トルコ、シリア国民軍とシリア民主軍がアレッポ県、ラッカ県で戦闘を続ける(2025年1月25日)

アレッポ県では、ANHAによると、シリア民主軍が午前11時頃、ティシュリーン・ダム一帯およびダイル・ハーフィル市一帯での戦闘で、シリア国民軍の車輛2台を破壊、戦闘員6人を殺害し、8人を負傷させた。

ANHAによると、トルコ軍とシリア国人軍は午前12時頃、ティシュリーン・ダム一帯を砲撃した。

ANHAによると、シリア国民軍は午後1時頃、ティシュリーン・ダム一帯およびカラ・クーザーク橋一帯での戦闘で、兵士4人が死亡したと発表した。

ANHAによると、トルコ軍は午後3時頃、有人・無人航空機でティシュリーン・ダム南方一帯を爆撃、また同地を砲撃した。

また同じ頃、カラ・クーザーク橋一帯に対しても爆撃を行った。

ANHAによると、トルコ軍は午後4時頃、戦闘機でアイン・アラブ(コバネ)市近郊のビール・ハッスー村を爆撃した。

ANHAによると、トルコ軍は午後4時頃、ティシュリーン・ダムに「人間の盾」として留まっている民間人を狙って無人航空機で攻撃を行った。

ANHAによると、この攻撃で民間人21人が負傷した。

**

ラッカ県では、ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍は午後1時頃、スィッリーン町を砲撃した。

また、ANHAによると、トルコ軍は午後3時頃、サブト村近くにあるスィッラーン空港、ティーナ村を爆撃した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダーイシュのスリーパーセルがハサカ県でアサーイシュ、シリア民主軍を襲撃(2025年1月25日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルがハサカ市とラッカ市を結ぶアブヤド街道沿線のマフズーム村にある北・東シリア地域民主自治局内務治安部隊(アサーイシュ)の検問所を襲撃し、隊員1人を殺害した。

シリア人権監視団によると、ダーイシュのスリーパーセルはまた、タッル・ハミース市近郊のハンワ村にあるシリア民主軍の陣地を攻撃、激しい戦闘となった。

**

ANHAによると、アサーイシュは、隊員1人がダルバースィーヤ市での任務中に死亡したと発表した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア人権監視団:「イランの民兵」がアサド政権崩壊と前後してシリアから撤退した際に、ダイル・ザウル県内のダーイシュの活動地域に武器や弾薬を輸送していた(2025年1月25日)

シリア人権監視団は、「イランの民兵」がアサド政権崩壊と前後してシリアから撤退した際に、ダイル・ザウル県内のダーイシュ(イスラーム国)の活動地域に武器や弾薬を輸送していたと発表した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダーイシュはビデオ声明で「もし新政権が国連憲章とその法を適用すれば、ダマスカスの政府には戦争と平和に関する責務が課されることになる」と脅迫(2025年1月25日)

イナブ・バラディーステップ・ニュースは、ダーイシュ(イスラーム国)が新たなビデオ声明を発表し、「もし新政権が国連憲章とその法を適用すれば、ダマスカスの政府には戦争と平和に関する責務が課されることになる」と表明し、脅迫した。

15分19秒のビデオのなかで、ダーイシュは、「もしお前がシャリーアと言うのなら、お前は革命を知らないか、シャリーアを知らないことになる。もしお前が移行評議会や国民憲法と言うのなら、では革命家たちの問題は一体誰とともにあったのか? アサド一家とだけだったのか?」と問いかけている。

また、アサド政権を崩壊に追い込んだ「攻撃抑止」軍事作戦局(現在のシリア軍事作戦総司令部)について、「トルコなどの国の手先となって代理戦争を遂行している駒」だと断じたうえで、「トルコの駒とイランの手先による争いは、より有利な交渉条件を得るためのもので、例えばアスタナ会議のような場で、シリアの未来、自由を求める「覚醒委員会」派(ダーイシュに対抗したイスラーム教スンナ派勢力)が目指すシリアの未来、未来の自由シリアを描くためのものだ」と批判した。

