AFP:シリア軍はイスラエルが非武装化を求めている同国南部から重火器を撤収(2025年9月16日)

AFPは、シリア軍関係者の話として、シリア軍はイスラエルが非武装化を求めている同国南部から重火器を撤収したと伝えた。

匿名を希望したこの軍関係者は「シリア軍は南部から重火器を撤収した」と述べたうえで、撤退にかかる作戦が、スワイダー県での暴力事件後にイスラエルがダマスカスの政府施設や政府軍の車輛を標的としたことをきっかけに2ヵ月前から始まっていたことを明らかにした。

ダマスカスの外交筋は、重火器の撤収は「首都南方約10キロまで及んだ」とAFPに伝えた。

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アクシオス:イスラエルがシリアに対し、安全保障協定の詳細について新たな提案を行い、そのなかで首都ダマスカス南西からイスラエル国境に至るまでを非武装地帯とする地図を示す(2025年9月16日)

アクシオスは、二つの情報筋の話として、イスラエルがシリアに対し、安全保障協定の詳細について新たな提案を行い、そのなかで首都ダマスカス南西からイスラエル国境に至るまでを非武装地帯とする地図が示されたと伝えた。

提案は、数週間前に提示されたが、アフマド・シャルア移行期政権はまだ正式な回答を出していないという。

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スワイダー県の活動家らが自決権への支持を求める署名キャンペーンを開始(2025年9月16日)

スワイダー県では、スワイダー24が17日に伝えたによると、県の活動家らが、自決権への支持を求める署名キャンペーンを開始、スワイダー市のカラーマ広場や県内の市町村に署名ブースを設けるとともに、オンラインでの参加を募った。

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グテーレス国連事務総長:「シャルア暫定大統領との会談でシリアの少数派問題を取り上げる」(2025年9月16日)


ルダウ・チャンネルによると、アントニオ・グテーレス国連事務総長は、近日中に予定されているアフマド・シャルア暫定大統領との会談で、シリアの少数派問題を取り上げると述べ、シリアの統一と領土的一体性を守る必要性を強調した。

グテーレス事務総長は「もちろん、それらの問題を提起するだろう」と述べ、少数派問題が議題に含まれるかとの質問に答え、「シリアの統一と領土的一体性を維持することは絶対に不可欠だ」と強調した。

グテーレス事務総長はまた、シリアのすべての共同体が「自らのアイデンティティが尊重されると同時に、国全体において完全な参加権を有している」と感じられることが重要だと述べ、「それゆえに、この問題は真剣に、間違いなく我々の議論の中心に据えられる」と付言した。

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ロイター通信:トランプ米政権の圧力のもと、シャルア移行期政権とイスラエルが安全保障協定に向けた交渉を加速(2025年9月16日)

ロイター通信は、ドナルド・トランプ米政権の圧力のもと、シリアのアフマド・シャルア移行期政権とイスラエルが安全保障協定に向けた交渉を加速させていると伝えた。

シリアとイスラエル双方の複数の情報源から得た情報によると、シリア側の提案は、前政権崩壊後に新たな占領された地域からのイスラエル軍の撤退を確保し、1974年の兵力引き離し協定に基づき兵力引き離し地域(AOS)を復活させ、イスラエルの爆撃とシリアへの地上侵攻を停止させることを目的としているという。

だが、シリア側の提案においては、1967年の第三次中東戦争でイスラエルが占領したゴラン高原の地位には触れられておらず、その処遇については「将来に委ねられる」だろうとシリア筋と述べている。

これに対して、イスラエル側はシリア側の提案に消極的だという。

「米国はシリアに安全保障合意を加速するよう圧力をかけており、これはトランプにとって個人的な問題だ」とイスラエルの安全保障筋は語り、米国指導者が中東外交における大きな成功の設計者として自らを提示したいと考えていると述べた。

しかし、同筋は「イスラエルは多くを提供していない」と付け加えた。

米国務総省当局者は、トランプ政権が「イスラエル、シリア及びその近隣諸国間の永続的な安定と平和をもたらすあらゆる努力を支持し続けている」と述べたが国連総会期間中に突破口を発表したいかどうかについての質問には答えなかった。

交渉の概要について複数筋は、イスラエルがトランプ政権第1期の期間中にイスラエル領と承認したゴランを返還することには消極的であると述べた。

イスラエル当局者によると、代わりに、イスラエルは、シャルア大統領がゴラン高原を放棄する見返りに、シリア南部から撤退する可能性があるという提案をトーマス・バッラク在トルコ米大使兼務シリア担当特使に提示したが、「これは実現不可能だ」との見方を示した。

