トルコのチャヴシュオール外務大臣「マンビジュ市からのYPG撤退で米国と合意に達しない場合、テロリストを掃討する」(2018年3月22日)

トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣は、西クルディスタン移行期民政局の支配下にあるアレッポ県マンビジュ市の処遇に関して、米国と人民防衛隊(YPG)の退去計画について合意に達しない場合、「残された唯一の選択肢はテロリストどもの掃討だ」と述べた。

アナトリア通信(3月22日付)が伝えた。

AFP, March 22, 2018、Anadolu Ajansı, March 22, 2018、ANHA, March 22, 2018、AP, March 22, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 22, 2018、al-Hayat, March 23, 2018、Reuters, March 22, 2018、SANA, March 22, 2018、UPI, March 22, 2018などをもとに作成。

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米主導の有志連合はダイル・ザウル県ユーフラテス川東岸のシリア政府支配地域を爆撃(2018年3月22日)

ダイル・ザウル県では、ドゥラル・シャーミーヤ(3月22日付)によると、米主導の有志連合が、ユーフラテス川東岸に位置するシリア政府支配下のフシャーム町、ムッラート村のシリア軍拠点を爆撃した。

AFP, March 22, 2018、ANHA, March 22, 2018、AP, March 22, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 22, 2018、al-Hayat, March 23, 2018、Reuters, March 22, 2018、SANA, March 22, 2018、UPI, March 22, 2018などをもとに作成。

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トルコ軍が迫るシーア派が暮らすアフリーン市南東部のヌッブル市、ザフラー町の親政権民兵の数は2,600人以上(2018年3月22日)

シリア軍およびその同盟勢力の軍事攻勢を分析するサイト「ノールス研究センター」は、トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団が、12イマーム派住民が住むシリア政府支配下のヌッブル市、ザフラー町に接近していることを受け、同地一帯に進駐する親政権の民兵(同盟部隊)の兵力を示したインフォグラフィアを公開した。

それによると、ヌッブル市、ザフラー町には、マフディーの兵(300人)、イマーム・マフディー軍(600人)、イマーム・マフディー少年義勇団、リダー軍団(800人)、イマーム・ヒッジャ連隊、特殊介入連隊(200人)、ナフサー(600人)、ヌッブル・ザフラー殉教者連隊(150人)。

Nors for Studies, March 22, 2018

AFP, March 22, 2018、ANHA, March 22, 2018、AP, March 22, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 22, 2018、al-Hayat, March 23, 2018Nors for Studies, March 22, 2018、Reuters, March 22, 2018、SANA, March 22, 2018、UPI, March 22, 2018などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県東グータ地方で活動を続けるラフマーン軍団は、ロシアの仲介により、シリア政府と停戦に合意したと発表(2018年3月22日)

ダマスカス郊外県東グータ地方で活動を続けるラフマーン軍団は、ロシアの仲介により、シリア政府と停戦に合意したと発表した。

停戦は、ダマスカス県ジャウバル区、ダマスカス郊外県アルバイン市、アイン・タルマー村、ザマルカー町を含むラフマーン軍団支配地域で、23日0時0分に発効する予定だという。

ドゥラル・シャーミーヤ(3月22日付)が伝えた。 

AFP, March 22, 2018、ANHA, March 22, 2018、AP, March 22, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 22, 2018、al-Hayat, March 23, 2018、Reuters, March 22, 2018、SANA, March 22, 2018、UPI, March 22, 2018などをもとに作成。

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シャーム解放機構とシリア解放戦線の休戦が終了、互いに戦闘再開の意思を表明(2018年3月22日)

シャーム解放機構は声明を出し、イドリブ県およびアレッポ県でのシリア解放戦線(シャーム自由人イスラーム運動、ヌールッディーン・ザンキー運動)との休戦に関して、捕虜交換、支配地域の画定をめぐって意見が折り合わないままに、期限が終了したと発表した。

al-Durar al-Shamiya, March 22, 2018
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一方、シリア解放戦線も声明を出し、シャーム解放機構との戦闘継続を決定したと発表した。

al-Durar al-Shamiya, March 22, 2018

AFP, March 22, 2018、ANHA, March 22, 2018、AP, March 22, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 22, 2018、al-Hayat, March 23, 2018、Reuters, March 22, 2018、SANA, March 22, 2018、UPI, March 22, 2018などをもとに作成。

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反体制派はアフリーン市での略奪品をアアザーズ市で転売(2018年3月22日)

ANHA(3月22日付)は、トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団が占領したアレッポ県アフリーン市での略奪品を、反体制武装集団の拠点都市アアザーズ市の市場で転売していると伝え、その写真や映像を公開した。

ANHA, March 22, 2018

AFP, March 22, 2018、ANHA, March 22, 2018、AP, March 22, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 22, 2018、al-Hayat, March 23, 2018、Reuters, March 22, 2018、SANA, March 22, 2018、UPI, March 22, 2018などをもとに作成。

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米軍・国務省高官がトルコとの係争地マンビジュ市を視察(2018年3月22日)

ANHA(3月22日付)は、西クルディスタン移行期民政局の支配下にあるアレッポ県東部のマンビジュ市を、有志連合の特殊作戦司令官を務める米軍のジェームズ・ジェラルド(James Jarrard)少将、ウィリアム・ロバック(William Roebuck)元駐バーレーン米国大使らからなる米国視察団が訪問した、と伝えた。

