ダーイシュの細胞摘発に注力するシャーム解放機構の拠点(イドリブ市紡績工場)で自爆テロが発生し、戦闘員30人が死傷(2017年7月12日)

イドリブ県では、ARA News(7月13日付)によると、イドリブ市近郊の紡績工場で男性1人が自爆し、同工場に進駐していたアル=カーイダ系組織シャーム解放機構の戦闘員12人が死亡、18人が負傷した。

『ハヤート』(7月14日付)によると、自爆は爆弾を積んだ自動車によって行われたという。

シャーム解放機構は、シャーム自由人イスラーム運動ともに、イドリブ県でダーイシュの細胞摘発に注力していた。

AFP, July 13, 2017、AP, July 13, 2017、ARA News, July 13, 2017、Champress, July 13, 2017、al-Hayat, July 14, 2017、Kull-na Shuraka’, July 13, 2017、al-Mada Press, July 13, 2017、Naharnet, July 13, 2017、NNA, July 13, 2017、Reuters, July 13, 2017、SANA, July 13, 2017、UPI, July 13, 2017などをもとに作成。

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スワイダー県で米軍の支援受ける「ハマード浄化のために我らは馬具を備えし」作戦司令室諸派がシリア軍と交戦(2017年7月12日)

スワイダー県では、シリア人権監視団によると、米軍の支援を受ける「ハマード浄化のために我らは馬具を備えし」作戦司令室(自由シリア軍砂漠諸派、「土地は我らのものだ」作戦司令室)を主導する東部獅子軍、殉教者アフマド・アブドゥー部隊が県北東部で、シリア軍、親政権武装勢力を交戦した。

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ハマー県では、『ハヤート』(7月13日付)によると、シリア軍がラターミナ町を砲撃した。

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イドリブ県では、『ハヤート』(7月13日付)によると、シリア軍がジスル・シュグール市郊外のガッサーニーヤ村一帯を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がイーブ村とカリーム村を結ぶ街道一帯、ダルアー市内を砲撃した。

AFP, July 12, 2017、AP, July 12, 2017、ARA News, July 12, 2017、Champress, July 12, 2017、al-Hayat, July 13, 2017、Kull-na Shuraka’, July 12, 2017、al-Mada Press, July 12, 2017、Naharnet, July 12, 2017、NNA, July 12, 2017、Reuters, July 12, 2017、SANA, July 12, 2017、UPI, July 12, 2017などをもとに作成。

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ロジャヴァはジュネーブ7会議を「もっとも重要で基本的な当事者を欠いている」と非難(2017年7月12日)

西クルディスタン移行期民政局は声明を出し、ジュネーブ7会議に関して、「民主的諸勢力や民政局代表の不在は、シリアの将来にかかわるあらゆる交渉、会合を成功させるうえでもっとも重要で基本的な当事者が存在していないことを意味する」と批判した。

『ハヤート』(7月13日付)が伝えた。

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ジュネーブ7会議が続くスイスのジュネーブでは、スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表は最高交渉委員会(「リヤド・プラットフォーム」)の代表団と会談した。

代表団を率いるナスル・ハリーリー氏によると、会談では、政治プロセスについて集中的に意見が交わされたという。

『ハヤート』(7月13日付)などが伝えた。

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ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は、ベルギーのディディエ・レンデルス外務大臣との会談後の記者会見で、ジュネーブ7会議について言及、「政治プロセスにより真摯に取り組むため、反体制派は素行を改める」必要があると述べ、アサド政権の退陣要求を取り下げるよう呼びかけた。

AFP, July 12, 2017、AP, July 12, 2017、ARA News, July 12, 2017、Champress, July 12, 2017、al-Hayat, July 13, 2017、Kull-na Shuraka’, July 12, 2017、al-Mada Press, July 12, 2017、Naharnet, July 12, 2017、NNA, July 12, 2017、Reuters, July 12, 2017、SANA, July 12, 2017、UPI, July 12, 2017などをもとに作成。

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ロシア軍はロジャヴァ、YPGにトルコが圧力を強めるアレッポ県北西部のアフリーン市一帯からの退去を求める(2017年7月12日)

ルダウ・チャンネル(7月12日付)など複数メディアは、ロシア軍使節団が、アレッポ市北部に位置するマンナグ村、タッル・リフアト市、ダイル・ジャマール村、シャイフ・イーサー村、ハルバル村、シャフバー地方の村々に展開する西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊の撤退を同部隊司令部に要請したと伝えた。

