ラーミー・マフルーフ氏の資金提供のもと「トラ」ことスハイル・ハサン准将がシリア国内での武装反乱を準備(2026年1月3日)

DWは、ロイター通信、『ニューヨーク・タイムズ』、ジャジーラ・チャンネルなど複数のメディアが、アサド前政権の軍高官や実業家らが、シリアで武装反乱を主導することを目的として、二つのネットワークを活性化させようとしている実態が明らかになりつつあると伝えた。

報道によると、彼らは数万人規模にも言われる戦闘員を率いてアフマド・シャルア移行期政権に対する武装反乱を準備しているという。

二つのネットワークのうちの一つは、アサド前大統領のいとこで実業家のラーミー・マフルーフ氏が、もう一つは軍事情報局長だったカマール・ハサン准将が主導しているとされる。

このうち第1のネットワークは、マフルーフ氏が資金を提供、旧シリア軍第25特殊任務師団の司令官で、ロシアの支援を受け、「トラ」の愛称で知られたスハイル・ハサン准将が軍事指導を行っている。

ロシアの首都モスクワに滞在するハサン准将は、同地から各地を移動し、レバノンやイラク、さらにはシリア国内にいる協力者たちと面会を重ね、シリアへの帰還を画策しているという。

ハサン准将は、自身が「我らが軍武装部隊最高司令官」と呼ぶ人物に資料を送付、そのなかには、シリア西部の各村で動員可能な16万8000人を超える戦闘員と武器の保有状況をまとめられていた。

内訳としては、機関銃を所有する者が2万人、防空砲を保有する者が331人、対戦車兵器を持つ者が150人、狙撃兵が35人いるという。

ハサン准将は「我らが軍武装部隊最高司令官」の実名を明かしていない。

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