シリア軍は兵役忌避者リストをヒムス県北部のタッルドゥー市に送付(2018年12月3日)

ヒムス県では、ドゥラル・シャーミーヤ(12月3日付)によると、シリア軍が兵役忌避者リストを県北部のタッルドゥー市に送付された。

リストには同地出身者、(レバノンなどでの)在外居住者、避難民ら120人以上の氏名が記載されている。

タッルドゥー市は、ロシアの仲介により、5月にシリア政府と和解した反体制武装集団の支配地域で、和解合意では、反体制武装集団戦闘員に対して、同地への残留かイドリブ県への退去かを選ぶため6ヶ月間の猶予期間が設けられていた。

al-Durar al-Shamiya, December 3, 2018
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AFP, December 3, 2018、ANHA, December 3, 2018、AP, December 3, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 3, 2018、al-Hayat, December 4, 2018、Reuters, December 3, 2018、SANA, December 3, 2018、UPI, December 3, 2018などをもとに作成。

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レバノン東部のシリア難民キャンプで火災、2人が死亡(2018年12月3日)

レバノンのベカーア県バアルベック郡のヤムーナ村にあるシリア難民キャンプで火災が発生し、テント約50張るが全焼、2人が死亡した。

NNA(12月3日付)が伝えた。

AFP, December 3, 2018、ANHA, December 3, 2018、AP, December 3, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 3, 2018、al-Hayat, December 4, 2018、NNA, December 3, 2018、Reuters, December 3, 2018、SANA, December 3, 2018、UPI, December 3, 2018などをもとに作成。

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ヒズブッラーの幹部:11月29日のイスラエルによるシリアへの越境攻撃でイラン、ヒズブッラーの拠点に被害はなかった(2018年12月3日)

ロイター通信(12月3日付)は、レバノンのヒズブッラーの幹部が、11月29日のイスラエル軍によるダマスカス郊外県キスワ市一帯などへの空爆(ないしはミサイル攻撃)に関して、「シリア南部のキスワ市一帯のイランとヒズブッラーの拠点は何らの攻撃にも曝されなかった」と述べたと伝えた。

ロイター通信はまた、同地の諜報機関の2人の高官の話として、イスラエル軍が攻撃した国境地帯には、ヒズブッラーの通信・兵站支援拠点があったと伝えた。

AFP, December 3, 2018、ANHA, December 3, 2018、AP, December 3, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 3, 2018、al-Hayat, December 4, 2018、Reuters, December 3, 2018、SANA, December 3, 2018、UPI, December 3, 2018などをもとに作成。

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有志連合報道官:2日のヒムス県に対する攻撃はシリア軍ではなく、ダーイシュの幹部を狙っていた(2018年12月3日)

有志連合の報道官を務める米軍のショーン・ライアン大佐は、12日にヒムス県東部で有志連合がシリア軍部隊をミサイル攻撃したことに関して、AFP(12月3日付)に対し、「有志連合は、ピーター・カシグ氏の殺害に関与したダーイシュ(イスラーム国)の有力メンバーを正確に攻撃した」と述べ、ユーフラテス川以西地域での攻撃を認めつつも、シリア軍への攻撃を否定した。

ライアン大佐によると、攻撃の標的となったのは、アブー・アムラインを名のる幹部を含む複数のダーイシュ・メンバーで、「(ダーイシュが管理していた)拘置所で多数の処刑に直接関与していた」という。

カシグ氏は2013年にシリア国内で拉致され、2014年にダーイシュのメンバーによって殺害される映像が公開された米国人援助活動家。

AFP, December 3, 2018、ANHA, December 3, 2018、AP, December 3, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 3, 2018、al-Hayat, December 4, 2018、Reuters, December 3, 2018、SANA, December 3, 2018、UPI, December 3, 2018などをもとに作成。

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YPGはトルコ占領下のアレッポ県北西部でイスラーム軍とシャーム自由人イスラーム運動を攻撃(2018年12月3日)

アレッポ県では、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)の広報センターによると、YPGがトルコ占領下のジンディールス町と同村近郊のダイル・ミシュミシュ村で2日、イスラーム軍のパトロール部隊とシャーム自由人イスラーム運動の拠点を攻撃し、11人を殺害した。

ANHA(12月3日付)が伝えた。

ANHA, December 3, 2018

AFP, December 3, 2018、ANHA, December 3, 2018、AP, December 3, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 3, 2018、al-Hayat, December 4, 2018、Reuters, December 3, 2018、SANA, December 3, 2018、UPI, December 3, 2018などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はダイル・ザウル県南東部で市民数百人を新たに解放(2018年12月3日)

