ロシア軍が「決戦」作戦司令室支配下のイドリブ県ラーミー村を爆撃し、住民6人負傷(2020年10月21日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから230日目を迎えた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のラーミー村を爆撃し、子供2人を含む住民6人が負傷した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。
シリア軍がザーウィヤ山地方のバーラ村を砲撃し、住民多数が負傷した。

これに対して、「決戦」作戦司令室はシリア政府の支配下にあるダール・カビーラ村を砲撃するとともに、同地近郊でシリア軍兵士を狙撃、1人を殺害した。

また、フライフィル村ではシリア軍とシャーム解放機構が激しく交戦した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍とシリア軍がアレッポ県とラッカ県との県境に位置するイスリヤー村一帯で、ダーイシュ(イスラーム国)の拠点に対して爆撃を実施、シリア軍地上部隊が同地でダーイシュと交戦した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を21件(イドリブ県13件、ラタキア県3件、アレッポ県2件、ハマー県3件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は20件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を10件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, October 21, 2020、ANHA, October 21, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 21, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, October 21, 2020、Reuters, October 21, 2020、SANA, October 21, 2020、SOHR, October 21, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民415人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は616,109人に(2020年10月21日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(10月21日付)を公開し、10月20日に難民415人(うち女性125人、子供212人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民415人(うち女性125人、子供212人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は616,109人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者220,861人(うち女性66,402人、子ども112,370人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,722,350人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は845,389人(うち女性253,678人、子供430,861人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, October 21, 2020をもとに作成。

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ムハージリーン・ワ・アンサール旅団が声明を出し、イドリブ県M4高速道路でのロシア軍襲撃をねつ造と非難(2020年10月20日)

ムハージリーン・ワ・アンサール旅団は声明を出し、8月25日にイドリブ県アウラム・ジャウズ村近郊のM4高速道路で発生したロシア・トルコ軍合同パトロール部隊への襲撃事件(ロシア軍装甲車1輌が大破、兵士2人が負傷)の実行犯とされるハッターブ・シーシャーニー大隊に関して、「解放区にそうした名前の組織は存在せず、それはロシア・メディアのウソ、ねつ造だ」と発表した。

ムハージリーン・ワ・アンサール旅団はまた、自らの政策がシャーム解放機構に準じているとしたうえで、ロシア軍部隊を狙った一連の攻撃への関与を強く否定した。

そのうえで、ロシアのメディアが、解放区で軍事作戦を再開するための口実を作り出そうとして、ウソの情報を拡散していると断じた。

AFP, October 20, 2020、ANHA, October 20, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 20, 2020、Reuters, October 20, 2020、SANA, October 20, 2020、SOHR, October 20, 2020などをもとに作成。

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クナイトラ県でイスラエル軍の砲撃により大きな爆発(2020年10月20日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にある県北部のフッリーヤ村をイスラエル軍が砲撃し、大きな爆発が発生した。

この砲撃で、フッリーヤ村にある学校が標的となり、ヒズブッラーのメンバー3人(うちシリア人1人、2人の国籍は不明)が死亡した。

AFP, October 20, 2020、ANHA, October 20, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 20, 2020、Reuters, October 20, 2020、SANA, October 20, 2020、SOHR, October 20, 2020などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県を所属不明の戦闘機が爆撃し、ファーティミーユーン旅団の戦闘員少なくとも7人死亡(2020年10月19日)

ダイル・ザウル県では、ドゥラル・シャーミーヤ(10月19日付)によると、18日深夜から19日未明にかけて、シリア政府の支配下にあるブーカマール市近郊にあるファーティミーユーン旅団の拠点複数カ所が、所属不明の戦闘機の爆撃を受けて、戦闘員少なくとも7人が死亡した。

AFP, October 19, 2020、ANHA, October 19, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 19, 2020、Reuters, October 19, 2020、SANA, October 19, 2020、SOHR, October 19, 2020などをもとに作成。