さらに、「もし革命の行き着く先が憲法に基づく統治体制であるならば、なぜそもそもアサド体制に反旗を翻したのか」と疑義を呈し、「それは組織の理念とは相容れない」と主張した。

そのうえで、過去の声明を振り返り、ダーイシュの報道官を務めていたアブー・ムハンマド・アドナーニーの発言を引用、「シリアで民政国家を主張する者は、ユダヤ人と十字軍の協力者であり、新たな暴君だ」と述べたことを強調した。

ダーイシュは声明のなかで、アサド政権の崩壊が「一般のムスリムたちにとって圧政からの解放として大きな歓喜をもたらした」ことを認め、「現状において、それは自然で正当なものだ」としつつも、「ヌサイリー(アラウィー)派の支配から解放された地域が、トルコの世俗主義とその支援を受けたナショナリスト諸派の支配下に入ったとしても、それはジャーヒリーヤからの脱却ではなく、別のジャーヒリーヤへの移行に過ぎない」と強調した。 また、アサド政権の崩壊は、国際社会や世界秩序の枠組みを超えたものではなく、結局のところ、「ジハード主義者や革命勢力の利益は、国際秩序以外の何ものとも交わるものではない」と非難した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシアのラヴロフ外務大臣がカタールのムハンマド首相兼外務大臣と電話会談を行い、シリア情勢を安定化させるための国際貢献のありようについて議論(2025年1月25日)

タス通信によると、セルゲイ・ラヴロフ外務大臣がカタールのムハンマド・ビン・アブドゥッラフマーン・アール・サーニー首相兼外務大臣と電話会談を行い、シリア情勢を安定化させるための国際貢献のありようについて議論した。

会談では、シリアの主権、独立、統合、領土の一体性の維持、国際社会による事態の安定化、思想信条を問わず、すべてのシリア人のための復興促進に向けた努力が確認された。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア人民抵抗は「軍事声明」を出し、ヒムス県、沿岸地方、ハマー県、アレッポ県でのシャーム解放機構による民間人への虐殺への報復として一連の特殊作戦を実施したと発表(2025年1月25日)

シリア人民抵抗は「軍事声明」を出し、ヒムス県、沿岸地方、ハマー県、アレッポ県でのシャーム解放機構による民間人への虐殺への報復として、一連の特殊作戦を実施し、テロリストの司令官やメンバーらに甚大な損害を与えたと発表した。

声明によると、シリア人民抵抗は、1月22日に、ラタキア市農村部にあるシャーム解放機構の検問所を標的とし、イブラーヒーム・アブドゥッラフマーン・クライス、アブー・フサイン・ジュンディーら6人以上を殺傷した。

また1月25日には、シャーム解放機構の幹部司令官のアフマド・ワズィール・アブー・アカルを含む多数をヒムス県のダブースィーヤ村一帯で殺害した。

同日には、ヒムス県でシャーム解放機構の軍用車輛1台を要撃し、ムハンマド・アブドゥルカーディル・ハリール(アブー・アブドゥー・タルビーサ)ら複数人を殺傷した。

1月24日には、ダマスカス県の複数ヵ所で、偵察部隊諜報活動を実施し、標的に関する貴重な情報を入手することに成功した。

**

「シリア革命の咆哮者たち」もアブー・アカルとハリールの死亡を伝えた。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャラム暫定運輸大臣はあらゆる種類の自動車および車両の輸入を許可することを決定(2025年1月24日)

『ワタン』によると、バハーッディーン・シャラム暫定運輸大臣は、あらゆる種類の自動車および車両の輸入を許可することを決定した。

ただし、輸入される車輛は製造から15年以上経過していないものに限定されるという。

(C)青山弘之 All rights reserved.

