シリア全土が大雨・大雪に見舞われる(2016年1月1日)

SANA(1月1日付)によると、シリア全土が大雨・大雪に見舞われ、クナイトラ県、ヒムス県、アレッポ県、スワイダー県の山岳地帯では、3.1センチから4.7センチの積雪を記録した。

SANA, January 1, 2016
SANA, January 1, 2016

 

AFP, January 1, 2016、AP, January 1, 2016、ARA News, January 1, 2016、Champress, January 1, 2016、al-Hayat, January 2, 2016、Iraqi News, January 1, 2016、Kull-na Shuraka’, January 1, 2016、al-Mada Press, January 1, 2016、Naharnet, January 1, 2016、NNA, January 1, 2016、Reuters, January 1, 2016、SANA, January 1, 2016、UPI, January 1, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アサド大統領の母のアニーサ・マフルーフ氏の最新の写真がネット上で拡散(2015年11月9日)

クッルナー・シュラカー(11月9日付)などは、アサド大統領の母のアニーサ・マフルーフ氏がシリアからベラルーシに避難したとの噂が流れるなか、画家のヤースィル・ハンムード氏と並んで撮影された写真がインターネット上で拡散されていると伝え、その画像を公開した。

写真の撮影場所、時期は不明だという。

Kull-na Shuraka', November 9, 2015
Kull-na Shuraka’, November 9, 2015

AFP, November 9, 2015、AP, November 9, 2015、ARA News, November 9, 2015、Champress, November 9, 2015、al-Hayat, November 10, 2015、Iraqi News, November 9, 2015、Kull-na Shuraka’, November 9, 2015、al-Mada Press, November 9, 2015、Naharnet, November 9, 2015、NNA, November 9, 2015、Reuters, November 9, 2015、SANA, November 9, 2015、UPI, November 9, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イドリブ県フーア市、カファルヤー町でアーシューラーの祝祭が執り行われる(2015年10月24日)

クッルナー・シュラカー(10月25日付)は、シリア政府の支配下にとどまるイドリブ県フーア市、カファルヤー町でイスラーム教シーア派(12イマーム)はのアーシューラーの祝祭が行われたと伝え、その写真を公開した。

フーア市、カファルヤー町は、2015年3月にアル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動、シャームの民のヌスラ戦線などからなるファトフ軍がイドリブ県のほぼ全土を掌握して以降、完全包囲を受けていたが、8月にダマスカス郊外県ザバダーニー市などと合わせて停戦地域に指定され、戦闘が収束していた。

なお、クッルナー・シュラカーによると、シーア派宗徒が多く住むダマスカス県旧市街の街区(ルカイヤ・モスク一帯など)でもアーシューラーの祝祭が執り行われた。

Kull-na Shuraka', October 25, 2015
Kull-na Shuraka’, October 25, 2015

AFP, October 25, 2015、AP, October 25, 2015、ARA News, October 25, 2015、Champress, October 25, 2015、al-Hayat, October 26, 2015、Iraqi News, October 25, 2015、Kull-na Shuraka’, October 25, 2015、al-Mada Press, October 25, 2015、Naharnet, October 25, 2015、NNA, October 25, 2015、Reuters, October 25, 2015、SANA, October 25, 2015、UPI, October 25, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ウマイヤ・モスクの説教師がシーア派の黒旗に代えて、シリア国旗を掲揚するよう呼びかける(2015年10月23日)

クッルナー・シュラカー(10月26日付)は、ダマスカス県旧市街の中心に位置するウマイヤ・モスクでの23日金曜日の説教で、演壇に立ったマアムーン・ラフマ氏が、集まった信者に対して、シーア派(12イマーム派)が掲げる黒い旗ではなく、シリア国旗を掲揚するよう呼びかけた、と伝えた。

演説はシーア派のアーシューラーの祝祭と時を同じくして行われたもので、ラフマ氏は「市民よ、この旗(シリア国旗)を掲げよ。シリアの街でこの旗を掲げよ。この国のあらゆる街路で掲げよ」と呼びかけた。

ラフマ氏はまた「私はこの旗に接吻したい。この旗こそ我々の勲章だ。あなた方が掲げている黒い旗を我々は踏みつける。委任統治の旗(反体制派が掲げる旗)を我々はこの戦争(現下の混乱)が始まったときにゴミ箱に捨てている…。シリア(・アラブ)共和国の国旗に代わるものはなく、抵抗運動の指導者バッシャール・ハーフィズ・アサドに代わる者はいない」と述べたという。

Kull-na Shuraka', October 26, 2015
Kull-na Shuraka’, October 26, 2015

AFP, October 26, 2015、AP, October 26, 2015、ARA News, October 26, 2015、Champress, October 26, 2015、al-Hayat, October 27, 2015、Iraqi News, October 26, 2015、Kull-na Shuraka’, October 26, 2015、al-Mada Press, October 26, 2015、Naharnet, October 26, 2015、NNA, October 26, 2015、Reuters, October 26, 2015、SANA, October 26, 2015、UPI, October 26, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ドイツのシュタインマイヤー外務大臣「我々は行動をもってアサドの独裁体制の蛮行を止めねばならない」(2015年10月1日)

