シリア民主軍:前政権崩壊以降、ダーイシュは北・東シリア地域民主自治局支配地内各所で153件の攻撃を実行(2025年9月22日)

シリア民主軍広報センターは、声明を出し、前政権が2024年12月8日に崩壊してから9月20日までの間に、ダーイシュ(イスラーム国)のセルは北・東シリア地域民主自治局支配地内各所で153件の攻撃を実行したと発表した。

これに対して、シリア民主軍は米主導の有志連合との継続的に協力、数十件の先制・現場作戦を実施し、70件の作戦(うち掃討作戦3件)を実施し、95人のテロリストを拘束(そのうち3人は幹部)、6人を殺害(幹部2人を含む)、大量の武器・弾薬・身分証明書を押収、一方で、ダーイシュの攻撃によりシリア民主軍の兵士30人が戦死、12人が負傷した。

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シャルア移行期政権に属する武装勢力がアレッポ市シャイフ・マクスード地区一帯を無人航空機などで攻撃、アサーイシュがこれに対応(2025年9月22日)

アレッポ県では、ANHAシリア人権監視団によると、アフマド・シャルア移行期政権に属する武装勢力が北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるアレッポ市シャイフ・マクスード地区一帯を無人航空機などで攻撃、内務治安部隊(アサーイシュ)がこれに対応し、無人攻撃機を破壊、車輛を押収、戦闘により武装勢力の戦闘員3人が負傷した。

また、シリア人権監視団によると、19日のダイル・ハーフィル市へのシャルア移行期政権所属の武装勢力の攻撃で負傷していた生後2ヵ月の乳児が死亡した。

シリア人権監視団が24日に発表したところによると、負傷していたシリア民主軍の兵士1人が24日に死亡した。

また、シリア民主軍は24日、フェイスブックを通じて声明を出し、無人航空機の攻撃により、兵士1人が死亡したほか、ズバイダ村に対する砲撃で、4人の子どもが負傷したと発表した。

 

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ラッカ県では、北・東シリア地域民主自治局内務治安部隊(アサーイシュ)によると、同部隊が緊急対応部隊(HAT)とともにタブカ市において治安作戦を実施し、法律違反者たちが使用していたと疑われる拠点を攻撃、22人の指名手配者を拘束、武器・弾薬・軍用品・麻薬類を押収した。

シリア人権監視団によると、この作戦で2人が死亡し、1人が負傷した。

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ダイル・ザウル県ブーカマール市で住民による大規模なデモを行い、蔓延する腐敗と縁故主義に抗議(2025年9月22日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ブーカマール市で住民による大規模なデモを行い、蔓延する腐敗と縁故主義に抗議し、地域の機関における抜本的な改革が要求された。

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スワイダー高等法務委員会はスワイダー県飲料水下水道公社の理事会を設立(2025年9月22日)

スワイダー高等法務委員会広報局は、フェイスブックを通じて決定第66号を発出し、スワイダー県飲料水下水道公社の理事会を設立したと発表した。

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スワイダー24シリア人権監視団イナブ・バラディーによると、7月半ばにスワイダー県内各所で拉致され、アフマド・シャルア移行期政権管理下のアドラー刑務所(ダマスカス郊外県)に収監されていた民間人24人が、移行期政権当局により釈放され、シリア・アラブ赤新月社を通じて先ほどスワイダー市に到着した。

釈放は、シャルア移行期政権に近いシリアとレバノンのドゥルーズ派有力者の仲介によって実現した。

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シリア人権監視団によると、人道支援物資および商業物資を積んだ72台の貨物車輛からなる車列が、ダマスカス・スワイダー道路を通ってスワイダー県に到着した。¥

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オーストラリアのショウブリッジ上院議員を団長とする随行代表団が、ラッカ市でゼノビア女性連合および北・東シリア地域民主自治局を訪問(2025年9月22日)


ラッカ県では、ANHAによると、オーストラリアのデヴィッド・ショウブリッジ上院議員を団長とする随行代表団が、ラッカ市でゼノビア女性連合および北・東シリア地域民主自治局を訪問し、政治・社会・人道的な現状を把握するための視察を行った。

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ハサカ県のラアス・アイン郡、ラッカ県のタッル・アブヤド郡およびマアダーン郡における人民議会選挙高等委員会支部委員会の委員が委員長の前で就任宣誓(2025年9月22日)


