英国は2月25日にアレッポ県でダーイシュメンバーとして知られるテロリスト1人をMQ-9リーパー無人攻撃機で攻撃したと発表(2025年3月6日)

英国政府は公式ホームページで声明を出し、英空軍が2月25日にアレッポ県でダーイシュ(イスラーム国)メンバーとして知られるテロリスト1人をMQ-9リーパー無人攻撃機で攻撃したと発表した。

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イスラエル軍地上部隊がクナイトラ県のルワイヒーナ村とジュバーター・ハシャブ村・ウーファーニヤー村間の街道に検問所を設置(2025年3月6日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍地上部隊がルワイヒーナ村に検問所を設置した。

シリア人権監視団によると、イスラエル軍地上部隊はまた、ジュバーター・ハシャブ村とウーファーニヤー村を結ぶ街道に検問所を設置した。

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ダーイシュのスリーパーセルがダイル・ザウル県ムハイミーダ村で北・東シリア地域民主自治局の車輌を襲撃し、隊員1人を負傷(2025年3月6日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルがムハイミーダ村で、北・東シリア地域民主自治局の車輌を襲撃し、隊員1人を負傷させた。

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北・東シリア地域民主自治局の支配下にあり、シャダーディー市の米軍基地に、輸送機1機が軍装備品や兵站物資を輸送(2025年3月6日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあり、シャダーディー市の米軍基地に、輸送機1機が軍装備品や兵站物資を輸送した。

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アレッポ県、ヒムス県、ハマー県、スワイダー県で住民を狙った犯罪相次ぐ(2025年3月6日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市のサラーフッディーン地区で、オートバイに乗った武装グループが男性1人を勤め先の事務所で銃で撃ち殺害した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局の隊員を装ったと軍服姿の武装グループがアクラビーヤ市で住居に押し入り、男性1人を拉致、その後殺害した。

シリア人権監視団によると、内務省総合治安局は、「旧体制の残党」との容疑でヒムス中央刑務所に収監されていた28人を釈放した。

シリア人権監視団によると、内務省総合治安局は、ナキーラ村で治安作戦を実施し、2日間で武器弾薬貯蔵施設を強襲した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、スカイラビーヤ市の警察がヒヤーリーン町での殺害事件に関与していた容疑者1人を新たに逮捕した。

シリア人権監視団によると、ガーブ平原とラタキア県のスルンファ町を結ぶ街道で、正体不明の武装グループが75歳の男性を銃で撃ち殺害した。

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スワイダー県では、シリア人権監視団によると、スワイダー市で正体不明の武装グループがスワイダー市で男性1人を銃で撃ち殺害した。

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トルコ軍とシリア国民軍がアレッポ県ティシュリーン・ダム一帯などを攻撃(2025年3月6日)

アレッポ県では、ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍が午後4時頃、ティシュリーン・ダム一帯を砲撃した。

ANHAによると、トルコ軍が午後6時頃、戦闘機でティシュリーン・ダム一帯を爆撃した。

ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍は午後7時頃、スィッリーン町一帯を砲撃した。

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スワイダー市のカラーマ広場でシャルア暫定大統領が指導する新政権の政策を拒否する抗議デモ(2025年3月6日)

スワイダー県では、スワイダー24によると、スワイダー市のカラーマ広場(旧サイル広場)で、アフマド・シャルア暫定大統領が指導する新政権の政策を拒否する抗議デモが行われた。

デモ参加者は、ドゥルーズ派の五色旗を掲げ、ドゥルーズ派の最高宗教指導者であるヒクマト・ヒジュリー師支持を表明、「暫定政府は職にしがみつくだけで、国家を築こうとはしていない」といった抗議の声を上げた。

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英国はシリア中央銀行、シリア・アラブ航空、エネルギー関連の企業など24の団体に対する資産凍結措置を解除(2025年3月6日)

英国政府は公式ホームページなどを通じて、英国外務・英連邦・開発省の報道官が、アサド体制によってシリア国民の抑圧に利用されてきたシリア中央銀行、シリア・アラブ航空、エネルギー関連の企業など24の団体に対する資産凍結措置を解除したと発表した。