ロシア軍使節団はまた、アレッポ市西部郊外からアフリーン市南部を経由してイドリブ県バースータ村に至る街道の再開、同街道沿い(アフリーン市南部)のアフラーム山、シャイフ・バラカート山、イドリブ県を見下ろすバービスカー山でのトルコ軍の駐屯地の設置、アフリーン市からの「PKK(クルディスタン労働者党)メンバー」の完全退去と、アフリーン市住民からなる「地元評議会」による同市の自治、住民から構成される「地元警察」、「地元部隊」による治安活動の実施を求める一方、トルコ側にはアフリーン市一帯への砲撃の停止などを要請しているという。

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しかし、『ハヤート』(7月14日付)は、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊の複数の司令官がこれを否定していると伝えている。

AFP, July 12, 2017、AP, July 12, 2017、ARA News, July 12, 2017、Champress, July 12, 2017、al-Hayat, July 13, 2017、July 14, 2017、Kull-na Shuraka’, July 12, 2017、al-Mada Press, July 12, 2017、Naharnet, July 12, 2017、NNA, July 12, 2017、Reuters, July 12, 2017、Rudaw, July 12, 2017、SANA, July 12, 2017、UPI, July 12, 2017などをもとに作成。

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イラン陸軍士官がアレッポ市での戦闘で戦死(2017年7月12日)

イラン軍は声明を出し、アレッポ県アレッポ市での戦闘に参加していたイラン陸軍大377旅団所属の二等少尉が11日に戦死した、と発表した。

タスニーム通信(7月12日付)が伝えた。

AFP, July 12, 2017、AP, July 12, 2017、ARA News, July 12, 2017、Champress, July 12, 2017、al-Hayat, July 13, 2017、Kull-na Shuraka’, July 12, 2017、al-Mada Press, July 12, 2017、Naharnet, July 12, 2017、NNA, July 12, 2017、Reuters, July 12, 2017、SANA, July 12, 2017、Tasnim News Agency, July 12, 2017、UPI, July 12, 2017などをもとに作成。

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米軍の支援を受ける「ハマード浄化のために我らは馬具を備えし」作戦司令室所属組織はトルコからの義勇兵投入の「許可」を得る(2017年7月12日)

米国の支援を受けダマスカス郊外県東部などで戦闘を続ける「ハマード浄化のために我らは馬具を備えし」作戦司令室(自由シリア軍砂漠諸派、「土地は我らのものだ」作戦司令室)所属の東部獅子軍の広報局(サアド・ハーッジ局長)は、トルコに滞在するシリア人青年を義勇兵として動員し、アサド政権およびダーイシュ(イスラーム国)に対する戦闘に投入することの「許可」を得たと発表した。

誰から「許可」を得たのかは不明だが、詳細については近日中に発表するという。

イナブ・バラディー(7月12日付)が伝えた。

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一方、東部獅子軍とともに「ハマード浄化のために我らは馬具を備えし」作戦司令室を主導する革命特殊任務軍に近い複数の消息筋によると、同組織は、ヒムス県タンフ国境通行所に米軍が建設した基地からハサカ県南部のシャッダーディー市に新設される基地への移転と、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍への合流を求めた米国の提案を拒否した。

AFP, July 12, 2017、AP, July 12, 2017、ARA News, July 12, 2017、Champress, July 12, 2017、al-Hayat, July 13, 2017、‘Inab Baladi, July 12, 2017、Kull-na Shuraka’, July 12, 2017、al-Mada Press, July 12, 2017、Naharnet, July 12, 2017、NNA, July 12, 2017、Reuters, July 12, 2017、SANA, July 12, 2017、UPI, July 12, 2017などをもとに作成。

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シャーム自由人イスラーム運動、シャーム解放機構はイドリブ県でダーイシュ・メンバー多数を摘発(2017年7月12日)

シャーム自由人イスラーム運動は声明を出し、イドリブ県イドリブ市でダーイシュ(イスラーム国)の細胞を摘発したと発表した。

また、シャーム解放機構に所属する治安局もイドリブ市内でダーイシュのメンバー32人を摘発した。

クッルナー・シュラカー(7月12日付)、イバー通信(7月12日付)が伝えた。

Kull-na Shuraka’, July 12, 2017

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、県南部のヤルムーク・パレスチナ難民キャンプ内で、ダーイシュ(イスラーム国)とシャーム解放機構が交戦した。

