北・東シリア自治局はロシア大統領府子供の権利のための弁務官事務所の使節団にダーイシュのロシア人戦闘員の孤児20人の身柄を引き渡す(2021年7月3日)

ロシア大統領府子供の権利のための弁務官事務所の使節団が、ハサカ県のカーミシュリー市にある北・東シリア自治局の渉外関係局(外務省に相当)の本社を訪問し、アビール・イーリヤー渉外関係局運営委員会メンバーらと会談、ダーイシュ(イスラーム国)のロシア人戦闘員の孤児20人の身柄を引き渡しにかかる文書を交わした。

イーリヤー氏によると、ロシアへのダーイシュ・メンバーの家族の身柄引き渡しは今回が初めてではなく、これまでに妻子250人を引き渡したという。

AFP, July 3, 2021、ANHA, July 3, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 3, 2021、Reuters, July 3, 2021、SANA, July 3, 2021、SOHR, July 3, 2021などをもとに作成。

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北・東シリア自治局の渉外関係局は声明を出しシリア政府との対話を仲介するロシアの役割を歓迎するも、政府の対応が対話に相応しくないと非難(2021年7月3日)

北・東シリア自治局の渉外関係局(外務省に相当)は声明を出し、シリア政府との対話を仲介するロシアの役割を歓迎すると発表した。

声明において、渉外関係局は、北・東シリア自治局がダマスカス(シリア政府)との対話の実現に向けてあらゆる取り組みを行ってきたとしつつ、シリア政府側がシリアにおける変化の現実を受け入れず、危機をもたらした考え方に固執し続け、対話に真摯に応じようとしていないと批判した。

その一方で、「ロシア外務大臣のセルゲイ・ラヴロフ氏が昨日、ダマスカスとの対話について話したことを、我々は問題解決に向けた積極的なステップと見ている」と述べ、「ロシアはこの対話において積極的な役割を果たしており、我々北・東シリア自治局はこれまで幾度となく、国民対話を指示していると表明してきた」と表明、「ダマスカスとの会談の失敗の理由は、シリア政府が危機前の時代へと現状を戻そうとしていることにある」、「シリア政府行為はそのすべてが対話の取り組みに相応しいものでない」と繰り返し批判した。

ANHA(7月3日付)が伝えた。

https://www.facebook.com/smensyria/posts/1634535836736347

AFP, July 3, 2021、ANHA, July 3, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 3, 2021、Reuters, July 3, 2021、SANA, July 3, 2021、SOHR, July 3, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がアレッポ県、ハサカ県各所を砲撃(2021年7月3日)

アレッポ県では、ANHA(7月3日付)によると、トルコ軍が、トルコが占領するバーブ市東に位置するシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下のアリーマ町、カーウカリー村、シャイフ・ナースィル村(クルト・ワイラーン村)、クールフユーク村、マンビジュ市北西のダンダニーヤ村、サイヤーダ村、ヤーランリー村、ジャームースィーヤ村を激しく砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア国民軍がガンドゥーラ町南のバスラジャ村一帯に潜入を試みたが、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍所属のマンビジュ軍事評議会の迎撃を受け、戦闘員1人が死亡、5人が負傷した。

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ハサカ県では、ANHA(7月3日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアブー・ラースィーン(ザルカーン)町北のヌワイハート・ダーダー村、アブダーン村を砲撃した。

AFP, July 3, 2021、ANHA, July 3, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 3, 2021、Reuters, July 3, 2021、SANA, July 3, 2021、SOHR, July 3, 2021などをもとに作成。

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シリア領内に違法に基地を設置し駐留を続ける米軍が盗奪した石油をトレーラーに積んでイラク領内に持ち出す(2021年7月3日)

ハサカ県では、SANA(7月3日付)がヤアルビーヤ町近郊のスワイディーヤ村の複数の地元筋の話として伝えたところによると、シリア領内に違法に基地を設置し駐留を続ける米軍が、県内で盗奪した石油をトレーラー37輌に積んで、ワリード国境通行所からイラク領内に持ち出した。

車列には人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の車輌も同行し、護衛にあたった。

AFP, July 3, 2021、ANHA, July 3, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 3, 2021、Reuters, July 3, 2021、SANA, July 3, 2021、SOHR, July 3, 2021などをもとに作成。

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「決戦」作戦司令室の支配下のイドリブ県に対するシリア軍の砲撃で子供ら9人死亡、ロシア軍も灌漑用の給水ステーションやホワイト・ヘルメットの拠点を爆撃(2021年7月3日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のバルシューン村、イブリーン村、バルユーン村、M4高速道路沿線のアリーハー村を砲撃し、バルシューン村では子供2人、バルユーン村では子供2人、イブリーン村では女性1人と子供3人を含む5人が死亡し、アリーハー村では子供4人を含む5人が負傷した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

また、ロシア軍戦闘機もルージュ平原北部にある灌漑用の給水ステーション、シャイフ・ユースフ村にあるホワイト・ヘルメットのセンターに対して爆撃を行った。

これに対して、トルコ軍はハーン・スブル村、ハーミディーヤ村にあるシリア軍の拠点複数カ所に対して迫撃砲とロケット弾による砲撃を加えた。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、当局によって逮捕されていたドゥーマー市の反体制活動家のうち、シリア人の殺害に関与してなかったことが確認された住民23人が釈放された。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を49件(イドリブ県23件、ラタキア県13件、アレッポ県6件、ハマー県7件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は40件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を19件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, July 3, 2021、ANHA, July 3, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 3, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, July 3, 2021、Reuters, July 3, 2021、SANA, July 3, 2021、SOHR, July 3, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で33人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で10人(2021年7月3日)

保健省は政府支配地域で新たに33人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者7人が完治し、3人が死亡したと発表した。

これにより、7月3日現在の同地での感染者数は計25,619人、うち死亡したのは1,885人、回復したのは21,845人となった。

SANA(7月3日付)が伝えた。

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反体制派系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で7月3日に新たに10人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、31人が完治したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡0人、イドリブ郡2人、ハーリム郡7人、アリーハー郡0人、アレッポ県スィムアーン山郡0人、ジャラーブルス郡0人、バーブ郡0人、アフリーン郡1人、アアザーズ郡0人。

これにより、同地での感染者数は計25,752人、うち回復したのは22,552人、死亡したのは709人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1612372365634315/

AFP, July 3, 2021、ACU, July 3, 2021、ANHA, July 3, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 3, 2021、Reuters, July 3, 2021、SANA, July 3, 2021、SOHR, July 3, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民311人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は680,636人に(2021年7月3日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(7月3日付)を公開し、7月2日に難民311人(うち女性93人、子供158人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民311人(うち女性93人、子供158人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は680,636人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者285,388人(うち女性85,775人、子ども145,271人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,766,326人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は909,916人(うち女性273,051人、子供463,762人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は91,525人(うち女性34,279人、子供32,433人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,360,121人(うち女性416,838人、子供676,199人)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, July 3, 2021をもとに作成。

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