ドイツのフランク=ヴァルター・シュタインマイヤー外務大臣は国連総会で一般討論演説を行った。

シリア情勢に関してシュタインマイヤー外務大臣は以下のように述べた。

「殺戮には終わりがない…。我々はそれをともに行動することによってのみ止めることができる。我々はアサドの独裁体制の蛮行を止めねばならない。我々はダーイシュ(イスラーム国)の支配を破壊しなければならない…」。

ハフィングトン・ポスト(10月1日付)が伝えた。

AFP, October 1, 2015、AP, October 1, 2015、ARA News, October 1, 2015、Champress, October 1, 2015、al-Hayat, October 2, 2015、Iraqi News, October 1, 2015、Kull-na Shuraka’, October 1, 2015、al-Mada Press, October 1, 2015、Naharnet, October 1, 2015、NNA, October 1, 2015、Reuters, October 1, 2015、SANA, October 1, 2015、UPI, October 1, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

カーミシュリー市(ハサカ県)でアラビア語名に変更されたクルド語の地名の復活を求めるデモ(2015年9月2日)

ハサカ県では、ARA News(9月2日付)によると、カーミシュリー市中心街で、1960年代、70年代にアラビア語名に更されたクルド語の地名を旧呼称に戻すよう求めるデモが行われた。

http://i0.wp.com/aranews.org/wp-content/uploads/2015/09/من-المظاهرة-في-قامشلو.jpg?zoom=4&resize=316%2C178

AFP, September 2, 2015、AP, September 2, 2015、ARA News, September 2, 2015、Champress, September 2, 2015、al-Hayat, September 3, 2015、Iraqi News, September 2, 2015、Kull-na Shuraka’, September 2, 2015、al-Mada Press, September 2, 2015、Naharnet, September 2, 2015、NNA, September 2, 2015、Reuters, September 2, 2015、SANA, September 2, 2015、UPI, September 2, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

スワイダー市では汚職に抗議するデモが発生(2015年9月1日)

スワイダー県では、クッルナー・シュラカー(9月1日付)によると、スワイダー市で、地元の活動家が「お前たちは我々を絞め殺した」(خنقتونا)と銘打って汚職に抗議するデモを呼びかけ、住民数千人が県庁舎前に集まり、燃料不足、停電、断水などへの不満を訴えた。

デモ主催者は、スワイダー県知事、バアス党スワイダー支局書記長、燃料、電力、水道公社総裁、治安機関幹部、警察署長、供給局長の解任を求めた。

Kull-na Shuraka', September 1, 2015
Kull-na Shuraka’, September 1, 2015

AFP, September 1, 2015、AP, September 1, 2015、ARA News, September 1, 2015、Champress, September 1, 2015、al-Hayat, September 2, 2015、Iraqi News, September 1, 2015、Kull-na Shuraka’, September 1, 2015、al-Mada Press, September 1, 2015、Naharnet, September 1, 2015、NNA, September 1, 2015、Reuters, September 1, 2015、SANA, September 1, 2015、UPI, September 1, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

タルトゥース市で首相、県知事、シリア赤新月社総裁の解任を求めるデモ(2015年8月20日)

ARA News(8月20日付)は、タルトゥース市で、ワーイル・ハルキー首相とタルトゥース県のサフワーン・アブー・サアダ県知事の汚職を追及、解任を求めるデモが行われ、多くの住民が参加したと報じた。

デモに参加した住民は、アサド大統領への支持を表明しつつ、このほかにもシリア赤新月社のスハイル・ハドル総裁の解任も要求した。

ARA News, August 20, 2015
ARA News, August 20, 2015

 

AFP, August 20, 2015、AP, August 20, 2015、ARA News, August 20, 2015、Champress, August 20, 2015、al-Hayat, August 21, 2015、Iraqi News, August 20, 2015、Kull-na Shuraka’, August 20, 2015、al-Mada Press, August 20, 2015、Naharnet, August 20, 2015、NNA, August 20, 2015、Reuters, August 20, 2015、SANA, August 20, 2015、UPI, August 20, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

「「宗教至上主義」を超えて――日本の中東理解のあり方を問う:『「アラブの心臓」に何が起きているのか』編者、青山弘之氏インタビュー」(Synodos)

「「宗教至上主義」を超えて――日本の中東理解のあり方を問う:『「アラブの心臓」に何が起きているのか』編者、青山弘之氏インタビュー」(聞き手・構成/向山直佑)
Synodos、2015年8月3日

「アラブの春」、シリア内戦、イスラーム国の台頭……。数え上げればきりがないほどの事件が、近年、中東では起きている。しかし、日本での中東に関する報道を見れば、「イスラーム過激派」、「宗派対立」といった言葉がマジックワードのように使われ、中東を「理解不能なものとして理解した気になる」ことが当たり前になっているようだ。・・・

