ロシア大統領府報道官「イドリブ県での非武装地帯にかかる合意は履行されており、トルコ側の行動に満足している(2018年10月16日)

ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は、ロシア・トルコ首脳によるイドリブ県での非武装地帯設置に基づき、同地帯からの「過激派」の退去の期限に指定されていた10月15日が過ぎたのを受けて、現地情勢について言及、「総じて、我が武装部隊から得た情報によると、合意は履行されており、ロシア軍側はトルコ側の行動に満足している…障害なく円滑に事が進むとは考えていないが、それでも活動を続ける」と述べた。

AFP, October 17, 2018、ANHA, October 17, 2018、AP, October 17, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 17, 2018、al-Hayat, October 18, 2018、Reuters, October 17, 2018、SANA, October 17, 2018、UPI, October 17, 2018などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県サファー丘一帯で抵抗を続けるダーイシュとシリア軍がロシアの要請を受けて停戦に合意(2018年10月16日)

スワイダー24(10月16日付)は、スワイダー県東部に隣接するダマスカス郊外県サファー丘一帯の岩石砂漠地帯(スワイダー砂漠)で抵抗を続けてきたダーイシュ(イスラーム国)とシリア軍が停戦に合意したと伝えた。

同サイトによると、停戦合意は、ロシアの要請に基づくもので、16日正午に発効、停戦の期限は設定されていないという。

軍消息筋が同サイトに明らかにしたところによると、双方が制圧した拠点は維持され、停戦違反に対する報復を留保することなどが合意されたという。

AFP, October 16, 2018、ANHA, October 16, 2018、AP, October 16, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 16, 2018、al-Hayat, October 17, 2018、Reuters, October 16, 2018、SANA, October 16, 2018、Suwayda 24, October 16, 2018、UPI, October 16, 2018などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県ブーカマール市でイラク人民動員隊が住民からの申し立てを受けて国防隊本部を撤去(2018年10月16日)

ダイル・ザウル県では、ドゥラル・シャーミーヤ(10月16日付)によると、イラク人民動員隊の一つイマーム・アリー大隊が、住民からの申し立てを受け、ブーカマール市のミスリーヤ交差点に設置されている国防隊の本部を撤去した。

この検問所は、撤去に際して、両者は交戦、退去を余儀なくされた国防隊はウマリー通りの民家2件を含む3件を接収し、そこに新たな本部を設営した。

al-Durar al-Shamiya, October 16, 2018

AFP, October 16, 2018、ANHA, October 16, 2018、AP, October 16, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 16, 2018、al-Hayat, October 17, 2018、Reuters, October 16, 2018、SANA, October 16, 2018、UPI, October 16, 2018などをもとに作成。

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ロシア軍憲兵隊はダマスカス郊外県、ダマスカス県の複数カ所から検問所を撤去し撤退(2018年10月16日)

ダマスカス郊外県、ダマスカス県では、ドゥラル・シャーミーヤ(10月16日付)によると、ヤルダー市、バービッラー市、ババイト・サフム市、スィーディー・ミクダード町、フジャイラ町、ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプ、ブワイダ町に進駐していたロシア軍憲兵隊が検問所を撤去し、撤退した。

al-Durar al-Shamiya, October 16, 2018

AFP, October 16, 2018、ANHA, October 16, 2018、AP, October 16, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 16, 2018、al-Hayat, October 17, 2018、Reuters, October 16, 2018、SANA, October 16, 2018、UPI, October 16, 2018などをもとに作成。

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「人民抵抗」を名のる正体不明の武装集団がダルアー県の軍事病院の検問所に発砲し、治安要員2人を殺害(2018年10月16日)

ダルアー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(10月16日付)によると、「人民抵抗」を名のる正体不明の武装集団がジャースィム市にあるジャースィム軍事病院の検問所に発砲し、総合情報部の2人を殺害した。

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イドリブ県では、シャーム解放機構に近いイバー通信(10月16日付)によると、同機構がイドリブ市近郊でダーイシュ(イスラーム国)のアジトを襲撃し、メンバー複数人を殺害・拘束した。