アサド体制のメンバーやカプタゴンの違法取引に関与した個人や団体への制裁は継続されるという。

イナブ・バラディーによると、制裁解除の対象となったのは、シリア中央銀行、シリア・アラブ航空のほか、農業協同組合銀行、ユーフラテス石油社、シリア商業銀行、ダイル・ザウル石油社、ティグリス石油社、エブラ石油社、シリア石油公社、石油製品公社、対外貿易石油会社、郵便貯蓄公庫総公社、バンゲッツ国際有限会社、郵便貯蓄基金、シリア石油貿易会社、シリア石油輸送会社、シリア石油会社、バーニヤース製油会社、ヒムス製油会社。

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SANAによると、外務在外居住者省は、イギリス政府がシリアの24団体を制裁対象から除外したことに歓迎の意を示した。

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アブドゥルガニー国防省報道官は、ラタキア県での地元武装グループと内務省総合治安局、国防省部隊との戦闘激化を受けて事態を受けて、「武器を捨てるか、避けられぬ運命を迎えるか」を迫る(2025年3月6日)

SANAによると、国防省のハサン・アブドゥルガニー報道官(大佐)は、ラタキア県での地元武装グループと内務省総合治安局、国防省部隊との戦闘激化を受けて事態を受けて声明を出した。

内容は以下の通り。

戦争犯罪の大罪人どもへ、お前たちは我らが民の血を容赦なく流してきた。しかし、堅固な防備と武装にもかかわらず、敗北したのだ。今や、お前たちは山々を彷徨しているだけで、逃げ場はなく、裁判で正義に対峙するするしかない。
残された戦闘員たちよ、無意味な敗北の戦争の犠牲となるな。バッシャールは逃げ、お前たちを運命のままに見捨てた。同じ過ちを繰り返すな、それが最後の過ちとならぬように。
何千人もの者が武器を捨て、家族のもとへ戻る道を選んだ。だが、まだ逃亡し、殺人者や犯罪者を守るために死を選ぶ者がいる。選択は明白だ。武器を捨てるか、避けられぬ運命を迎えるかだ。

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新政権支配下の主要都市でラタキア県での国防省部隊と内務省総合治安局の対応を支持するデモ(2025年3月6日)

SANAによると、イドリブ市、ハマー市、アアザース市(アレッポ県)、クナイトラ県、ヒムス市、ダイル・ザウル市、アレッポ市、マンビジュ市(アレッポ県)、ダマスカス県ウマウィーイーン広場で夜間、ジャブラ市および周辺地区での「アサドの民兵の残党グループ」の攻撃に対する国防省部隊と内務省総合治安局の対応を支持するデモが行われた。








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ヒムス市でも地元武装グループが国防省部隊と激しく交戦、内務省総合治安局は同市に外出禁止令を発出(2025年3月6日)

ヒムス県では、『ワタン』によると、内務省総合治安局は、午後10時から翌午前8時までヒムス市で外出禁止令を発出した。

また、内務省総合治安局は、ヒムス市東部地区一帯に展開し、住民どうしの衝突を阻止した。

「シリア革命の咆哮者たち」によると、「旧体制の残党」(地元武装グループ)がヒムス市のハダーラ通りの建物に集結、国防省部隊と激しく交戦した。

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アレッポ県では、SANAによると、県の総合情報局が治安の確保や犯罪者の追跡を任務とする無人航空機部隊のA1特殊部隊を発足させた。

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SANAによると、内務省の麻薬撲滅局がヨルダンやアラブ湾岸諸国向けに密輸されようとしていた大量の麻薬を押収した。

シリア人権監視団によると、ヨルダンの国境警備隊と密輸グループが交戦し、密輸グループのメンバー4人が死亡した。

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内務省総合治安局はラタキア市ダアトゥール地区の住民に対して不適切な言葉を使用した隊員に必要な措置を講じるため追跡委員会を設置し、送致(2025年3月6日)