廃墟となったヒムス市の教会で倒壊後初めての結婚式(2015年7月14日)

フェイスブックのページ「私たちのハミーディーヤ地区について簡単に」(https://www.facebook.com/Al.Hamidiya.Community)は、ヒムス県ハミーディーヤ地区にある聖ギルギス教会で、倒壊後初めての結婚式が行われたと発表し、その写真を掲載した。image002  

AFP, July 14, 2015、AP, July 14, 2015、ARA News, July 14, 2015、Champress, July 14, 2015、al-Hayat, July 15, 2015、Iraqi News, July 14, 2015、Kull-na Shuraka’, July 14, 2015、al-Mada Press, July 14, 2015、Naharnet, July 14, 2015、NNA, July 14, 2015、Reuters, July 14, 2015、SANA, July 14, 2015、UPI, July 14, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

特別講演会「イスラーム国台頭から1年:「シリア内戦」の今を読み解く」(IWJにて配信中)

【特別講演会 「イスラーム国台頭から1年:「シリア内戦」の今を読み解く」】

IWJ(http://iwj.co.jp/wj/open/archives/250560)にて配信中

 

2014年6月、イスラーム国が「カリフ制」樹立を宣言し、国際社会の脅威として台頭してから1年、シリアでの戦乱に収束の兆しはいまだ見えない。刻一刻と変化しながらも国内メディアではほぼ報道されなくなった「シリア内戦」の今をシリア研究者たちが紐解いていく。

◆日時
6月25日(木) 17時半〜19時

◆場所
東京外国語大学研究講義棟227教室
交通アクセス http://www.tufs.ac.jp/access/
キャンパスマップ http://www.tufs.ac.jp/abouttufs/campusmap.html

◆タイムテーブル
1. 青山弘之(東京外国語大学教授)と髙岡豊(中東調査会上席研究員)による対談

*イドリブがアル=カーイダによる蹂躙、塩素ガスの被害が報告、パルミラのダーイシュによる侵攻等、シリア情勢が更なる混沌を極める中、このような危機は全くマスコミで報じられていません。このような状況に警鐘を鳴らすことを目的に、シリア内戦の今を読み解く、というテーマで対談を行います。

2. シリア研究会(http://tufsyria.wix.com/jsso)からの報告

3.サダーカから(http://www.sadaqasyria.jp/)の呼びかけ
*共催団体サダーカから、戦後70年をテーマにシリア人・日本人が共に平和を願う、というコンセプトで行なう8月9日開催のイベントにつき、ご案内差し上げます。

特別講演会「イスラーム国台頭から1年:「シリア内戦」の今を読み解く」(6月25日)

【特別講演会 「イスラーム国台頭から1年:「シリア内戦」の今を読み解く」】

2014年6月、イスラーム国が「カリフ制」樹立を宣言し、国際社会の脅威として台頭してから1年、シリアでの戦乱に収束の兆しはいまだ見えない。刻一刻と変化しながらも国内メディアではほぼ報道されなくなった「シリア内戦」の今をシリア研究者たちが紐解いていく。

◆日時
6月25日(木) 17時半〜19時

◆場所
東京外国語大学研究講義棟227教室
交通アクセス http://www.tufs.ac.jp/access/
キャンパスマップ http://www.tufs.ac.jp/abouttufs/campusmap.html

◆タイムテーブル
1. 青山弘之(東京外国語大学教授)と髙岡豊(中東調査会上席研究員)による対談

*イドリブがアル=カーイダによる蹂躙、塩素ガスの被害が報告、パルミラのダーイシュによる侵攻等、シリア情勢が更なる混沌を極める中、このような危機は全くマスコミで報じられていません。このような状況に警鐘を鳴らすことを目的に、シリア内戦の今を読み解く、というテーマで対談を行います。

2. シリア研究会(http://tufsyria.wix.com/jsso)からの報告

3.サダーカから(http://www.sadaqasyria.jp/)の呼びかけ
*共催団体サダーカから、戦後70年をテーマにシリア人・日本人が共に平和を願う、というコンセプトで行なう8月9日開催のイベントにつき、ご案内差し上げます。

アレッポ市で拉致されたキリスト教主教2人との連帯を訴えるデモ(2015年4月21日)

クッルナー・シュラカー(4月22日付)は、シリア正教会のグレゴリウス・ヨハネ・イブラーヒーム・アレッポ主教とギリシャ正教会のブールス・ヤーズジー・アレッポ主教の2人がアレッポ県カフルダーイル村で誘拐(2013年4月22日)されてから2年が経ったのに合わせ、アレッポ市内で2人との連帯と釈放を求めるデモが行われ、多くの住民が参加したと報じた。

Kull-na Shuraka', April 21, 2015
Kull-na Shuraka’, April 21, 2015
Kull-na Shuraka', April 21, 2015
Kull-na Shuraka’, April 21, 2015
Kull-na Shuraka', April 21, 2015
Kull-na Shuraka’, April 21, 2015

 