AFP, October 16, 2018、ANHA, October 16, 2018、AP, October 16, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 16, 2018、al-Hayat, October 17, 2018、Reuters, October 16, 2018、SANA, October 16, 2018、UPI, October 16, 2018、Wikalat al-Iba’ al-Ikhbariya, October 16, 2018などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はダイル・ザウル県南東部でダーイシュとの戦闘を続ける(2018年10月16日)

ダイル・ザウル県では、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍広報センターによると、シリア民主軍が上バーグーズ村一帯、ハジーン市一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、9人を殺害した。

ANHA(10月16日付)が伝えた。

AFP, October 16, 2018、ANHA, October 16, 2018、AP, October 16, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 16, 2018、al-Hayat, October 17, 2018、Reuters, October 16, 2018、SANA, October 16, 2018、UPI, October 16, 2018などをもとに作成。

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YPGがトルコ実質占領下のアレッポ県アフリーン郡で東部自由人連合を要撃(2018年10月16日)

アレッポ県では、トルコの実質占領下にあるアフリーン郡シーラーワー町近郊のガザーウィーヤ村に至る街道で、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)が東部自由人連合を要撃し、4人を殺害した。

ANHA(10月16日付)が伝えた。

AFP, October 16, 2018、ANHA, October 16, 2018、AP, October 16, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 16, 2018、al-Hayat, October 17, 2018、Reuters, October 16, 2018、SANA, October 16, 2018、UPI, October 16, 2018などをもとに作成。

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クリミア共和国のアクショーノフ首相がシリアを訪問し、アサド大統領と会談(2018年10月16日)

クリミア共和国のセルゲイ・アクショーノフ首相(閣僚会議議長)はシリアを公式訪問し、首都ダマスカスでアサド大統領と会談した。

クリミア共和国は2014年にウクライナから独立し、ロシア連邦に編入された自治国。

SANA, October 16, 2018

会談でアサド大統領は、ロシア連邦への復帰を希求するクリミア国民の意志が実現したことに歓迎の意をしめした。

これに対して、アクショーノフ首相は両国の独立に向けた意志を守るため、二国間関係を強化したいと伝えた。

両国は、合同通商会館、合同海運公社、両国産品の交換、直行便の開設、ビジネスマンの相互訪問、文化交流計画の策定などにかかる一連の合意を交わした。

RT, October 18, 2018
RT, October 18, 2018

AFP, October 16, 2018、ANHA, October 16, 2018、AP, October 16, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 16, 2018、al-Hayat, October 17, 2018、Reuters, October 16, 2018、RT, October 18, 2018、SANA, October 16, 2018、UPI, October 16, 2018などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは9件の停戦違反を、トルコ側は0件の違反を確認(2018年10月16日)

ロシア国防省は声明を出し、ロシア側監督チームが過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を9件(ラタキア県5件、アレッポ県3件、ハマー県1件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, October 16, 2018をもとに作成。

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アフガン人民兵組織ファーティミユーユーン旅団がダイル・ザウル県ブーカマール市から撤退(2018年10月15日)

ダイル・ザウル県では、ドゥラル・シャーミーヤ(10月15日付)が複数の地元筋の話として伝えたところによると、イラン・イスラーム革命防衛隊が支援するアフガン人民兵のファーティミーユーン旅団が、ブーカマール市にある本部を突如撤去し、同地から撤退した。

al-Durar al-Shamiya, October 15, 2018

AFP, October 15, 2018、ANHA, October 15, 2018、AP, October 15, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 15, 2018、al-Hayat, October 16, 2018、Reuters, October 15, 2018、SANA, October 15, 2018、UPI, October 15, 2018などをもとに作成。

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非武装地帯設置合意を拒否した新興のアル=カーイダ系組織など4組織がシリア軍の攻撃に対抗するため「信者を煽れ」作戦司令室を設置(2018年10月15日)

イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(10月15日付)によると、ロシア・トルコ首脳による非武装地帯設置合意を拒否した反体制武装集団が、シリア軍の奇襲に備えるとして、新たに「信者を煽れ」作戦司令室を結成した。

