トルコ軍はイドリブ県住民に非武装地帯設置合意を遵守するよう呼びかける(2018年12月1日)

イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(12月1日付)によると、トルコ軍が住民に向けて非武装地帯設置への理解を求める告知を発表した。

この告知において、トルコ軍は「この合意(非武装地帯設置合意)は、あなた方の声明を保障し…、イドリブ県への攻撃、軍事作戦を回避し、交戦の危険を回避する…。これに反する言い分は、分裂、内乱、汚職をもたらす以外の何ものでもない…。あなた方を欺き、兄弟の間に楔を打ち込もうとする者もいるだろう。だが、ウソを拡散し、締結済の合意を貶めようとする者たちを信じるな」と呼びかけている。

al-Durar al-Shamiya, December 1, 2018

AFP, December 1, 2018、ANHA, December 1, 2018、AP, December 1, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 1, 2018、al-Hayat, December 1, 2018、Reuters, December 1, 2018、SANA, December 1, 2018、UPI, December 1, 2018などをもとに作成。

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イスラエルのデブカ・ファイルは11月29日のシリア領内への越境攻撃がミサイル攻撃だったとして、その詳細を伝える(2018年12月1日)

イスラエルの情報サイト、デブカ・ファイル(12月1日付)は、11月29日のイスラエル軍によるとされるシリア領内への攻撃に関して、75分間に及び、15の拠点を破壊、そのほとんどがイラン・イスラーム革命防衛隊とヒズブッラーの施設だったと伝えた。

同サイトによると、攻撃は過去最大級で、射程距離400キロのLORA戦術弾道地対地ミサイル、Tamuz短距離地対地ミサイルなどが使用され、ダマスカス郊外県のキスワ市、ザバダーニー市、ヘルモン山(シャイフ山)、クナイトラ県クナイトラ市南東部、ダルアー県イズラア市一帯の司令拠点、教練キャンプなどが標的となったという。

DEBKA File, December 1, 2018

AFP, December 1, 2018、ANHA, December 1, 2018、AP, December 1, 2018、DEBKA File, December 1, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 1, 2018、al-Hayat, December 1, 2018、Reuters, December 1, 2018、SANA, December 1, 2018、UPI, December 1, 2018などをもとに作成。

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シリア軍の車列がヒムス県南東部で失踪、ダーイシュが襲撃か?(2018年12月1日)

ヒムス県では、ドゥラル・シャーミーヤ(12月1日付)が複数の地元筋の話として伝えたところによると、11月30日にスフナ市からダイル・ザウル県方面の砂漠地帯に向かったシリア軍の車列が消息を絶った。

消息を絶った車列はダーイシュ(イスラーム国)に襲撃された可能性があるという。

AFP, December 1, 2018、ANHA, December 1, 2018、AP, December 1, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 1, 2018、al-Hayat, December 1, 2018、Reuters, December 1, 2018、SANA, December 1, 2018、UPI, December 1, 2018などをもとに作成。

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マンビジュ市北(アレッポ県)でトルコの支援を受ける反体制武装集団がシリア民主軍傘下のマンビジュ軍事評議会に発砲(2018年12月1日)

アレッポ県では、ANHA(12月1日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に参加しているマンビジュ軍事評議会の広報センターによると、トルコの支援を受ける反体制武装集団が、マンビジュ市北の大トゥーハール村、ムフスィンリー村にあるマンビジュ軍事評議会の拠点に発砲した。

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YPG主体のシリア民主軍はダイル・ザウル県南東部でダーイシュとの戦闘の末、市民500人を解放(2018年12月1日)

ダイル・ザウル県では、ANHA(12月1日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がハジーン市一帯に侵攻したダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、戦闘員23人を殲滅した。

シリア民主軍はまた、ダーイシュによって避難を禁じられていた市民約500人を解放することに成功した。

解放されたのはスーサ町、上バーグーズ村の住民で、ダーイシュ支配地域から避難することを阻止されていたという。

ANHA(12月1日付)が伝えた。

AFP, December 1, 2018、ANHA, December 1, 2018、AP, December 1, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 1, 2018、al-Hayat, December 1, 2018、Reuters, December 1, 2018、SANA, December 1, 2018、UPI, December 1, 2018などをもとに作成。

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シリア軍はハマー県北部で反体制武装集団と交戦(2018年12月1日)

ハマー県では、SANA(12月1日付)によると、反体制武装集団が県北部のズラーキーヤート村一帯、ハマーミーヤート村一帯、スーラーン町一帯のシリア軍拠点を攻撃、シリア軍が反撃した。

AFP, December 1, 2018、ANHA, December 1, 2018、AP, December 1, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 1, 2018、al-Hayat, December 1, 2018、Reuters, December 1, 2018、SANA, December 1, 2018、UPI, December 1, 2018などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから193人、ヨルダンから729人の難民が帰国、避難民605人が帰宅(2018年12月1日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(12月1日付)を公開し、11月30日に難民922人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは193人(うち女性62人、子供90人)、ヨルダンから帰国したのは729人(うち女性239人、子供372人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は52,815人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者27,179人(ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者24,636人(ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日に帰国した難民の数は 282,095人(うち女性84,649人、子供143,768人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,647,614人(うち女性1,994,284人、子供3,390,283人)。

一方、国内避難民605人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは24人(うち女性8人、子供10人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダイル・ザウル県、ダマスカス郊外県に帰宅したのは209人(うち女性66人、子供99人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは373人(うち女性125人、子供146人)だった。

これにより、2018年1月以降に帰宅した国内避難民の数は173,893人(うち女性53,253人、子供86,778人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,256,255人(うち女性378,251人、子供639,161人)となった。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を確認しなかったと発表した。

トルコ側の監視チームも停戦違反を確認しなかった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, December 1, 2018をもとに作成。

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