米主導の有志連合はダイル・ザウル県内のシリア政府支配地域を爆撃か?(2018年12月22日)

ダイル・ザウル24(12月25日付)は、米主導の有志連合軍が22日、ダイル・ザウル県のユーフラテス川西岸に位置するキバル地区に面するシリア政府支配地域を爆撃していたと伝えた。

爆撃は、シリア軍と親政権民兵が同地近くに終結したのを受けて行われたが、人的被害の有無は不明だという。

AFP, December 25, 2018、ANHA, December 25, 2018、AP, December 25, 2018、Dayr al-Zawr 24, December 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 25, 2018、al-Hayat, December 26, 2018、Reuters, December 25, 2018、SANA, December 25, 2018、UPI, December 25, 2018などをもとに作成。

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イラン外務省報道官「米軍の駐留は最初から間違っており、非論理的で、その主要な目的は地域の不安定化だった」(2018年12月22日)

イラン外務省のブラハーム・カーセミー報道官は自身のテレグラムのアカウントでドナルド・トランプ米政権がシリアから地上部隊の撤退開始を発表したことに関して、「米軍の駐留は最初から間違っており、非論理的で、その主要な目的は地域の不安定化だった」と綴った。

AFP, December 22, 2018、ANHA, December 22, 2018、AP, December 22, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 22, 2018、al-Hayat, December 23, 2018、Reuters, December 22, 2018、SANA, December 22, 2018、UPI, December 22, 2018などをもとに作成。

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トルコの支援を受けるムウタスィム旅団の政治局長はトランプ米政権のシリアからの地上部隊撤退決定を「ワシントンとアンカラの相互理解の新たな段階」と絶賛(2018年12月22日)

トルコの支援を受けるムウタスィム旅団のムスタファー・スィージャリー政治局長は、ツイッターのアカウント(https://twitter.com/MustafaSejari/)で、ドナルド・トランプ米政権がシリアから地上部隊の撤退開始を発表したことに関して、「アサドのためにはならないだろう。ワシントンとアンカラの相互理解の新たな段階が始まった…。撤退の仕組みを検討するためトルコと米国の会談が近く行われ、ダーイシュ(イスラーム国)殲滅にかかるファイルがトルコに引き渡されるだろう。我らがクルド住民が革命の隊列に復帰し、対話を通じて自由人たちの目標が示されたのだ」と絶賛した。

AFP, December 22, 2018、ANHA, December 22, 2018、AP, December 22, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 22, 2018、al-Hayat, December 23, 2018、Reuters, December 22, 2018、SANA, December 22, 2018、UPI, December 22, 2018などをもとに作成。

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トランプ米政権のシリアからの地上部隊撤退発表を受け、イラク軍が国境地帯に、シリア軍、「イランの民兵」がユーフラテス川西岸に増援部隊を派遣(2018年12月22日)

イラク軍のジャズィーラ地方および西部砂漠地帯作戦司令部のナジュム・アブドゥッラティーフ大尉は、アラビーヤ(12月22日付)に対して、ドナルド・トランプ米政権がシリアから地上部隊の撤退開始を発表したのを受け、ダーイシュ(イスラーム国)が支配を続けるシリアのダイル・ザウル県南東部に接する国境地帯にイラク軍が増援部隊を派遣したことを明らかにした。

部隊派遣は、イラク領内へのダーイシュ・メンバーの潜入や侵犯行為を阻止するため。

一方、ユーフラテス・ポスト(12月22日付)によると、マーヒル・アサド少将を実質司令官とするシリア軍第4師団もロシア軍部隊の支援を受けて、ユーフラテス川西岸のマヤーディーン市、ブーカマール市に増援部隊を派遣した。

また、スハイル・ハサン准将配下の民兵組織の「虎部隊」800人、イラクの人民動員隊、イラン・イスラーム革命防衛隊もユーフラテス川西岸に部隊を派遣しているという。

AFP, December 22, 2018、Alarabia, December 22, 2018、ANHA, December 22, 2018、AP, December 22, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 22, 2018、Euphrates Post, December 22, 2018、al-Hayat, December 23, 2018、Reuters, December 22, 2018、SANA, December 22, 2018、UPI, December 22, 2018などをもとに作成。

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シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構がイドリブ県で旅客バスに発砲、子供1人を誤って殺害し、遺族に謝罪(2018年12月22日)

イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(12月22日付)によると、イドリブ市とバーブ・ハワー国境通行所を結ぶ街道に設置されたシャーム解放機構の検問所で、県北部の避難民キャンプからハマー県のラターミナ町に向かおうとしていた旅客バスが発砲を受け、10歳の子供1人が死亡、別の子供1人が負傷した。

旅客バスに発砲したのはシャーム解放機構。

これに関して、検問所の責任者の一人でシャーム解放機構メンバーのムスリム・シャーミーを名のる人物は、シャーム解放機構に近いイバー・ネット(12月22日付)に対して、発砲した旅客バスがサルマダー市からやって来たことを明らかにしたうえで、運転手が制止を無視して、バスを走らせようとしたために発砲し、誤って子供を撃ってしまったと釈明した。