「信者を煽れ」作戦司令室に参加したのは、新興のアル=カーイダ系組織フッラース・ディーン、アンサール・ディーン戦線、アンサール・タウヒード、アンサール・イスラーム集団。

al-Durar al-Shamiya, October 15, 2018

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イドリブ県では、シャーム解放機構に近いイバー通信(10月15日付)によると、同機構の車列がザーウィヤ山に近いアイン・ラールーズ村に突入し、「指名手配者」15人を拘束し、盗難車輌などを押収した。

拘束されたのは、誘拐、殺人、強盗などに関与したグループだという。

AFP, October 15, 2018、ANHA, October 15, 2018、AP, October 15, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 15, 2018、al-Hayat, October 16, 2018、Reuters, October 15, 2018、SANA, October 15, 2018、UPI, October 15, 2018などをもとに作成。

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ロシアとヨルダンは、ヨルダンに退去した反体制武装集団(自由シリア軍)の司令官や戦闘員の身柄のシリア政府に引き渡すことで合意(2018年10月15日)

ドゥラル・シャーミーヤ(10月15日付)は、複数の消息筋の話として、ダルアー県を含むシリア南西部がシリア政府の支配下に復帰したのと前後して、ヨルダンに退去した反体制武装集団(自由シリア軍)の司令官や戦闘員の身柄のシリア政府に引き渡すことで、ヨルダン・ロシア両政府が合意したと伝えた。

シリア政府に身柄を引き渡される武装集団の司令官・戦闘員は、反体制派やダーイシュ(イスラーム国)の掃討を主な任務とするシリア軍第5軍団ないしはそれに類する武装部隊に配属されるという。

反体制メディア活動家のアブー・ガイヤーシュ・シャルア氏によると、現在は身柄が引き渡される司令官・戦闘員の名簿が作成されているという。

AFP, October 15, 2018、ANHA, October 15, 2018、AP, October 15, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 15, 2018、al-Hayat, October 16, 2018、Reuters, October 15, 2018、SANA, October 15, 2018、UPI, October 15, 2018などをもとに作成。

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アイユーブ国防大臣はシリア政府と和解し、免罪手続きを終えた兵士、民間人を拘束しないよう布告を発する(2018年10月15日)

ドゥラル・シャーミーヤ(10月15日付)は、イマード・アイユーブ国防大臣が、シリア軍の検問所に対して、シリア政府と和解し、免罪手続きを終えた兵士、民間人を拘束しないよう布告を出したと伝え、その文書の写真を掲載した。

al-Durar al-Shamiya, October 15, 2018

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ダルアー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(10月15日付)によると、シリア政府との和解に応じたカリフ・イマル旅団のアブドゥッサラーム・ラグシュ司令官、ハウラーン・ムジャーヒディーン旅団のズィヤード・ナースィル司令官が、サナマイン市で治安当局に逮捕された。

逮捕は、同地住民が、この2人が拉致・殺人に関与しているとの申し立てをしたの受けて行われたという。

AFP, October 15, 2018、ANHA, October 15, 2018、AP, October 15, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 15, 2018、al-Hayat, October 16, 2018、Reuters, October 15, 2018、SANA, October 15, 2018、UPI, October 15, 2018などをもとに作成。

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トルコ軍と反体制武装集団がロジャヴァ支配下のマンビジュ市侵攻に向けてアレッポ市北部一帯に展開、シリア軍がこれを迎撃(2018年10月15日)

アレッポ県では、ANHA(10月15日付)によると、アレッポ市北部のウンム・フーシュ村、ハルバル村、シャイフ・イーサー村、シャフバー・ダム一帯で、シリア軍とトルコの支援を受ける反体制武装集団が交戦した。

戦闘は同地の前線にトルコ軍と反体制武装集団が展開したのを受けたもので、反体制武装集団はまたマーリア市方面から同地のシリア軍拠点に対して砲撃を加えた。

トルコ日刊紙『イェニ・シャファク』(10月15日付)によると、同地に展開した反体制武装集団は約2万人。

トルコ軍地上部隊とともに、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)支配下のマンビジュ市一帯地域への侵攻を準備しているという。

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一方、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)に近い「オリーブの怒り」作戦司令室が声明を出し、11日にトルコの実質占領下にあるアレッポ県バーブ市近郊のカッバースィーン村で反体制武装集団メンバー2人を殺害したと発表した。

