シリア人権監視団、シリア国民連合が、西クルディスタン移行期民政局人民防衛部隊による住民「虐殺」を「テロ」と非難(2015年5月30日)

シリア人権監視団は、アレッポ県ラアス・アイン市郊外のアブー・シャーハート村で、西クルディスタン移行期民政局人民防衛部隊が、子供2人、女性5人、薬剤師1人を含む住民20人を銃殺したと発表した。

アブー・シャーハート村は、人民防衛部隊がダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末に最近になって奪還した村の一つ。

これに関して、トルコのイスタンブールで活動するシリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、民主連合党が、ハサカ県などで民間人に対して攻撃を繰り返していると指摘し、トルコ政府によるPKK批判の論調に追随するかたちで、「民主連合党のテロ行為は、混乱をもたらそうとするアサド政権の計画に合致するものだ」と批判した。

そのうえで、アレッポ県シャイフ・マクスード地区で西クルディスタン移行期民政局人民防衛部隊と対立する「ラッビーカ・ウフターフ」(アル=カーイダ系組織などの連合組織)に同調するかたちで、「自由シリア軍と革命家部隊は、政権、親政権民兵の計画に注意を払い、各戦線で隊列を整える」よう呼びかけた。

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シリア革命反体制勢力国民連立は、ダーイシュ(イスラーム国)やジハード主義武装集団が占拠するアレッポ県バーブ市およびアレッポ市シャッアール地区に対するシリア軍の「樽爆弾」での空爆に関して、「国際社会が安全地帯(飛行禁止空域)の設定に失敗したことの結果」と非難し、ダーイシュやアル=カーイダ系組織を標的とした有志連合の空爆戦略を再検討、「テロの保護者、活用者、主要な源泉であるアサド政権を最優先の標的」とすべきだと主張した。

AFP, May 30, 2015、AP, May 30, 2015、ARA News, May 30, 2015、Champress, May 30, 2015、al-Hayat, May 31, 2015、Iraqi News, May 30, 2015、Kull-na Shuraka’, May 30, 2015、al-Mada Press, May 30, 2015、Naharnet, May 30, 2015、NNA, May 30, 2015、Reuters, May 30, 2015、SANA, May 30, 2015、UPI, May 30, 2015などをもとに作成。

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