YPG主体のシリア民主軍はマンビジュ国立病院制圧をめざしダーイシュと交戦するなか、有志連合の爆撃で男性1人が死亡(2016年7月13日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がマンビジュ市各所でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

戦闘は、同市西部の国立病院一帯やハザーウィナ地区北部で激しく行われ、有志連合の航空支援を受けるシリア民主軍が国立病院制圧を試みるなか、ダーイシュは国立病院近くとサブア・バフラート交差点近く爆弾を積んだ車により、2度にわたり自爆攻撃を行った。

なお、有志連合の空爆により、男性1人が死亡、またダーイシュの自爆攻撃で、シリア民主軍戦闘員8人(北の太陽大隊司令官「アブー・ライラー」を含む)が死亡した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がタドムル市北東部の穀物サイロ地区、砂糖精製工場一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

一方、SANA(7月13日付)によると、シリア軍がジャバーブ・ハマド村、ウンク・ハワー村一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がタブカ航空基地一帯のダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆した。

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ハマー県では、SANA(7月13日付)によると、シリア軍がサラミーヤ市東部のジャニー・アルバーウィー村、スーハー村一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(7月13日付)によると、シリア軍がブガイリーヤ村、ジャフラ村、マリーイーヤ村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。

AFP, July 13, 2016、AP, July 13, 2016、ARA News, July 13, 2016、Champress, July 13, 2016、al-Hayat, July 14, 2016、Iraqi News, July 13, 2016、Kull-na Shuraka’, July 13, 2016、al-Mada Press, July 13, 2016、Naharnet, July 13, 2016、NNA, July 13, 2016、Reuters, July 13, 2016、SANA, July 13, 2016、UPI, July 13, 2016などをもとに作成。

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