イエメンのアンサール・アッラーはイエメン記者連合代表・イエメン人民諸勢力連合事務局長のアブドゥッラー・アリー・サブリー氏を駐シリア・イエメン大使に任命(2020年11月15日)

イエメンのアンサール・アッラー(通称・蔑称:フーシー派)傘下の最高政治評議会議長を務めるマフディー・マシャート氏は、イエメン記者連合代表でイエメン人民諸勢力連合事務局長を務めるアブドゥッラー・アリー・サブリー氏を駐シリア・イエメン大使に任命した。

駐シリア・イエメン大使は2016年以降、ナーイフ・カーニス氏が務めていた。

イエメン通信社(SABA、11月15日付)が伝えた。


AFP, November 16, 2020、ANHA, November 16, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 16, 2020、Reuters, November 16, 2020、SABA News, November 16, 2020、SANA, November 16, 2020、SOHR, November 16, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ハーブール「米軍が多数の車輌と兵士をイラクに撤退させている」(2020年11月15日)

ハーブール(11月15日付)はフェイスブック・アカウント(https://www.facebook.com/alkhabour2011/)を通じて、「米軍が多数の軍用車輌と兵士をハサカ県南部のシャッダーディー基地からワリード国境通行所を経由してイラクに撤退させている」と伝えた。

AFP, November 15, 2020、ANHA, November 15, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 15, 2020、al-Khabur, November 15, 2020、Reuters, November 15, 2020、SANA, November 15, 2020、SOHR, November 15, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア民主軍のアブディー総司令官がデヴィッド・ブラウンタイン米国務省シリア問題担当副特使と会談(2020年11月15日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のマズルーム・アブディー総司令官は、ジェームズ・ジェフリー米国務省シリア問題担当特使の退任とジョウェル・ライバーン氏の特使就任に伴い、副特使に就任したデヴィッド・ブラウンタイン氏と会談した。

アブディー総司令官はツイッターのアカウント(https://twitter.com/MazloumAbdi/)で以下のように綴った。

デヴィッド・ブラウンタイン副特使をお迎えできて光栄です。我々は、すべてのシリア人が平和と自由を享受する未来についてのヴィジョンを共有している。我々は、我々すべてのシリア人同胞とともに活動し、共通の課題を克服し、この目的を達成することを心待ちにしている。

AFP, November 15, 2020、ANHA, November 15, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 15, 2020、Reuters, November 15, 2020、SANA, November 15, 2020、SOHR, November 15, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア人権監視団:トルコはナゴルノ・カラバフ地方に派遣したシリア人傭兵(国民軍戦闘員)の一部を残留させようとしている(2020年11月15日)

シリア人権監視団は、トルコがナゴルノ・カラバフ地方に派遣したシリア人傭兵(国民軍戦闘員)の一部を、ロシアに仲介によるアゼルバイジャンとアルメニアの停戦合意以降も、カフカス地方出身者だと偽って同地に残留させようとしていると発表した。

トルコがアゼルバイジャンに派遣したシリア人傭兵は約2,580人、うち293人が死亡(シリアに移送された遺体数は225体)、342人がすべてを放棄して帰国したという。

派遣された傭兵のなかには、トルコマン系シリア人が多く含まれている。

AFP, November 15, 2020、ANHA, November 15, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 15, 2020、Reuters, November 15, 2020、SANA, November 15, 2020、SOHR, November 15, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ハサカ県カーミシュリー市近郊でアラブ系部族のタイ部族国民会合を開催、米国とトルコの放逐を主唱(2020年11月15日)

ハサカ県では、SANA(11月15日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるカーミシュリー市近郊のジャルマズ村でアラブ系部族のタイ部族国民会合が開催され、地元名士、部族長、住民多数が参加、米国とトルコによる占領に反対、その放逐を主唱した。

**

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるユーフラテス川西岸のスィヤール村に展開するシリア軍部隊が、北・東シリア自治局の支配下にある東岸のバーグーズ村の漁師に向けて発砲した。

AFP, November 15, 2020、ANHA, November 15, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 15, 2020、Reuters, November 15, 2020、SANA, November 15, 2020、SOHR, November 15, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍と国民軍がアレッポ県、ラッカ県を砲撃(2020年11月15日)

アレッポ県では、SANA(11月15日付)やANHA(11月15日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のマルアナーズ村、マーリキーヤ村、シャワーリガ村、アイン・ダクナ村、バイルーニーヤ村を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍はマルアナーズ村で女性1人を狙撃、殺害した。

また、国民軍はシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるカルジャブリーン村一帯に潜入し、シリア民主軍の拠点複数カ所を奇襲、兵士多数を殺傷し、2人を捕捉した。

**

ラッカ県では、ANHA(11月15日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊のM4高速道路沿線に位置するフーシャーン村、ハーリディーヤ村、クール・ハサン村、サクル休憩所を砲撃した。

**

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のラアス・アイン市近郊のアズィーズィーヤ村で、国民軍憲兵隊が民家1棟に突入し、若い住民1人を射殺した。

AFP, November 15, 2020、ANHA, November 15, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 15, 2020、Reuters, November 15, 2020、SANA, November 15, 2020、SOHR, November 15, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で71人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で424人(2020年11月15日)

保健省は政府支配地域で新たに71人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者49人が完治し、4人が死亡したと発表した。

これにより、11月15日現在の同地での感染者数は計6,684人、うち死亡したのは345人、回復したのは2,714人となった。

SANA(11月15日付)が伝えた。

**

反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で11月15日に新たに424人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、241人が完治したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡1人、イドリブ郡93人、ハーリム郡118人、アリーハー郡18人、アレッポ県スィムアーン山郡23人、ジャラーブルス郡35人、バーブ郡30人、アフリーン郡63人、アアザーズ郡43人。

これにより、同地での感染者数は計11,852人、うち回復したのは4,455人、死亡したのは95人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1443779609160259/

AFP, November 15, 2020、ACU, November 15, 2020、ANHA, November 15, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 15, 2020、Reuters, November 15, 2020、SANA, November 15, 2020、SOHR, November 15, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アレッポ県西部でシャーム解放機構がシリア軍兵士1人を狙撃し射殺(2020年11月15日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから255日目を迎えた。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室を主導するシャーム解放戦線が、シリア政府の支配下にあるカフルタアール村に展開するシリア軍部隊を狙撃、1人を殺害した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

**

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のスフーフン村、カフル・ウワイド村、ファッティーラ村、カンスフラ村、カドゥーラ村、サーン村、ルワイハ村、バイニーン村を砲撃した。

**

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を30件(イドリブ県15件、ラタキア県8件、アレッポ県2件、ハマー県5件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は30件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を8件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, November 15, 2020、ANHA, November 15, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 15, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 15, 2020、Reuters, November 15, 2020、SANA, November 15, 2020、SOHR, November 15, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア難民受入移送居住センター:難民174人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は626,705人に(2020年11月15日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(11月15日付)を公開し、11月14日に難民174人(うち女性52人、子供89人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民174人(うち女性52人、子供89人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は626,705人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者231,457人(うち女性69,582人、子ども117,776人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,722,830人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は855,985人(うち女性256,858人、子供436,267人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, November 15, 2020をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.