情報省はSNS上で宗派間の亀裂を助長し、噂を広めようとするサイトが多数現れていることに関して、「旧体制を象徴する人物ら」とつながりがある犯罪者とつながりがある勢力によるキャンペーンであることを突き止めたと発表(2025年1月25日)

SANAによると、情報省の報道関係局は、SNS上で宗派間の亀裂を助長し、噂を広めようとするサイトが多数現れていることに関して、調査の結果「旧体制を象徴する人物ら」とつながりがある犯罪者とつながりがある勢力によるキャンペーンであることを突き止めたと発表した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イドリブ県とハマー県でシリアへの制裁解除を求めるデモ(2025年1月25日)

イドリブ県では、SANAによると、シリア国民連帯国際デーに合わせて、シリアへの制裁解除を求めるデモが行われた。

**

ハマー県では、SANAによると、弁護士組合ハマー支部がハマー市で米国のシーザー法の廃止や欧米諸国による制裁の解除を求めるデモを行った。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ヨルダンのアズラク難民キャンプに収容されていたシリア難民40世帯が自発的にシリアに帰国(2025年1月25日)

『ワタン』がヨルダンの複数のメディアの報道として伝えたによると、ヨルダンのアズラク難民キャンプに収容されていたシリア難民40世帯が自発的にシリアに帰国した。

**

SANAは、「旧体制」の犯罪により強制移住を余儀なくされていた多くの世帯の帰還が確認されるとして、M5高速道路を移動する車の画像を公開した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

人道支援物資を積んだサウジアラビアの貨物機と貨物車輛がシリアに到着(2025年1月25日)

SANAによると、人道支援物資を積んだサウジアラビアの貨物機がダマスカス国際空港に到着した。

**

『ワタン』によると、人道支援物資を積んだサウジアラビアの貨物車輛54輌がダルアー県のナスィーブ国境通行所を経由してシリアに入国した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イドリブ県ビンニシュ市の農地で2人が殺害され、3人が負傷:ラタキア県などでシリア軍事作戦総司令部と内務省総合治安局が掃討作戦を実施継続(2025年1月25日)

イドリブ県では、「シリア革命の咆哮者たち」によると、ビンニシュ市の農地で2人が殺害され、3人が負傷した。

また、SANAによると、イドリブ県警察は、ビンニシュ市で市民2人が殺害された事件に関して、調査を継続していると発表した。

**

ヒムス県では、SANAによると、内務省総合治安局が深夜に治安強化のためにヒムス市に展開した。

県の治安当局によると、5日前に誘拐されていた大学教授を務めるラシャー・ナースィル・アリー氏を捜索・解放するための作戦を内務省総合治安局が開始した。

**

ラタキア県では、SANAなどによると、シリア軍事作戦総司令部が県農村部で内務省総合治安局が実施している掃討作戦に参加した。

また、内務省総合治安局も「アサドの民兵の残党」を追跡するための掃討作戦の一環として、同県に部隊を重点的に展開させた。

内務省総合治安局は、カルダーハ市の森林地帯で「旧体制の残党」から大量の武器・弾薬を押収した。

内務省総合治安局はさらに、和解プロセスに応じていない「旧体制」の関係者らに社会復帰に向けた手続きを行うよう改めて呼びかけた。

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍事作戦総司令部と内務省総合治安局は沿岸地域の複数の都市や村で、24日深夜から25日未明にかけて多数を逮捕した。

**

クナイトラ県では、SANAによると、内務省総合治安局が民間人が所持する武器を回収するため、同県各所に展開した。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市のカラム・ナズハ地区で拷問を受けて殺害されたと見られる男性の遺体が発見された。

シリア人権監視団によると、何者かによって射殺されたと見られるハイマル・ジャイス村の男性の遺体が発見された。

**

ハマー県では、シリア人権監視団によると、カムハーナ村の墓地で何ものかによって殺害されたと見られる若い男性の遺体が発見された。

**

タルトゥース県では、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局とシリア軍事作戦総司令部がバーニヤース市のクスール地区を強襲し、1人を銃で撃ち殺害、1人を負傷させた。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ムルハフ・アブー・カスラ暫定国防大臣はハマー県ムハルダ市の住民ら、マジュファル駐シリア・サウジアラビア大使と会談(2025年1月25日)