AFP, April 21, 2015、AP, April 21, 2015、ARA News, April 21, 2015、Champress, April 21, 2015、al-Hayat, April 22, 2015、Iraqi News, April 21, 2015、Kull-na Shuraka’, April 21, 2015、al-Mada Press, April 21, 2015、Naharnet, April 21, 2015、NNA, April 21, 2015、Reuters, April 21, 2015、SANA, April 21, 2015、UPI, April 21, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダマスカス県での大降雨で2人が死亡(2015年3月29日)

『ハヤート』(3月31日付)などによると、30日のダマスカス県での大降雨により、カシオン山の麓に位置するルクン・ディーン区が冠水し、2人が死亡、数十人が負傷した。

また中心街とバルザ区を結ぶサウラ・トンネルも冠水した。

Kull-na Shuraka', March 30, 2015
Kull-na Shuraka’, March 30, 2015

 

AFP, March 30, 2015、AP, March 30, 2015、ARA News, March 30, 2015、Champress, March 30, 2015、al-Hayat, March 31, 2015、Iraqi News, March 30, 2015、Kull-na Shuraka’, March 30, 2015、al-Mada Press, March 30, 2015、Naharnet, March 30, 2015、NNA, March 30, 2015、Reuters, March 30, 2015、SANA, March 30, 2015、UPI, March 30, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ファウワーズ・アサド氏(アサド大統領のいとこ)が病死(2015年3月27日)

クッルナー・シュラカー(3月27日付)は、アサド大統領のいとこのファウワーズ・ジャミール・アサド氏がラタキア市内の病院で病死したと伝えた。

ファウワーズ氏(1962年生まれ)は、アサド大統領の父ハーフィズ・アサド前大統領の実弟ジャミール・アサド前人民議会議員(2004年死去)の長男。

Kull-na Shuraka', March 27, 2015
Kull-na Shuraka’, March 27, 2015

 

AFP, March 27, 2015、AP, March 27, 2015、ARA News, March 27, 2015、Champress, March 27, 2015、al-Hayat, March 28, 2015、Iraqi News, March 27, 2015、Kull-na Shuraka’, March 27, 2015、al-Mada Press, March 27, 2015、Naharnet, March 27, 2015、NNA, March 27, 2015、Reuters, March 27, 2015、SANA, March 27, 2015、UPI, March 27, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アサド大統領の姪2人が馬術競技杯で優勝(2015年3月26日)

クッルナー・シュラカー(3月26日付)は、マーヒル・アサド准将(アサド大統領の弟)の二人の娘ブシュラーさんとシャームさんが、「2015年バースィルへの忠誠」馬術競技杯に出場し、優勝したと伝えた。

Kull-na Shuraka', March 26, 2015
Kull-na Shuraka’, March 26, 2015

AFP, March 26, 2015、AP, March 26, 2015、ARA News, March 26, 2015、Champress, March 26, 2015、al-Hayat, March 27, 2015、Iraqi News, March 26, 2015、Kull-na Shuraka’, March 26, 2015、al-Mada Press, March 26, 2015、Naharnet, March 26, 2015、NNA, March 26, 2015、Reuters, March 26, 2015、SANA, March 26, 2015、UPI, March 26, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アレッポ県アフリーン市で西クルディスタン移行期民政局がノウルーズの祝典を主催(2015年3月25日)

ARA News(3月25日付)は、アレッポ県アフリーン市で西クルディスタン移行期民政局(アフリーン地区)がノウルーズ(21日)の記念祝典を主催し、住民数千人が参加したと報じ、その写真を公開した。

ARA News, March 25, 2015
ARA News, March 25, 2015

AFP, March 25, 2015、AP, March 25, 2015、ARA News, March 25, 2015、Champress, March 25, 2015、al-Hayat, March 26, 2015、Iraqi News, March 25, 2015、Kull-na Shuraka’, March 25, 2015、al-Mada Press, March 25, 2015、Naharnet, March 25, 2015、NNA, March 25, 2015、Reuters, March 25, 2015、SANA, March 25, 2015、UPI, March 25, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ヒムス県、ダイル・ザウル県で、シリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦(2015年3月24日)

ヒムス県では、マサール・プレス(3月24日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がジャズル・ガス採掘所地帯でシリア軍部隊を要撃し、兵士4人を殺害した。

一方、SANA(3月24日付)によると、ウンク・ハワー村、ラッフーム村で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダイル・ザウル市ハミーディーヤ地区のダーイシュ(イスラーム国)拠点などを空爆、子供を含む5人が死亡、15人が負傷した。

シリア軍はまた、ザバーリー村に対しても空爆を行った。

また、ARA News(3月24日付)によると、ダイル・ザウル市ハミーディーヤ地区で、シリア軍とダーイシュが交戦した。

**

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ラアス%E

ノウルーズに合わせて西クルディスタン移行期文民局人民防衛隊第6期修了式開催(2015年3月21日)

クッルナー・シュラカー(3月21日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ジャズィーラ地区)の防衛委員会(防衛自衛委員会、国防省に相当)が、ノウルーズに合わせて、ハサカ県ルマイラーン町で人民防衛隊第6期修了式を行った。