シリア当局者も、シャルア暫定大統領が「ゴラン高原に関するいかなる妥協も彼の支配の終焉を意味する」ことを理解しており、安全保障協定は1974年の兵力引き離し線に基づかなければならず、平和合意のための条件はまだ熟していないとバッラク大使に伝えたことを明らかにした。

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中・西部シリア政治評議会(PCCWS)は執行部メンバーとその役職を発表(2025年9月16日)

中・西部シリア政治評議会(PCCWS)は、フェイスブックを通じて声明を出し、組織内で民主的選挙を実施し、メンバーの任務と役職を決定、近く新たなメンバーを発表することを明らかにした。

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中・西部シリア政治評議会(PCCWS)は、この声明の数時間後にフェイスブックを通じて、執行部メンバーによって選出されたとする組織・運営構造を明らかにした。

発表された幹部は以下の通り。

1. 執行部長:アムジャド・バドラーン(博士・法律家)
2. 執行部副部長兼組織局長:ナウワール・アリー(教授)
3. 執行部書記:アリー・アッブード(博士)
4. 広報局長:キナーン・ワッカーフ(教授)
5. 政治局長:ムスタファー・ルストゥム(弁護士)
6. 法務国際連絡局長:サーミル・アフマド(博士)
7. 経済局長:マアン・アブー・シャムウーン(教授)
8. 社会局長:ザカリーヤー・アドゥズズィー(シャイフ)

声明によると、執行部にはドゥルーズ派、スンナ派、キリスト教徒、イスマーイール派といった様々な宗教・宗派の信徒が参加しており、包括的な代表性を確保しているという。

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PYD幹部は、シャルア移行期政権が「交渉について虚偽のイメージを宣伝している」「政府は交渉について一切真剣さを示していない」と非難(2025年9月16日)

シリア・テレビによると、民主統一党(PYD)の幹部アルダール・ハリール氏は、アフマド・シャルア移行期政権との交渉について「対話はまだ正式には始まっていない」「政府は交渉について虚偽のイメージを宣伝している」「政府は交渉について一切真剣さを示していない」と非難した。

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シャルア移行期政権の国防省部隊の自爆型無人航空機の訓練教官がイドリブ県での野外訓練中に機体から落下した爆弾の爆発で死亡(2025年9月16日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、アフマド・シャルア移行期政権の国防省部隊(シリア軍)の自爆型無人航空機の訓練教官が野外訓練中に機体から落下した爆弾の爆発に巻き込まれて死亡した。

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国防省(フェイスブック)によると、ムルハフ・アブー・カスラ国防大臣は高等軍事アカデミーを視察訪問した。

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27台の貨物車輛からなる米軍の車列がヘリコプターの護衛を伴い、ハサカ県のカスラク基地に兵站物資を輸送(2025年9月16日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、27台の貨物車輛からなる米軍の車列がヘリコプターの護衛を伴い、ワリード国境通行所(スワイディーヤ国境通行所)を経由して、イラク・クルディスタン地域からシリアに入り、カスラク基地に兵站物資を輸送した。

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ダマスカス郊外県アイサム村でドゥルーズ派の若い男性が武装グループの発砲を受けて死亡(2025年9月16日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ヘルモン山に近いアイサム村でドゥルーズ派の若い男性が羊の世話をしている作業中、オートバイに乗った武装グループの発砲を受けて死亡した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、マアッラト・ヌウマーン市で身元不明の若い男性が遺体で発見された。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市のシャイフ・ターハー地区で、覆面をした武装グループの発砲で男性が2人が死亡、1人が負傷した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ハルファーヤー市で、前政権の国防隊の現地部隊の結成にかかわっていたとされる男性1人が正体不明の武装グループによって銃で撃たれて死亡した。

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ダルアー県では、内務省(フェイスブック)によると、内務治安部隊は、前政権の第4師団傘下の「ガイス軍団」の司令官ギヤース・ダッラー准将の下の特別警護部隊を統括していたシャーディー・スマーディー容疑者を逮捕した。

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北・東シリア地域民主自治局がフランスにダーイシュのフランス人・メンバーの家族の身柄を引き渡す(2025年9月16日)

ANHAによると、フランスの国家テロ対策検察庁は声明を出し、ダーイシュ(イスラーム国)のフランス人メンバーの子ども10人と妻3人を本国に退避させたと発表した。
また、シリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局がフランスにダーイシュ・メンバーの家族35人の身柄を引き渡した。

