シリア政府がイドリブ県、ダルアー県での劣勢を受け、海岸地方住民に「海岸の盾旅団」への従軍を呼びかける(2015年5月30日)

シリア人権監視団によると、シリア政府当局は、2015年3月以降のイドリブ県、ダルアー県などでのシリア軍、国防隊の人的被害を補うため、海岸地域(ラタキア県、タルトゥース県)の各都市・町・村で、住民に対して同地域の防衛を目的とした「海岸の盾旅団」への従軍を呼びかける印刷物を配布した。

同監視団によると、「海岸の盾旅団」への従軍の呼びかけは、7万人をにのぼるとされる兵役忌避による兵員不足を補うための対策でもあり、配布された印刷物には、兵役忌避者の免罪、従軍者への給与支払いなどが明記されているという。

AFP, May 30, 2015、AP, May 30, 2015、ARA News, May 30, 2015、Champress, May 30, 2015、al-Hayat, May 31, 2015、Iraqi News, May 30, 2015、Kull-na Shuraka’, May 30, 2015、al-Mada Press, May 30, 2015、Naharnet, May 30, 2015、NNA, May 30, 2015、Reuters, May 30, 2015、SANA, May 30, 2015、UPI, May 30, 2015などをもとに作成。

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