マナージール村(ハサカ県)のアサーイシュ本部前でダーイシュが自爆テロを敢行(2017年7月17日)

ハサカ県では、クッルナー・シュラカー(7月18日付)によると、ラアス・アイン市近郊のマナージール村にある西クルディスタン移行期民政局アサーイシュの本部前で爆弾が仕掛けられた車が爆発し、アサーイシュ隊員2人が死亡、3人が負傷した。

これに関して、ダーイシュ(イスラーム国)の戦果を喧伝するアアマーク通信(7月18日付)は、ダーイシュの戦闘員が自爆攻撃を行ったとして、犯行を認めた。

AFP, July 18, 2017、AP, July 18, 2017、ARA News, July 18, 2017、Champress, July 18, 2017、al-Hayat, July 19, 2017、Kull-na Shuraka’, July 18, 2017、al-Mada Press, July 18, 2017、Naharnet, July 18, 2017、NNA, July 18, 2017、Reuters, July 18, 2017、SANA, July 18, 2017、UPI, July 18, 2017などをもとに作成。

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アレッポ県北西部でYPG主導のシリア民主軍とトルコ軍およびその支援を受ける武装集団の戦闘激化(2017年7月17日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍の支援を受けた反体制武装集団(ハワール・キリス作戦司令室)が県北西部のアイン・ダクナ村、カーイダ村、マンナグ航空基地一帯で西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と交戦、トルコ軍が同地を砲撃した。

一方、バーブ市近郊では、シリア民主軍がダグラバーシュ村一帯の反体制武装集団の拠点を砲撃した。

AFP, July 17, 2017、AP, July 17, 2017、ARA News, July 17, 2017、Champress, July 17, 2017、al-Hayat, July 18, 2017、Kull-na Shuraka’, July 17, 2017、al-Mada Press, July 17, 2017、Naharnet, July 17, 2017、NNA, July 17, 2017、Reuters, July 17, 2017、SANA, July 17, 2017、UPI, July 17, 2017などをもとに作成。

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イスラエルのネタニヤフ首相は「イランのプレゼンスを強める」としてシリア南西部での米・ロシアの停戦合意に反対(2017年7月17日)

イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、ロシアと米国(そしてヨルダン)が交わしたシリア南西部での戦闘停止と緊張緩和地帯設置にかかる停戦合意に関して、フランスのエマニュエル・マクロン大統領に対し、「シリア国内におけるイランのプレゼンスを持続させるものだ」として、反対の意思を示した。

フランスを訪問中のネタニヤフ首相は、同行した記者団に対し「イスラエルは停戦合意に反対する…。(イランの支援を受ける武装勢力を40キロ以上遠ざけると定めた)この合意はイランを対イスラエル国境から20キロしか遠ざけず、イランのプレゼンスを強め、我々の安全保障上の国益を脅かす…。」と述べた。

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ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は、ロシアと米国(そしてヨルダン)が交わしたシリア南西部での戦闘停止と緊張緩和地帯設置にかかる停戦合意に反対の意思を表明したイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相の発言を受け、「米国・ロシアは、シリア南部での停戦合意の枠内でイスラエルの安全保障上のニーズに充分答えるべく、あらゆることを行うつもりだ」と述べた。

『ハヤート』(7月18日付)が伝えた。


AFP, July 17, 2017、AP, July 17, 2017、ARA News, July 17, 2017、Champress, July 17, 2017、al-Hayat, July 18, 2017、Kull-na Shuraka’, July 17, 2017、al-Mada Press, July 17, 2017、Naharnet, July 17, 2017、NNA, July 17, 2017、Reuters, July 17, 2017、SANA, July 17, 2017、UPI, July 17, 2017などをもとに作成。

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イラク内務省「ダーイシュのバグダーディー指導者はラッカ市外に潜伏している」(2017年7月17日)

イラク内務省諜報テロ撲滅総局のアブー・アリー・バスリー局長は報道声明を出し、ダーイシュ(イスラーム国)のカリフを名乗るアブー・バクル・バグダーディー氏が死亡したとの情報が「正しくない」と否定、同氏がラッカ市外で潜伏しているとの見方を示した。

ARA News(7月17日付)が伝えた。

AFP, July 17, 2017、AP, July 17, 2017、ARA News, July 17, 2017、Champress, July 17, 2017、al-Hayat, July 18, 2017、Kull-na Shuraka’, July 17, 2017、al-Mada Press, July 17, 2017、Naharnet, July 17, 2017、NNA, July 17, 2017、Reuters, July 17, 2017、SANA, July 17, 2017、UPI, July 17, 2017などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県東グータ地方でシリア軍とラフマーン軍団の戦闘続く(2017年7月17日)

ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(7月17日付)によると、アイン・タルマー村一帯でシリア軍がラフマーン軍団と交戦した。

ARA News(7月17日付)によると、シリア軍はまた、フーシュ・ダワーヒラ村でも反体制武装集団と交戦した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダルアー市ダム街道地区各所を砲撃した。