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シャーム自由人イスラーム運動軍事部門の司令官22人が現総司令官の指導体制を拒否、2019年に組織を離れた元総司令官の復職を求める(2020年10月20日)

シャーム自由人イスラーム運動軍事部門の司令官22人が連名で声明を出し、2019年5月に組織を離れていたハサン・スーファーン元総司令官に組織に復帰し、軍事部門の再建を指導するよう要請した。

シャーム自由人イスラーム運動はアル=カーイダの系譜を汲む組織で、自由シリア軍を自認、現在はトルコが庇護する国民解放戦線(シリア国民軍)を主導している。

声明のなかで司令官らは「我々はハサン・スーファーン師に、この困難な段階において組織を指導し、組織を統一し、その再建を行い、すべてのメンバーの活動への参加を保証するよう求める」と表明している。

声明は、ジャービル・アリー・バーシャー総司令官とアブー・イッズ・アリーハー副司令官と、アブー・ムンズィル大尉ら軍事部門の司令官との対立を受けたもの。

後者は最近になってラタキア県北東部で反乱を起こしたが、今回の声明はジャービル・アリー・バーシャー総司令官とアブー・イッズ・アリーハー副司令官の指導体制に異議を唱えるもの。

AFP, October 20, 2020、ANHA, October 20, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 20, 2020、Reuters, October 20, 2020、SANA, October 20, 2020、SOHR, October 20, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍がハマー県ムーリク市近郊の第9監視所から撤退(2020年10月20日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍がシリア政府支配地域内で孤立していたムーリク市近郊の第9監視所からの撤収作業を継続、民間トレーラー数十輌が装備や物資を積んで同地を退去した。

ドゥラル・シャーミーヤ(10月20日付)などによると、撤退したトルコ軍部隊は、シリア政府の支配地域と「決戦」作戦司令室の支配地が接するイドリブ県ザーウィヤ山地方に再展開すると見られる。

https://www.youtube.com/watch?v=JWrWGQxn5w0

シリア人権監視団によると、トルコ軍はまた撤収作業と並行して、兵站物資を積んだ車輌約15輌をイドリブ県カフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(10月20日付)によると、トルコ軍はアレッポ市とラタキア市を結ぶイドリブ県内のM4高速道路で単独パトロールを実施した。

ロシア軍が行動パトロールの実施を拒否したため、トルコ軍のみによる巡回が行われたものと見られる。

AFP, October 20, 2020、ANHA, October 20, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 20, 2020、Reuters, October 20, 2020、SANA, October 20, 2020、SOHR, October 20, 2020などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県での爆発でパレスチナ人民兵からなるクドス旅団の戦闘員2人死亡(2020年10月20日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、パレスチナ人民兵からなるクドス旅団の車輌が、ティブニー町の路上に仕掛けられていた爆弾の爆発に巻き込まれ、民兵2人が死亡した。

AFP, October 20, 2020、ANHA, October 20, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 20, 2020、Reuters, October 20, 2020、SANA, October 20, 2020、SOHR, October 20, 2020などをもとに作成。

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スウェーデン外務省使節団が北・東シリア自治局ジャズィーラ地方執行評議会本舎を訪問、人道・政治面での支援を約束(2020年10月20日)

ハサカ県では、ANHA(10月20日付)によると、北・東シリア自治局支配地を訪問中のスウェーデン外務省使節団が、アームーダー市にある北・東シリア自治局ジャズィーラ地方執行評議会本舎で会談した。

スウェーデン外務省のビル・オルニウス特使を団長とする使節団は会談で、人道面、政治面での支援を約束した。

ANHA(10月20日付)が伝えた。

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一方、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の傘下にあるダイル・ザウル民政評議会のスポーツ連合代表が離反し、トルコ占領下のアレッポ県ジャラーブルス市に家族とともに逃亡した。

