ジャアファリー国連シリア代表「東グータ地方完全解放の時が近づいている。ゴラン、アフリーン、ラッカ、イドリブを解放する」(2018年3月27日)

国連安保理では、シリア情勢への対応を協議する会合が開かれた。

会合では、ニッキー・ヘイリー米国連大使は、国連安保理決議第2401号採択語も、ロシアが、イラン、アサド政権とともにダマスカス郊外県東グータ地方で民間人に対する攻撃を続けていると非難した。

これに対して、ロシアのワシーリー・ネベンジャ国連大使は、反体制武装集団とロシア・シリア両政府の和解を推し進めることで、ロシアのみが安保理決議を履行していると反論した。

また、バッシャール・ジャアファリー国連シリア代表は、「我々は今日、東グータ地方をテロ組織から完全解放する時間が近づいたとの吉報を国民に伝えている。我々はまた、ゴラン高原、アフリーン郡、ラッカ県、イドリブ県、そして占領下にある我が国領土全域を解放すると国民に伝えている。なぜなら、我々は国家として、いかなる口実であれ、いかなる戦闘員、いかなる占領軍が領内にとどまることも拒否しているからだ」と述べた。

SANA(3月27日付)が伝えた。

SANA, March 27, 2018

AFP, March 27, 2018、ANHA, March 27, 2018、AP, March 27, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 27, 2018、al-Hayat, March 28, 2018、Reuters, March 27, 2018、SANA, March 27, 2018、UPI, March 27, 2018などをもとに作成。

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ホワイト・ヘルメットはFBアラビア語版アカウントで東グータ地方での死傷者数、攻撃の具体的な内容を示すインフォグラフィアを公開(2018年3月27日)

ホワイト・ヘルメット・ダマスカス郊外はフェイスブックのアラビア語のアカウント(https://www.facebook.com/SCDrifdimashq)で、ダマスカス郊外県東グータ地方に対する2月19日から3月23日にまでのロシア・シリア両軍の攻撃による犠牲者を示したインフォグラフィアを公開した。

それによると、死者は1,433人(男性907人、子供291人、女性223人、ホワイト・ヘルメット隊員12人)、負傷者は3,607人(男性、1,811人、子供975人、女性790人、ホワイト・ヘルメット隊員31人)だという。

また、同地に対する攻撃は、爆撃が3,294回、砲撃が8,070回、地対地ミサイルによる攻撃が1,615回、クラスター弾による攻撃が174回、「樽爆弾」による攻撃が1,213回、白リン弾による攻撃が506回、連装ロケット砲による攻撃が5,636回、有毒ガスによる攻撃が10回、だという。

Facebook, March 27, 2018

AFP, March 27, 2018、ANHA, March 27, 2018、AP, March 27, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 27, 2018、al-Hayat, March 28, 2018、Reuters, March 27, 2018、SANA, March 27, 2018、UPI, March 27, 2018などをもとに作成。

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ロシアとトルコをタッル・リフアト市のトルコへの割譲を合意、トルコ軍・反体制武装集団は同地とマンナグ航空基地を制圧か?(2018年3月27日)

反体制系サイトのドゥラル・シャーミーヤ(3月27日付)は、ロシア・トルコ両軍がアレッポ県タッル・リフアト市および同市一帯のアラブ人の村々の処遇に関して、トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団が制圧することで合意したと伝えた。

al-Durar al-Shamiya, March 27, 2018

同サイトの消息筋によると、ロシア・トルコ両軍は27日にアレッポ県カフル・ナーヤー村で会合を開き、この合意に達したが、それをいつ履行するかについては決定されなかったという。

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また、アレッポ県アアザーズ市の複数の活動家が、ドゥラル・シャーミーヤに対して明らかにしたところによると、ロシア軍はタッル・リフアト市内の憲兵隊の拠点複数カ所をトルコ軍に引き渡したという。

一方、『デイリー・サバフ』(3月27日付)などトルコの複数メディアは、トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団が、タッル・リフアト市とマンナグ航空基地を制圧したと伝えた。

しかし、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のバルースク・ハサカ報道官は、この報道が情報戦の一環だと否定した。

AFP, March 27, 2018、ANHA, March 27, 2018、AP, March 27, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 27, 2018、al-Hayat, March 28, 2018、Reuters, March 27, 2018、SANA, March 27, 2018、UPI, March 27, 2018などをもとに作成。

