内のエーンゲリス航空基地を離陸したロシア空軍所属のTu-95ME戦略爆撃機からなる航空部隊が、ハマー県東部のウカイリバート村一帯のダーイシュ(イスラーム国)の拠点に対してKh-101巡航ミサイルによって爆撃を行ったと発表した。

この爆撃で、ダーイシュの司令拠点1カ所、大規模武器弾薬庫3カ所を破壊した。

『ハヤート』(7月6日付)によると、戦略爆撃機の爆撃はウカイリバート村近郊のアブー・ダーリヤ村一帯に対して行われたという。

SANA, July 5, 2017

一方、『ハヤート』(7月6日付)によると、シリア・ロシア両軍の戦闘機は、県東部のウカイリバート村、クライブ・サウラ村、サルバー村、アブー・フバイラート村、バルグースィーヤ村、マスウード村、アブー・ハナーヤー村一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点に対して激しい空爆を行った。

また同地一帯では、シリア軍、親政権武装勢力がダーイシュと交戦したという。

AFP, July 5, 2017、AP, July 5, 2017、ARA News, July 5, 2017、Champress, July 5, 2017、al-Hayat, July 6, 2017、Kull-na Shuraka’, July 5, 2017、al-Mada Press, July 5, 2017、Naharnet, July 5, 2017、NNA, July 5, 2017、Reuters, July 5, 2017、SANA, July 5, 2017、UPI, July 5, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はダイル・ザウル市一帯、ヒムス県東部でダーイシュ(イスラーム国)と交戦(2017年7月5日)

ダイル・ザウル県では、SANA(7月5日付)によると、シリア軍がブガイリーヤ村、サルダ山一帯、ティーム油田一帯、ダイル・ザウル市ラシュディーヤ地区、ハミーディーヤ地区、ハウィーカ地区、フワイジャト・カーティア地区、ジュナイナ村を空爆した。

これに対して、ダーイシュはシリア政府支配下のダイル・ザウル市内各所を砲撃し、4人が負傷した。

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ヒムス県では、SANA(7月5日付)によると、シリア軍が「同盟者」とともに県東部の砂漠地帯のハイル油田一帯でダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討作戦を継続し、ハイル油田の西1キロの地点にまで進軍した。

AFP, July 5, 2017、AP, July 5, 2017、ARA News, July 5, 2017、Champress, July 5, 2017、al-Hayat, July 6, 2017、Kull-na Shuraka’, July 5, 2017、al-Mada Press, July 5, 2017、Naharnet, July 5, 2017、NNA, July 5, 2017、Reuters, July 5, 2017、SANA, July 5, 2017、UPI, July 5, 2017などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは5件の停戦違反を、トルコ側は8件の違反を確認(2017年7月5日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(7月5日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を5件(ラタキア県1件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県4件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも8件(ダマスカス県・ダマスカス郊外県3件、ダルアー県5件)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

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一方、過去24時間に125カ村の代表がシリア政府との停戦合意に署名した。

これにより、シリア政府との停戦に応じた自治体は1,996市町村、武装組織の数は228組織に達したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, July 5, 2017をもとに作成。

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米主導の有志連合は7月4日、ダイル・ザウル市近郊、ラッカ市近郊で33回の爆撃を実施(2017年7月5日)

米中央軍(CENTCOM)は、7月4日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して37回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は33回で、ダイル・ザウル市近郊(6回)、ラッカ市近郊(27回)で実施された。

CENTCOM, July 5, 2017をもとに作成。

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