YPG主体のシリア民主軍がハサカ県でダーイシュ(イスラーム国)掃討戦を再開、有志連合の爆撃で民間人40人弱が死亡(2016年2月18日)

西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍総司令部は、ダーイシュ(イスラーム国)の拠点都市の一つシャッダーディー市一帯(ハサカ県南東部)でのダーイシュ掃討に向けた「ハーブールの怒り」作戦を開始したと発表した。

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ARA News(2月18日付)によると、シリア民主軍はまた、ハサカ市南部でも攻勢を激化、有志連合の航空支援を受け、ダイラーン村、スィーマールカー村、バッルーナ村、ダブシー村、ガイファーラー村、ウンム・バウジャ村、ムシャイリファ村、ウンム・タナク村、ハルバ村、マシュタル村、ミシュワール村を制圧した。

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シリア人権監視団は、有志連合が16~17日にかけてハサカ県シャッダーディー市一帯で行った空爆により、民間人38人が死亡したと発表した。

ダーイシュ(イスラーム国)の支配下にあるシャッダーディー市一帯での空爆は17日に実施され、市内のパン販売所が被弾、子供3人を含む15人が死亡した。

これに先だって、有志連合は16日に、シャッダーディー市で、17日にハサカ市南西部アブドゥルアズィーズ山に近いジャーイル村で空爆を実施し、20人以上が死亡したという。

なおシャッダーディー市一帯での空爆では、ダーイシュ(イスラーム国)戦闘員9人も死亡したという。

一方、クッルナー・シュラカー(2月18日付)は、マスアブ・ハーミディーを名乗る活動家の話として、ジャーイル村への空爆はロシア軍が行ったと伝えた。

AFP, February 18, 2016、AP, February 18, 2016、ARA News, February 18, 2016、Champress, February 18, 2016、al-Hayat, February 19, 2016、Iraqi News, February 18, 2016、Kull-na Shuraka’, February 18, 2016、al-Mada Press, February 18, 2016、Naharnet, February 18, 2016、NNA, February 18, 2016、Reuters, February 18, 2016、SANA, February 18, 2016、UPI, February 18, 2016などをもとに作成。

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