人民議会選挙高等委員会は、フェイスブックを通じて、ハサカ県のラアス・アイン郡、ラッカ県のタッル・アブヤド郡およびマアダーン郡における支部委員会の委員たちが、ムハンマド・ターハー・アフマド高等委員会委員長の前で就任宣誓を行った。

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シャルア暫定大統領はニューヨークの国連本部総会場で開催された二国家解決会議に出席(2025年9月22日)

大統領府(フェイスブック)外務在外居住者省(フェイスブック)によると、シャルア暫定大統領は、シャイバーニー外務在外居住者大臣とともに、ニューヨークの国連本部総会場で開催された二国家解決会議に出席した。

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シャルア暫定大統領は、ニューヨークでルビオ米国務長官と会談(2025年9月22日)

大統領府(フェイスブック)外務在外居住者省(フェイスブック)によると、シャルア暫定大統領は、ニューヨークでマルコ・ルビオ米国務長官と会談した

会談には、シャイバーニー外務在外居住者大臣が同席した。

ルビオ国務長官は、Xで以下の通り綴った。

私はシャルア大統領と会談し、安定した主権国家シリアの実現に向けた共通の目標や、すべてのシリア国民に安全と繁栄をもたらすための取り組みについて協議した。また、トランプ大統領による歴史的な制裁解除の発表の実施や、イスラエルとシリアの関係の重要性についても話し合った。

国務省も、Xで以下の通り綴った。

ルビオ国務長官はシャルア大統領と会談し、米国のシリアにおける優先課題について協議した。ルビオ長官は、今年初めにトランプ大統領が発表したシリア国民への制裁解除という歴史的決定を受け、シリアが安定した主権国家を築く機会が到来していると強調した。両者はまた、テロ対策の継続的な取り組み、行方不明の米国人捜索の努力、さらに地域のより大きな安全と安定を実現するうえでのシリア・イスラエル関係の重要性についても話し合った。

シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣が、23日にXに綴ったところによると、会談ではシリア米関係強化の方途について議論がなされた。

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外務在外居住者省(フェイスブック)によると、シャルア暫定大統領大統領は、ニューヨークで、アスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣の同席のもと、ジーン・シャヒーン米上院議員(上院外交委員会・軍事委員会・歳出委員会、民主党)と会談した。この会談は、ニューヨークで開催されている第80回国連総会参加の傍らで行われた。

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シャルア暫定大統領は、コンコルディア・サミットで米中央情報局(CIA)デヴィッド・ペトレイアス元長官(退役陸軍大将)と対話(2025年9月22日)


大統領府(フェイスブック)外務在外居住者省(フェイスブック)によると、シャルア暫定大統領は、コンコルディア・サミットで、米中央情報局(CIA)デヴィッド・ペトレイアス元長官(退役陸軍大将)と対話を行った。