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米軍がダイル・ザウル県東部の油田地帯に新たな基地を建設(2018年3月27日)

スプートニク・ニュース(3月27日付)は、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のマフディー・クーバーニー報道官の話として、米軍がダイル・ザウル県のウマル油田近くに新たな基地を建設したと伝えた。

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ダイル・ザウル県では、ドゥラル・シャーミーヤ(3月27日付)によると、マヤーディーン市にあるシリア軍および親政権民兵の拠点複数カ所をダーイシュ(イスラーム国)が襲撃し、シリア軍兵士やファーティミーユーン旅団戦闘員20人以上が死亡した。

AFP, March 27, 2018、ANHA, March 27, 2018、AP, March 27, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 27, 2018、al-Hayat, March 28, 2018、Reuters, March 27, 2018、SANA, March 27, 2018、Sputnik News, March 27, 2018、UPI, March 27, 2018などをもとに作成。

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アフリーン市でトルコ軍・反体制武装集団とYPGの戦闘続く(2018年3月27日)

アレッポ県では、ANHA(3月27日付)によると、アフリーン市内で爆発が発生し、トルコ軍兵士2人が死亡した。

また、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊(YPG)がアフリーン市でトルコ軍の支援を受ける反体制武装集団に対して特殊作戦を実施し、戦闘員16人を殺害した。

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一方、トルコのハタイ県は声明で、トルコ軍治安部隊が26日夜から27日にかけてアルスーズ地区でクルド人戦闘員11人を殺害したと発表した。

AFP, March 27, 2018、ANHA, March 27, 2018、AP, March 27, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 27, 2018、al-Hayat, March 28, 2018、Reuters, March 27, 2018、SANA, March 27, 2018、UPI, March 27, 2018などをもとに作成。

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ロジャヴァ支配下のラッカ市で地方分権をめざす「シリア未来党」が新たに発足(2018年3月27日)

ラッカ県では、ANHA(3月27日付)によると、ラッカ市のユーフラテス競技場で、新政党「シリア未来党」発足大会が開催された。

発足大会には、アラブ人、クルド人、シリア正教徒の代表、アラブ部族長、西クルディスタン移行期民政局の代表、ラッカ文民評議会の代表が出席した。

「民主的、多元的、分権的シリア」のスローガンとする綱領を採択、イブラーヒーム・カフターン氏を党首に、ハズリーン・ハラフ氏を書記長に選出した。

また、ダイル・ザウル県の代表7人、ラッカ県ラッカ市の代表7人、タブカ市の代表5人、タッル・アブヤド市およびスィッリーン町の代表8人、アレッポ県マンビジュ市の代表8人、そのほか国内外の代表6人、イドリブ県代表4人、アレッポ市の代表5人、シャフバー地区(タッル・リフアト市一帯)の代表4人、アフリーン地区の代表7人、ジャズィーラ地域の代表21人からなる最高意思決定機関の総務局を選出した。

ANHA, March 27, 2018

AFP, March 27, 2018、ANHA, March 27, 2018、AP, March 27, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 27, 2018、al-Hayat, March 28, 2018、Reuters, March 27, 2018、SANA, March 27, 2018、UPI, March 27, 2018などをもとに作成。

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北シリア民主連邦樹立評議会共同議長は「オリーブの枝」作戦へのラフマーン軍団の参加を非難(2018年3月27日)

北シリア民主連邦樹立評議会のファウザ・ユースフ同執行評議会共同議長は、ダマスカス郊外県東グータ地方で活動を続けてきたラフマーン軍団が、トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団が続行中の「オリーブの枝」作戦への参加に向けた協議を行っていると発表したことを受け、アレッポ県アフリーン郡の「人口動態を変化させ、民族浄化を行うのが目的」と厳しく非難した。

ANHA, March 27, 2018

ANHA(3月27日付)が伝えた。

AFP, March 27, 2018、ANHA, March 27, 2018、AP, March 27, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 27, 2018、al-Hayat, March 28, 2018、Reuters, March 27, 2018、SANA, March 27, 2018、UPI, March 27, 2018などをもとに作成。

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シャーム軍団はアレッポ県北部からイドリブ県に燃料を供与するため通行所を開放、シリア当局はハマー県からイドリブ県に密輸されようとしていたプロパン・ガスを押収(2018年3月27日)

