デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表、英外相は、シリア軍と有志連合によるダーイシュ(イスラーム国)への攻撃について言及せず、アサド政権による「樽爆弾」での「無差別」空爆のみを批判(2015年5月31日)

スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表は声明を出し、シリア軍が30日にアレッポ市シャッアール地区で行った空爆に関して、「国際社会においてもっとも厳しく非難するに値する」、「シリア空軍が自国領内で無差別攻撃を行い、住民を殺すことは決して受け入れられない」と非難、「樽爆弾の使用を停止せねばならない」と警鐘を鳴らした。

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英国のフィリップ・ハモンド外務大臣は、アレッポ県各所でのシリア軍による空爆に関して「アサド政権が、無差別且つ恐るべき方法を駆使して子供を含む無垢の市民を殺傷していることをこれまで以上にショッキングなかたちで示す証拠」と非難するとともに、アサド大統領を排除したかたちでの政治的移行を改めて要求した。

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なお、シリア人権監視団は、シリア軍によるアレッポ県、ハサカ県、イドリブ県などでの「樽爆弾」などによる空爆により、過去24時間で184人が死亡したと発表しているが、その詳細についてはhttp://syriaarabspring.info/wp/?p=19909http://syriaarabspring.info/wp/?p=19911の通り。

AFP, May 31, 2015、AP, May 31, 2015、ARA News, May 31, 2015、Champress, May 31, 2015、al-Hayat, June 31, 2015、Iraqi News, May 31, 2015、Kull-na Shuraka’, May 31, 2015、al-Mada Press, May 31, 2015、Naharnet, May 31, 2015、NNA, May 31, 2015、Reuters, May 31, 2015、SANA, May 31, 2015、UPI, May 31, 2015などをもとに作成。

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