米主導の有志連合の航空支援を受けるYPG主体のシリア民主軍がダーイシュ最大の刑務所に近いラッカ市西部のユーフラテス・ダムに向かって進軍を続ける(2016年12月21日)

ラッカ県では、『ハヤート』(12月22日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、米主導の有志連合の航空支援を受け、ユーフラテス川左岸をラッカ市に向かって進軍、シリア人権監視団によると、シリア民主軍は10の村・農村を新たに制圧、ユーフラテス・ダムから8キロの地点にまで接近した。

なお、ユーフラテス・ダム(タブカ市から約500メートルの地点に位置)の近くには、ダーイシュが運営する最大の刑務所があり、欧米人の人質らが拘置されているという。

ラッカ県では、ARA News(12月21日付)によると、シリア民主軍はラッカ市西部郊外のアブー・ジュッブ村、タクアーン・シャルキー・カールワーン農場を制圧したと発表した。

ラッカ県では、SANA(12月21日付)によると、米主導の有志連合がダーイシュ(イスラーム国)支配下のタブカ市を空爆し、3人が死亡した。

AFP, December 21, 2016、AP, December 21, 2016、ARA News, December 21, 2016、Champress, December 21, 2016、al-Hayat, December 22, 2016、Iraqi News, December 21, 2016、Kull-na Shuraka’, December 21, 2016、al-Mada Press, December 21, 2016、Naharnet, December 21, 2016、NNA, December 21, 2016、Reuters, December 21, 2016、SANA, December 21, 2016、UPI, December 21, 2016などをもとに作成。

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