YPG主導のシリア民主軍はラッカ市内のヤルムーク地区をダーイシュから解放(2017年7月16日)

ラッカ県では、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、ダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、ラッカ市内のヤルムーク地区を制圧したと発表した。

ARA News(7月17日付)などが伝えた。

AFP, July 17, 2017、AP, July 17, 2017、ARA News, July 17, 2017、Champress, July 17, 2017、al-Hayat, July 18, 2017、Kull-na Shuraka’, July 17, 2017、al-Mada Press, July 17, 2017、Naharnet, July 17, 2017、NNA, July 17, 2017、Reuters, July 17, 2017、SANA, July 17, 2017、UPI, July 17, 2017などをもとに作成。

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シリア人権監視団:2011年3月以降の死者数は33万1,765人を記録(2017年7月16日)

シリア人権監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン代表は、2011年3月15日から2017年7月15日までの6年4ヶ月間にシリア国内での紛争で死亡した犠牲者の数が33万1,765人にのぼると発表した。

このうち「民間人」は9万9,617人(うち子供は1万8,243人、女性は1万1,427人)、シリア軍兵士・親政権武装集団戦闘員は11万6,774人(うちシリア人は6万1,808人、ヒズブッラー戦闘員は1,480人)、反体制武装集団および「イスラーム主義」武装集団の戦闘員は約5万7,000人、シャーム解放機構、ダーイシュ(イスラーム国)、そのほかの組織の外国人戦闘員は約5万8,000人にのぼるという。

AFP(7月16日付)が伝えた。

AFP, July 16, 2017、AP, July 16, 2017、ARA News, July 16, 2017、Champress, July 16, 2017、al-Hayat, July 17, 2017、Kull-na Shuraka’, July 16, 2017、al-Mada Press, July 16, 2017、Naharnet, July 16, 2017、NNA, July 16, 2017、Reuters, July 16, 2017、SANA, July 16, 2017、UPI, July 16, 2017などをもとに作成。

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最高交渉委員会「アサド退陣を要求するのは過激派ではない」(2017年7月16日)

ジュネーブ7会議に代表団を派遣していた反体制派の一つの最高交渉委員会(リヤド・プラットフォーム)は声明を出し、アサド大統領退陣に固執する「委員会内に過激派がいる」と述べたアレクセイ・ニコラエヴィチ・ボロダフキン在ジュネーブ・ロシア国連大使の発言について、「ロシアの大使がリヤドの声明に目を通していないのは奇異なこどだ。この声明は重要な文書であり、アサド、ないしは政権の幹部、そしてシリア人の血で手を染めたいかなる者もシリアの政治的未来において何らの役割も果たさないとして明白な行程を示している」と反論した。

AFP, July 16, 2017、AP, July 16, 2017、ARA News, July 16, 2017、Champress, July 16, 2017、al-Hayat, July 17, 2017、Kull-na Shuraka’, July 16, 2017、al-Mada Press, July 16, 2017、Naharnet, July 16, 2017、NNA, July 16, 2017、Reuters, July 16, 2017、SANA, July 16, 2017、UPI, July 16, 2017などをもとに作成。

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ラタキア市北部のバイダー港で爆発が発生、アル=カーイダ系のシャーム解放機構が犯行を認める(2017年7月16日)

ラタキア県では、イフバーリーヤ・チャンネル(7月16日付)など複数メディアによると、ラタキア市北部のラアス・シャムラー地区のバイダー港にあるシリア軍拠点の一つで爆発が起こり、兵士複数が負傷した。

爆発に関して、イフバーリーヤ・チャンネルは「閉鎖地区内で発生し、おそらく軍事訓練に伴うものだろう」と伝えた。

これに対して、ディマシュク・アーン(7月16日付)は、「バイダー港にあるシリア軍兵舎内での技術的ミスによるもの」と伝え、「テロ攻撃だとの一部情報には根拠がない」と強調した。

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これに対し、アル=カーイダ系組織のシャーム解放機構に近いイバー通信(7月16日付)は、同組織の工作部隊がバイダー港に潜入し、敷地内で爆弾を仕掛けた車を爆発させたと伝え、工作部隊が撮影したとされる写真複数点を公開した。

公開された写真のなかには、爆発の瞬間を捉えたとされる写真も含まれている。

Kull-na Shuraka’, July 15, 2017
Kull-na Shuraka’, July 15, 2017

AFP, July 16, 2017、AP, July 16, 2017、ARA News, July 16, 2017、Champress, July 16, 2017、Dimashq al-An, July 16, 2017、al-Hayat, July 17, 2017、Wikalat al-Iba’ al-Ikhbariya, July 16, 2017、al-Ikhbariya, July 16, 2017、Kull-na Shuraka’, July 16, 2017、al-Mada Press, July 16, 2017、Naharnet, July 16, 2017、NNA, July 16, 2017、Reuters, July 16, 2017、SANA, July 16, 2017、UPI, July 16, 2017などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県東部砂漠地帯でシリア軍と米国の支援を受ける武装集団の戦闘が続くなか、東カラムーン地方ではロシアの仲介により停戦合意が交わされる(2017年7月16日)

ダマスカス郊外県では、「ハマード浄化のために我らは馬具を備えし」作戦司令室(自由シリア軍砂漠諸派、「土地は我らのものだ」作戦司令室)に参加するカルヤタイン殉教者旅団のアブー・ターリク・カルヤタイン報道官はツイッターを通じて、スィーン山に近いハルバ地区およびその一帯、ハムダ地区、グラーブ山、グラーブ地区をシリア軍との戦闘の末に制圧したと発表した。