国防省によると、ムルハフ・アブー・カスラ暫定国防大臣はアリー・ナアサーン参謀長とともに、治安状況が悪化しているハマー県のムハルダ市の住民らと会談した。

**

アブー・カスラ暫定国防大臣はまた、ファイサル・マジュファル駐シリア・サウジアラビア大使と会談した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャルア総司令官はシャイバーニー暫定外務在外居住者大臣とともに、グランディ国連難民高等弁務官と会談(2025年1月25日)

シリア軍事作戦総司令部によると、アフマド・シャルア総司令官(シャーム解放機構のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者)はアスアド・ハサン・シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣とともに、シリアを訪れたフィリッポ・グランディ国連難民高等弁務官と会談した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

『ワシントン・ポスト』:米国はシリア軍事作戦総司令部とダーイシュの脅威に関する諜報を共有(2025年1月24日)

『ワシントン・ポスト』は、情報交換に詳しい現職の米当局者および元当局者らの話として、米国がシリアの新政権(シリア軍事作戦総司令部)とダーイシュ(イスラーム国)の脅威に関する諜報を共有したと伝えた。

情報交換は、アサド政権崩壊(2024年12月8日)の約2週間後に開始されるが、当局者らは、諜報の共有を「正しく、賢明で、適切」としながらも、現在も国際テロ組織に指定されているシャーム解放機構を完全に受け入れたことを意味するものではないという。

(C)青山弘之 All rights reserved.

タス通信:ロシア側はタルトゥース港にかかるストロイトランスガス社投資協定解除の通知を新政権受けていない、EUは制裁解除の条件としてシリア新政権のロシア軍の基地排除を求める(2025年1月24日)

タス通信によると、ロシアのセルゲイ・ラヴロフ外務大臣は記者会見で、ロシアはシリア領内の基地の処遇を含めたシリア・ロシア関係のすべての側面についての「建設的な対話」に応じる用意があると述べた。

ラブロフ外務大臣は、外国からの支援を求めているシリア人のニーズを踏まえて、シリア領内の基地に人道センターとしての追加の役割が与えるられるだろうとしたうえで、「シリア人に対してあらゆる支援を提供する用意がある」と述べた。

ラブロフ外務大臣は、みながその結果を承認する総選挙の実施がシリアの最終目的だとしつつ、それが「困難で時間を要する」との見方を示した。

**

タス通信によると、シリアの新政権がタルトゥース港への投資にかかるロシアとの協定を破棄したとの一部報道に関して、複数筋の話として、ロシア側は基地に投資を行っているストロイトランスガス社への新政権からの通知はまだなされていないと述べた。

なお、『ワタン』は19日、タルトゥース県のリヤード・ジャウディー税関局長の話として、シリアの新政権がタルトゥース港にかかるストロイトランスガス社投資協定を解除したと伝えていた。

**

タス通信は、シリアに対するEUの経済制裁が解除されるには、シリアの新政権は、タルトゥース港の基地(タルトゥース県)とフマイミーム航空基地(ラタキア県)を排除する必要があるとの欧州連合(EU)の関係筋の発言を伝えた。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア民主軍の作戦司令室師団(TOL)がダイル・ザウル県フシャーム町で精密治安作戦を実施し、ダーイシュのスリーパーセルのメンバー2人を逮捕(2025年1月24日)

ダイル・ザウル県では、ANHAによると、シリア民主軍の作戦司令室師団(TOL)がフシャーム町で精密治安作戦を実施し、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルのメンバー2人を逮捕した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イスラエル軍部隊はクナイトラ県クードナ村で若い男性2人が負傷させ、逮捕・連行(2025年1月24日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、シリア領内に侵攻しているイスラエル軍地上部隊が23日深夜から24日未明にかけて、カフターニーヤ町に近い兵力引き離し地域の境界線一帯で地雷の撤去・破壊作業を行い、爆発が発生した。

また、シリア人権監視団クナイトラ・ヤウムによると、イスラエル軍部隊は、クードナ村での伐採作業中に発砲、若い男性2人が負傷させ、逮捕・連行した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍はラッカ県スィッリーン町近郊のティーナ村を戦闘機で爆撃(2025年1月24日)