AFP, October 15, 2018、ANHA, October 15, 2018、AP, October 15, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 15, 2018、al-Hayat, October 16, 2018、Reuters, October 15, 2018、SANA, October 15, 2018、UPI, October 15, 2018、Yeni Safak, October 15, 2018などをもとに作成。

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シリア民主評議会報道官はムアッリム外務在外居住者大臣の発言を「シリアの憲法に合致していない」と批判(2018年10月15日)

西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の政治母体であるシリア民主評議会のアムジャド・ウスマーン報道官は、首都ダマスカスでのワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣兼副首相とイブラーヒーム・ジャアファリー外務大臣の共同記者会見でのムアッリム大臣の発言を批判した。

ウスマーン報道官は「記者会見で、シリアの外務大臣はユーフラテス川東部の情勢について言及したが、これはシリア憲法に合致しない。シリア政府はイドリブ県の後はユーフラテス川東部に狙いを定めている」と非難した。

そのうえで「ダマスカスとの交渉が頓挫した理由は、ダマスカスの政府が対話に際して課した前提条件と狭量な縛りにある。我々はこの協議が失敗したことの背後に外国勢力がいるとの嫌疑を拒否する。ダマスカスの政府により柔軟になり、政治的解決に向けた愛国的なフォーマットに至るよう呼びかける」と付言した。

ANHA(10月15日付)が伝えた。

AFP, October 15, 2018、ANHA, October 15, 2018、AP, October 15, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 15, 2018、al-Hayat, October 16, 2018、Reuters, October 15, 2018、SANA, October 15, 2018、UPI, October 15, 2018などをもとに作成。

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ムアッリム外務在外居住者大臣「イドリブ県解放後、我々の狙いはユーフラテス川東部だ」(2018年10月15日)

ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣兼副首相は、シリアを訪問中のイラクのイブラーヒーム・ジャアファリー外務大臣と共同記者会見を行った。

SANA, October 15, 2018

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会見でのムアッリム外務在外居住者大臣の主な発言は以下の通り。

「テロとの戦い」におけるシリアとイラクの勝利は、中東地域と世界のすべての国にとって重要だ…。ダーイシュ(イスラーム国)とヌスラ戦線(シャーム解放機構)といったテロ組織がイラクとシリアで勝利していたら、欧州、アラブ諸国、そして世界全体に何か起こっていたか想像してみるがいい」。

「イドリブ県はシリアの他の地域と同じようにシリアの主権下に復帰するのが必然だ…。我が武装部隊はイドリブ県に関する合意が実施されない場合を想定して、ヌスラ戦線を根絶するためにイドリブ県一帯で準備している」。

「イドリブ県には多くの市民がおり、彼らに罪はない…。和解を通じてイドリブ県を解放する方が、流血がもたらされるより良い。ソチ合意(非武装地帯設置合意)をシリアが支援するのは、流血を避けたいからだ…。イドリブ県にいるほとんどのテロリストはトルコ諜報機関とつながりがある。シリアはロシアがどのような反応をするのか見守っている。ヌスラ戦線が合意を拒否すれば…、我々は黙ってはいない」。

「イドリブ県解放後、我々の狙いはユーフラテス川東部だ。クルド人同胞は…将来何をしたいのか決心しなければならない…。彼らが対話をしたいというのであれば、その対話は明確な基礎に基づかねばならない。憲法、そして法律がある…。この地域ではいかなる連邦制も受け入れられない。なぜならそれは憲法違反だからだ。クルド人同法が米国との約束、米国の幻想を維持したいというのなら、それもよかろう。だが、国家の庇護のもとに復帰しなければ、彼らは代償を払うことになる…。ユーフラテス川東部の問題は…譲歩できない」。
「我々はトルコが侵略占領国だとみなしている。我が武装部隊がトルコの部隊とともにユーフラテス川東部の問題の作戦に参加することはない」。

「シリア・イラク国間の国境通行所が両国民にもたらす共通の利益は、我々がヨルダン・シリア両国民の利益のなかに見出しているものと同じものだ…。我々は今、シリア・イラク両国民の利益に目を向けている。ブーカマール国境通行所(イラク側はカーイム国境通行所)が近く再開することを望んでいる」。