AFP, October 20, 2020、ANHA, October 20, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 20, 2020、Reuters, October 20, 2020、SANA, October 20, 2020、SOHR, October 20, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍ドローンがハサカ県北東部を爆撃、シリア民主軍自衛部隊の隊員2人が死亡(2020年10月20日)

ハサカ県では、ANHA(10月20日付)によると、トルコ軍の偵察用の無人航空機(ドローン)が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるマーリキーヤ(ダイリーク)市近郊のマズリー村、ダイルカー・バラーフィー村を爆撃した。

シリア人権監視団によると、爆撃は車を狙ったもので、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属する「自衛部隊」の隊員2人が死亡した。

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アレッポ県では、ANHA(10月20日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるマンビジュ市で、車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、住民5人が負傷した。

また、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるアフリーン市とジンディールス町を結ぶ街道で、トルコ軍装甲車が子供2人が乗っていたオートバイと衝突、乗っていた子供1人が死亡、1人が負傷した。

一方、トルコの占領下にあるバーブ市近郊のシャイフ・ナースィル村(クルト・ワイラーン村)に展開するトルコ軍部隊は、カーウカリー村にあるシリア民主軍バーブ軍事評議会の拠点複数カ所を砲撃した。

AFP, October 20, 2020、ANHA, October 20, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 20, 2020、Reuters, October 20, 2020、SANA, October 20, 2020、SOHR, October 20, 2020などをもとに作成。

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シリア民主軍がハサカ市内のほとんどの学校を接収・閉鎖していることを受け、政府は市内の16カ所に仮設の学校を設置するための仮認可を出す(2020年10月20日)

ハサカ県では、SANA(10月20日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局が共同統治するハサカ市内の北・東シリア自治局支配地域内のほぼすべての学校が人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍によって接収され、閉鎖処分を受けていることを受けて、ハサカ県教育局は、市内の16カ所に仮設の学校を設置するための仮認可を出した。

これによって、9,500人の生徒が1年間修学する場所が確保されるという。

AFP, October 20, 2020、ANHA, October 20, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 20, 2020、Reuters, October 20, 2020、SANA, October 20, 2020、SOHR, October 20, 2020などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で46人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で325人(2020年10月20日)

保健省は政府支配地域で新たに46人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者31人が完治し、3人が死亡したと発表した。

これにより、10月20日現在の同地での感染者数は計5,180人、うち死亡したのは254人、回復したのは1,596人となった。

SANA(10月20日付)が伝えた。

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反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で10月20日に新たに325人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、71人が完治したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡6人、イドリブ郡180人、ハーリム郡30人、アリーハー郡24人、アレッポ県スィムアーン山郡4人、ジャラーブルス郡15人、バーブ郡26人、アフリーン郡23人、アアザーズ郡17人。

これにより、同地での感染者数は計3,190人、うち回復したのは1,371人、死亡したのは21人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1417856475085906/

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1418783931659827/

AFP, October 20, 2020、ACU, October 20, 2020、ANHA, October 20, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 20, 2020、Reuters, October 20, 2020、SANA, October 20, 2020、SOHR, October 20, 2020などをもとに作成。

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ロシア軍がイドリブ県ザーウィヤ山地方のマガーラ村を2度にわたって爆撃(2020年10月20日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから227日目を迎えた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機複数機が、「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のマガーラ村を2度にわたって爆撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のフライフィル村、スフーフン村、ファッティーラ浦、カンスフラ村などを砲撃し、フライフィル村で戦闘員1人が死亡した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のタッル・ワースィト村、ズィヤーラ町、カルクール村を砲撃し、カルクール村で女性1人が負傷した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を38件(イドリブ県21件、ラタキア県10件、アレッポ県6件、ハマー県1件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は33件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を5件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, October 20, 2020、ANHA, October 20, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 20, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, October 20, 2020、Reuters, October 20, 2020、SANA, October 20, 2020、SOHR, October 20, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民343人と国内避難民(IDPs)2人が新たにシリア政府支配地域に帰還、2018年半ば以降帰還した難民は615,694人、2019年以降帰還したIDPsは66,432人に(2020年10月20日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(10月20日付)を公開し、10月19日に難民343人(うち女性103人、子供175人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民343人(うち女性103人、子供175人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は615,694人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者220,446人(うち女性66,277人、子ども112,158人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,722,350人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は844,974人(うち女性253,553人、子供430,649人)となった。