アレッポ県では、ANHAによると、シリア民主軍の広報センターが、マンビジュ市近郊のフーシャリーヤ村とダイル・ハーフィル市近郊での23日のトルコ軍、シリア国民軍との戦闘で、シリア国民軍の戦闘員19人を殺害、11人を負傷させたと発表した。

**

ラッカ県では、ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍が午後3時頃、タッル・アブヤド市近郊のウンム・ハルマル村を砲撃した。

ANHAによると、トルコ軍は午後3時頃、スィッリーン町近郊のティーナ村を戦闘機で爆撃した。

ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍は、午後4時頃、タッル・アブヤド市近郊のタルワーズィーヤ村を砲撃した。

**

ハサカ県では、ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍が午後3時頃、アブー・ラースィーン(ザルカーン)町近郊のルバイアート村、ヒルバト・シャイール村を砲撃した。

ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍は、タッル・タムル町近郊のフドル・ハサン村を砲撃した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

通信技術省は「前体制の残党」がダマスカス県とヒムス市を結ぶ街道沿線に設置されている光ケーブル網2ヵ所を破壊し、ダマスカス県、ダマスカス郊外県など複数の地域でインターネットが利用できなくなったと発表(2025年1月24日

SANAによると、通信技術省の広報局は、「前体制の残党」がシリア各所の治安と安定を揺るがそうとする活動の一環として、ダマスカス県とヒムス市を結ぶ街道沿線に設置されている光ケーブル網2ヵ所を破壊し、ダマスカス県、ダマスカス郊外県など複数の地域でインターネットが利用できなくなったと発表した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ラタキア県の複数ヵ所から内務省総合治安局の部隊が撤退したとの情報がSNA上で拡散:内務省総合治安局は部隊を展開、攻撃を行った3人を無力化、逃走者らを追跡(2025年1月24日)

SANAによると、ラタキア県のムスタファー・クナイファーティー治安局長は、県内の複数ヵ所から内務省総合治安局の部隊が撤退したとの情報がSNA上で拡散されていることに関して、一部の法律違反者らがこの情報拡散に乗じて内務省の施設などを狙った破壊工作を実施しようとしたが、これを頓挫させ、攻撃を行った3人を無力化、逃走者らを追跡していると述べた。

また、内務省総合治安局はK9部隊をラタキア市内に展開させた。

**

シリア人民抵抗は、テロ組織がシリア軍の戦死者の墓を暴き、破壊していると発表、その写真を公開した。

**

イナブ・バラディーによると、K9部隊は、警察犬などを使用して地雷の捜索や麻薬捜査を担当する部隊で、イドリブ県バーブ・ハワー国境通行所で配置されていた。

イナブ・バラディーによると、ラタキア県からシリア軍事作戦総司令部が撤退したとの情報は、マーヒル・アサド准将が沿岸部に戻ったとの噂などとともにSNS上で拡散されていた。

『ワタン』によると、ジャブラ市の海軍士官学校検問所が「旧体制の残党」からなる「テロリスト」の攻撃を受け、内務省総合治安局がこれを迎撃した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ヒムス県でのシリア軍事作戦総司令部と傘下の地元地元武装集団が殺害したアラウィー派、シーア派、ムルシド派宗徒ら住民の数は過去72時間で35人に(2025年1月24日)