35人のうち10人が女性、25人が子供で、ハサカ県のフール・キャンプ、ロジュ・キャンプに収容されていた。

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ハッターブ内務大臣は、スワイダー事件調査特別委員会の委員と会合(2025年9月16日)

内務省(フェイスブック)によると、アナス・ハッターブ内務大臣は、スワイダー事件調査特別委員会の委員と会合を開いた。

会合では、委員会の活動における最も重要な障害を検討、それを克服するための方法を検証することに時間が割かれた。

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内務省(フェイスブック)によると、ハッターブ内務大臣は、海外の大学院でのプログラムに参加するための準備をしている省内の士官らと会談した。

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シャルア移行期政権の内務省内務治安部隊が、スワイダー県ムトゥーナ村の検問所で、ダマスカス郊外県ジャルマーナー市から来た旅客バスを拘束、乗客を降車させ、運転手と同乗者を逮捕(2025年9月16日)

スワイダー県では、スワイダー24シリア人権監視団によると、アフマド・シャルア移行期政権の内務省内務治安部隊が、ムトゥーナ村の検問所で、ダマスカス郊外県ジャルマーナー市から来た「シャムス・アーラム旅行会社」のバスを拘束、乗客を降車させ、運転手と同乗者を逮捕し、首都ダマスカスに連行した。

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シャイバーニー外務在外居住者大臣はヨルダンのサファディー副首相兼外務在外居住者大臣およびバッラク在トルコ米大使兼務シリア担当特使と会談し、「スワイダー県危機解決とシリア南部安定化の行程表」を策定(2025年9月16日)


外務在外居住者省(フェイスブック)によると、アスサド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣は、ダマスカスを訪れたヨルダンのアイマン・サファディー副首相兼外務在外居住者大臣およびトーマス・バッラク在トルコ米大使兼務シリア担当特使と会談した。

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SANAによると、会談後、3人は共同記者会見を行い、そのなかで、シャイバーニー外務在外居住者大臣は、米国とヨルダンの支持のもと、スワイダー県の状況を包括的に対処するための行程表を策定したことを明らかにした。

行程表の内容は以下の通り:

1. 一般市民及びその財産を侵害した全ての者を、国際的な調査・検証システムとの完全な連携の下で追及する。
2. 人道的・医療支援の継続的な供給を断絶なく保証する。
3. 被災者への補償、村や町の修復、避難民の帰還の円滑化を行う。
4. 基本的なサービスを復旧し、日常生活が戻るための条件を整える。
5. 内務省の現地部隊を展開させ、道路の保護、人々の移動及び貿易の安全を確保する。
6. 行方不明者の消息を明らかにし、全ての勢力から拘束・拉致された人々をその家族の下へ帰すための努力を行う。
7. 県民のあらゆる構成要素が参加する国内和解のプロセスを開始する。

共同記者会見のなかで、3名はスワイダー県の傷を癒し、開発を達成し、国の安全を定着させることを目的とする行程表に示されたイニシアチブを完全に支持することを表明し、シリア領土の統一性を損なういかなる外部干渉も明確に拒否した。

サファディー外務大臣は、シリア情勢、とりわけシリア南部へのいかなる干渉も拒否すると強調し、それはヨルダンの安全に対する直接的な脅威であると考え、シリアの安全と安定を揺るがすことを目的としたイスラエルのシリアへの侵略及び破壊的な扇動を拒否すると確認した。

バッラク大使は、米国がアフマド・シャルア移行期政権を支援するという約束を確認し、シリアは豊かな歴史と繁栄を追求する新たな若い政府を持つ特徴があると考えた。

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外務在外居住者省(フェイスブック)は、声明を出し、「スワイダー県危機解決とシリア南部安定化の行程表」の全文を公開した。

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ナジュマ人民議会選挙高等委員会報道官:「選挙人団が確定した後に、選挙の日程が策定される」(2025年9月16日)

SANAによると、人民議会選挙高等委員会のヌワール・ナジュマ報道官は、2日以内に選挙人団メンバーの名簿が発表される予定で、これに対して異議を申し立てが行われ、審査のうえメンバーが最終的に確定すると述べた。

ナジュマ報道官はまた、選挙人団の最終的な名簿が発表され次第、議員の立候補受付開始から、選挙運動を経て、投票日までの選挙実施にかかる正確なスケジュールが策定されるという。

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