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一方、国内避難民2人が新たに帰宅した。

うちダマスカス郊外県東グータ地方に帰宅したのは0人、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは2人、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所およびハマー県スーラーン町の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

グラーブ山通行所経由の帰還者のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は2人(うち女性1人、子供1人)だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は66,434人(うち女性23,155人、子供27,346人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,335,030人(うち女性405,714人、子供671,112人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, October 20, 2020をもとに作成。

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シリア・アラブ航空がカタールの首都ドーハとダマスカスを結ぶ定期往復便の運航を再開(2020年10月19日)

運輸省はフェイスブックの公式サイト(http://www.mot.gov.sy/)などを通じて、10月28日からシリアの首都ダマスカスとカタールの首都ドーハを結ぶシリア・アラブ航空の定期往復便を運航すると発表した。

定期往復便は週2回運航されるという。

https://www.facebook.com/660538387462924/photos/a.660889777427785/1586577784858975/?type=3&theater

AFP, October 19, 2020、ANHA, October 19, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 19, 2020、Reuters, October 19, 2020、SANA, October 19, 2020、SOHR, October 19, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍はムーリム市の監視所からの撤退を準備する一方、シリア政府支配地域内に取り残されている他の監視所・拠点からも撤退か?(2020年10月19日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府支配地域内で孤立していたムーリク市近郊のトルコ軍の第9監視所に、トルコ軍が借り上げた民間のトレーラーからなる車列が監視所の設備や装備を撤収するために到着した。

同監視団によると、トルコ軍は第9監視所だけでなく、同じくシリア政府支配地域内に孤立しているハマー県のシール・マガール村、イドリブ県のサルマーン村やタッル・トゥーカーン村の監視所、タルナバ村、マルディーフ村、マアッル・ハッタート村、サラーキブ市の拠点でも撤退の準備を行っているほか、アレッポ県内に設置されている監視所の撤退も予定されているという。

トルコ軍はまた、監視所撤収作業と並行して、兵站物資を積んだ車輌約75輌をイドリブ県カフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。

AFP, October 19, 2020、ANHA, October 19, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 19, 2020、Reuters, October 19, 2020、SANA, October 19, 2020、SOHR, October 19, 2020などをもとに作成。

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シャーム解放機構がトルコ諜報機関の指示を受けてフッラース・ディーン機構、ダーイシュのメンバー25人を逮捕(2020年10月19日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の治安部隊が18日深夜から19日未明にかけてイドリブ市、フーア市で新興のアル=カーイダ系組織の一つフッラース・ディーン機構とダーイシュ(イスラーム国)のメンバー25人を逮捕した。

同監視団によると、25人の逮捕は、ロシアとトルコの停戦合意(3月5日)への反対者を対象とし、トルコの諜報機関の指示によるものだという。

AFP, October 19, 2020、ANHA, October 19, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 19, 2020、Reuters, October 19, 2020、SANA, October 19, 2020、SOHR, October 19, 2020などをもとに作成。

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スウェーデン外務省使節団がハサカ市のシリア民主軍総司令部を訪問(2020年10月19日)

ハサカ県では、ANHA(10月19日付)によると、スウェーデン外務省使節団が、ハサカ市にある人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の総司令部を訪問、北・東シリア自治局やシリア民主軍の代表らと会談した。

