ファトフ軍を指導するサウジ人のムハイスィニー氏はシリア国内の支配地域での政府樹立を主唱(2015年11月30日)

シャームの民のヌスラ戦線および同組織をはじめとするアル=カーイダ系組織などからなるファトフ軍を指導するサウジアラビア人説教師のアブドゥッラー・ムハイスィニー氏(ジハード布教者センター代表)はツイッターで、シリア国内の支配地域に政府を樹立すべきだとの見解を示した。

ムハイスィニー氏は「シリアにおける解決策とは、アッラーの法の裁定に従う政府をシリア国内に樹立し、そこに諸派が集い、そこからすべての戦闘員を糾合した軍を作ることだ」、「この政府が発足すれば、現地の運営、司法、戦闘に携わり、シャームの未来のために活動すべきだ」、「国外の暫定政府にできることと言えば、ホテルのロビーでカネを受け取り、使うことぐらいだ」などと綴った。

AFP, November 30, 2015、AP, November 30, 2015、ARA News, November 30, 2015、Champress, November 30, 2015、al-Hayat, December 1, 2015、Iraqi News, November 30, 2015、Kull-na Shuraka’, November 30, 2015、al-Mada Press, November 30, 2015、Naharnet, November 30, 2015、NNA, November 30, 2015、Reuters, November 30, 2015、SANA, November 30, 2015、UPI, November 30, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.