SANAによると、対話のなかで、シャルア暫定大統領は、次のように述べた。

地域の現段階は、これまでの時期とはまったく異なっている。イラク占領やパレスチナ、シリアにおける多様な紛争、そして直面した大きな挑戦や人々の意識、これらすべてがその時期の選択に影響を与えた。当時は、人権の保護や女性と子どもを不正義から守るという明確な意図があった。
発生したいかなる過ちも、困難な歩みの一部であった…。民間人の保護と地域を脅かす不安定のリスクに立ち向かうことが重要だ…。この路線への我々の献身の結果として、我々はニューヨークに来て、友人や同盟国の間に座している。
力の均衡は軍事的手段だけで測られるものではなく、意志と戦略的計画によっても決まる…。シリア問題は正義の大義であり、子どもの虐殺、軍事爆撃、誘拐、性的暴力といった不正義にさらされてきたシリア国民を守ることが必須である。これまでに100万人が犠牲となったことを踏まえると、この高貴な目標は軍事的な支援を受けるに値する。
勝利は強固な意志、綿密な計画、軍事訓練、そして戦闘期間中に基本的サービスの提供に携わった機関や市民の支援によって実現された…。その結果、短期間で最小の代償によりダマスカスに到達することが可能になった。
戦闘中の民間人への対応について、軍の規則は明確であり、人々に優しさと慈悲、寛容をもって接するよう定められていた…。民間人の被害を最小限に抑えることに努めた…。旧体制は宗派的・人種的分断を通じてシリア国民を分裂させようとしたが、現在の最優先課題は、安全と安定の実現、シリア全土の統一、武器の拡散抑制、そして経済発展の強化にある。
過去数年間、シリアと米国の関係は断絶していたが、旧体制崩壊後にはシリアと西側諸国および米国との間に真の共通利益の機会が生まれた…。シリアは単に友好や援助を求めるのではなく、旧体制の政策によって課され、現在ではシリア国民を直接標的としている数十年にわたる制裁を打ち破ろうとしている。
制裁解除は火急の課題だった…。そのために果敢な決断を下したドナルド・トランプ米大統領の勇気を称賛したい…。また、米議会には、長年拷問や人権侵害に苦しんできたシリア国民の状況改善に向けた努力を完遂してもらいたい…。シリアは新たな生命と建設のための機会を必要としている。
シリアは数多くの問題や混乱を受け継いでいるが、自らの利益を追求し、シリアを地域的な清算の場に変えようとする宗派対立をあおる勢力が存在する…。シリア国家はすべての国民に対して等距離に立ち、彼らを守ることに全力を尽くすとともに、あらゆる人への侵害を行った者は、すべての人に権利と義務を保障する法律に基づき処罰される。
無秩序な武器の流通を抑え、国家の手に限定するための決定的な措置を講じ、すべての部隊や武装編成をシリア軍に統合した。
シリア民主軍をシリア軍に編入し、その経験を活かす必要がある…。軍事・治安機関は中央集権的で、統一的かつ包括的な指揮系統と明確な命令を持ち、法律に従わなければならない。法律の外にある武器は制御不能の武器であり、将来的に大きな害をもたらすだろう。だからこそ、我々は対話と議論を通じて国家の手に武器を限定し、新生シリア軍の中で部隊や編成を統合し、統一軍を形成する必要がある。
我々が初めてシリア民主軍のマズルーム・アブディー総司令官と会った瞬間から、我々は彼らにクルド人の権利は保障されていると伝えた。もしクルド人の権利のために戦っているのであれば、一滴の血も流す必要はない。国家と融合すればよい。シリア憲法はクルド人の権利を守る。それはシリア国民が皆受けてきた不正義と同じように、クルド人もまた不正義にさらされてきたからである。新しい国家のもとでこの光景を繰り返すことは望まない。我々はすべてのシリア人を一つにまとめたい。
3月10日合意の履行に遅れが生じている…。シリア北東部においてシリア民主軍の枠組みがいかなる名目で存続しても、イラクとトルコに重大な危険をもたらすと同時に、シリア国内にもリスクを及ぼす。そのため、この歴史的瞬間をシリアとシリア民主軍双方の利益のために活かすべきだ。
革命の成功後の移行期には安定を実現するための手段と保証が必要である…。国民対話の成功を踏まえ、シリア社会のあらゆる層を代表する政府を樹立し、権力や役職を分け合う「分有制」を拒否する…。シリアの未来を楽観している…。他国の同様の経験と比べても、シリアは非常に速いペースで再建に向かうだろう。
シリアは1974年の(兵力引き離し)協定に立ち返り、いかなる戦闘への突入も回避することで、沈静化を実現していく方針を堅持している…。そのため、建設と発展のための機会が与えられるべきであり、イスラエルは進出した地域から撤退し、地域的・国際的な仲介者を通じて安全保障上の懸念を協議する必要がある。
イスラエルは依然として国連によりシリア領と認められているゴランを占領している。アブラハム合意に向かった諸国は、イスラエルに土地を奪われたわけではなく、彼らにはイスラエルと国境もない。しかし、我々がダマスカスに到達して以来、イスラエルはシリアに対して数多くの侵略を行い、およそ1000回に及ぶ空爆で軍事・治安・民間の施設を破壊した。また約400回にわたってシリア領に地上侵入し、人々を逮捕し他の者を殺害した。これらはすべてシリアに対する侵略行為であり、共和国宮殿も2度連続で爆撃された。これは戦争の宣言と見なされる。
今、ボールはイスラエルと国際社会のコートにある。彼らが進むべき真の基本的な道筋を定めるべきである。イスラエルが本当に安全保障上の懸念を持っているのか、それとも拡張的な野心を抱いているのか。その答えは現在交渉中の協定の条項遵守によって明らかになり、シリアの主権が守られることになる。
私は1人ではない。あらゆる活動を助ける大きなチームがあり、その背後には長い年月、最も過酷な状況の中で耐え抜いた強大で偉大な国民がいる。私はこの任務において、まず全能のアッラーから、次に私を支える国民から大きな力を得ている。そしてこの国民の力を頼みに、前進しながら問題を克服していく…。ガザ地区で進行している事態に対してアラブ・イスラーム世界は大いに憤慨している…。この重要な問題においてシリア政府が国民の声を反映させる。
シリアは新たな経済発展と建設の段階を目指しており、豊富な人材と専門知識を備え、資源も多様な国である。制裁が解除されれば、シリアは地域的・国際的な役割を取り戻すことができるだろう…。シリアを心配する必要はない。制裁を解除し、結果を見てほしい。