ヒムス県では、SANAが県広報局の発表として伝えたところによると、治安部隊が県西部の農村地帯で法律違反者に対する掃討作戦を実施した。

作戦は数時間にわたり行われ、任務達成後に撤退した。

広報局はまた、マリーミーン村での宗教施設への破壊を非難した。


その後、アブドゥッラフマーン・アアマー県知事や県議会議員らからなる使節団がマリーミーン村を訪れ、住民らと面談、宗教施設などへの攻撃を拒否する意思を示した。

一方、シリア人権監視団によると、タッルカラフ市近郊のムシャイリファ村出身の若い男性がレバノン国境地域で、内務省総合治安局の暴行を受けた。

シリア人権監視団によると、軍服を着た正体不明の武装集団が県西部のファーヒル村を強襲し、民間人13人を処刑、53人を逮捕した。

シリア人権監視団によると、その後死者数は士官複数人を含む15人となった。

また、シリア人権監視団によると、27日に新たに1人の遺体が発見され、死者数は16人となった。

シリア人民抵抗は26日に、ファーヒル村で殺害された犠牲者の氏名を公開した。

シリア人権監視団によると、シリア軍事作戦総司令部の傘下で活動する地元武装グループが、過去72時間に県西部各所で処刑したアラウィー派、シーア派、ムルシド派の宗徒を含む民間人の数は35人に上っている。

**

ダマスカス郊外県では、SANAによると、ホワイト・ヘルメットをはじめとするボランティア・チームがザマルカー町で清掃美化活動を行った。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャルア総司令官はシャイバーニー暫定外務在外居住者大臣とともに、シリアを訪れたファイサル外務大臣を代表とするサウジアラビアの上級使節団と会談(2025年1月24日)

シリア軍事作戦総司令部によると、アフマド・シャルア総司令官(シャーム解放機構のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者)は、アスアド・ハサン・シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣とともに、シリアを訪れたファイサル・ビン・ファルハーン・アール・スウード外務大臣を代表とするサウジアラビアの上級使節団と会談した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャルア総司令官はトルコのAハベル・チャンネルのインタビューに応じる:「PKKを容認することはあり得ない」(2025年1月23日)

シリア軍事作戦局総司令部のアフマド・シャルア総司令官(シャーム解放機構のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者)は、トルコのAハベル・チャンネルのインタビューに応じた。

シャルア総司令官のインタビューでの主な発言は以下の通り。

ダマスカスの(旧)体制は多くの人々を虐殺した。過去15年間、さまざまな組織がシリアの混乱を利用しようとした。西側諸国もまた、この分裂を助長した。 我々がダマスカスに進軍した際、いかなる組織に対しても武器を所持しないよう伝えた。しかし、クルディスタン労働者党(PKK)/人民防衛隊(YPG)はいまだにこれを受け入れていない。彼らと対話し、妥協点を見つけようと考えている。 アサド体制下でクルド人は不当な扱いを受けてきた。クルド人は我々にとって重要な存在であり、同じ環境で共生していきたいと考えている。しかし、流血は望んでいない。 彼らの求めるものが平等であるならば、我々はそれを約束する。
国家が認めなければ、彼らは武器を使用することはできない。この武装組織は、トルコでテロ事件を引き起こした。トルコは我々に大いに協力してくれた。それゆえに、PKKを容認することはあり得ない。
アラブ系部族もクルド系部族はPKKを受け入れていない…。トルコの国境を守るために、我々は全力を尽くす。
ダーイシュ(イスラーム国)はすべての解決策を拒否している。PKKを支援する者たちに対して公開書簡を送った。我々はすべての国の支援を求めている。ダーイシュとの戦いにおいて、トルコに支援を要請する可能性がある。
(レジェップ・タイイップ・)エルドアン大統領名は歴史に刻まれるだろう。シリア国民は常にトルコ国民とともにあり、その支援を決して忘れることはない。エルドアン大統領は私を最初に祝福してくれた1人だ。日程はまだ決まっていないが、トルコを訪問する予定である。
イスラエルの進軍は容認できない。彼らはこれまでヒズブッラーやイランの存在を口実にしてきたが、もはやそうした言い訳は通用しない。我々はシリアの領土の占領を決して認めない。 我々は戦争を終え、今は国の復興に取り組んでいる。他国と戦うことはあり得ない。国連には、この占領に対して圧力をかけるよう求めている。
我々は公正な国家を求めている。国際司法裁判所に申し立てを行い、必要な措置を講じる予定である。 サイドナーヤー刑務所などで起きた出来事は、国民の間の結束を損なってしまった。失踪者の行方を突き止めるため、新たな調査グループを設立した。 また、すべての違法な拷問行為を監視し、取り締まっている。 シリアは国の再建に努めており、法的な枠組みの再構築も目指している。人々の対話を促進することが重要である。 今後4~5年の期間内に新たな憲法を制定し、選挙を実施する予定である。 この移行期間中は、国民の結束を維持しながら、いくつかの法律を整備していく。 新たに選出されたアメリカ大統領は、この状況を考慮し、制裁を解除し、シリア国民を支援する立場を取るだろうと見ている。
(シャルアという人間が何者なのかという問いに対して)これを説明するには多くの時間が必要だ。若い頃、イラクで戦い、その後シリアへ戻った。私はアサド体制に対する革命が必要だと考えた。国民が死んでいくのを見過ごすことはできなかった。
シリア人は帰国しなければならない。我々は必ず帰国すべだと主張している。彼らを再び受け入れ、シリアを再建する準備は整っている。

