ジェームズ・ジェフリー米国務省シリア問題担当特使が辞任を発表(2020年11月7日)

米国のジェームズ・ジェフリー国務省シリア問題担当特使が辞任を発表した。

『シャルク・アウサト』(11月6日付)が伝えた。

AFP, November 7, 2020、ANHA, November 7, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 7, 2020、Reuters, November 7, 2020、SANA, November 7, 2020、al-Sharq al-Awsat, November 7, 2020、SOHR, November 7, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍がM5高速道路沿線に位置するマアッラト・ハッタート村(イドリブ県)の拠点からの撤退を開始(2020年11月7日)

イドリブ県では、シリア人権監視団、ドゥラル・シャーミーヤ(11月7日付)によると、トルコ軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるマアッル・ハッタート村にあるの拠点の撤収に向けて、施設の解体作業を開始した。

M5高速道路の沿線に位置するマアッル・ハッタート村の拠点は、マアッラト・ヌウマーン市がシリア軍の包囲を受けたのを受けて、2020年2月に設置されていた。

AFP, November 7, 2020、ANHA, November 7, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 7, 2020、Reuters, November 7, 2020、SANA, November 7, 2020、SOHR, November 7, 2020などをもとに作成。

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シリア民主軍が米主導の有志連合の支援を受け、ハサカ県東ガルビーヤ村でダーイシュ元司令官と思われる男性1人を殺害(2020年11月7日)

ハサカ県では、SANA(11月7日付)、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が米主導の有志連合の支援を受け、北・東シリア自治局の支配下にある東ガルビーヤ村の民家複数棟に対して強制捜査を行い、住民4人を拘束、連行するとともに、ダーイシュ(イスラーム国)元司令官と思われる男性1人を殺害した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(11月7日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるバーグーズ村でシリア民主軍が住民多数を拘束、連行した。

AFP, November 7, 2020、ANHA, November 7, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 7, 2020、Reuters, November 7, 2020、SANA, November 7, 2020、SOHR, November 7, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍と国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるラッカ県アイン・イーサー市とその一帯を砲撃(2020年11月7日)

ラッカ県では、SANA(11月7日付)、ANHA(11月7日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市、同市近郊のアイン・イーサー国内避難民(IDPs)キャンプ、サイダー村、M4高速道路沿線を砲撃した。

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アレッポ県では、ANHA(11月7日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるマンビジュ市東のフーシャリーヤ村、ジャート村を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるアアザーズ市で、国民軍に所属するスルターン・ムラード師団の車輌の車輌に仕掛けられていた爆弾が爆発し、メンバー1人が死亡、複数が負傷した。

AFP, November 7, 2020、ANHA, November 7, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 7, 2020、Reuters, November 7, 2020、SANA, November 7, 2020、SOHR, November 7, 2020などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で45人、北・東シリア自治局支配地域で237人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で249人(2020年11月7日)

保健省は政府支配地域で新たに45人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者48人が完治し、4人が死亡したと発表した。

これにより、11月7日現在の同地での感染者数は計6,147人、うち死亡したのは313人、回復したのは2,302人となった。

SANA(11月7日付)が伝えた。

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに237人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者27人が完治し、3人が死亡したと発表した。

これにより、11月7日現在の同地での感染者数は計5,484人、うち死亡したのは130人、回復したのは798人となった。

新規感染者の内訳は、ハサカ県のハサカ市29人、カーミシュリー市36人、タッル・タムル町1人、マーリキーヤ(ダイリーク)市36人、カフターニーヤ(ディルベ・スピーイェ)市1人、アームーダー市5人、アレッポ県のアイン・アラブ(コバネ)市21人、マンビジュ市19人、シャフバー地区(タッル・リフアト市)1人、ラッカ県のラッカ市42人、タブカ市33人、ダイル・ザウル県11人。

ANHA(11月7日付)が伝えた。

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反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で11月7日に新たに249人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、58人が完治し、5人が死亡したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡7人、イドリブ郡132人、ハーリム郡117人、アリーハー郡22人、アレッポ県スィムアーン山郡30人、ジャラーブルス郡25人、バーブ郡37人、アフリーン郡51人、アアザーズ郡68人。

これにより、同地での感染者数は計8,388人、うち回復したのは3,099人、死亡したのは69人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1436133839924836/

AFP, November 7, 2020、ACU, November 7, 2020、ANHA, November 7, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 7, 2020、Reuters, November 7, 2020、SANA, November 7, 2020、SOHR, November 7, 2020などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方を13回にわたり爆撃する一方、ロシア軍所属と思われる自爆式ドローンがサルジャ村のシャーム解放機構の拠点を攻撃、ウズベク人戦闘員7人を殺害(2020年11月7日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから247日目を迎えた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が、「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のサルジャ村、シャンナーン村、ファルカヤー村、バイニーン村、イフスィム町に対して13回にわたり爆撃を実施した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

また、ロシア軍所属と見られる無人航空機(ドローン)が、ザーウィヤ山地方のサルジャ村にあるシャーム解放機構の拠点に対して自爆攻撃を行い、ウズベク人戦闘員7人を殺害した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を31件(イドリブ県18件、ラタキア県5件、アレッポ県3件、ハマー県5件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は30件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を10件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, November 7, 2020、ANHA, November 7, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 7, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 7, 2020、Reuters, November 7, 2020、SANA, November 7, 2020、SOHR, November 7, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民552人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は625,176人に(2020年11月7日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(11月7日付)を公開し、11月6日に難民552人(うち女性165人、子供282人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民552人(うち女性165人、子供282人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は625,176人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者229,928人(うち女性69,122人、子ども116,996人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,721,603人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は854,456人(うち女性256,398人、子供435,487人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, November 7, 2020をもとに作成。

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