また、シャーム解放機構の渉外部門責任者だというイマードッディーン・ムジャーヒドを名のる人物が報道向け声明を出し、遺族に弔意を示し謝罪、再発防止を誓った。

al-Durar al-Shamiya, December 22, 2018

AFP, December 22, 2018、ANHA, December 22, 2018、AP, December 22, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 22, 2018、al-Hayat, December 23, 2018、Reuters, December 22, 2018、SANA, December 22, 2018、Shabaka Iba’ al-Ikhbariya, December 22, 2018、UPI, December 22, 2018などをもとに作成。

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米地上部隊が駐留するタンフ国境通行所一帯(55キロ地帯)で、殉教者アフマド・アブドゥー軍団がルクバーン・キャンプに入ろうとしたダーイシュ・メンバー多数を拘束(2018年12月22日)

ヒムス県では、米主導の有志連合の占領下にあるタンフ国境通行所一帯(55キロ地帯)で、殉教者アフマド・アブドゥー軍団が声明を出し、同組織所属の治安部隊が特殊作戦を行い、ヨルダン北東部のルクバーン・キャンプに入ろうとしたダーイシュ(イスラーム国)のメンバー多数を拘束したと発表した。

ドゥラル・シャーミーヤ(12月22日付)が伝えた。

AFP, December 22, 2018、ANHA, December 22, 2018、AP, December 22, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 22, 2018、al-Hayat, December 23, 2018、Reuters, December 22, 2018、SANA, December 22, 2018、UPI, December 22, 2018などをもとに作成。

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アフリーン解放軍団が声明を出しトルコ占領下のアレッポ県でトルコの支援を受ける武装集団を襲撃したと発表(2018年12月22日)

アレッポ県では、アフリーン解放軍団が声明を出し、19~20日にトルコ占領下のアフリーン市内にあるスルターン・ムハンマド・ファーティフ旅団の本部を爆破した他、同市でハムザ師団とトルコ軍の合同パトロール部隊を襲撃、またアアザーズ市やマーリア市の近郊で反体制武装集団を射殺したと発表した。

ANHA, December 22, 2018

ANHA(12月22日付)が伝えた。

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ダイル・ザウル県南東部でYPG主体のシリア民主軍とダーイシュの攻防戦続く(2018年12月22日)

ダイル・ザウル県では、ANHA(12月22日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が、ハジーン市に近いシャフア村、スーサ町一帯にある人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の拠点に対する攻撃を続け、シリア民主軍がこれに応戦した。

シリア民主軍はまた、アブー・ハサン村近郊に侵攻を試みたダーイシュを撃退した。

シリア民主軍広報センターによると、シリア民主軍はこの戦闘で、ダーイシュ戦闘員169人を殲滅したという。

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ハマー県、イドリブ県でシリア軍が新興のアル=カーイダ系組織のアンサール・タウヒードと砲撃戦(2018年12月22日)

ハマー県では、SANA(12月22日付)によると、反体制武装集団がラターミナ町南東のワーディー・ダウラート一帯に潜入、シリア軍がこれを迎撃した。

シリア軍はまたハスラーヤー村一帯で反体制武装集団の拠点を攻撃した。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(12月22日付)によると、新興のアル=カーイダ系組織の一つで、フッラース・ディーン機構とともに「信者を煽れ」作戦司令室を主導するアンサール・タウヒードが、シリア軍の砲撃に対抗して、ハマー県のスッカリーヤ村、バラーギースィー村、イドリブ県のハフィーヤ村、ザハビーヤ村、ムサイティフ丘、タッル・アッズー村、アブー・クマイス村にあるシリア軍の拠点を砲撃した。

また、ドゥラル・シャーミーヤ(12月23日付)によると、シリア軍がズィヤーラ町、タッル・ワースィト村、火力発電所一帯を砲撃した。

al-Durar al-Shamiya, December 22, 2018

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ダルアー県では、ハウラーン自由人連合によると、ナーフタ町に設置されたアサド大統領の写真が何者かによって破られた。

AFP, December 22, 2018、ANHA, December 22, 2018、AP, December 22, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 22, 2018、December 23, 2018、al-Hayat, December 23, 2018、Reuters, December 22, 2018、SANA, December 22, 2018、UPI, December 22, 2018などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから316人、ヨルダンから838人の難民が帰国、避難民506人が帰宅(2018年12月22日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(12月22日付)を公開し、12月21日に難民1,154人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは316人(うち女性95人、子供161人)、ヨルダンから帰国したのは838人(うち女性251人、子供427人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は71,944人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者32,431人(ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者39,513人(ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日に帰国した難民の数は 301,224人(うち女性90,390人、子供153,522人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,664,415人(うち女性1,999,325人、子供3,398,852人)。

一方、国内避難民506人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは25人(うち女性11人、子供9人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダイル・ザウル県、ダマスカス郊外県に帰宅したのは165人(うち女性61人、子供71人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは316人(うち女性109人、子供108人)だった。

これにより、2018年1月以降に帰宅した国内避難民の数は180,758人(うち女性55,674人、子供89,421人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,262,614人(うち女性380,491人、子供641,616人)となった。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を11件(ハマー県2件、ラタキア県2件、アレッポ県2件、イドリブ県5件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームも7件の停戦違反(アレッポ県2件、ラタキア県1件、イドリブ県4件)を確認した。

Ministry of Defence of the Russian Federation, December 22, 2018をもとに作成。

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