式典にはジャズィーラ地区の執行評議会(政府に相当)、立法評議会(国会に相当)の要人らが多数参列し、45日にわたる教練コースを修了した戦闘員260人を観閲した。

ARA News, March 21, 2015
ARA News, March 21, 2015
ARA News, March 21, 2015
ARA News, March 21, 2015
ARA News, March 21, 2015
ARA News, March 21, 2015

AFP, March 21, 2015、AP, March 21, 2015、ARA News, March 21, 2015、Champress, March 21, 2015、al-Hayat, March 22, 2015、Iraqi News, March 21, 2015、Kull-na Shuraka’, March 21, 2015、al-Mada Press, March 21, 2015、Naharnet, March 21, 2015、NNA, March 21, 2015、Reuters, March 21, 2015、SANA, March 21, 2015、UPI, March 21, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリアで「初めて」ノウルーズが公式に祝われる(2015年3月21日)

SANA(3月21日付)は、ダマスカス県マッザ区にあるジャラー(独立)スポーツ・シティで、「2015年第6回ノウルーズ祝典」が開かれ、野党シリア・クルド人国民イニシアチブ代表のウマル・ウースー人民議会議員ら多くの要人、外交官、市民らが参加したと伝えた。

これに関連して、クッルナー・シュラカー(3月21日付)によると、シリア・アラブ・テレビ(衛生放送)は朝の番組「サバーフ・スーリー」で、女性キャスターがクルド人の民族衣装で登場、またクルド人の芸術家やウマル・ウースー人民議会議員ら著名人が多数出演し、ノウルーズを祝った。

シリア国内でノウルーズが公式に祝われるのがこれが初めて。

シリアではこれまで、3月21日は「母の日」として祝われ、クルド人にとっての最大の祝日であるノウルーズが国をあげて祝われることはなく、1986年には首都ダマスカスでクルド人住民がノウルーズを公式に祝うことを求めてデモを行い、弾圧された経緯がある。

ただし、ダマスカス県マッザ区での祝典は「第6回」と位置づけられ、シリア国内でこれまでにもノウルーズが公式に祝われてきたことがアピールされた。

SANA, March 21, 2015
SANA, March 21, 2015
SANA, March 21, 2015
SANA, March 21, 2015
SANA, March 21, 2015
SANA, March 21, 2015
SANA, March 21, 2015
SANA, March 21, 2015
SANA, March 21, 2015
SANA, March 21, 2015
Kull-na Shuraka', March 21, 2015
Kull-na Shuraka’, March 21, 2015

 

AFP, March 21, 2015、AP, March 21, 2015、ARA News, March 21, 2015、Champress, March 21, 2015、al-Hayat, March 22, 2015、Iraqi News, March 21, 2015、Kull-na Shuraka’, March 21, 2015、al-Mada Press, March 21, 2015、Naharnet, March 21, 2015、NNA, March 21, 2015、Reuters, March 21, 2015、SANA, March 21, 2015、UPI, March 21, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

西クルディスタン移行期民政局(ジャズィーラ地区)統一地方選挙無事終了(2015年3月16日)

西クルディスタン移行期民政局(ジャズィーラ地区)の選挙監視委員会は記者会見で、13日に各地で実施された統一地方選挙の結果を発表した。

それによると、ジャズィーラ地区の住民の18歳以上の成人の約50%にあたる10万人以上の有権者が投票を行ったという。

選挙監視委員会はまた、当選者の氏名を発表した。

記者会見には、西クルディスタン移行期民政局使節団が同席した。

ARA News(3月16日付)が伝えた。

**

ハサカ県では、ARA News(3月16日付)によると、マーリキーヤ市で、1988年のイラクでの「ハラブジャ事件」での犠牲者を追悼するため、住民らが街頭で一斉に黙祷を捧げた。

またアフリーン市でも住民が追悼集会を行った。

AFP, March 16, 2015、AP, March 16, 2015、ARA News, March 16, 2015、Champress, March 16, 2015、al-Hayat, March 17, 2015、Iraqi News, March 16, 2015、Kull-na Shuraka’, March 16, 2015、al-Mada Press, March 16, 2015、Naharnet, March 16, 2015、NNA, March 16, 2015、Reuters, March 16, 2015、SANA, March 16, 2015、UPI, March 16, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

西クルディスタン移行期民政局(ジャズィーラ地区)で統一地方選挙投票(2015年3月13日)

ARA News(3月13日付)は、西クルディスタン移行期民政局(ジャズィーラ地区)が支配下に置くハサカ県各所で、統一地方選挙の投票が開始された。

投票が行われたのは、ハサカ市(定数79人)、マーリキーヤ(ダイリーク)市(定数31)、ジュワーディーヤ(ジャッル・アーガー)村、マアバダ(カルキールキー)町、アームーダー市、ラアス・アイン市など。