ダイル・ザウル県では、ANHA(12月3日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がハジーン市一帯でダーイシュ(イスラーム国)との戦闘を続け、ダーイシュに捕らえられていた市民数百人を解放することに成功した。

AFP, December 3, 2018、ANHA, December 3, 2018、AP, December 3, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 3, 2018、al-Hayat, December 4, 2018、Reuters, December 3, 2018、SANA, December 3, 2018、UPI, December 3, 2018などをもとに作成。

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シリア軍はハマー県の反体制派支配地域への砲撃を続ける(2018年12月3日)

ハマー県では、SANA(12月3日付)によると、スーラーン町一帯に潜入しようとしたシャーム解放機構をシリア軍が撃退した。

シリア軍はまた、ムーリク市一帯を移動中のシャーム解放機構を捕捉、これに攻撃を加えた。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(12月3日付)によると、シリア軍は県北部のザリーン村の第一防衛線上に展開していた友軍を砲撃し、複数の死傷者が出た。

なお、ドゥラル・シャーミーヤによると、シリア軍は県北部と西部の農場地帯への砲撃を続けることで、住民の耕作活動を阻止しているという。

AFP, December 3, 2018、ANHA, December 3, 2018、AP, December 3, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 3, 2018、al-Hayat, December 4, 2018、Reuters, December 3, 2018、SANA, December 3, 2018、UPI, December 3, 2018などをもとに作成。

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シリアのアル=カーイダはトルコの業者から化学兵器を装填した小型爆弾を搭載可能なドローン100機を入手(2018年12月3日)

スプートニク・ニュース(12月3日付)は、イドリブ県の複数の消息筋の話として、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構がトルコの業者から無人航空機(ドローン)100機を入手したと伝えた。

同消息筋によると、シャーム解放機構は、トルコ国境に近いハーリム市からドローンを輸入、マアッラトミスリーン市の拠点に移送し、そこでモロッコ人戦闘員とリビア人戦闘員に配給したという。

彼らは、英国人専門家の監督のもと、ドローンを軽量化し、化学兵器を装填した小型の爆弾を搭載できるように改造したという。

AFP, December 3, 2018、ANHA, December 3, 2018、AP, December 3, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 3, 2018、al-Hayat, December 4, 2018、Reuters, December 3, 2018、SANA, December 3, 2018、Sputnik News, December 3, 2018、UPI, December 3, 2018などをもとに作成。

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アスマー大統領夫人がシリア障害者機構アーマールの式典に出席(2018年12月3日)

シリア障害者機構アーマール(Aamal)が、国際障害者デー(12月3日)に合わせて、聴覚障害の早期発見や家族によるケアを啓発するための式典を開催し、アスマー・アフラス大統領夫人が出席した。

SANA(12月3日付)が伝えた。

アーマールは、2002年8月21日に協会民間団体法に基づき申請し発足したNGO。

発足当初はシリア身体障害者協会だったが、2006年にアスマー女史のもとで現在の名称(機構)に改称した。

7人の理事会が事業を統括し、議長はアスマー・アフラス大統領夫人が務める。

身体障害者の治療、リハビリテーション、自立支援、身体障害者のケアに関する訓練・教育などを支援する。

SANA, December 3, 2018
SANA, December 3, 2018

 

AFP, December 3, 2018、ANHA, December 3, 2018、AP, December 3, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 3, 2018、al-Hayat, December 4, 2018、Reuters, December 3, 2018、SANA, December 3, 2018、UPI, December 3, 2018などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから172人、ヨルダンから546人の難民が帰国、避難民958人が帰宅(2018年12月3日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(12月3日付)を公開し、12月2日に難民718人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは172人(うち女性52人、子供88人)、ヨルダンから帰国したのは546人(うち女性164人、子供279人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は54,310人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者27,545人(ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者26,765人(ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日に帰国した難民の数は 283,590人(うち女性85,098人、子供144,530人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,647,614人(うち女性1,994,284人、子供3,390,283人)。

一方、国内避難民958人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは29人(うち女性11人、子供11人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダイル・ザウル県、ダマスカス郊外県に帰宅したのは215人(うち女性67人、子供92人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは714人(うち女性302人、子供158人)だった。

これにより、2018年1月以降に帰宅した国内避難民の数は175,779人(うち女性53,985人、子供87,332人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,258,141人(うち女性378,983人、子供639,715人)となった。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を1件(ハマー県)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームも9件の停戦違反(ハマー県2件、イドリブ県1件、アレッポ県5件、ラタキア県1件)を確認した。

Ministry of Defence of the Russian Federation, December 3, 2018をもとに作成。

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