ラタキア県では、SANAによると、内務省総合治安局は、ラタキア市ダアトゥール地区の住民に対して不適切な言葉を使用した隊員(A.S.)の映像が拡散されたことに関して、この隊員に必要な措置を講じるため追跡委員会を設置し、送致した。

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内務省総合治安局はジャブラ市で前政権時代の総合情報部長だったイブラーヒーム・フワイジャ少将を逮捕(2025年3月6日)

ラタキア県では、SANAによると、内務省総合治安局が、ジャブラ市で前政権時代の総合情報部長だったイブラーヒーム・フワイジャ少将を、レバノンのカマール・ジュンブラート進歩社会主義党党首暗殺などハーフィズ・アサド政権時代の数百件にのぼる暗殺事件に関与したとして逮捕した。

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ラタキア県での戦闘激化を受け、タルトゥース市とラタキア市でアラウィー派イスラーム最高評議会の呼びかけを受けて、治安作戦の停止を訴える抗議デモ:内務省総合治安局はタルトゥース市で外出禁止令を発出(2025年3月6日)

シリア人権監視団によると、タルトゥース市とラタキア市ダアトゥール地区では、アラウィー派イスラーム最高評議会の呼びかけを受けて、ジャブラ市および周辺農村地帯に対する治安作戦の停止を訴える抗議デモを行った。




タルトゥース県では、SANAによると、内務省総合治安局は、これを受けて、午後10時から翌午前10時までタルトゥース市で外出禁止令を発出した。

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スハイル・ハサン准将の出生地ラタキア県バイト・アーナー村などで地元武装グループが内務省総合治安局を狙って攻撃、国防省部隊はヘリコプターからの爆撃で対抗(2025年3月6日)

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、地元武装グループがバイト・アーナー村で内務省総合治安局のパトロール部隊を襲撃した。

これを受け、内務省総合治安局が約20輌の武装した車輛や装甲車を派遣し、襲撃犯を拘束しようとしたが、住民は正式な文書が示されないかたちでの身柄拘束を拒否し、撃ち合いに発展した。

バイト・アーナー村はスハイル・ハサン准将の出生地。

シリア人権監視団によると、国防省のヘリコプターがバイト・アーナー村を爆撃、またバイト・アーナー村とダーリヤー村一帯で内務省総合治安局が大規模な治安作戦を実施、地元武装グループと銃撃戦を行うとともに、迫撃砲による攻撃を行い、砲弾はドゥワイル・バアブダ村にまで及んだ。

ムラースィルーン(Syrian Reporters)によると、国防省のヘリコプター1機がバイト・アーナー村上空に飛来し、「残党」の拠点複数ヵ所を攻撃した。

アラビーヤ・チャンネルによると、ラタキア県上空では、国防省のヘリコプターや戦闘機が旋回を繰り返すのが確認された。

シリア人権監視団によると、地元武装グループはまた県内各所で内務省総合治安局の隊員や国防省部隊の兵士を要撃し、16人を殺傷した。

これに対して、ラタキア市の海軍士官学校に配置されている国防省部隊は、ハルフ・ヤーリー村、バアブダ村、ドゥワイル・バアブダ村、ダーリヤー村、ワーディー・カルア村、バイト・アーナー村に対して砲撃を行った。

シリア人権監視団によると、死亡した内務省総合治安局隊員と国防省部隊の兵士のほとんどはイドリブ県出身者。

シリア人権監視団によると、ラタキア市の刑事公安支局では、RPG弾ないしは手りゅう弾による攻撃と見られる爆発が発生した。

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一方、SANAは、「アサドの民兵の残党グループ」がバイト・アーナー村に近くで国防省部隊の兵士や車輌を攻撃し、複数の兵士が死傷、また、負傷者を救出するために駆け付けた救急車輛複数輌に対しても攻撃を加えたと伝えた。

事態を受けて、内務省総合治安局の増援部隊が同地に派遣されると、このグループはバイト・アーナー村に集結し、増援部隊に対して攻撃を加えた。

また、ジャブラ市近郊でも、「アサドの民兵の残党グループ」が内務省総合治安局の検問所を襲撃、民間車輛を攻撃、内務省総合治安局部隊はバイト・アーナー村とダーリヤー村で「残党グループ」を包囲した。