AFP, July 12, 2017、AP, July 12, 2017、ARA News, July 12, 2017、Champress, July 12, 2017、al-Hayat, July 13, 2017、Wikalat al-Iba’ al-Ikhbariya, July 12, 2017、Kull-na Shuraka’, July 12, 2017、al-Mada Press, July 12, 2017、Naharnet, July 12, 2017、NNA, July 12, 2017、Reuters, July 12, 2017、SANA, July 12, 2017、UPI, July 12, 2017などをもとに作成。

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レバノンからシリア人難民約300人が帰国(2017年7月12日)

NNA(7月12日付)などレバノンの複数のメディアによると、ベカーア県バアルベック郡アルサール村の難民キャンプに収容されていたシリア人約300人がレバノンを出国し、シリア政府支配下のダマスカス郊外県アッサール・ワルド町に移動した。

Kull-na Shuraka’, July 12, 2017

AFP, July 12, 2017、AP, July 12, 2017、ARA News, July 12, 2017、Champress, July 12, 2017、al-Hayat, July 13, 2017、Kull-na Shuraka’, July 12, 2017、al-Mada Press, July 12, 2017、Naharnet, July 12, 2017、NNA, July 12, 2017、Reuters, July 12, 2017、SANA, July 12, 2017、UPI, July 12, 2017などをもとに作成。

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米主導の有志連合はハサカ県南部のダーイシュ支配地域を爆撃し、民間人6人を殺害(2017年7月12日)

ハサカ県では、SANA(7月12日付)によると、米主導の有志連合がダーイシュ(イスラーム国)支配下の県南部カシュカシュ村を空爆し、民間人6人が死亡した。

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ラッカ県では、ARA News(7月12日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がラッカ市内のダルイーヤ地区、タイヤール地区などでダーイシュ(イスラーム国)との戦闘を続けた。

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有志連合の報道官を務めるライアン・ディロン大佐は、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍を支援する米特殊部隊がラッカ県ラッカ市内でダーイシュ(イスラーム国)に対する作戦を実施していると述べた。

ただし、ディロン大佐によると、特殊部隊は実際に交戦してはおらず、有志連合の空爆などの挑戦を直接行っているという。

ARA News(7月12日付)が伝えた。

AFP, July 12, 2017、AP, July 12, 2017、ARA News, July 12, 2017、Champress, July 12, 2017、al-Hayat, July 13, 2017、Kull-na Shuraka’, July 12, 2017、al-Mada Press, July 12, 2017、Naharnet, July 12, 2017、NNA, July 12, 2017、Reuters, July 12, 2017、SANA, July 12, 2017、UPI, July 12, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はヒムス県東部のハイル油田全土をダーイシュから解放(2017年7月12日)

ヒムス県では、SANA(7月12日付)によると、シリア軍が県東部でダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討作戦を継続し、スフナ市南部のハイル油田全土を完全解放した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(7月12日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がダイル・ザウル市ハラービシュ地区、クスール地区を砲撃し、5人が死亡、6人が負傷した。

これに対して、シリア軍はフサイニーヤ町、ブーウマル村、ダイル・ザウル航空基地一帯、ダイル・ザウル市墓地地区、ジュバイラ地区、サルダ山一帯でダーイシュの拠点を空爆した。

AFP, July 12, 2017、AP, July 12, 2017、ARA News, July 12, 2017、Champress, July 12, 2017、al-Hayat, July 13, 2017、Kull-na Shuraka’, July 12, 2017、al-Mada Press, July 12, 2017、Naharnet, July 12, 2017、NNA, July 12, 2017、Reuters, July 12, 2017、SANA, July 12, 2017、UPI, July 12, 2017などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは1件の停戦違反を、トルコ側は10件の違反を確認(2017年7月12日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(7月12日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を1件(ラタキア県1件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも10件(イドリブ県1件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県4件、スワイダー県1件、ダルアー県4件)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, July 12, 2017をもとに作成。

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米主導の有志連合は7月11日、ダイル・ザウル市近郊、ラッカ市近郊などで14回の爆撃を実施(2017年7月12日)

米中央軍(CENTCOM)は、7月11日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して19回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は14回で、ブーカマール市近郊(5回)、ダイル・ザウル市近郊(6回)、ラッカ市近郊(3回)で実施された。

CENTCOM, July 12, 2017をもとに作成。

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