スウェーデン外務省のビル・オルニウス特使を団長とする使節団は10月17日に、イラク国境に面するティグリス川河畔のスィーマルカー国境通行所からシリア領内に進入し、北・東シリア自治局支配地域に滞在していた。

AFP, October 19, 2020、ANHA, October 19, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 19, 2020、Reuters, October 19, 2020、SANA, October 19, 2020、SOHR, October 19, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍と国民軍がラッカ県を砲撃する一方、シリア民主軍がハサカ県で国民軍戦闘員3人殺害(2020年10月19日)

ラッカ県では、ANHA(10月19日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がアイン・イーサー市近郊に位置するシリア政府と北・東シリア自治局と共同統治下のサイダー村を砲撃した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がトルコ占領下のラアス・アイン市南のガシュカ村に潜入し、国民軍の戦闘員3人を殺害した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア民主軍が、トルコ占領下のいわゆる「ユーフラテスの盾」地域と、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるマンビジュ市近郊が接する境界地帯に位置するアウン・ダーダート村の通行所を再び閉鎖した。

AFP, October 19, 2020、ANHA, October 19, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 19, 2020、Reuters, October 19, 2020、SANA, October 19, 2020、SOHR, October 19, 2020などをもとに作成。

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国内通商消費者保護省は灯油とガソリンの値上げを発表(2020年10月19日)

国内通商消費者保護省は、灯油の価格を1リットル295シリア・ポンドから650シリア・ポンドに、ガソリンの価格を850シリア・ポンドから1リットル1,050シリア・ポンドに引き上げることを決定した。

SANA(10月19日付)が伝えた。

AFP, October 19, 2020、ANHA, October 19, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 19, 2020、Reuters, October 19, 2020、SANA, October 19, 2020、SOHR, October 19, 2020などをもとに作成。

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シリア民主軍、アサーイシュがハサカ市内のシリア政府側の警察官舎で警官多数を逮捕、警官の家族に暴行を加える(2020年10月19日)

ハサカ県では、SANA(10月19日付)やドゥラル・シャーミーヤ(10月19日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるハサカ県内のグワイラーン地区(北・東シリア自治局支配下)で、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍(ドゥラル・シャーミーヤによると、北・東シリア自治局の内務治安部隊(アサーイシュ))が警察官の官舎など住居多数を接収し、住民に強制退去を要請、女性らに暴行を加えた。

ドゥラル・シャーミーヤによると、アサーイシュが官舎を包囲し、入り口や周辺の建物の屋上に武装した30人を配置し、命令に従わない場合射殺すると脅迫、警察官11人を逮捕したという。

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ラッカ県では、SANA(10月19日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタブカ市、ラッカ市、スカイルー村で、シリア民主軍が住宅複数棟に押し入り、若者多数を拘束、教練キャンプに連行した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(10月19日付)によると、北・東シリア自治局の統治下にあるバーグーズ村をシリア民主軍が包囲し、村内の住居や車輌に対して立入捜査を行った。

一方、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の支配下にあるブサイラ市で、オートバイに乗った正体不明の武装集団がシリア民主軍の兵士1人を拉致しようとして失敗、射殺した。

さらに、北・東シリア自治局の支配下にあるスブハ村では、オートバイに仕掛けられていた爆弾が爆発し、シリア民主軍兵士1人が負傷した。

AFP, October 19, 2020、ANHA, October 19, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 19, 2020、Reuters, October 19, 2020、SANA, October 19, 2020、SOHR, October 19, 2020などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で57人、北・東シリア自治局支配地域で150人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で216人(2020年10月19日)

保健省は政府支配地域で新たに57人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者37人が完治し、3人が死亡したと発表した。

これにより、10月19日現在の同地での感染者数は計5,134人、うち死亡したのは251人、回復したのは1,565人となった。

SANA(10月19日付)が伝えた。

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに150人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者5人が完治したと発表した。