ラタキア県のムスタファー・クナイファーティー内務治安局長によると、内務省総合治安局部隊と交戦しているのは、スハイル・ハサン准将の配下にいた武装グループ。

ジャブラ市近郊の様子を取材していたジャズィーラ・チャンネルのカメラマンのリヤード・フサイン氏が「アサドの民兵の残党」に狙われて負傷した。

事態の悪化を受けて、国防省の増援部隊がジャブラ市および農村地帯に派遣された。

クナイファーティー内務治安局長はまた、複数の「アサドの民兵の残党グループ」が、内務省総合治安局の複数の拠点や検問所、ジャブラ市および周辺農村地帯で複数のパトロール部隊を攻撃し、多数の隊員が死傷したと発表した。

攻撃は事前に準備された周到なもので、ジャブラ市と周辺地域では、複数の政府施設や公共財産が攻撃によって損害を受けたが、内務省総合治安局はこれらを堅守した。

内務省総合治安局は「残党グループ」の攻撃を抑えることに成功したが、ジャブラ市内での戦闘は続いており、また、各県の内務省総合治安局の応援部隊が派遣されるとともに、国防省部隊も増援部隊を派遣し、事態の収拾に務めた。

トルコ占領下のアレッポ県アアザーズ市から内務省総合治安局の増援部隊がジャブラ市および周辺地域に派遣された。

ラタキア県治安筋によると、内務省総合治安局は、ラタキア市の刑事公安支部に対する「アサドの民兵のセル」の攻撃を未然に防ぎ、1人を無力化、3人を逮捕した。

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シャイバーニー外務在外居住者大臣はオランダのハーグでカーンICC検察官、アリアスOPCW事務局長、キャサリン・ボンバーガーICMPらと相次いでと会談(2025年3月6日)

SANAによると、化学兵器禁止機関(OPCW)の執行理事会に出席するためにオランダのハーグを訪問中のアスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣は、国際刑事裁判所(ICC)のカリム・カーン検察官、フェルナンド・アリアスOPCW事務局長、国際行方不明者委員会(ICMP)のキャサリン・ボンバーガー委員長を代表とする使節団と相次いでと会談した。


さらに、訪問の締めくくりとして、シャイバーニー外務在外居住者大臣は、駐ハーグ・カタール大使の招待を受け、ヨルダン、サウジアラビア、イエメン、パレスチナ、オマーン、アルジェリア、モロッコの大使らと懇談した。

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イスラエル軍戦闘機複数機がダマスカス郊外県の旧シリア軍第155ミサイル旅団の貯蔵施設を爆撃、クナイトラ県の複数ヵ村に侵攻(2025年3月5日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍戦闘機複数機がハッラー町近郊の旧シリア軍第155ミサイル旅団の貯蔵施設を狙って爆撃を行った。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍地上部隊が、スワイサ村近郊のラスム・ムンバティフ村、ダワーヤ・カビーラ村に新たに侵攻した。

シリア人権監視団によると、イスラエル軍地上部隊は、占領下ゴラン高原に隣接するビイル・アジャム村に侵攻した。

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貨物車輌など20輌からなる車列がイラクとの国境に設置されているワリード国境通行所からシリア領内に新たに進入し、ハサカ県カスラク村にある米軍基地に向かう(2025年3月5日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、貨物車輌など20輌からなる車列がイラクとの国境に設置されているワリード国境通行所(スワイディーヤ国境通行所)からシリア領内に新たに進入し、カスラク村にある米軍基地に向かった。

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トルコ軍とシリア国民軍がアレッポ県スィッリーン町一帯を攻撃(2025年3月5日)

アレッポ県では、ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍が4日深夜から5日未明にかけて、カラ・クーザーク橋一帯を砲撃した。

ANHAによると、トルコ軍の戦闘機複数機が4日深夜から5日未明にかけて、スィッリーン町近郊のガサク村、ティーナ村を爆撃した。

ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍が未明に、アイン・アラブ(コバネ)市近郊のカルリーシュク村を砲撃した。

ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍は午後2時頃、ティシュリーン・ダム一帯を砲撃した。

ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍は午後2字頃、スィッリーン町の穀物サイロ一帯、カズク村、ドゥーカーン村、スィーナ村を砲撃した。

ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍は午後9時頃、ティシュリーン・ダム一帯を砲撃した。

ANHAによると、トルコ軍の戦闘機複数機が午後11時頃、スィッリーン町近郊のカサク村を爆撃、またトルコ軍とシリア国民軍がティシュリーン・ダム一帯を砲撃した。

ANHAによると、シリア民主軍広報センターは、ティシュリーン・ダム一帯、カラ・クーザーク橋一帯でトルコ軍の攻撃に応戦し、無人航空機2機を撃墜したと発表した。

ANHAによると、シリア民主軍の広報センターはトルコ軍、シリア国民軍との戦闘で兵士4人が新たに戦死したと発表した。

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スワイダー軍事評議会は一部グループがシャーム解放機構の支援を受けてスワイダー県とその社会に浸入しようとしていると指摘、「ダマスカスに存在する事実上の権力」を拒否すると表明(2025年3月5日)

スワイダー軍事評議会の広報センターはフェイスブックを通じて声明を出し、一部のグループがシャーム解放機構(新政権)の支援を受けて、評議会と連携せずにスワイダー県とその社会に浸入しようとしていると指摘、こうした行為を非難、拒否すると表明し、「ダマスカスに存在する事実上の権力」を拒否する姿勢を確認した。

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シリアの紙幣を積んだロシアの貨物機1機がダマスカス国際空港に到着(2025年3月5日)

アラビーヤ・チャンネルによると、シリアの紙幣を積んだロシアの貨物機1機がダマスカス国際空港に到着した。

複数筋によると、輸送された紙幣は、貨物車輛7輌に積まれて、首都ダマスカスのシリア中央銀行に移送された。

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ダルアー県サナマイン市で内務省総合治安局部隊と前軍事情報局支部長率いる武装勢力が激しく交戦し、9人死亡、多数が負傷(2025年3月5日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、サナマイン市で正体不明の武装グループが、前政権の軍事情報局に協力していたとされるグループを襲撃、3人を殺害、子ども1人を含む3人を負傷させた。

シリア人権監視団によると、襲撃したのは内務省総合治安局の部隊、標的となったのはムフスィン・ハイマド(軍事情報局支部長)が率いる地元武装勢力のメンバー。

襲撃は、内務省総合治安局がサナマイン市で、指名手配者の追跡と武器の押収を目的とした大規模な治安作戦を実施したことに伴うもの。

シリア人権監視団によると、内務省総合治安局は、ハイマドが住む市の西部地区を封鎖し、住宅などに対して砲撃を行った。

また、これと並行して、国防省部隊も同地に展開、戦闘地域の近くに居住する女性と子どもに対して1時間以内に退去するよう通告した。

シリア人権監視団によると、内務省総合治安局部隊と地元武装勢力との戦闘で、内務省総合治安局の隊員8人、ハイマドの親戚を含む地元武装勢力のメンバーの6人、民間人1人が死亡、女性と子どもを含む民間人多数が負傷した。

SANAによると、内務省総合治安局は6日、サナマイン市での武装グループとの衝突で、多数の隊員が死傷、住民も巻き添えとなり負傷したと発表した。

一方、SANAによると、県内の複数ヵ所で送電網が破壊され、電力供給が不安定になった。

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ラタキア県では、SANAによると、内務省総合治安局がラタキア市ダアトゥール地区で、前日の国防省部隊要撃(2人死亡)に関与した多数の「前政権の残党」を逮捕、複数人を無力化した。

一方、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局の増援部隊がイドリブ県から派遣され、ラタキア市ダアトゥール地区に展開した。

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ハマー県では、SANAによると、内務省総合治安局が誘拐犯グループを逮捕した。