アレッポ県アフリーン市近郊のダイル・バッルート村に位置するダイル・バッルート通行所は、イドリブ県の住民に燃料(灯油)を供給するため、アレッポ県北部の反体制武装集団の拠点都市アアザーズ市とイドリブ県を結ぶ街道を28日の午前11時に開放すると発表した。

ダイル・バッルート通行所は、シリア・ムスリム同胞団系のシャーム軍団が管理、同通行所に対峙するアティマ村一帯はアル=カーイダ系のシャーム解放機構が支配する。

ドゥラル・シャーミーヤ(3月27日付)が伝えた。

syria.liveuamap.com, March 27, 2018

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ハマー県では、SANA(3月27日付)によると、県税関局が、反体制武装集団支配下のイドリブ県にプロパン・ガス2,000本を密輸しようとしていた大型トラック2台を摘発した。

SANA, March 27, 2018

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文化省古物博物館総局「マリ遺跡のジムリ・リム神殿などがダーイシュの支配によって被害を受けていることを確認」(2018年3月27日)

文化省古物博物館総局は声明を出し、ダイル・ザウル県ブーカマール市近郊のタッル・ハリーリー村にあるマリ遺跡に遺跡調査チームを派遣し、被害状況を調査した結果、ジムリ・リムの神殿などが被害を受けていることを確認したと発表した。

ダイル・ザウル県は、2017年末にシリア軍によって解放されるまで、ダーイシュ(イスラーム国)の支配下にあった。

SANA(3月27日付)が伝えた。

SANA, March 27, 2018

AFP, March 27, 2018、ANHA, March 27, 2018、AP, March 27, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 27, 2018、al-Hayat, March 28, 2018、Reuters, March 27, 2018、SANA, March 27, 2018、UPI, March 27, 2018などをもとに作成。

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ラフマーン軍団の支配下だった東グータ地方アルバイン市から戦闘員らの退去続く(2018年3月27日)

ダマスカス郊外県では、SANA(3月27日付)によると、24、25、26日に続いて、東グータ地方のアルバイン市、ザマルカー町、アイン・タルマー村、ダマスカス県ジャウバル区で活動を続けてきた反体制武装集団の戦闘員と家族の退去作業が行われ、戦闘員1,521人を含む6,432人が大型バス101台に分乗して、同地をあとにした。

24~26日にアルバイン市、ザマルカー町、アイン・タルマー村、ジャウバル区から退去した戦闘員と家族の数は1万3165人。

また、イスラーム軍の支配下にあるドゥーマー市からワーフィディーン・ゴラン高原難民キャンプに開設されている人道回廊を経由して、住民500人以上が新たにシリア政府支配地域に脱出し、シリア軍、シリア赤新月社に保護された。

SANA, March 27, 2018

AFP, March 27, 2018、ANHA, March 27, 2018、AP, March 27, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 27, 2018、al-Hayat, March 28, 2018、Reuters, March 27, 2018、SANA, March 27, 2018、UPI, March 27, 2018などをもとに作成。

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オマーンを公式訪問中のムアッリム副首相兼外相はアスアド副首相、ユースフ外相と会談(2018年3月27日)

26日からオマーンの首都マスカトを公式訪問中のワリード・ムアッリム副首相兼外務在外居住者大臣は、アスアド・ビン・ターリク・アール・サイード副首相(国際関係担当、スルターン・カーブース国王特別代表)、ユースフ・ビン・アリー外務大臣と個別に会談し、二国間関係の発展について意見を交わした。

会談には、ファイサル・ミクダード外務在外居住者副大臣、バッサーム・サイフッディーン・ハティーブ在オマーン・シリア大使らも同席した。

SANA(3月27日付)が伝えた。

SANA, March 27, 2018

AFP, March 27, 2018、ANHA, March 27, 2018、AP, March 27, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 27, 2018、al-Hayat, March 28, 2018、Reuters, March 27, 2018、SANA, March 27, 2018、UPI, March 27, 2018などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは14件の停戦違反を、トルコ側は5件の違反を確認(2018年3月27日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(3月27日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を14件(ラタキア県5件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県6件、アレッポ県3件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも5件(イドリブ県2件、ダルアー県2件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県1件)の停戦違反を確認したという。

一方、過去24時間にアレッポ県の1カ村の代表がシリア政府との停戦合意に署名した。

これにより、シリア政府との停戦に応じた自治体は2,454市町村、武装組織の数は234組織に達したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, March 27, 2018をもとに作成。

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