これにより、10月19日現在の同地での感染者数は計3,098人、うち死亡したのは95人、回復したのは635人となった。

新規感染者の内訳は、ハサカ県のハサカ市17人、カーミシュリー市20人、マーリキーヤ(ダイリーク)市24人、マアバダ(カルキールキー)町14人、ルマイラーン町6人、アームーダー市3人、ダルバースィーヤ市2人、ジュワーディーヤ(ジャッル・アーガー)村1人、ラッカ県のラッカ市28人、タブカ市8人、アレッポ県のアイン・アラブ(コバネ)市21人、マンビジュ市6人。

ANHA(10月19日付)が伝えた。

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反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で10月19日に新たに216人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、44人が完治し、1人が死亡したと発表した。

これにより、同地での感染者数は計2,865人、うち回復したのは1,300人、死亡したのは21人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1416846821853538/

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一方、シリア人権監視団は、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ県の「解放区」とトルコ占領下のアレッポ県北部で、新型コロナウイルス感染者216人が確認される一方、感染者1人が死亡したと発表した。

これにより、6月9日以降、「解放区」と占領地で確認された感染者数は計2,865人、うち死亡したのは23人、完治したのは1,300人となった。

AFP, October 19, 2020、ACU, October 19, 2020、ANHA, October 19, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 19, 2020、Reuters, October 19, 2020、SANA, October 19, 2020、SOHR, October 19, 2020などをもとに作成。

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シリア軍と「決戦」作戦司令室がハマー県などで交戦(2020年10月19日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから226日目を迎えた。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるガーブ平原の灌漑計画地区を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のズィヤーラ町、タッル・ワースィト村を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方各所を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を40件(イドリブ県19件、ラタキア県14件、アレッポ県5件、ハマー県2件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は35件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を6件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, October 19, 2020、ANHA, October 19, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 19, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, October 19, 2020、Reuters, October 19, 2020、SANA, October 19, 2020、SOHR, October 19, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民469人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は615,351人に(2020年10月19日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(10月19日付)を公開し、10月18日に難民469人(うち女性140人、子供239人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民469人(うち女性140人、子供239人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は615,351人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者220,103人(うち女性66,174人、子ども111,983人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,722,350人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は844,631人(うち女性253,450人、子供430,474人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, October 19, 2020をもとに作成。

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パテル米大統領副補佐官がダマスカスを数度にわたり訪問、シリア当局が拘束しているとされる米国人解放の交渉を行う(2020年10月18日)

『ウォール・ストリート・ジャーナル』(10月18日付)は、ドナルド・トランプ米政権でテロ対策を担当するカッシュ・パテル大統領副補佐官がシリアの首都ダマスカスを秘密裏に訪問したと伝えた。

トランプ政権内の複数の高官やシリアとの交渉に詳しい複数の消息筋によると、パテル副報道官の訪問は今年初めに行われ、シリアの当局によって拘束されているとされる米国人2人、ジャーナリストのオースティン・タイス氏(2012年失踪)、セラピストのマジド・カマルマズ氏(2017年失踪)の身柄引き渡しについて協議が行われたという。

同消息筋は、パテル副報道官が誰と会談したかは明らかにしなかった。

なお、タイス氏、カマルマズ氏を含めて少なくとも4人の米国人がシリアの当局によって拘束されていると見られる。

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一方、『ワタン』(10月19日付)は、パテル副報道官が複数回にわたってシリアを訪問しており、8月の訪問では、アリー・マムルーク国民安全保障会議議長と会談したと伝えた。

AFP, October 19, 2020、ANHA, October 19, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 19, 2020、Reuters, October 19, 2020、SANA, October 19, 2020、SOHR, October 19, 2020、The Wall Street Journal, October 18, 2020、al-Watan, October 19, 2020などをもとに作成。

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トルコはシリア人傭兵400人を新たにアゼルバイジャンに派遣(2020年10月18日)