一方、ダルアー県では、SANA(7月17日付)によると、反体制武装集団がシリア政府支配下のダルアー市カーシフ地区を砲撃し、2人が負傷した。

このほか、クッルナー・シュラカー(7月17日付)によると、ダイル・アダス村近郊で地雷が爆発し、撤去作業にあたっていたロシア軍兵士1人が負傷した。

AFP, July 17, 2017、AP, July 17, 2017、ARA News, July 17, 2017、Champress, July 17, 2017、al-Hayat, July 18, 2017、Kull-na Shuraka’, July 17, 2017、al-Mada Press, July 17, 2017、Naharnet, July 17, 2017、NNA, July 17, 2017、Reuters, July 17, 2017、SANA, July 17, 2017、UPI, July 17, 2017などをもとに作成。

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米・ロシアの停戦合意を受け、ヒズブッラー部隊がダルアー市から撤退(2017年7月17日)

ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(7月17日付)によると、米国・ロシアによるシリア南西部での戦闘停止と緊張緩和地帯設置にかかる停戦合意を受け、ダルアー市に展開していたヒズブッラーの部隊が、サナマイン市にあるシリア軍第9師団司令部に向かって撤退を開始した。

AFP, July 17, 2017、AP, July 17, 2017、ARA News, July 17, 2017、Champress, July 17, 2017、al-Hayat, July 18, 2017、Kull-na Shuraka’, July 17, 2017、al-Mada Press, July 17, 2017、Naharnet, July 17, 2017、NNA, July 17, 2017、Reuters, July 17, 2017、SANA, July 17, 2017、UPI, July 17, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はダーイシュとの戦闘の末、ラッカ県南部のダイラア油田を制圧(2017年7月17日)

ラッカ県では、SANA(7月17日付)によると、シリア軍が県南部のダイラア油田をダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末に制圧した。

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ヒムス県では、SANA(7月17日付)によると、シリア軍がスフナ市の南西約10キロの距離に位置する砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点に対して特殊作戦を実施し、同地の重要拠点複数カ所を制圧した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(7月17日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市ジュバイラ地区、サルダ交差点一帯、パノラマ交差点一帯、ティーム交差点一帯、フワイジャト・サクル、アイヤーシュ村、ジュナイナ村、フサイニーヤ町でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。

AFP, July 17, 2017、AP, July 17, 2017、ARA News, July 17, 2017、Champress, July 17, 2017、al-Hayat, July 18, 2017、Kull-na Shuraka’, July 17, 2017、al-Mada Press, July 17, 2017、Naharnet, July 17, 2017、NNA, July 17, 2017、Reuters, July 17, 2017、SANA, July 17, 2017、UPI, July 17, 2017などをもとに作成。

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EUはイドリブ県ハーン・シャイフーン市での化学兵器使用に関与したとしてシリア人16人を制裁対象に追加(2017年7月17日)

欧州連合理事会は声明を出し、2017年4月のイドリブ県ハーン・シャイフーン市で行われたとされる化学兵器攻撃に関与していたとして、シリア人技術者や軍士官16人を制裁対象に追加したと発表した。 これにより、制裁対象者は255人、制裁対象機関は67団体となった。

『ハヤート』(7月18日付)が伝えた。

AFP, July 17, 2017、AP, July 17, 2017、ARA News, July 17, 2017、Champress, July 17, 2017、al-Hayat, July 18, 2017、Kull-na Shuraka’, July 17, 2017、al-Mada Press, July 17, 2017、Naharnet, July 17, 2017、NNA, July 17, 2017、Reuters, July 17, 2017、SANA, July 17, 2017、UPI, July 17, 2017などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは10件の停戦違反を、トルコ側は9件の違反を確認(2017年7月17日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(7月17日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を10件(アレッポ県2件、ラタキア県5件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県3件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも9件(ダマスカス県・ダマスカス郊外県6件、ハマー県3件)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。
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一方、過去24時間にイドリブ県の3カ村の代表がシリア政府との停戦合意に署名した。

これにより、シリア政府との停戦に応じた自治体は2,025市町村、武装組織の数は228組織に達したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, July 17, 2017をもとに作成。

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米主導の有志連合は7月14日~7月17日の3日間でダイル・ザウル県一帯、ラッカ市近郊などに66回の爆撃を実施(2017年7月17日)

米中央軍(CENTCOM)は、7月14日~17日の3日間のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

7月14日はシリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し30回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は22回で、ブーカマール市近郊(10回)、シャッダーディー市近郊(2回)、ダイル・ザウル市近郊(2回)、ラッカ市近郊(8回)に対して行われた。

7月15日はシリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対して29回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は22回で、ブーカマール市近郊(3回)、シャッダーディー市近郊(2回)、ダイル・ザウル市近郊(8回)、ラッカ市近郊(9回)に対して攻撃が行われた。

7月16日はシリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対して31回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は22回で、ブーカマール市近郊(2回)、シャッダーディー市近郊(2回)、ダイル・ザウル市近郊(3回)、ラッカ市近郊(15回)に対して攻撃が行われた。

CENTCOM, July 17, 2017をもとに作成。

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