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これに対して、ジャアファリー外務大臣は「国境通行所はテロゆえの例外的な理由によるもので、近く再開される」などと述べた。

https://youtu.be/4_6dap1G6iY

AFP, October 15, 2018、ANHA, October 15, 2018、AP, October 15, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 15, 2018、al-Hayat, October 16, 2018、Reuters, October 15, 2018、SANA, October 15, 2018、UPI, October 15, 2018などをもとに作成。

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イラクのジャアファリー外務大臣がシリアでアサド大統領と会談(2018年10月15日)

アサド大統領はシリアを訪問中のイラクのイブラーヒーム・ジャアファリー外務大臣および同大臣を団長とする使節団と会談した。

SANA(10月15日付)によると、会談ではシリア・イラク両国の情勢の進捗、地域情勢、国際情勢について意見が交わされた。

アサド大統領は会談で、シリア・イラク両国での「テロとの戦い」での勝利を、両国の英雄たちの血が入り交じるかたちで実現された共通の勝利と位置づけ、これを讃えるとともに、両国の復興に向けて、さらなる関係強化が必要だと強調した。

これに対して、ジャアファリー外務大臣は、地域情勢および国際情勢がシリア、イラク両国にとって良い方向に変化しており、それが「テロとの戦い」のさらなる勝利と復興に視することになると述べた。

SANA, October 15, 2018

会談ではまた、両国間の国境通行所の再開に向けた活動を重点的に行うことで合意した。

会談には、ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣兼副首相、ブサイナ・シャアバーン大統領府政治報道補佐官、ファイサル・ミクダード外務在外居住者副大臣らが同席した。

ジャアファリー外務大臣ら一行はまた、ハンムーダ・サッバーグ人民議会議長、イマード・フマイス首相とも個別に会談した。

AFP, October 15, 2018、ANHA, October 15, 2018、AP, October 15, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 15, 2018、al-Hayat, October 16, 2018、Reuters, October 15, 2018、SANA, October 15, 2018、UPI, October 15, 2018などをもとに作成。

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クナイトラ通行所、ナスィーブ国境通行所が再開(2018年10月15日)

クナイトラ県では、SANA(10月15日付)によると、イスラエルが占領するゴラン高原とシリア政府支配地域を分かつ兵力引き離し地域に設置されているクナイトラ通行所が正式に再開され、同地に進駐する非武装のシリア軍部隊が国旗を掲揚した。

通行所再開の式典には、ハマーム・ディブヤーン・クナイトラ県知事、ドゥルーズ派のシャイフ・アクルであるヒムマト・ヒジュリー師、シリア軍停戦局長のマーズィン・ユーヌス准将、シリア駐留ロシア軍のセルゲイ・コラリンコ副司令官らが出席した。

SANA, October 15, 2018

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ダルアー県では、SANA(10月15日付)によると、ヨルダンとの国境にあるナスィーブ国境通行所(ヨルダン側はジャービル国境通行所)が再開され、両国間で車輌、旅行者の往来が再開した。

通行所が再開されるのは、3年ぶり。

SANA, October 15, 2018

AFP, October 15, 2018、ANHA, October 15, 2018、AP, October 15, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 15, 2018、al-Hayat, October 16, 2018、Reuters, October 15, 2018、SANA, October 15, 2018、UPI, October 15, 2018などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:2015年9月末以降、難民247,325人が帰国、避難民1,241,047人が帰宅(2018年10月15日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(10月15日付)を公開し、10月14日に難民175人(うち女性52人、子供89人)が新たに帰国したと発表した。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は18,045人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者17,727人(ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者318人(ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日に帰国した難民の数は 247,325人(うち女性74,195人、子供126,119人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,639,529人(うち女性1,991,859人、子供3,319,765人)。

一方、国内避難民21人(うち女性5人、子供9人)が10月14日に新たに帰宅した。

帰宅先は東グータ地方で、イドリブ県アブー・ズフール町からの避難民の帰宅はなかった。

これにより、2018年1月以降に帰宅した国内避難民の数は158,711人(うち女性48,033人、子供80,292人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,241,047人(うち女性373,031人、子供632,675人)となった。

