ロシア外務省は国連安保理決議第2585号を「ダマスカスからシリア各地への人道支援の搬送状況を改善するための努力を行う決意を確認したもの」と高く評価(2021年7月12日)

ロシア外務省は声明を出し、イドリブ県バーブ・ハワー国境通行所経由での周辺国からシリアへの越境(クロスボーダー)人道支援の半年間の延長を認めた国連安保理決議第2585号が採択されたことに関して、シリア人の包括的なニーズに対応し、シリアの経済・社会状況を改善するうえで重要な多くの規定を含んでいると高く評価した。

声明において、ロシア外務省は、決議が「ダマスカスからシリア・アラブ共和国各地への人道支援の搬送状況を改善するための努力を行う決意を確認したもの」としたうえで、水道、電気、教育、衛生、住宅建設などの復興プロジェクトを早急に実施することを通じて人道活動を拡大する必要を認めた」と評価した。

https://www.facebook.com/MIDRussia/posts/3570548886377860

AFP, July 12, 2021、ANHA, July 12, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 12, 2021、Reuters, July 12, 2021、SANA, July 12, 2021、SOHR, July 12, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

フール・キャンプでイラク陣難民の男性1人がダーイシュのスリーパー・セルと思われるグループによって殺害される(2021年7月12日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の管理下にあるフール・キャンプの第3区で、イラク陣難民の男性1人がダーイシュ(イスラーム国)のスリーパー・セルと思われるグループによって殺害された。

AFP, July 12, 2021、ANHA, July 12, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 12, 2021、Reuters, July 12, 2021、SANA, July 12, 2021、SOHR, July 12, 2021などをもとに作成。

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ロシア軍ヘリコプターがジャブラ市近郊のダイル・ワッターン村での森林火災の消火活動に参加(2021年7月12日)

ラタキア県では、ジャブラ市近郊のダイル・ワッターン村の山岳地帯で自然発火で発生した森林火災の消火作業にロシア軍ヘリコプターが参加した。

SANA(7月12日付)などが伝えた。

AFP, July 12, 2021、ANHA, July 12, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 12, 2021、Reuters, July 12, 2021、SANA, July 12, 2021、SOHR, July 12, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で10人、北・東シリア自治局支配地域で3人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で40人(2021年7月12日)

保健省は政府支配地域で新たに10人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者5人が完治し、1人が死亡したと発表した。

これにより、7月12日現在の同地での感染者数は計25,795人、うち死亡したのは1,899人、回復したのは21,889人となった。

SANA(7月12日付)が伝えた。

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに3人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、1人が死亡したと発表した。

これにより、7月12日現在の同地での感染者数は計18,563人、うち死亡したのは764人、回復したのは1,881人となった。

新規感染者の性別の内訳は、男性1人、女性2人。

また地域の内訳は、ハサカ県のハサカ市1人、カーミシュリー市1人、ラッカ県のラッカ市1人。

ANHA(7月12日付)が伝えた。

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反体制派系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で7月12日に新たに40人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、27人が完治したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡3人、イドリブ郡0人、ハーリム郡17人、アリーハー郡1人、アレッポ県スィムアーン山郡1人、ジャラーブルス郡1人、バーブ郡10人、アフリーン郡3人、アアザーズ郡4人。

これにより、同地での感染者数は計26,056人、うち回復したのは22,915人、死亡したのは717人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1618849268319958/

AFP, July 12, 2021、ACU, July 12, 2021、ANHA, July 12, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 12, 2021、Reuters, July 12, 2021、SANA, July 12, 2021、SOHR, July 12, 2021などをもとに作成。

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シリア軍がイドリブ県アルビーフ村にある「決戦」作戦司令室所属のアフラール軍の拠点を砲撃、戦闘員2人死亡(2021年7月12日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室支配下のタフタナーズ市の東に位置するアルビーフ村にあるアフラール軍(​自由人軍)の拠点を砲撃、戦闘員2人が死亡した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

アフラール軍は国民解放戦線に所属する武装集団。

シリア軍はまた、ザーウィヤ山地方のバーラ村、カンスフラ村、ファッティーラ村、フライフィル村、ルファイハ村を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のフマイマート村、カストゥーン村、クライディーン村、ザクーム村、アンカーウィー村、サルマーニーヤ村、ズィヤーラ町を砲撃し、フマイマート村では女児1人が死亡、複数人が負傷した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府支配下のアレッポ市西部郊外にある第46中隊基地一帯を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるジャースィム市で軍事情報局の協力者と見られる男性が正体不明の武装集団の襲撃を受けて、死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を36件(イドリブ県17件、ラタキア県10件、アレッポ県3件、ハマー県6件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は31件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を11件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, July 12, 2021、ANHA, July 12, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 12, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, July 12, 2021、Reuters, July 12, 2021、SANA, July 12, 2021、SOHR, July 12, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民321人と国内避難民(IDPs)4人が新たに政府支配地域に帰還、2018年半ば以降帰還した難民は683,403人、2019年以降帰還したIDPsは92,759人に(2021年7月12日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(7月12日付)を公開し、7月11日に難民321人(うち女性96人、子供163人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民321人(うち女性96人、子供163人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は683,403人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者288,155人(うち女性86,606人、子ども146,681人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,770,847人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は912,683人(うち女性273,882人、子供465,172人)となった。

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一方、国内避難民4人が新たに帰宅した。

ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由して帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは4人、イドリブ県の「緊張緩和地帯」から帰宅したのは0人だった。

グラーブ山通行所経由の帰還者のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は4人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は92,759人(うち女性34,916人、子供32,605人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,361,355人(うち女性417,475人、子供676,371人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, July 12, 2021をもとに作成。

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