また、『ワタン』によると、スカイラビーヤ市警察は、3月2日にヒヤーリーン町でオートバイに乗った覆面姿の武装グループがモスクの前で礼拝に向かっていた住民ら発砲し、3人が死亡、少なくとも5人が負傷した事件に関して、犯人1人を逮捕した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市ワアル地区の学校職員で4日に内務省総合治安局を名乗るグループによって誘拐されていた男性が遺体で発見された。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ヒルバト・シャーイブ村の自宅で男性とその妻が何者かによって銃で撃たれて死亡した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市の吊り橋近くで、2週間前に失踪していた前政権の軍事情報局の要員1人が殺害され、遺体で発見された。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、マサーキン・バルザ地区で、若い男性4人が内務省総合治安局の検問所近くで正体不明の武装グループに銃で撃たれ、2人が死亡した。

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ラファニアン駐シリア・イタリア大使が、世界保健機関(WHO)の使節団とともに、シャーム外科病院(ダーナー市)の医療施設、シリア北部の国内避難民(IDPs)キャンプを視察(2025年3月5日)

イドリブ県では、SANAによると、在シリア・イタリア大使館のステファノ・ラファニアン大使が、世界保健機関(WHO)の使節団とともに、シャーム外科病院(ダーナー市)の医療施設、シリア北部の国内避難民(IDPs)キャンプを視察した。

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SANAによると、ムハンマド・ターハー・アフマド農業・農業改革大臣が、ドイツ国際協力公社(GIZ)の使節団と会談し、農業セクターの復興に必要なニーズについて議論した。

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シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣はOPCW執行理事会にシリアの外務大臣として初めて出席し、アサド政権崩壊後に残された化学兵器を迅速に廃棄すると誓約(2025年3月5日)

シリア・アラブ共和国大統領府によると、アラブ連盟緊急首脳会議(パレスチナ・サミット)への出席を終えたアフマド・シャルア暫定大統領は未明に帰国の途についた。

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アスアド・ハサン・シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣はXで、オランダのハーグで開かれる化学兵器禁止機関(OPCW)の執行理事会の会合に出席すると表明したうえで、会合が、シリアの国際安全保障への責任を示すもので、アサド体制によって息の根を止められた人々への弔意を表すものだと綴った。

SANAによると、オランダに到着したシャイバーニー外務在外居住者大臣は、ハーグ市でオランダのカスパー・フェルドカンプ外務大臣と会談した。

ロイター通信によると、シャイバーニー外務在外居住者大臣は非公式で開催された会合で、シリアの外務大臣として初めて演説を行い、そのなかでアサド政権崩壊後に残された化学兵器を迅速に廃棄すると誓約、国際社会に支援を求めた。​

シャイバーニー外務在外居住者大臣は以下の通り述べた。

シリアは前政権によってもたらされたこの数十年にわたる問題を解決する準備ができている。
違反から生じる法的義務は我々が作り出したものではなく、引き継いだものである。にもかかわらず、我々の責務は、残存物を解体し、この痛ましい遺産に終止符を打ち、シリアが国際規範に沿った国家となることを確保することである。
アサド政権は何年も停滞していたが、我々は迅速に行動する必要性を理解している。​しかし、徹底的に行う必要があることも理解しており、そのためには我々だけでは成功できない。

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レバノンのヒズブッラーのファイヤード国民議会議員はアサド政権による抑圧、腐敗を支持していなかったと吐露する一方、イスラエルのシリアへの侵攻を黙認したシャルア暫定政権を疑問視(2025年3月4日)

米クインシー研究所の機関紙『責任ある政治』(Responsible Statecraft)は、レバノンのヒズブッラー幹部の1人で国民議会議員を務めるアリー・ファイヤード氏にインタビューを行った。

ファイヤード議員はインタビューのなかで、「シリアで起きた政治変動は大きな戦略的敗北だった。それを無視することはできない」と述べた。

また、アサド前政権との関係については次のように述べた。

ヒズブッラーは、アサド政権とシリア国民の複雑な関係において採用されたアプローチを支持してはいなかった。
ヒズブッラーは、いかなる種類の抑圧、腐敗、または宗派的な行為も支持していなかった。
過去における我々とアサド政権との関係は、特定の問題に関わるものだった。それは複雑な地域紛争において、イスラエルとのバランスを取る必要性に関わっていた。イスラエルはあらゆる国際的支援を受けて、地域の奥深くまで影響を及ぼしており、我々とアサド政権との関係は、厳密にこうした点に関わるものだった。

