ロシアのヴラジミール・プーチン大統領はソチでイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相と会談し、シリア情勢への対応などについて意見を交わした。
会談には、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣、イスラエルのヨスィ・コーヘン・モサド長官も同席した。
ネタニヤフ首相は3時間にわたる会談で「イスラエルは、シリアで大規模に軍部隊を駐留させようとしているイランの動きを阻止するため、単独で行動を行う用意がある」と、プーチン大統領に伝えた。
ネタニヤフ首相はまた、「イランはイラク、イエメンを支配する途上にある。またレバノンに対しては実際にかなりの支配を確立している…。我々は、イランが日々、イスラエルを抹殺しようとして、脅威を及ぼしていることを一瞬たりとも忘れることなどできない…。イスラエルはシリアでのプレゼンスを強めようとしているイランに対抗する。我々はこうした脅威であれ、それ以外の脅威であれ、自衛行動をとる」と強調した。
ARA News(8月23日付)、『ハヤート』(8月24日付)などが伝えた。
AFP, August 23, 2017、AP, August 23, 2017、ARA News, August 23, 2017、Champress, August 23, 2017、al-Hayat, August 24, 2017、Kull-na Shuraka’, August 23, 2017、al-Mada Press, August 23, 2017、Naharnet, August 23, 2017、NNA, August 23, 2017、Reuters, August 23, 2017、SANA, August 23, 2017、UPI, August 23, 2017などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.