ロシア軍がダイル・ザウル県シューラー村近郊の砂漠地帯、ラッカ県のラサーファ砂漠でダーイシュを狙って爆撃を実施(2021年7月22日)

シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が、ダイル・ザウル県シューラー村近郊の砂漠地帯、ラッカ県のラサーファ砂漠でダーイシュ(イスラーム国)を狙って爆撃を実施、シリア軍と親政権民兵が同地でダーイシュの掃討作戦を実施した。

一方、ANHA(7月22日付)によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるブサイラ市でオートバイに乗った武装グループが住民の自宅を襲撃し、女性2人を殺害、子供2人を含む3人が負傷した。

AFP, July 22, 2021、ANHA, July 22, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 22, 2021、Reuters, July 22, 2021、SANA, July 22, 2021、SOHR, July 22, 2021などをもとに作成。

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外務在外居住者省は声明で北・東シリア自治局を「陰謀に対峙する力を弱める計画」と非難(2021年7月22日)

外務在外居住者省は声明を出し、米国の支援を受けユーフラテス川以東地域を勢力下に置く北・東シリア自治局について、シリアが陰謀に対峙する力を弱める計画に過ぎず、米国の占領に直接の奉仕を、トルコの占領に対して間接の奉仕を無償で行うものだと非難した。

SANA(7月22日付)が伝えた。

https://www.facebook.com/Mofaexsy/posts/3043787635908343

AFP, July 22, 2021、ANHA, July 22, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 22, 2021、Reuters, July 22, 2021、SANA, July 22, 2021、SOHR, July 22, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がアレッポ県北部各所を砲撃(2021年7月22日)

アレッポ県では、SANA(7月22日付)、ANHA(7月22日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のダイル・ジャマール村、スーガーニカ村、イッビーン村、アキーバ村、マルアナーズ村を砲撃した。

トルコ軍とシリア国民軍はまた、マンビジュ市近郊の小トゥーハール村を砲撃した。

一方、アフリーン解放軍団は声明を出し、7月16日から19日にかけて、トルコ占領下のアルマダール村、アフリーン市、バーブ市で、トルコ軍とシリア国民軍が続ける攻撃に対する報復作戦を実施し、シリア国民軍の戦闘員12人を殺害したと発表した。

ANHA(7月22日付)が伝えた。

このほか、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のバーブ市近郊に位置する大スッカリーヤ村でシリア国民軍に所属するシャーム戦線とシャーム自由人イスラーム運動の戦闘員どうしが、政府支配地域との密輸ルートの管理をめぐって衝突、交戦した。

AFP, July 22, 2021、ANHA, July 22, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 22, 2021、Reuters, July 22, 2021、SANA, July 22, 2021、SOHR, July 22, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で4人(2021年7月22日)

保健省は政府支配地域で新たに4人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者5人が完治したと発表した。

これにより、7月22日現在の同地での感染者数は計25,853人、うち死亡したのは1,905人、回復したのは21,933人となった。

SANA(7月22日付)が伝えた。

AFP, July 22, 2021、ANHA, July 22, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 22, 2021、Reuters, July 22, 2021、SANA, July 22, 2021、SOHR, July 22, 2021などをもとに作成。

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イドリブ県ではシリア軍の砲撃で住民7人死亡、ロシア軍がトルコ軍の拠点近くを爆撃、住民はトルコの沈黙に抗議するデモ(2021年7月22日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のイブリーン村を砲撃し、女性1人と子供3人を含む住民7人が死亡した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

ロシア軍戦闘機1機がバーラ村一帯を3回にわたって爆撃した。

ロシア軍の爆撃は、トルコ軍の拠点が設置されている一帯にも及んだ。

こうしたなか、ドゥラル・シャーミーヤ(7月22日付)が複数の活動家の話として伝えたところによると、ザーウィヤ山地方の住民がバイルーン村に設置されているトルコ軍の拠点近くで、シリア軍による連日の攻撃に対して沈黙を続けるトルコの姿勢に抗議するデモを行い、タイヤを燃やすなどして抗議の意思を示した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を28件(イドリブ県17件、ラタキア県7件、アレッポ県2件、ハマー県3件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は26件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を18件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, July 22, 2021、ANHA, July 22, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 22, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, July 22, 2021、Reuters, July 22, 2021、SANA, July 22, 2021、SOHR, July 22, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民306人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は686,435人に(2021年7月22日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(7月22日付)を公開し、7月21日に難民306人(うち女性92人、子供156人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民306人(うち女性92人、子供156人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は686,435人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者291,187人(うち女性87,515人、子ども148,227人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,773,175人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は915,715人(うち女性274,791人、子供466,718人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は93,541人(うち女性35,306人、子供32,727人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,362,137人(うち女性417,865人、子供676,493人)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, July 22, 2021をもとに作成。

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イスラエル軍が再びシリアを爆撃、ヒズブッラーの拠点を狙う(2021年7月22日)

外務在外居住者省は声明を出し、7月22日午前1時13分、イスラエル軍戦闘機がレバノンの首都ベイルート北東の領空を侵犯、ヒムス県クサイル市一帯に対してミサイル攻撃を行ったと発表、これを「テロ行為」と厳しく非難した。

シリア人権監視団によると、ミサイル攻撃はダブア航空基地、クサイル市一帯、県東部に配置されているレバノンのヒズブッラーの軍事拠点複数カ所を狙ったもので、武器弾薬庫複数棟が破壊され、複数の死傷者が出たという。

AFP, July 22, 2021、ANHA, July 22, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 22, 2021、Reuters, July 22, 2021、SANA, July 22, 2021、SOHR, July 22, 2021などをもとに作成。

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