『ハヤート』(1月13日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の政治母体であるシリア民主評議会の使節団が、米国の首都ワシントンDCを訪問した。
クルド人消息筋によると、使節団は、シリア民主評議会議長のイルハーム・アフマド氏、バッサーム・イスハク氏(元シリア国民評議会幹部)の2名からなり、有志連合の調整役を担う米大統領特使ブレット・マクガーク氏、ダーイシュ(イスラーム国)掃討作戦担当大統領補佐官のロバート・マリー氏らと会談した。
会談では、米国内での西クルディスタン移行期民政局の代表部(大使館に相当)の設置に関して議論が行われ、米国側は「前向きな姿勢」を示したという。
会談ではまた、ラッカ市一帯の攻略を目的とするシリア民主軍の「ユーフラテスの怒り」作戦や政治情勢などについても意見が交わされたという。
AFP, January 12, 2017、AP, January 12, 2017、ARA News, January 12, 2017、Champress, January 12, 2017、al-Hayat, January 13, 2017、Iraqi News, January 12, 2017、Kull-na Shuraka’, January 12, 2017、al-Mada Press, January 12, 2017、Naharnet, January 12, 2017、NNA, January 12, 2017、Reuters, January 12, 2017、SANA, January 12, 2017、UPI, January 12, 2017などをもとに作成。
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