シリア人権監視団は、トルコによってアゼルバイジャンに派遣されたシリア人傭兵(国民軍戦闘員)9人がナゴルノ・カラバフ地方一帯での戦闘で新たに死亡する一方、約400人が新たに現地に派遣されたと発表した。

これにより、戦闘が始まった9月27日以降のシリア人傭兵の死者数は134人となり、シリアに移送された遺体数は92体となった。

なお、トルコがアゼルバイジャンに派遣したシリア人傭兵は約2,050人(うち400人以上がスルターン・ムラード師団とハムザート師団のメンバー、また約1,200人がトルコマン系)。

AFP, October 18, 2020、ANHA, October 18, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 18, 2020、Reuters, October 18, 2020、SANA, October 18, 2020、SOHR, October 18, 2020などをもとに作成。

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ロシアの民間軍事会社によってリビアに派遣されたシリア人傭兵の死者数は45人にのぼる(2020年10月18日)

サウト・アースィマ(10月18日付)は、ロシアの民間軍事会社によってリビアに派遣されたシリア人傭兵の親族から得た情報として、リビア国民合意政府(GNA)側との戦闘での死者数が45人にのぼっていると伝えた。

死亡したのはダマスカス県、ダマスカス郊外県の出身者で、ハリーファ・ハフタル将軍率いるリビア国民軍を支援するために派遣されたという。

AFP, October 18, 2020、ANHA, October 18, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 18, 2020、Reuters, October 18, 2020、SANA, October 18, 2020、Sawt al-‘Asima, October 18, 2020、SOHR, October 18, 2020などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県で米軍の車列の通過に合わせて爆発が発生(2020年10月18日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の支配下にあるスブハ村の街道で、米軍の車列が通過しようとした際に、道路に仕掛けられていた爆弾が爆発した。

死傷者はなかった。

AFP, October 18, 2020、ANHA, October 18, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 18, 2020、Reuters, October 18, 2020、SANA, October 18, 2020、SOHR, October 18, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍部隊がイドリブ県ザーウィヤ山地方東部のカドゥーラ村に新たに展開(2020年10月18日)

イドリブ県では、シリア人権監視団、ドゥラル・シャーミーヤ(10月18日付)によると、兵員輸送車、戦車、装甲車などからなるトルコ軍部隊が、カフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入し、ザーウィヤ山地方東部のカドゥーラ村に新たに展開した。

AFP, October 18, 2020、ANHA, October 18, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 18, 2020、Reuters, October 18, 2020、SANA, October 18, 2020、SOHR, October 18, 2020などをもとに作成。

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監視所撤収のためにハマー県ムーリク市にトルコ軍とともに向かっていたトレーラーがシリア軍の発砲を受け、シリア人ドライバー1人死亡(2020年10月18日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ハマー県ムーリク市近郊にあるトルコ軍の監視所(第9監視所)に向かっていた車列が、シリア政府支配下のサラーキブ市近郊のM5高速道路を走行中に、シリア軍の発砲を受けて、トレーラーを運転していたシリア人ドライバー1人が死亡した。

死亡したのは、イドリブ県アリーハー市出身のムハンマド・ナビール・マアトゥーク氏。

即死だった。

また、シリア人複数が負傷したという。


ドゥラル・シャーミーヤ(10月18日付)によると、シリア軍の発砲を受けたのは、ムーリク市の第9監視所の撤収のため、トルコ軍がドライバー付で借り上げていたトレーラーで、シリアのアル=カーイダが軍事・治安権限を握るいわゆる「解放区」から、トルコ軍の部隊に同行するかたちで、シリア政府支配地域に入っていた。

発砲したのは、スハイル・ニムル准将が指揮する第25師団、通称「トラ部隊」の兵士。

AFP, October 18, 2020、ANHA, October 18, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 18, 2020、Reuters, October 18, 2020、SANA, October 18, 2020、SOHR, October 18, 2020などをもとに作成。

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