一方、アフマド・シャルア暫定大統領が指導する新政権との関係については次のように述べた。

我々は問題を求めているわけではない。両国のバランスの取れた関係を求めるレバノン政府の立場に従っている
だが、少数派の保護、自由の尊重、そしてシリアに新たな抑圧的な指導体制が生まれないことが重要だ。
ヒズブッラーはイスラエルに対するシリアの新指導部の姿勢を注視している。
(新政権の姿勢は)不可解で、多くの疑問を引き起こすものだ。イスラエルがシリア領内に侵攻し、占領したにもかかわらず、新指導部が何の対応も取らなかったというのは、法的・政治的あらゆる観点から奇妙なことだ。これは他のどの国でも見られない事態だ。

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前政権下の強制失踪者の家族や市民団体などが刑務所や治安施設内でのドラマの撮影を停止するよう求める声明を発表(2025年3月4日)

イナブ・バラディーは、前政権下の強制失踪者の家族や市民団体などが、刑務所や治安施設内でのドラマの撮影を停止するよう求める声明を発表し、署名活動を行っていると伝えた。

声明は「ドラマ制作者ならびにシリアおよびアラブ世界の視聴者へ」と題され、刑務所で撮影が行われていることを「犯罪現場が軽視され、冒涜されている」としたうえで、「愛する人々が拷問を受け、多くの人が消息を絶ったその場所が、ドラマの撮影に使われることを決して容認できない」と非難した。

そのうえで、政府の関係機関に対して、刑務所や公式・非公式の治安施設を使用することを直ちに停止するよう求めた。

声明ではまた、以下の通り表明し、アサド政権に反対の声を上げなかったアーティストを批判した。

我々は芸術の力を信じている。芸術は美を称えるだけでなく、人々に影響を与え、動かす力を持ち、癒しと正義の手段にもなり得る。 芸術が、社会の共通の痛みや喜びを正しく伝えるためには、アーティストが社会の苦しみに対して無関心であってはならない。そのため、我々は、アサド体制の監獄における拘束者の物語を記録し、伝える作品を高く評価する。 だが、その一方で、ドラマ制作者が起用した俳優のなかには、アサド体制による我々への弾圧を半世紀以上にわたって黙認し、さらには体制のプロパガンダを支持し、現実を歪め、我々や愛する人々の苦しみを否定してきた者たちがいる。 アサド体制崩壊後も、自らの誤った立場を明確に謝罪しようとしない者たちもいる。そうした人々に、我々の物語を語る資格はない。 芸術とその創作者が、我々の痛みを世界に伝える最良の使者となり得ることを、我々は認めている。しかし、だからこそ、我々はその使者を慎重に選びたい。
我々の革命の歴史には、権力の暴虐に対して一歩も引かず、個人的な栄光を捨て、自らの安全や家族の安寧を犠牲にしてまで、不正義に沈黙することを拒否した多くの芸術家がいる。
彼らは逮捕され、追われ、亡命を余儀なくされた。それでも彼らは、アサド体制の恐るべき犯罪を見過ごすことはなかった。
我々は、自分たちの物語を、弾圧した側にいた人間が語ることを許さない。 最後に、私たちは、自由と尊厳のための革命に参加し、芸術の力で闘ったシリアのクリエイターたちを改めて称える。
彼らのなかには、拷問の果てに命を奪われた者もいれば、政権の銃弾に倒れた者、あるいは、祖国の苦しみを抱えたまま世を去った者もいる。また、いまだに刑務所に閉じ込められ、その行方が分からない者もいる。 彼らの才能を奪われた我々だが、彼らの名はシリアの空に輝き続けることだろう。

声明の発起人は以下の通り:

  • ミー・スカーフ(女優)
  • ファドワー・スライマーン(女優)
  • ザキー・クールディールー(俳優)
  • ガッサーン・ジャバーイー(映画監督・作家)
  • アーミル・スバイイー(俳優)
  • バースィル・シャハーダ(映画監督)
  • アドナーン・ズィラーイー(作家・俳優)
  • ワーイル・カストゥーン(彫刻家)
  • アクラム・ラスラーン(画家)
  • ターミル・アワーム(映画監督)
  • ミフヤール・クールディーッルー(美術学生)
  • ザーヒル・タッバーフ(芸術家)
  • バースィル・タッバーフ(美術学生)
  • ハッサーン・ハッサーン(映画監督)
  • マアムーン・ヌーファル(映画監督)
  • ムハンマド・ディーブ・マフムード・アブー・ルッズ(芸術家)

また、以下の団体のほか、逮捕者家族、生還者らが署名をしている。

  • 自由のための家族運動
  • シーザー犠牲者連盟
  • シリアのためのキャンペーン
  • シリア逮捕者委員会(SCD)
  • 私の正義機構
  • シリア情勢ネットワーク
  • キール機構
  • 失踪者連盟シリアの希望
  • シリア革命逮捕者連盟機構

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トルコを拠点とするシリア・テレビなどによると、シリアでは、「シーザー」と題されたテレビ・ドラマの撮影が行われていた。

ドラマは、サイドナーヤー刑務所で起きた出来事を題材としたもので、パワー・プロダクション社制作、サフワーン・ムスタファー・ナウム・ナアムー監督、ナジーブ・ナスィール、アドナーン・アウダ、ズハイル・ムッラー、ムアイイド・ナーブルスィー、ルアイ・ヌーリーらが脚本、ガッサーン・マスウード、ダーナー・マールディーニーが主演の全30話で構成され、刑務所内の人間ドラマに焦点を当てた作品として制作が開始された。

だが、ドラマの制作が明らかになると、SNS上では、拘束者たちの悲劇が商業的に利用されているといった批判や、アサド政権を支持する立場を撮っていたガッサーン・マスウードの主演を問題視する声が相次いだ。

事態を受けけ、国立ドラマ委員会は2月27日に撮影を一時中止したと発表した。

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ヨルダン政府はシリア人の自主的な帰国を促すため、シリア難民が所有物を持ち出す際に課される一部の関税を免除することを決定(2025年3月4日)

ヨルダン国営のペトラ通信によると、ジャアファル・ハッサーン内閣報道官を務めるムハンマド・ムーミニー通信大臣は記者会見を開き、シリア人の自主的な帰国を促すため、シリア難民が所有物を持ち出す際に課される一部の関税を免除することを決定したと発表した。

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ドゥルーズ派最高位の宗教指導者ヒジュリー師:「我々の計画は愛国的で、非常に明確だ」(2025年3月4日)

スワイダー24などは、ドゥルーズ派最高位の宗教指導者であるヒクマト・ヒジュリー師が、SNSでスワイダー県の住民がシリアからの分離を望んでいるなどとの書き込みが拡散されていることに関する見解を述べる映像を公開した。

映像のなかで、ヒジュリー師は以下のように述べた。

我々の計画は愛国的で、非常に明確だ。それは、シリアの領土と国民の統合を目指している。我々は、尊厳をもって生きたいと願っており、それが我々の要求である。かつては一つの段階にあった。現在は空白の段階にあるが、事態はきわめて重要であり、我々は一丸とならねばならない。

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トルコ・英外務省の高官らがシリアに対する制裁の無条件での解除などについて議論(2025年3月4日)

アナトリア通信によると、トルコ、英国両国外務省の高官らがトルコの首都アンカラで会合を開き、シリアに対する制裁解除の問題などについて議論した。

会合に出席したのは、トルコのヌフ・ユリマズ外務副大臣、英国のハミッシュ・ファルコナー中北アフリカ担当国務大臣がそれぞれ代表を務める両国の外務省高官。

トルコ外務省の複数筋によると、会合では、制裁の無条件での解除、とりわけ、シリアへの資金流入を確保すること、復興や経済開発などが議論されたという。

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