SANA, October 15, 2018

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ロシア国防省は声明を出し、ロシア側監督チームが過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を7件(アレッポ県)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, October 15, 2018をもとに作成。

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シャーム解放機構はイドリブ県でダーイシュのアジトを摘発、大量の爆発物・機器を押収(2018年10月14日)

イドリブ県では、シャーム解放機構に近いイバー通信(10月14日付)によると、シャーム解放機構の治安機関が、マアッラトミスリーン市近郊にあるダーイシュ(イスラーム国)のアジトを摘発、大量の爆発物・機器を押収した。

Wikalat al-Iba’ al-Ikhbariya, October 14, 2018

AFP, October 14, 2018、ANHA, October 14, 2018、AP, October 14, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 14, 2018、al-Hayat, October 15, 2018、Reuters, October 14, 2018、SANA, October 14, 2018、UPI, October 14, 2018、Wikalat al-Iba’ al-Ikhbariya, October 14, 2018などをもとに作成。

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トルコのガジアンテップ県移民局はシリア難民のトルコ国籍取得に関する問い合わせを終了(2018年10月14日)

トルコのガジアンテップ県移民局は、同県で暮らすシリア難民のトルコ国籍取得に関する最終決定を発表した。

ドゥラル・シャーミーヤ(10月14日付)によると、ガジアンテップ県移民局は、手書きのアラビア語で「国籍(取得に関する)問い合わせは廃止された。(国籍取得)希望者に対して通知を行う予定である」との告知を張り出した。

al-Durar al-Shamiya, October 14, 2018

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財務省は「テロ行為」に関与していたとしてダルアー県の13人の動産不動産を没収する決定(2018年10月14日)

ドゥラル・シャーミーヤ(10月14日付)は、財務省は「テロ活動」に関与していたとして、ダルアー県の13人の動産不動産を没収する決定したと伝え、決定文書の写真を掲載した。

動産不動産を没収されるのは、反体制派支配地域で運営されていた野戦病院の院長を務めてた医師のイーサー・アッジャージュ氏や、反体制武装集団のメンバーで、そのほとんどがダルアー市の住民。

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シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構はロシア・トルコによる非武装地帯設置合意への姿勢を初めて正式表明:「ジハードから逸脱することはない…。意見表明が遅れたのは他の革命勢力と協議していたから」(2018年10月14日)

シャーム解放機構(旧シャームの民のヌスラ戦線)は、9月17日のロシア・トルコ両首脳によるイドリブ県での非武装地帯設置に関する合意に関して初めて声明を出し、「犯罪者体制打倒、捕虜解放、避難民の安全な帰還をはじめとする我らが革命の諸目的を実現するため、ジハードと戦闘という選択肢から逸脱することはない」と表明した。

声明において、シャーム解放機構は「我々の武器はシャームの革命の安全弁にして、スンナの民を防衛するためのトゲであり…、放棄したり、引き渡したりしない…。あらゆる合法的な手段を駆使して住民や民の安全を保障したい」としたうえで「内外で解放区防衛をめざすすべての人々の努力を強化するとともに、革命の戦列を弱体化させようとする…占領国ロシアのごまかしに警鐘を鳴らしたい」と訴えた。

そのうえで「犯罪者体制とその同盟者どもの試みすべては失敗と敗北を喫するだろう…。シリア国民が抱く自由への意志が…彼らを沈め、その傲慢さを打ち砕くだろう」と主張した。

一方、非武装地帯設置合意に対する意見表明が遅れたことについては「北部解放区の他の革命勢力、国内外にいるその幹部らとの協議、連絡」によるものだったと説明した。

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シリア当局はイドリブ県の反体制派支配地域の住民にSMSで反体制武装集団の排除を呼びかける(2018年10月14日)

ドゥラル・シャーミーヤ(10月14日付)は、イドリブ県の反体制派支配地域に留まる住民の携帯電話・スマートフォンに対して、シリア政府当局から、ロシア・トルコ首脳が9月17日に同県で設置合意した非武装地帯に関するSMSでメッセージが送られてきたと伝えた。