(C)青山弘之 All rights reserved.

グランディ国連難民高等弁務官:「シリア難民20万人が体制転換後にシリアに帰還した」(2025年1月23日)

NNAによると、レバノンのジョゼフ・アウン大統領は大統領宮殿でフィリッポ・グランディ国連難民高等弁務官と会談した。

アウン大統領は会談のなかで、シリア難民の早期帰国への支援をグランディ国連難民高等弁務官に求めた。

これに対して、グランディ国連難民高等弁務官は以下の通り述べた。

国連難民高等弁務官事務所は、シリア難民20万人が昨年12月8日の体制転換後にレバノン、シリア、ヨルダンなどの国からシリアに帰還したと推計している。
それ以外にも多くに人々が帰還を希望している。
国連難民高等弁務官事務所が行った世論調査では、数週間で、帰還希望者の割合が1ポイント増加し、30%になっている。
本日の我々のメッセージとは、これまで達成されたことを活かし、帰還者を支援したいというもので、その取り組みをすでに始まっている。
新政権との関係はシリア全土において建設的なもので、新政権も難民の帰還問題を優先事項として取り組み始めている。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシアのラブロフ外務大臣とトルコのフィダン外務大臣が電話会談を行いシリア情勢の対応について議論:シリアの主権、統合、領土の一体性を無条件で尊重する必要を改めて確認(2025年1月23日)

タス通信によると、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣とトルコのハカン・フィダン外務大臣が電話会談を行い、シリア情勢の対応について議論した。

外務省の発表によると、会談では、シリアの主権、統合、領土の一体性を無条件で尊重する必要を改めて確認するとともに、ラブロフ外務大臣は、包括的な解決に真に貢献できるすべての「外部関係者」の努力を結集することの重要性を強調し、政治的見解や民族・宗教的所属にかかわらず、すべてのシリア市民の正当な権利を確保することを目指すと述べた。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍事作戦総司令部はヒムス県でイスラーム教の新興宗派ムルシド派の宗徒らを殺害:ラタキア市ではこれに抗議するデモが発生(2025年1月23日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍事作戦総司令部が地元の部巣集団とともに、県西部の西ガズィーラ村とハマーム村に入り、大規模な治安作戦を実施、4人を処刑し、10人を負傷させ、5人を逮捕した。

シリア人権監視団によると、シリア軍事作戦総司令部はまた、内務省総合治安局、地元の武装集団とともに、カニーサ村で5人を逮捕、住民に暴行を加え、ターリーン村で3人を逮捕、3人を負傷させ、カフルナーン村で27人を逮捕、複数人を負傷させた。

シリア人権監視団によると、タスニーン村で、正体不明の武装集団が民家に押し入り、中にいた住人1人を処刑した。

**

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、マリーミーン村で正体不明の武装集団が4人を殺害、2人を負傷させた。

シリア人権監視団によると、殺害されたのは、イスラーム教の新興宗派ムルシド派の宗徒。

ラタキア県ラタキア市では、警察本部に近いバグダード通りでムルシド派らが抗議デモを行い、ムルシド派の宗徒の殺戮や暴行、宗教施設や墓地の破壊を非難した。

同様のデモは、ヒムス県とハマー県の農村でも発生した。

(C)青山弘之 All rights reserved.