イスラエル軍はレバノン領内からロケット弾2発が撃ち込まれた対抗措置としてレバノン南部を砲撃したと発表(2021年7月20日)

イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ報道官はツイッターのアカウント(https://​twitter.com/avichayadraee)で、レバノン領内からイスラエルに向けてロケット弾2発が撃ち込まれ、イスラエル側も対抗措置としてレバノン南部を砲撃したと速報として発表した。

発表の内容は以下の通り。

速報 レバノンからイスラエルに向けてロケット弾2発が発射されたのを受けて、西ガリラヤ地方で警戒発令。2発のうち1発は迎撃され、もう1発は空き地に着弾した。この間、国内戦線において何らの特別な指示はない。

速報 (イスラエル)国防軍は、レバノンからイスラエルにロケット弾2発が発射されたことへの対抗措置としてレバノン南部を砲撃した。

AFP, July 20, 2021、ANHA, July 20, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 20, 2021、Reuters, July 20, 2021、SANA, July 20, 2021、SOHR, July 20, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア軍戦闘機が、ハマー県東部、ラッカ県マアダーン町一帯、ヒムス県東部、ダイル・ザウル県ビシュリー山一帯の砂漠地帯でダーイシュを狙って50回以上の爆撃を実施(2021年7月20日)

シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が、ハマー県東部、ラッカ県マアダーン町一帯の砂漠地帯、ヒムス県東部の砂漠地帯、ダイル・ザウル県のビシュリー山一帯の砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)を狙って50回以上の爆撃を実施した。

AFP, July 20, 2021、ANHA, July 20, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 20, 2021、Reuters, July 20, 2021、SANA, July 20, 2021、SOHR, July 20, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アサド大統領はイスラーム教の犠牲祭に合わせてヒムス市のハーリド・ブン・ワリード・モスクでの集団礼拝に参加(2021年7月20日)

アサド大統領は、イスラーム教の犠牲祭(イード・アル=アドハー、7月19~23日)に合わせて、ヒムス県ヒムス市のハーリド・ブン・ワリード・モスクでの集団礼拝に参加した。

礼拝には、導師を務めたイサーム・ミスリー・ヒムス県宗教関係局長、ムハンマド・アブドゥッサッタール・サイイド宗教関係大臣、バッサーム・マムドゥーフ・バールスィーク・ヒムス県知事、アフマド・バドルッディーン・ハッスーン共和国ムフティー、バアス党ヒムス支部指導部書記長、人民議会、イスラーム教のウラマーら多数が出席した。


https://www.facebook.com/SyrianPresidency/posts/4400170010026797

https://www.facebook.com/SyrianPresidency/posts/4400241053353026

SANA(7月20日付)が伝えた。

AFP, July 20, 2021、ANHA, July 20, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 20, 2021、Reuters, July 20, 2021、SANA, July 20, 2021、SOHR, July 20, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シーア派が住む政府支配下のアレッポ県ヌッブル市がトルコ占領地から砲撃を受け女性1人死亡するなか、トルコのソイル内務大臣が占領下のアフリーン市、アアザーズ市を訪問(2021年7月20日)

アレッポ県では、SANA(7月20日付)によると、「テロ組織」がシリア政府の支配下にある県北部のヌッブル市を砲撃し、女性1人が死亡、女児1人が負傷した。

ANHA(7月20日付)によると、砲撃を行ったのは、アフリーン市一帯を占領するトルコ軍とその「傭兵」(シリア国民軍)で、ヌッブル市に加えてザフラー町も標的となり、女性1人と子供2人が負傷した。

一方、トルコのシュレイマン・ソイル内務大臣が、トルコが占領下に置くアレッポ県北部に不法入国し、いわゆる「オリーブの枝」地域の中心都市のアフリーン市と「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市の一つアアザーズ市にある内務治安部隊や警察の施設を訪問した。

**

ラッカ県では、ANHA(7月20日付)によると、トルコ軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるM5高速道路のアイン・イーサー市・フーシャーン村間一帯を砲撃した。

シリア人権監視団によると、この砲撃で、住民1人が死亡、3人が負傷した。

AFP, July 20, 2021、ANHA, July 20, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 20, 2021、Reuters, July 20, 2021、SANA, July 20, 2021、SOHR, July 20, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イドリブ県、アレッポ県でシリア軍と「決戦」作戦司令室、トルキスタン・イスラーム党が交戦、住民1人、シリア軍兵士5人、反体制派戦闘員6人死亡、ロシア軍も爆撃を実施(2021年7月20日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室支配下のビダーマー町一帯を砲撃し、住民1人が死亡、8人が負傷した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

シリア軍はまた、ザーウィヤ山地方のバイニーン村、マンタフ村、フライフィル村を砲撃した。

**

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原各所を砲撃した。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室が県西部などで交戦し、シリア軍兵士5人(うち少尉1人)が死亡、「決戦」作戦司令室側の戦闘員2人が死亡した。

一方、中国新疆ウイグル自治区出身者からなるアル=カーイダ系組織のトルキスタン・イスラーム党の部隊が、道を間違ってシリア政府支配下のミーズナーズ村一帯に進入、シリア軍部隊の攻撃を受け、戦闘員4人が死亡した。

**

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるクルド山地方のカッバーナ村一帯を6回にわたって爆撃した。

**

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を34件(イドリブ県13件、ラタキア県16件、アレッポ県2件、ハマー県3件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は30件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を16件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, July 20, 2021、ANHA, July 20, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 20, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, July 20, 2021、Reuters, July 20, 2021、SANA, July 20, 2021、SOHR, July 20, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で5人(2021年7月20日)

保健省は政府支配地域で新たに5人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者4人が完治したと発表した。

これにより、7月20日現在の同地での感染者数は計25,845人、うち死亡したのは1,905人、回復したのは21,924人となった。

SANA(7月20日付)が伝えた。

AFP, July 20, 2021、ANHA, July 20, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 20, 2021、Reuters, July 20, 2021、SANA, July 20, 2021、SOHR, July 20, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア難民受入移送居住センター:難民305人と国内避難民(IDPs)264人が新たに政府支配地域に帰還、2018年半ば以降帰還した難民は685,805人、2019年以降帰還したIDPsは93,541人に(2021年7月19日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(7月19日付)を公開し、7月18日に難民305人(うち女性92人、子供155人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民305人(うち女性92人、子供155人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は685,805人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者290,557人(うち女性87,326人、子ども147,906人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,773,175人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は915,085人(うち女性274,602人、子供466,397人)となった。

**

一方、国内避難民264人が新たに帰宅した。

ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由して帰宅したのは264人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは0人、イドリブ県の「緊張緩和地帯」から帰宅したのは0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は93,541人(うち女性35,306人、子供32,727人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,362,137人(うち女性417,865人、子供676,493人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, July 20, 2021をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.