イランを訪問中のワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣は、テヘランでアリー・アクバル・ヴェラーヤティー最高指導者国際問題担当上級顧問、アリー・ラリージャーニー国会議長と相次いで会談し、シリア・イラン二国間関係、シリア情勢の進捗などについて意見を交わした。
ヴェラーヤティー氏は会談で「イランはシリア人にとって第2の国であり、イランにシリアの高官が訪れたことは、イランがシリアと織りなしている戦略的関係を反映したもので、それはハーフィズ・アサド前大統領の時代から続いている」と述べた。
これに対して、ムアッリム外務在外居住者大臣は「我々がイラン、ロシアと行ってきた協力は、シリア人どうしが対話を行う余地を与えるための軍事的作戦停止をもたらす基軸となった…。停戦を利用して自らの組織の立て直しを画策している者は間違っている。すべての武装集団はヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)とダーイシュ(イスラーム国)といったテロ組織を遠ざけ、治安と安定を強化するため、これらの組織を都市部から排除しなければならない」と述べた。
SANA(1月1日付)、『ハヤート』(1月2日付)などが伝えた。
AFP, January 1, 2017、AP, January 1, 2017、ARA News, January 1, 2017、Champress, January 1, 2017、al-Hayat, January 2, 2017、Iraqi News, January 1, 2017、Kull-na Shuraka’, January 1, 2017、al-Mada Press, January 1, 2017、Naharnet, January 1, 2017、NNA, January 1, 2017、Reuters, January 1, 2017、SANA, January 1, 2017、UPI, January 1, 2017などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.