選挙には民主統一党、民主連合運動(TEV DEM)が立候補者を擁立しているが、シリア・クルド国民評議会は選挙へのボイコットを発表している。

ARA News, March 13, 2015
ARA News, March 13, 2015
ARA News, March 13, 2015
ARA News, March 13, 2015
ARA News, March 13, 2015
ARA News, March 13, 2015

 

AFP, March 13, 2015、AP, March 13, 2015、ARA News, March 13, 2015、Champress, March 13, 2015、al-Hayat, March 14, 2015、Iraqi News, March 13, 2015、Kull-na Shuraka’, March 13, 2015、al-Mada Press, March 13, 2015、Naharnet, March 13, 2015、NNA, March 13, 2015、Reuters, March 13, 2015、SANA, March 13, 2015、UPI, March 13, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ハサカ県、アレッポ県でクルド人が「カーミシュリーの春」(2004年)犠牲者追悼デモ(2015年3月12日)

ARA News(3月12日付)によると、ハサカ県ハサカ市、カーミシュリー市、マーリキーヤ市(ダイリーク市)、マアバダ(カルキールキー)町、アレッポ県アフリーン市で「カーミシュリーの春」11周年を記念して追悼デモが企画され、住民らが、犠牲者をもたらした当時のシリア政府による弾圧を非難した。

ダイリーク市での追悼デモはシリア・クルド国民評議会(シリア革命反体制勢力国民連立)、民主社会運動(TEV-DAM)などが、ハサカ市、マアバダ町のデモはシリア・クルド国民評議会が呼びかけたという。

「カーミシュリーの春」(カーミシュリー事件)とは、2004年3月に発生したシリア現代史上初のクルド人による民衆暴動で、3月12日にハサカ県カーミシュリー市で予定されていた地元サッカー・チームとダイル・ザウル県所属のチームとの対戦直前に起きた,両チーム・サポーター(地元のクルド人とダイル・ザウル県から訪れたアラブ人)のスタジアム内での衝突に端を発していた。この衝突は、まもなく市全土に拡大、暴徒化した民衆に警察・武装治安部隊が無差別発砲を行うに至り、事態は争乱の様相を呈した。また事件発生を受け、ハサカ市、アレッポ市、アレッポ県アフリーン市、同アイン・アラブ市、ダマスカス県ドゥンマル区(ワーディー・マシャーリーウ)などで、クルド人が連日のようにゼネストやデモを組織し、カーミシュリー市での暴動の真相究明を要求するとともに、クルド人に対する差別の撤廃を訴えた。シリア政府はこれら一連の暴動に対して警察・治安部隊を動員し、同月半ばまでに弾圧したが、その間、30人以上が死亡、約130人が負傷し、約1,700人の市民が逮捕された(青山弘之「シリア:権威主義体制に対するクルド民族主義勢力の挑戦」間寧編『西・中央アジア諸国における亀裂構造と政治体制』研究双書555、日本貿易振興機構アジア経済研究所、159~209ページを参照)

ARA News, March 12, 2015
ARA News, March 12, 2015
ARA News, March 12, 2015
ARA News, March 12, 2015
ARA News, March 12, 2015
ARA News, March 12, 2015
ARA News, March 12, 2015
ARA News, March 12, 2015
ARA News, March 12, 2015
ARA News, March 12, 2015

 

**

なお11日には、ハサカ県マーリキーヤ市でも、シリア・クルド・イェキーティー党、民主社会運動(TEV-DAM)など「シリアのクルド政治諸勢力」の主催のもとに追悼集会が開催され、参加者はろうそくを掲げて、犠牲者に哀悼の意を示した。

またカーミシュリー市でもシリア・ドイツ・クルド学生連合が追悼集会を企画し、市民数百人が参加した。

ARA News, March 12, 2015
ARA News, March 12, 2015
ARA News, March 11, 2015
ARA News, March 11, 2015

**

一方、ハサカ県では、シリア人権監視団によると、カーミシュリー市のサッカー競技場が「3月12日殉教者競技場」に改称し、再開された。

再開された競技場には、クルディスタン労働者党(PKK)の指導者のアブドゥッラ・オジャラン氏の写真、クルド人の民族旗、民主統一党の旗が多数掲揚された、という。

『ハヤート』(3月13日付)などが伝えた。

ARA News, March 13, 2015
ARA News, March 13, 2015

**

シリア・クルド国民評議会(シリア革命反体制勢力国民連立)は声明を出し、西クルディスタン移行期民政局が3月13日に実施を予定している統一地方選挙の中止を求める自らの主張が受け入れられなかったとして、民主社会運動(TEV-DAM)、民主統一党などとともに推し進めてきた「シリア・ロージュアーヴァー(西)・クルディスタンにおけるクルド政治原則」にかかる活動を停止すると発表した。

AFP, March 12, 2015、AP, March 12, 2015、ARA News, March 12, 2015、Champress, March 12, 2015、al-Hayat, March 13, 2015、Iraqi News, March 12, 2015、Kull-na Shuraka’, March 12, 2015、al-Mada Press, March 12, 2015、Naharnet, March 12, 2015、NNA, March 12, 2015、Reuters, March 12, 2015、SANA, March 12, 2015、UPI, March 12, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア・トルコ国境で、クルド人女性が世界女性の日に合わせて記念集会(2015年3月7日)