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シャルア暫定大統領はニューヨークで開催されたコンコルディア・サミットの一環として行われた円卓会議で著名な投資家や経済専門家らと会談(2025年9月22日)

大統領府(フェイスブック)によると、シャルア暫定大統領は、ニューヨークで開催されたコンコルディア・サミットの一環として行われた円卓会議で著名な投資家や経済専門家らと会談した。

SANAが23日に伝えたところによると、出席した米国および世界的企業の代表は以下の通り:
・アボット
・APCO(アプコ社)
・ベーカー・ヒューズ
・ベクテル
・BGRグループ
・BHFS
・キャタピラー
・シェブロン
・シティ(Citi)
・DLAパイパー(米国)
・ガルダ・ワールド・フェデラル
・GEヘルスケア
・GEヴェルノヴァ
・グーグル
・HKNエナジー
・ハント・オイル
・イルミナ
・IPRエナジー・グループ
・コントロールマティック・テクノロジーズ
・マスターカード
・マイクロソフト
・モトローラ・ソリューションズ
・ナファズ・インターナショナル
・Numerusグループ
・P&G(プロクター・アンド・ギャンブル)
・パーソンズ社
・ペプシコ
・フォスフォラス・サイバーセキュリティ
・サービスナウ(ServiceNow)
・シェル(米国)
・シーメンス・ヘルスイニアーズ
・サンライズ・フーズ・インターナショナル
・ボーイング
・トタルエナジーズ
・ウーバー
・UGソリューションズ
・ヴァンティヴ
・ヴァリャーグLLC
・ビザ


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シャルア暫定大統領は米ニューヨークでシャイバーニー外務在外居住者大臣とともに米国在住のシリア人コミュニティ代表団と会談:会合には、ニューヨーク在住のシリア系ユダヤ人11人も出席(2025年9月22日)

大統領府(フェイスブック)外務在外居住者省(フェイスブック)によると、によると、第80回国連総会に出席するために米ニューヨークを訪れているアフマド・シャルア暫定大統領は、アスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣とともに、米国在住のシリア人コミュニティ代表団と会談した。

タイムズ・オブ・イスラエルによると、マンデリン・ホテルで開催された会合には、ニューヨーク在住のシリア系ユダヤ人11人がシャルア暫定大統領と会見した。

参加者はシャルア暫定大統領の側近からの招待を受けて集まったという。

出席したシリア生まれのユダヤ人実業家ジョー・ジャジャティ氏は、タイムズ・オブ・イスラエルに対し、会合ではイスラエルは話題に上らなかったという。

また、出席したデヴィッド・シェリー氏は、シリア再建のために10万ドルを寄付すると申し出たが、シャルア暫定大統領は笑って「それは十分ではない」と答えた。

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ラタキア県スクービーン村でイドリブ県フーア市出身のシーア派の若い男性が殺害される(2025年9月22日)


アレッポ県では、ANHAシリア人権監視団によると、アフマド・シャルア移行期政権下のマンビジュ市北部のザアタル工場近くで車が銃撃を受け、1人が死亡、1人が負傷した

また、シリア人権監視団によると、アフリーン郡ジンディールス町近郊のジャクリー・ジューマ村の50歳代の男性が妻とともに、アフマド・シャルア移行期政権の内務治安部隊の制服を着た武装グループに襲撃され、殴打・拘束され、貴金属、現金、携帯電話を奪われた。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ナワー市で若い男性が、魔術や呪術を行っていたとして、正体不明の武装グループによって銃撃を受けて死亡した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、イドリブ県フーア市出身のシーア派の若い男性が、電話連絡で誘い出され、スクービーン村で殺害された。

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イドリブ県では、国防省(フェイスブック)によると、7月24日に北部のマアッラトミスリーン市で発生した武器庫爆発に関する調査を完了、爆発は武器および弾薬の保管不備によって引き起こされたものだったと発表した。

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