ANHA, March 22, 2018

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トルコ軍と反体制武装集団はアフリーン市南部の4カ村を新たに制圧(2018年3月22日)

アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(3月22日付)によると、トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団がアフリーン市南部で進軍を続け、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍との戦闘の末にバーイー村、バースーファーン村、カフルナッブー村、ブルジュ・ハイダル村を新たに制圧した。

一方、ANHA(3月22日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊(YPG)と女性防衛隊(YPJ)が、アフリーン市内およびその周辺、シャッラー村近郊のカフルジャンナ村でトルコ軍と反体制武装集団を攻撃した。

また、YPJは声明を出し、トルコ軍の侵攻に対する戦闘に参加していたアルゼンチン出身のアリナ・サンチェズ氏(1986年生まれ)が戦死したと発表した。

ANHA, March 22, 2018
Twitter, March 22, 2018

AFP, March 22, 2018、ANHA, March 22, 2018、AP, March 22, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 22, 2018、al-Hayat, March 23, 2018、Reuters, March 22, 2018、SANA, March 22, 2018、UPI, March 22, 2018などをもとに作成。

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東グータ地方ハラスター市で活動してきたアル=カーイダ系のシャーム自由人イスラーム運動戦闘員とその家族1,500人以上がイドリブ県に退去(2018年3月22日)

ダマスカス郊外県では、SANA(3月22日付)によると、ロシア仲介によるシリア政府とアル=カーイダ系のシャーム自由人イスラーム運動(シリア解放戦線)の停戦合意に従い、東グータ地方のハラスター市から戦闘員413人と家族合わせて1,580人(うち女性385人、子供576人)が、シリア政府によって用意された大型バス28台に乗って、同地を退去、イドリブ県に向かった。

シリア政府とシャーム自由人イスラーム運動の合意では、戦闘員1,500人とその家族6,000人の合わせて7,500人の退去が定められているという。

SANA, March 22, 2018
SANA, March 22, 2018
SANA, March 22, 2018
SANA, March 22, 2018
SANA, March 22, 2018
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シリア軍はまた、シャーム自由人イスラーム運動が支配していたハラスター市内で、武装集団に拉致されていた人質・捕虜多数を解放した。

ドゥラル・シャーミーヤ(3月22日付)によると、この釈放は、シリア政府とシャーム自由人イスラーム運動の捕虜交換によるもの。

SANA, March 22, 2018

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シリア軍はラフマーン軍団支配下の東グータ地方アイン・タルマー渓谷を完全制圧(2018年3月22日)

ダマスカス郊外県では、SANA(3月22日付)によると、シリア軍が東グータ地方で反体制武装集団に対する掃討作戦を継続し、ラフマーン軍団などの支配下にあったアイン・タルマー渓谷を完全制圧した。

一方、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がザマルカー町、アイン・タルマー村、ハッザ町、アルバイン市に対して40回以上の爆撃を加えた。

ドゥラル・シャーミーヤ(3月22日付)によると、爆撃を行ったのはロシア軍戦闘機とシリア軍ヘリコプター。

シリア人権監視団によると、この爆撃で少なくとも19人が死亡した。

SANA, March 22, 2018

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イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(3月22日付)によると、ロシア軍戦闘機がハーリム市を爆撃し、女性と子供を含む30人が死亡、数十人が負傷した。

AFP, March 22, 2018、ANHA, March 22, 2018、AP, March 22, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 22, 2018、al-Hayat, March 23, 2018、Reuters, March 22, 2018、SANA, March 22, 2018、UPI, March 22, 2018などをもとに作成。

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東グータ地方北部のワーフィディーン・ゴラン高原難民キャンプの人道回廊を経由して住民数千人がシリア政府支配地域に脱出(2018年3月22日)

ダマスカス郊外県では、SANA(3月22日付)によると、シリア軍が東グータ地方北部のワーフィディーン・ゴラン高原難民キャンプに設置した人道回廊を通じて、住民6,000人以上が新たにシリア政府支配地域に脱出し、シリア赤新月社やダマスカス郊外県の関係当局に保護され、アドラー市に移送された。

シリア人権監視団によると、退去した住民の数は4,000人。

SANA, March 22, 2018
SANA, March 22, 2018

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反体制派が首都ダマスカス中心街を砲撃し住民4人が死亡(2018年3月22日)

ダマスカス県では、SANA(3月22日付)によると、ダマスカス郊外県東グータ地方で活動を続ける反体制武装集団が、ドゥワイラア地区、バルザ区、ブスターン・ダウル地区、アルヌース地区、ハーリド・ブン・ワリード通り、バフサ地区、マルジャ地区を砲撃し、住民4人が死亡、14人が負傷した。

SANA, March 22, 2018
SANA, March 22, 2018
SANA, March 22, 2018

AFP, March 22, 2018、ANHA, March 22, 2018、AP, March 22, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 22, 2018、al-Hayat, March 23, 2018、Reuters, March 22, 2018、SANA, March 22, 2018、UPI, March 22, 2018などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは10件の停戦違反を、トルコ側は6件の違反を確認(2018年3月22日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(3月22日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を10件(ラタキア県5件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県1件、アレッポ県2件、ヒムス県2件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも6件(ダマスカス県・ダマスカス郊外県)の停戦違反を確認したという。

一方、過去24時間にアレッポ県の1カ村の代表がシリア政府との停戦合意に署名した。

これにより、シリア政府との停戦に応じた自治体は2,437市町村、武装組織の数は234組織に達したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, March 22, 2018をもとに作成。

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