YPG主体のシリア民主軍は有志連合の爆撃支援を受けてハサカ県からダイル・ザウル県に進攻し、ダーイシュと交戦(2016年3月24日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、有志連合と思われる戦闘機がダイル・ザウル市・ハサカ市街道を移動中の車2台を空爆し、ダーイシュ(イスラーム国)戦闘員16人が死亡した。

死亡した戦闘員のほとんどは「カリフ制の幼獣」と呼ばれる少年兵だったという。

一方、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍は、有志連合の航空支援を受けて、ハサカ県境を越えてダイル・ザウル県内に進軍、県境15キロの地点に位置するマーリハ油田一帯でダーイシュと交戦、同地を制圧した。

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アレッポ県では、ARA News(3月24日付)によると、西クルディスタン移行期民政局支配下のアレッポ市シャイフ・マクスード地区で、反体制武装集団の砲撃により住民1人が死亡した。

AFP, March 24, 2016、AP, March 24, 2016、ARA News, March 24, 2016、Champress, March 24, 2016、al-Hayat, March 25, 2016、Iraqi News, March 24, 2016、Kull-na Shuraka’, March 24, 2016、al-Mada Press, March 24, 2016、Naharnet, March 24, 2016、NNA, March 24, 2016、Reuters, March 24, 2016、SANA, March 24, 2016、UPI, March 24, 2016などをもとに作成。

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