反体制武装集団33組織はアスタナ会議への出席者名簿提示に先立って全土停戦と停戦監視団の派遣を求めるも、トルコは名簿を提出するよう圧力(2017年1月13日)

『ハヤート』(1月14日付)は、複数の反体制消息筋の話として、反体制武装集団33組織が4点からなる条件を提示し、その履行を求めたと伝えた。

4条件とは、①ダマスカス郊外県バラダー渓谷、東グータ地方、ヒムス県北部などを含むシリア全土で完全停戦すること、②6時間以内に停戦を履行するための地図を作成・提示すること、③停戦履行後48時間以内に反体制派がアスタナ会議参加者名簿を提出すること、④アスタナ会議開催前の10日間、停戦監視団を展開させること、だという。

なお、条件を提示した33組織は、祖国解放運動、イスラーム軍、アジュナード・シャーム・イスラーム運動、シャーム戦線、第1沿岸師団、第2沿岸師団、アジュナード・シャーム大隊、シャーム自由人イスラーム運動、イッザ軍、タフリール軍、シャームの民戦線、アレッポ作戦司令室、イドリブ自由軍、スルターン・ムラード師団、イスラーム殉教者旅団、ナスル軍などからなる。

しかし、これに対して、トルコ政府は反体制武装集団に、カザフスタンの首都アスタナで1月23日に開幕予定のシリア政府との和平協議(アスタナ会議)に派遣する代表団の指名リストを提出するよう圧力をかけたという。

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一方、ARA News(1月13日付)によると、シャーム自由人イスラーム運動、シャーム自由人イスラーム運動などからなるファトフ軍の支配下にあるイドリブ県とアレッポ県西部各地で、反体制武装集団の統合を訴えるデモが発生した。

AFP, January 13, 2017、AP, January 13, 2017、ARA News, January 13, 2017、Champress, January 13, 2017、al-Hayat, January 14, 2017、Iraqi News, January 13, 2017、Kull-na Shuraka’, January 13, 2017、al-Mada Press, January 13, 2017、Naharnet, January 13, 2017、NNA, January 13, 2017、Reuters, January 13, 2017、SANA, January 13, 2017、UPI, January 13, 2017などをもとに作成。

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