ハサカ県のシリア国境に位置するカーミシュリー市の国境通行所と、トルコ側のヌサイビーン市の国境通行所の双方で、世界女性の日を記念する集会が開かれ、民主統一党を支持する女性ら多数が参加した。

これを受け、ヌサイビーン市・カーミシュリー市間の国境地帯にトルコ軍が展開した。

ARA News(3月7日付)が伝えた。

ARA News, March 7, 2015
ARA News, March 7, 2015

AFP, March 7, 2015、AP, March 7, 2015、ARA News, March 7, 2015、Champress, March 7, 2015、al-Hayat, March 8, 2015、Iraqi News, March 7, 2015、Kull-na Shuraka’, March 7, 2015、al-Mada Press, March 7, 2015、Naharnet, March 7, 2015、NNA, March 7, 2015、Reuters, March 7, 2015、SANA, March 7, 2015、UPI, March 7, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

東グータ統一軍事司令部は新たな 武装集団の結成を禁止(2015年2月20日)

ダマスカス郊外県で活動する武装集団の連合組織東グータ統一軍事司令部は声明を出し、グータ地方で新たな武装集団を結成することを禁止した。

ドゥラル・シャーミーヤ(2月20日付)が伝えた。

Kull-na Shuraka', February 20, 2015
Kull-na Shuraka’, February 20, 2015

**

またアレッポ解放作戦司令室のイブラーヒーム・マジュブール司令官は、シリア軍の攻撃に対して、全武装集団に対して総動員令を発した。

同作戦司令室によると、18日以降の戦闘で、「革命家」はシリア軍兵士、外国人民兵300人を殲滅、100人を捕捉している、という。

Kull-na Shuraka', February 20, 2015
Kull-na Shuraka’, February 20, 2015

AFP, February 20, 2015、AP, February 20, 2015、ARA News, February 20, 2015、Champress, February 20, 2015、al-Hayat, February 21, 2015、Iraqi News, February 20, 2015、Kull-na Shuraka’, February 20, 2015、al-Mada Press, February 20, 2015、Naharnet, February 20, 2015、NNA, February 20, 2015、Reuters, February 20, 2015、SANA, February 20, 2015、UPI, February 20, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア外務省:ダマスカス旧市街での爆弾テロの非難声明を国連に求める(2015年2月2日)

外務在外居住者省は、国連安保理議長、事務総長に宛てて書簡を提出、そのなかで1日にダマスカス県旧市街で発生したレバノンの旅客バスに対する爆弾テロについて報告し、非難決議の採択と、「犯人およびその背後にいる国々、勢力の処罰」を求めた。

AFP, February 2, 2015、AP, February 2, 2015、ARA News, February 2, 2015、Champress, February 2, 2015、al-Hayat, February 3, 2015、Iraqi News, February 2, 2015、Kull-na Shuraka’, February 2, 2015、al-Mada Press, February 2, 2015、Naharnet, February 2, 2015、NNA, February 2, 2015、Reuters, February 2, 2015、SANA, February 2, 2015、UPI, February 2, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イスラーム国による日本人殺害後のヨルダンの動き:パイロット解放に向けた努力継続(2015年2月1日)

『ハヤート』(2月1日付)は、ヨルダンの複数の高官筋からの情報として、ヨルダン政府がダーイシュ(イスラーム国)との連絡チャンネルを閉ざすことなく、ムアーッズ・カサースィバ空軍中尉の解放に向けた努力を継続している、と伝えた。

ダーイシュが脅迫メッセージに矛盾するかたちで、カサースィバ空軍中尉ではなく、日本人の後藤健二さんをまず処刑したことに関して、カサースィバ空軍中尉の解放をめざす危機管理チーム内では、少尉がすでに殺害されているとの見方が強まっている一方、殺害の証拠が示されない限りは、交渉を継続する必要があるとの立場も強いという。

こうした方針を受け、危機管理チーム高官はトルコにとどまり、部族のチャンネルを通じて、ダーイシュとの接触継続を試みているという。

**

ヨルダンのアブドゥッラー2世国王は、ダーイシュ(イスラーム国)による後藤健二さん殺害をめぐって、安倍晋三内閣総理大臣と電話会談を行った。

会談で、アブドゥッラー2世は、「国際法、慣習が拒否する卑劣な犯罪行為を激しく非難する」としたうえで、「テロと過激主義に対抗する国際的な努力を続ける重要性」を強調したという。

またムハンマド・ムーマニー内閣報道官(メディア担当大臣)は、「ヨルダンは(後藤さんの)声明と解放に向けて努力を惜しまなかった。友好国である日本政府と本件に関して継続的な連絡調整を行ってきた…。ダーイシュは日本人人質解放にかかる関係当局のあらゆる試みを拒んだ」と述べた。