Kull-na Shuraka’, July 16, 2017


一方、ARA News(7月16日付)によると、ロシアの仲介により、シリア政府当局と東カラムーン地方で活動を続けてきた反体制武装集団が停戦合意を結んだ。

複数の消息筋によると、停戦合意はシリア軍と東カラムーン地方の各都市の代表からなる交渉委員会(ジャイルード市革命指導評議会)との間で交わされ、①2ヶ月間の戦闘停止(および戦闘停止期間の延長)、②重火器、中火器の撤去、武装解除、③医療施設の再建、医療物資の搬入、④逮捕者、解雇された公務員の処遇にかかる合同委員会の設置、⑤選挙で選出される地元評議会による自治、が定められているという。

Kull-na Shuraka’, July 16, 2017

AFP, July 16, 2017、AP, July 16, 2017、ARA News, July 16, 2017、Champress, July 16, 2017、al-Hayat, July 17, 2017、Kull-na Shuraka’, July 16, 2017、July 17, 2017、al-Mada Press, July 16, 2017、Naharnet, July 16, 2017、NNA, July 16, 2017、Reuters, July 16, 2017、SANA, July 16, 2017、UPI, July 16, 2017などをもとに作成。

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イドリブ市内の病院を往復する車輌が爆発に巻き込まれ5人負傷(2017年7月16日)

イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(7月16日付)によると、イドリブ市内の専門外科病院からマジド病院に向かっていた車輌が爆弾の爆発に巻き込まれ、子供1人と女性1人を含む5人が負傷した。

AFP, July 16, 2017、AP, July 16, 2017、ARA News, July 16, 2017、Champress, July 16, 2017、al-Hayat, July 17, 2017、Kull-na Shuraka’, July 16, 2017、al-Mada Press, July 16, 2017、Naharnet, July 16, 2017、NNA, July 16, 2017、Reuters, July 16, 2017、SANA, July 16, 2017、UPI, July 16, 2017などをもとに作成。

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シリア軍は前日に続いてラッカ市南部でダーイシュから油田を奪還(2017年7月16日)

ラッカ県では、SANA(7月16日付)によると、シリア軍は県南部でダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討作戦を継続し、東ザムラ村、ザムラ給水所、ザムラ・ガス採掘所、ファフド油田一帯を制圧した。

シリア軍はまた、ファフド石油配給所西部、ビール・ルマイラーン地区、タッル・ルジューム地区、ザムラ村南部一帯のダーイシュ拠点を空爆した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(7月16日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市南部のパノラマ交差点一帯、ハミーディーヤ地区、ラシュディー地区、カナーマート地区、ブガイリーヤ村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を砲撃・空爆した。

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ハマー県では、SANA(7月16日付)によると、シリア軍がイスリヤー村東方に展開するダーイシュ(イスラーム国)に対して空爆を実施した。

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ヒムス県では、SANA(7月16日付)によると、シリア軍が県東部のハミーマ地区一帯、カディール地区一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。

AFP, July 16, 2017、AP, July 16, 2017、ARA News, July 16, 2017、Champress, July 16, 2017、al-Hayat, July 17, 2017、Kull-na Shuraka’, July 16, 2017、al-Mada Press, July 16, 2017、Naharnet, July 16, 2017、NNA, July 16, 2017、Reuters, July 16, 2017、SANA, July 16, 2017、UPI, July 16, 2017などをもとに作成。

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ヒムス県の反体制活動家153人が恩赦(2017年7月16日)

ヒムス県では、SANA(7月16日付)によると、反体制活動などを行ってきた県北部およびヒムス市各所出身者153人が、地元和解プロセスの一環で2016年政令第15号に従い恩赦を受け、放免となった。

SANA, July 15, 2017

AFP, July 16, 2017、AP, July 16, 2017、ARA News, July 16, 2017、Champress, July 16, 2017、al-Hayat, July 17, 2017、Kull-na Shuraka’, July 16, 2017、al-Mada Press, July 16, 2017、Naharnet, July 16, 2017、NNA, July 16, 2017、Reuters, July 16, 2017、SANA, July 16, 2017、UPI, July 16, 2017などをもとに作成。

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アサド大統領はシャンマート中央検査管理委員長と会談(2017年7月16日)

アサド大統領は、ナズィール・タイスィール・ハイルッラー判事の後任として6月半ばに中央検査管理委員会の委員長に就任したアミーナ・シャンマート判事と会談し、行政機関などでの汚職への対応などについて意見を交わした。

SANA(7月16日付)が伝えた。

SANA, July 15, 2017

AFP, July 16, 2017、AP, July 16, 2017、ARA News, July 16, 2017、Champress, July 16, 2017、al-Hayat, July 17, 2017、Kull-na Shuraka’, July 16, 2017、al-Mada Press, July 16, 2017、Naharnet, July 16, 2017、NNA, July 16, 2017、Reuters, July 16, 2017、SANA, July 16, 2017、UPI, July 16, 2017などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは6件の停戦違反を、トルコ側は5件の違反を確認(2017年7月16日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(7月16日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を6件(ラタキア県2件、アレッポ県4件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも5件(ダマスカス県・ダマスカス郊外県3件、アレッポ県1件、ダルアー県1件)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

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一方、過去24時間にヒムス県の7ヵ村の代表がシリア政府との停戦合意に署名した。

これにより、シリア政府との停戦に応じた自治体は2,022市町村、武装組織の数は228組織に達したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, July 16, 2017をもとに作成。

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