同地の複数の活動家によると、メッセージは、住民に対して反体制武装集団から遠ざかるよう呼びかけるもの、武装集団が退去した地域の安全を保障するので、同地の名士は武装集団が退去したことを通用するようよびかけるもの、武装集団によって人間の盾として利用されないよう呼びかけるものの3つ。

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アレッポ県北部でトルコの支援を受ける武装集団どうしが交戦(2018年10月14日)

アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(10月14日付)によると、県北部のアフタリーン市、アフティームラート村、カフラ村、マーリア市で、トルコの支援を受けるシャーム戦線と東部自由人連合に所属する部族民兵が交戦し、双方に死傷者が出た。

複数の地元筋によると、戦闘は、東部自由人連合に所属する部族民兵がサジュウ避難民キャンプでの結婚式で空砲を撃ち、子供1人が死亡したことがきっかけだという。

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シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構幹部はヨルダンのルクバーン・シリア難民キャンプ封鎖解除のためシリア軍と戦うよう反体制派に呼びかける(2018年10月14日)

シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構の幹部アブー・マーリク・タッリー氏はテレグラムのアカウントで、ヨルダン北東部のルクバーン・シリア難民キャンプに対する封鎖を解除するため、シリア軍に対する戦端を開くよう「革命諸派」(反体制武装集団)に呼びかけた。

ドゥラル・シャーミーヤ(10月14日付)が伝えた。

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反体制武装集団がアレッポ市を砲撃、ハマー県北部でシリア軍と交戦(2018年10月14日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が13日深夜から14日未明にかけて、非武装地帯内に位置する県北部のバーナ村、ジャイサート村を砲撃した。

シリア軍はまた、ラターミナ町近郊の農地、マアルカバ村を砲撃、ジューリーン村一帯で反体制武装集団と交戦した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団がハラブ・ジャディーダ地区、ナイル通り、ザフラー協会地区、シャフバー地区を砲撃し、砲弾11発が着弾した。

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イラクのジャアファリー外務省がシリアを訪問し、ムアッリム外務在外居住者大臣兼副首相と会談(2018年10月14日)

イラクのイブラーヒーム・ジャアファリー外務省を団長とする使節団が、シリアを訪問し、首都ダマスカスでワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣兼副首相と会談、テロとの戦いにおける連携強化、地域情勢、国際情勢についての意見交換を行った。

SANA(10月14日付)が伝えた。

SANA, October 14, 2018

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外務在外居住者省は米主導の有志連合がダイル・ザウル県南東部の爆撃で白リン弾を使用したと非難(2018年10月14日)

外務在外居住者省は国連事務総長および安保理議長宛に書簡を送り、10月13、14日に米主導の有志連合がダイル・ザウル県ハジーン市の住宅街を、国際法上使用が禁止されている白リン弾で爆撃したと報告、安保理に対してこうした違反行為への調査を通じて、再発防止とシリアに対する敵対行為を停止させるよう求めた。

SANA(10月14日付)が伝えた。

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シリアとヨルダンを結ぶナスィーブ・ジャービル国境通行所が15日に再開(2018年10月14日)

シリアのムハンマド・イブラーヒーム・シャッアール内務大臣は、ダルアー県のナスィーブ国境通行所(ヨルダン側はジャービル国境通行所)の再開の準備・調整を行うシリア・ヨルダン技術委員会がジャービル国境通行所で会合を開き、同通行所を15日付で再開することで合意したと発表した。

SANA(10月14日付)が伝えた。

ジュマーナ・グナイマート内閣報道官(広報担当国務大臣)も、15日にジャービル国境通行所を再開すると発表した。

ヨルダン日刊紙『ガド』(10月14日付)が得たシリア・ヨルダン技術委員会、の議事録によると、通行所は、旅客および商品にかかる両国間の陸運合意に基づき再開される。

通関手続き時間は、午前8時から午後4時まで。

これにより、シリア・ヨルダン両国民によるシリアへの入国が解禁される。

一方、ヨルダンに入国する場合には、事前に治安承諾を得て、通関時に滞在許可証、入国ビザを提示することが求められるという。

al-Ghad, October 14, 2018

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