そのうえで「パイロット問題を担当する危機対策チームは、拘束されたその日に招集されている…。ヨルダンはムアーッズ氏の消息が確認されるのを期待している。彼が家族、そして祖国のもとに戻ることなく、サージダ・リーシャーウィー死刑囚を政府が引き渡すことはない」と付言した。

AFP, February 1, 2015、AP, February 1, 2015、ARA News, February 1, 2015、Champress, February 1, 2015、al-Hayat, February 2, 2015、Iraqi News, February 1, 2015、Kull-na Shuraka’, February 1, 2015、al-Mada Press, February 1, 2015、Naharnet, February 1, 2015、NNA, February 1, 2015、Reuters, February 1, 2015、SANA, February 1, 2015、UPI, February 1, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

日本人人質の処遇に関するイスラーム国からの第3のメッセージ(2015年1月27日)

日本時間の午後11時頃、ダーイシュ(イスラーム国)が拉致している日本人、後藤健二さんと思われる男性が写った静止画像と音声がツイッター上に公開された。

静止画像は「Second Public Message of Kenji Goto Jogo to His Family and the Government of Japan」と題されており、後藤さんと見られる人物は、白い背景の前でオレンジ色の服を着て手錠をかけられており、また2012年12月にシリアでの戦闘中にダーイシュに拉致されたヨルダン人パイロット、ムアーッズ・サーフィー・カサースィバ空軍中尉が写った写真を持たされている。

また後藤さんによると思われる男性が英語で次のようなメッセージを発している。

「私は後藤健二です…。日本の人たち、日本の国民へ。
これが、私の最後のメッセージになると伝えられました。

また、私の自由を阻んでいる障害が、ヨルダン政府がサージダの引き渡しを遅らせていることだとも聞きました。

日本政府にあらゆる政治的圧力をヨルダン政府にかけるよう伝えて欲しい。

時間は短くなってきている。私のために、彼女を(引き渡せ)。何がそんなに難しいのか。

彼女は10年にもわたって捕らえられているが、私はわずか数ヶ月に過ぎない。

私のために彼女を(引き渡せ)。直接交換だ。

ヨルダン政府によるこれ以上の延滞は、彼らがパイロットの死に対する責任を負うことを意味する。

そしてその後は、私が死ぬことになる。私には、生きる時間が24時間しかない。パイロットにとってはより時間は短い。

私たちを、このまま死なせないで欲しい。

これ以上、遅らせるような戦術をとれば、我々双方が殺されるのを見ることになる。

ボールはヨルダン側のコートにある」。

AFP, January 27, 2015、AP, January 27, 2015、ARA News, January 27, 2015、Champress, January 27, 2015、al-Hayat, January 28, 2015、Iraqi News, January 27, 2015、Kull-na Shuraka’, January 27, 2015、al-Mada Press, January 27, 2015、Naharnet, January 27, 2015、NNA, January 27, 2015、Reuters, January 27, 2015、SANA, January 27, 2015、UPI, January 27, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ヨルダン軍戦闘機パイロット、日本人人質の解放をめぐるヨルダンの動き(2015年1月26日)

『ハヤート』(1月27日付)は、ダーイシュ(イスラーム国)がラーシダ・リーシャーウィー死刑囚と後藤健二さんの「人質交換」を日本政府に要求したことに関して、ヨルダン政府が、リーシャーウィー死刑囚をはじめとする収監中のジハード主義者と、ヨルダン軍戦闘機パイロットのムアーッズ・サーフィー・カサースィバ空軍中尉(2014年12月拘束)との「人質交換」交渉をイラクやトルコの当事者を通じて間接的に行ってきたとするこれまでのリークを改めて暴露することになったと伝えた。

また、リーシャーウィー死刑囚との「人質交換」をめぐる交渉で、ヨルダン政府が世論の反発だけでなく、日本政府からの圧力に曝される可能性もある、と報じた。

al-Hayat, January 27, 2015をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イドリブ、ハマーで、反政府デモ、反ヌスラ戦線デモ、親ヌスラ戦線デモ(2015年1月23日)

クッルナー・シュラカー(1月23日付)は、イドリブ県、ハマー県の複数の村で、シリア政府による「犯罪」を非難し、シリア革命反体制勢力国民連立および同暫定政府に対して国内の住民状況に関心を示すよう求めるデモが発生したと報じた。

またクッルナー・シュラカーによると、マアッラト・ヌウマーン市では、シャームの民のヌスラ戦線に市政への不関与を求めるデモと、ヌスラ戦線やシャーム自由人イスラーム運動への支持を訴えるデモが発生した。

AFP, January 23, 2015、AP, January 23, 2015、ARA News, January 23, 2015、Champress, January 23, 2015、al-Hayat, January 24, 2015、Iraqi News, January 23, 2015、Kull-na Shuraka’, January 23, 2015、al-Mada Press, January 23, 2015、Naharnet, January 23, 2015、NNA, January 23, 2015、Reuters, January 23, 2015、SANA, January 23, 2015、UPI, January 23, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.